HALO〜人工知能は恐ろしい〜   作:日向@Neru

4 / 26
一応、長く書きます。楽しんで!



敵は構いなしに

~ゴブナント艦内~

 

?『人間どもの動きはどうだ?』

 

兵『はい。突然の攻撃で混乱状態です。』

 

?『作戦成功ですな。預言者殿。』

 

?『そうであろう。』

 

兵『これにて戦略に移ります。』

 

?『良かろう。今すぐ始めるのだ!そして人間どもを根絶やしにするのだ!』

 

一同≪ハハハハ!≫

 

~地球統一政府宇宙船~

 

俺達は総勢約18人で瑞穂特戦隊を結成し、拠点を隊員訓練室にした。

 

自分『お前は西、お前は東を陣取ってくれ。』

 

隊員二人『了解』

 

あの騒動から約5日。宇宙人と遭遇し、怪我人が出てるが、死者はいない。しかし、死者が現れるのは時間の問題だ。

 

美咲『ノブッチー、大丈夫?最近休めてないらしいけど。』

 

俺のもとに来たのは恋人の美咲。

 

自分『あぁ、でぇ丈夫だ。問題ない。』

 

美咲『嘘だ。表情が笑って無い。』

 

自分『ばれたか…。しょうがないだろ?宇宙人は出入口を確保してるからどんどん来るし、殺人団体はケンカぶっかけて来るし。疲れるよ。』

 

そう、ここ最近は殺人団体があとを立たない。団体名はフリーザという名前で、残忍で残酷の団体だ。

 

美咲『なら副隊長に頼めばいいじゃない?』

 

自分『それは無理だ。』

 

美咲『何で?』

 

自分『俺がやってる事をちゃんと守れると思うか?たぶん失敗し、さらに危機に瀕するだろう。』

 

美咲『ノブッチー…。じゃあ、私に任して。』

 

自分『えっ!』

 

俺は耳を疑った。恋人が一番荷の重い仕事を任せてくれというのだ。

 

美咲『私がやるから休んでて。』

 

自分『でも、大変だよ?指示をしたり、よく考えたり…とにかくやめけれ。』

 

美咲『何で?私の事嫌いなの?』

 

自分『そうじゃねぇ。ミッちゃんに万が一の事が有ったらお、俺が傷付くから…。』

 

美咲『ノブッチー…。ありがとう。でもいいの私がやる!死にそうなノブッチーを見るの苦しいから。』

 

自分『ミッちゃん…。分かった、任せるよ。でも、分からない事が有ったら聞けよ。』

 

美咲『うん。分かった。ちゃんと休んでね。』

 

自分『分かったよ。』

 

俺は美咲の言葉に甘えて、整備された部屋で寝ることにした。

 ――――――――――――

 

美咲『さて、どんな仕事が有るかな?』

 

私は京部美咲。愛する彼氏の為、無理を押し切って隊長代理を行うことにした。

 

美咲『うーむ。どれも優先事項ね。』

 

どれも優先事項とは、宇宙人征伐、殺人団体鎮圧、環境復帰。各5人ずつの構成と成っている。

 

美咲『これでノブッチーが疲れる訳だ。』

 

隊員1『美咲補佐官。我は宇宙人征伐の者です。現在の状況を報告します。』

 

美咲『どうぞ。続けて。』

 

隊員1『現在、宇宙人撤退中。しかし、5人中わたくし除いて、3人が重症です。』

 

美咲『それは大変ね。』

 

隊員1『なので、環境復帰係も派遣させて欲しいんですが…。』

 

美咲『うーむ難しいね。環境復帰か~。他に戦える人はいないし、うーむ。』

 

隊員1『どうでしょう。無理ですか?』

 

美咲『決めた!』

 

隊員1『なな、何ですか?』

 

美咲『私も参加する。』

 

隊員1『えっ!でも隊長がお許しにならないと…。』

 

美咲『何言ってんの。許可得ずに行くのよ。』

 

隊員1『えぇー!マジですか!?隊長に知られたら…。』

 

美咲『大丈夫よ、私はこう見えて戦えるのよ。宇宙人などギッタギタにしてくれる。さ、その場所に案内して。』

 

隊員1『は、はぁ~。』

 

~体験者集いの広場~

 

隊員1『ここです。』

 

美咲『ボロボロね…。』

 

私は戦場と成った場所に到着した。どこもかしこも黒焦げとでこぼこだらけ。

 

美咲『結構酷かった様ね。』

 

私がそう話すと奥から敵の姿が見えた。

 

美咲『ん?あれは?』

 

よく見ると四人ぐらいの宇宙人チームがやって来たのだ。そう話したその時だった。その宇宙人チームの中から図体のデカイ男がロケランみたいな物を持ってこっちに向けて来たのだ。

 

美咲『あれは!皆散らばって!速く!』

 

私は近くにいた宇宙人征伐隊二人と環境復帰二人にそう発言した。私が叫んだお陰で、四人はバラバラに避け、ロケランみたいな物の弾は壁にぶつかった。

 

美咲『危なかった。あれを受けたらひとたまりも無い。』

 

そう思い、前に顏を向けた時、3人程の宇宙人があっという間に私の周りを囲み、連携攻撃で掛かってきた。

 

美咲『くっ、いつの間に!』

 

私は一生懸命攻撃を耐え、仕返しをし、距離を取った。

 

宇宙人1『こやつがお前らの隊長?弱えーな!』

 

宇宙人2『ガッカリだぜ。』

 

宇宙人3『・・・・』

 

美咲『何だと~!!』

 

私は悔しく為り、力を込める。そして殺気を剥き出しにして、

 

美咲『お前ら~!覚悟しろよ?もしかしたら死ぬことになるかもしれないわよ?』

 

と言い、できる限りの速さで宇宙人3人に向かって攻撃を仕掛けた。

 

宇宙人1『こやつが俺らを?笑わせるな!』

 

宇宙人2『俺らはそんなやわじゃない。』

 

宇宙人3『うん・・・』

 

美咲『ほざきなさーい!』

 

私はやけになって超光速で攻めた。宇宙人3人はさすがに危険と感じたのか、防御体勢をとる。しかし、私は防御の足りないところを見抜き、そこに向かって連続パンチを繰り出した。

 

宇宙人1『ぐはぁ!?』

 

宇宙人2『グオォ!?』

 

宇宙人3『へへ…』

 

美咲『どうよ!私の攻撃!』

 

私は宇宙人3人に効果が有ったのを見て喜んだ。一人は殺られたみたい。

 

宇宙人1『うっ。凄い痛み。おい!そいつは大丈夫か!』

 

宇宙人2『駄目だ、あの世に行きやがった。』

 

宇宙人1『くっそー!おのれー!』

 

宇宙人2『今度は、お前が覚悟するんだぞ?見てろよ!』

 

そう言って、距離を取り始めた。私は、取りあえず限界までの防御体勢をとる。

そして、

 

宇宙人1『行くぞ!』

 

宇宙人2『へい兄貴!』

 

いよいよ始まった。私はなるべく体勢を崩さない様に頑張る。すると一人の宇宙人が銃をぶっぱなした。私はそれを避けたが、体勢が崩れたのが仇となり、別の方向からやって来た攻撃にやられる。

 

美咲『成る程、あまり得意でない銃で相手に避けさせ、その隙を突いて攻撃する。なかなか痛かったわよ。』

 

宇宙人1『だから言ったのに、覚悟しろよって。』

 

宇宙人2『所詮、人間はグズ何だよ!』

 

そう言われた私は、イラッとした。そしてまた、力を込める。はたして私は勝てるのであろうか。




はい。私は京部美咲です。さて私は生きて彼氏の元へ帰れるのでしょうか。

次回のHALO~人工知能は恐ろしい~は第四話~運命の定め?~。お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。