HALO〜人工知能は恐ろしい〜   作:日向@Neru

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やっと第二十話が終わった~。すごく疲れた~。一応きりが良いので長編版に仕上げました。また、近いうちに別小説を出すかもしれません。


一区切り

~ゴブナント艦内~

-司令室-

 

真実預言者『ここでお前は困難な事態に陥るからだ。』

 

自分『な、何?』

 

俺の名は本条 信治。慈悲の預言者を追って行くよう美咲に命令した俺は、何故にそんな余裕が有るのか分からなかった。

 

真実預言者『覚悟は良いな?』

 

困惑しているところに真実の預言者が超高速で襲いかかってきた。俺はギリギリのところで回避した。

 

真実預言者『流石だ。だがこれはどうかな?』

 

自分『何?』

 

ギリギリに回避した事で安心した俺は隙をつかれて超高速弾を受けた。

 

ダダダン!

 

自分『クッ!威力が強い。こりゃ俺の10倍は有るぞ。』

 

真実預言者『その通りだ。お前の戦闘力は究極状態。それを上回る攻撃をすれば、死に至る戦いになるだろうな。』

 

真実の預言者が得意げに喋った後、再び俺に向かって攻撃を繰り出した。

 

真実預言者『おっといい忘れていたが、攻撃をするたびに一つ一つの威力が強くなるのだ。下手すりゃ100倍以上の威力になるぞ。』

 

自分『マジかよ!』

 

俺は一気に危機にさらされた。懸命に回避して何を逃れているが、当たるのも時間の問題だ。

 

自分『ク、クソ!何とか状況を巻き返したい。』

 

俺は一生懸命避けながら頭を働かせていた。するとまた真実の預言者が語りだした。

 

真実預言者『またまた言い忘れていた。その一つ一つのエネルギー弾は何かに当たるまで追い続けるぞ!ハハハ!』

 

自分『な、何?馬鹿な!』

 

俺は後ろを向いた。確かにエネルギー弾は何かに当たるまで追いかけてくる。

 

自分『嘘だろ?何か無いか?ってそうか!その手が有ったか。』

 

すると俺はクルっと真実の預言者に向きを変え、そのまま向かって走ってった。

 

真実預言者『何すんだ?』

 

自分『へへ!』

 

俺は不思議そうにする預言者を見て笑みを浮かる。そして預言者との距離が50㎝近付いたところで叫んだ。

 

自分『ハハハ!この俺にエネルギー弾を着いてこさせたのがミスだったな!』

 

真実預言者『な!しまった!』

 

預言者が後悔したことはすでに遅し。俺は高速で避け、エネルギー弾を預言者に当たらせた。

 

真実預言者『ぐ、グハァー!』

 

預言者の悲劇が響き渡る。俺は少しして預言者の下へ行った。

 

自分『死んだか?』

 

俺は黒焦げの預言者を確認した。酷い有り様だ。もう安心だと思い、出入口に身体を向けたその時。

 

ブッキューン

 

自分『な、何故だ…!』

 

何と死んだと思った預言者がビームを放ち、俺の腹を貫いた。

 

自分『ゲホッゴホッ!』

 

真実預言者『フハハハ!甘く見たな若造よ!私は機械と一体化しておる。だからお前が見ていたのは機械化していた私が動かした肉体だったのだ!』

 

自分『ゲホッ!ゴホッ!』

 

成る程な。ツフル人の技術によって脳をロボット台座に移植し、殼に成った肉体をテレパシーか何かでやれば相手を欺けると言うわけか。

 

自分『グホッ!な、情けねぇ。ゲホッゴホッ!』

 

俺は老人だからって考えを油断していたことに後悔した。そんななか、虫の息の俺に真実の預言者が再びビームで攻撃を仕掛けようとした。

 

真実預言者『じゃあね。大人しく死んでろ。』

 

自分『グオッゴホッ!』

 

流石に機械に脳を移植したせいか、口調が荒く感じる。まぁそんなのは関係ない。早く死なせてくれ。そう言う様子を見た預言者は黒焦げの肉体でニコッと笑みを浮かべてビームを放つ。俺は死を覚悟した。その直後だった。

 

?『デスビーム!』

 

ブッキューン

 

何処からか謎のビームが預言者に当たったようだ。

 

真実預言者『な、何?誰だ!出てこい!』

 

混乱する預言者を見た後、ビームが来た方向に目をやるするとあの方が居たのだ!

 

自分『フ、フリーザ様!』

 

フリーザ『フフフ…これはこれは本条さん。ずいぶんと手こずっていますねぇ。』

 

何と宇宙の帝王:フリーザが中指を真実の預言者の方へ向けながら立っていた。

 

自分『す、スミマセン。』

 

フリーザ『良いですよ。まさかツフル人を奴隷にしていたなんて聞くと無性に腹がたってきて仕舞ましてねぇ。まぁ無理を為さらずにオブライエン艦長の救援が来るまで待っててください。』

 

自分『あ、ありがとうございます。』

 

俺はフリーザに感謝の意を伝えたあと、真実の預言者の方へ目を向ける。

 

真実預言者『き、貴様!良いところでなにしてんだ!』

 

フリーザ『貴方が真実の預言者さんですね?私は軍を率いている、フリーザと申します。貴方は私の可愛い部下に傷付けてしまいました。』

 

真実の預言者『だ、だから何だ!』

 

フリーザ『よってその敬意を示して殺して差上げますよ?』

 

流石フリーザ。意識がゆっくり遠退いていくなか、フリーザ対進化真実の預言者のバトルが始まった。

 

真実預言者『いつまでも調子に乗ってんじゃないぞ宇宙人!』

 

真実の預言者は超高速で近付いた後、フリーザに蹴りをお見舞いした。

 

真実預言者『どうだ、効いただろう!』

 

そう言う真実の預言者だが、フリーザは笑みを浮かべたままだ。

 

フリーザ『それが貴方の攻撃ですか。詰まらないですねぇ。』

 

フリーザがそう言うとロボット台座の脚を持ち、握り潰した。

 

真実預言者『な、何?バ、化け物かお前は!』

 

怪力の凄さに驚き、よろめきながら下がる真実の預言者。フリーザは呆れた様に言う。

 

フリーザ『おやおや、ずいぶんと難い姿してますねぇ。もっと遊んで差上げましょうか?』

 

真実預言者『クッ!おのれ~!これでもくらいやがれ!』

 

すると預言者はフリーザに向かってビームを繰り出した。

 

フリーザ『何ですか?これは。』

 

真実預言者『強がるのも今のうちだ。』

 

するとフリーザのからだ全体に電気が走り始めた。

 

ビリッビリッ

 

フリーザ『うあぁぁーー!何だ…これはぁ!』

 

ビリッビリッビリー

 

真実預言者『ハハハ!この私を馬鹿にした罰だ!ハハハ!』

 

自慢気に話す預言者と感電する帝王。俺は絶体絶命の事態になったと思い絶望した。のだが、

 

フリーザ『うおぉぉぉー!……なーんてね。』

 

真実預言者『へ?』

 

何と、当のフリーザは電撃を食らってもなお平然としていた。

 

自分『え、ス、スゴイ。』

 

真実預言者『な、貴様!演技だったのか!』

 

フリーザ『相手を安心させといたほうが何倍も楽しめるじゃないか。』

 

自分『(流石フリーザ。恐ろしい。)』

 

フリーザが言った後、中指を真実預言者の方に向けた。

 

フリーザ『良いマッサージでしたよぉ?そのお礼に貴方がくれたビームの威力を30倍にして差し上げましょうか?』

 

真実預言者『あ、ああ!ば、化け物だぁー!』

 

預言者は恐怖のあまり、まるで家に帰るようなしぐさをして逃げる。そんなのをお構いなしにエネルギー弾をためはじめる。

 

フリーザ『さぁ美しい血祭りが始まりますよぉ!』

 

そしてフリーザは預言者に向かい、巨大エネルギー弾を放ったのである。その直後に俺は意識を失った。

 

~1日後~

 

自分『ん、ん~ん。何処だ?ここは。』

 

俺は何かの軍事拠点の場所(テント)にいるらしい。外は懸命に働く兵士の声が聞こえる。あれから何日寝てたんだ?俺は起き上がり、テントから出ようとしたその時。

 

?『ノブッチー!』

 

自分『うおっ!何だ…グハッ!』

 

何者かが勢い良く俺にぶつかってきた。良く見るとあの人だった。

 

自分『ミッちゃん!痛たたた。』

 

そう、恋人の美咲だったのだ。

 

美咲『だ、大丈夫?』

 

自分『あ、あぁ大丈夫だ。しかしここは何処だ?』

 

美咲『ここは荒川区のある土地だよ。そこに軍事テントを作ったの。』

 

やはりな。そう思った俺は次の質問をした。

 

自分『そうか。そう言えば、コブナントはどうなった?』

 

すると何処からか、

 

?『それは私が説明しよう。』

 

と返ってきた。俺は後ろを振り返る。そして、そこにいた人とは。




さーて、わしは役を終えたからアイス食うぞ。あ、わしは真実の預言者じゃ。わしらが殺られて平和になった。しかしそれは新たな危機に始まりに過ぎなかったのじゃ。

次回のHALO~人工知能は恐ろしい~は第二十一話~突如して~。見ないと損するぞ。

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