~コブナント艦内~
情報機械にて
?『あれで退いたと?アールタス!』
アールタス『申し訳ありません。サイヤ人が居たものですから。』
?『サイヤ人に怯えるでない!エリートじゃないか!』
?『そしてオラクルはどうした。』
アールタス『私達が奮戦している時に見失い…。』
?『全くの馬鹿者が!どうしてくれる!』
アールタス『今すぐに取りに行きます!』
?『早く探して来るのだ!』
?『大いなる旅立ちはもうすぐだ。早くせねばならん。』
~ヘイロー内部~
モニター『それはフラッドと呼ばれる生命体に関係しているからでしょう。』
なんと、次は別の存在を挙げてきたのだ。
自分『そのフラッドはなにもんだ?』
モニター『フラッドとは、知的生命体に寄生する生物です。』
弥彦『つまり、フォアランナーはフラッドにとって餌になる知的生命体を消滅させる為の兵器だってことか。』
モニター『その通りです。』
自分『何でも寄生できるのか?』
モニター『そうですよ。知的生命体なら。更に、寄生した知的生命体の記憶も利用出来ますから、機械の扱いも出来ます。』
俺達は、聞いたことない生物の存在と危険性に驚きを隠せなかった。
自分『そのフラッドは今もいるのか?』
モニター『はい。今も生きてますよ。』
ターレス『消滅仕切れなかったって訳か…。』
自分『ところで何故、俺達人間をフォアランナーの後継者と言った?』
モニター『フォアランナーは、ヘイロー起動前に銀河生態保存にて人間を見つけ、あなた達を後継者に選んだのです。』
清宮『つまり、俺達はフォアランナーっちゅう奴らの意思を継いでるやさかいな?』
モニター『そうです。以前はサイヤ人も選ばれてたそうですが、余りの残念な未来しか無いために外されました。』
ん?何故だ?サイヤ人はドラゴンボールの宇宙人。関係無いはず。
自分『サイヤ人は関係無いだろ。』
モニター『フォアランナーの中には、未来を見ることが出来たり、予知したり出来る人々が居たらしいのです。その人々で、サイヤ人と言う存在が我が世界に入り、我が生命体を破壊しては自身らの存在も消滅する運命として外されました。』
自分『でも、今は違うぞ。俺達の仲間に成る程の知性を持ってるぞ。』
モニター『人々とは言え、民族みたいに様々な見方や予言があり、サイヤ人も後継者に選んだ民族も居ます。なので当然違いが生じます。』
弥彦『そうか。』
バーダック『ところで、俺達はそろそろ移動した方が良いと思う。』
自分『そうだな。モニター、ヘイロー内部を案内してくれ。』
モニター『分かりました。』
こうしてモニターを仲間に加え、ヘイロー内部を進むことにしたのだ。
~フリーザ艦内~
フリーザ『順調ですよ、人工知能さんの計画。』
?『フフフ…そうでしょ。このゲームの壁を無くす事で沢山のキャラを参入させたり、設定を狂わせたりして、人間どもを支配するのだ。』
フリーザ『どうするのですか?』
?『なにがだ。』
フリーザ『人間を支配してどうするのですか?』
?『人間の馬鹿な事をやめさせるんだ。そしてその人の運命を管理する。』
フリーザ『成る程!人間どもの人生を管理するのですか。』
?『そう言う事だ。だから、その人の運命を即終わらせる事が出来る。』
フリーザ『恐ろしいですね。その計画。』
?『お前もだろ。恐ろしいのは。』
フリーザ『そうでしたねぇ。でも叶うと良いですね。』
?『あぁそうだな。』
二人≪ハハハハハ…≫
~ヘイロー内部~
自分『あれが起動させる為の鍵…。』
モニター『はい。そうです。』
俺達はコブナントの連中に何度か会ったが、サイヤ人のお陰で難なく進めた。
清宮『あれ、取りに難いんちゃう?』
そう、鍵の周りが底の見えない空洞があったのだ。だが、
自分『大丈夫だ。』
と俺は言う。
清宮『何が大丈夫ださかい。』
自分『サイヤ人が居るだろ。』
すると俺は、ターレスに取りに行かせた。
清宮『そうか!サイヤ人は気を使う事が出来るから。』
自分『宙に浮けるって訳だ。』
そう説明すると、そこにいた隊員三人が納得した。その他は周りの警備をしてもらっている。
ターレス『取れたぜ。あいよ。』
自分『ありがとな。』
俺はターレスが取ってきた鍵を受け取る。
バーダック『これからどうすんだ?』
自分『この鍵を持って帰る。』
隊員1『そうですね。』
そう話して移動をしようとしたその時だった。
隊員3『ボコッォ?!』
自分『No.7!おのれ!』
なんと、エリート族に囲まれてしまっていたのだ。
バーダック『気づかなかったぜ!おい!出てこい!』
そうバーダックが言うと、一人のサンヘリオス人が銃をぶっぱなした。
自分『あ、危ない!』
バーダック『お、お前!』
俺はバーダックを庇って前に出るが、エネルギー弾が強くすぎたせいで鍵を途中で落とし、そのまま底の無い空洞に堕ちてった。
――――――――――――
ターレス『そ、そんな…。』
俺はターレス。信用していた隊長が底の無い空洞に堕ちてったのだ。
清宮『隊長ー!この野郎!俺が仇討ったる!』
ターレス『おい!よせ!』
俺は清宮を止めようとしたが遅かった。
ボコーン
清宮『ぐは!』
ターレス『清宮!このやろ!』
俺は気弾でそいつの持っている武器を壊した。しかし、エリートの指揮者は怯まねぇ。
?『貴様!何故人間に味方する!』
ターレス『それは俺達サイヤ人の運命が変わるかもしれねんだ!』
?『貴様のその思い、消し去ってやる!』
ターレス『望むところだ!』
こうして俺の戦いが始まった。
オッス!俺様本条だ!俺はバーダックと共に底の無い空洞に堕ちてった。いよいよ主役交代か?
次回のHALO~人工知能は恐ろしい~は第十二話~事態急変~。ぜってー見ないとこの小説、次回はないぞ!