ちょっと久しぶりに書いたので、文章が変だったり書き方が変わってたりするかもしれませんが、多目にみてください。
さてさて、それでは皆さんが気になっているであろうアンケートの結果です!
デテン!
1位:東京喰種 13票
2位:フェアリーテイル 12票
3位:ゴッドイーター 3票
4位ポケモン 2票
という結果になりました!
なのでこれからは取り合えずグール、フェアリーテイル、ゴッドイーター、ポケモンの順に1話ずつ出してから、ニセコイ、グール、あと一応票の多かったフェアリーテイルの3つを中心に更新していき、息抜きとしてその他を更新していこうと思います。
ただ、1つご了承頂きたいのが、多少活動報告で書いた設定とは違うところが出てくるかもしれません。あれはあくまで簡易設定でしたので。なのでそこはご了承ください。
グールは今日中に書けきれたら更新しますが、今日できなければ土日のどちらかに投稿します。よろしければ覗いてやってください。
ではでは、ニセコイの続きをどぞ。
バスを降りると、宮本以外の4人が、まるで100メートルを走ったあとみたいに疲れていた。
「どうだった?俺のセッティングしたスバラシィードライブは?」
はらいて…と、笑いながら楽に話しかける集。
お前、ホント良い性格してるよ。
お嬢はお嬢で何か顔赤くしてるし、鶫にしては珍しく肩で息をしてる。小野寺に関しては顔を赤くしながら宮本の鼻を摘まんでる。
……何このカオス。
何て思っていると、先生が声を張り上げる。
「よーし みんな聞けよー! プリントにも書いてるけどお前らは今から近くのキャンプ場で飯盒炊飯とカレー作りだ。楽しんで作れよー!」
「「「あーい」」」
ピクッと楽が反応する。
「小野寺と宮本は薪をもらってきてくれ」
「はーい」
「桐崎、お前はここで俺が指示する。勝手に動くなよ」
……必死だな楽……。
「なぁ、楽」
「ん? どうした集」
「桐崎さんと小野寺の二人で、小さい鍋でカレー作ってもらわね?」
「ばっ! おま…!」
楽は素早く集の側によると、誰に間聞こえないように耳元で話しかける。
「バッカお前、前に話したろ!? 二人に料理させちゃダメなんだよ!」
「でも、バスで話してたんだけど、優曰く普通に美味しかったらしいぞ?」
「マジで……? 優、美味しかったのか?」
「ああ、普通に食えたけど……」
「なぁ楽、もしかしたらお粥がヤバかったのは色々と変なものを入れたからで、意外とレシピ通りだと旨いんじゃね? それにほら、ここじゃあ余計なものを入れることなんて出来ないだろ?」
「……まぁ、確かに。……でも小さい鍋なんてどこにあるんだ? それに先生が許可してくれるとも思えないし……」
「そこはだいじょーぶ! 既にキョーコちゃんには許可もらったし、それようの鍋も貰ってきた!」
「準備良いなおい!」
「キョーコちゃん、何か面白そうだから許可するって」
「何言ってんだあの人……」
と、いうことでお嬢と小野寺の二人で料理をしてもらうことになりました。
その間お嬢が楽にお湯をぶっかけたりして、何やかんや色々あったが、カレーは無事に完成した。
……お嬢と小野寺が作ったやつ以外。
「……何、コレ」
と、楽。
「……何か、固いね」
と、集。
「……固形ね」
と、宮本。
「……お嬢……」
と、鶫。
「……日本のカレーは固形なのか。……知らなかった」
「「「いや違うから!!!」」」
突っ込まれた。
いや、でもコレは……。
「うん、取り合えず言えることは、コレはカレーじゃない」
「「「同意」」」
楽の言葉に、即効で同意する。
いやだって、ルーが固形で楕円形の形していて、その上に丸くご飯が乗ってるんだぜ? しかも盛り付けは小野寺がやったからかやたらと旨そうに見える不思議。因みにルーの色は茶色ではなく、紫に近い何かマガマガとした色をしている。
……もうコレ毒じゃね?
小野寺は可愛くうつ向き、お嬢に関しては半分涙目である。
「……これ、誰が食べるの?」
「……楽、逝け」
「待て集! 字が違うから!」
まさかここまで酷いとは……。いや待て、忘れてたけど、そういえばお嬢はマリカとの料理対決の時、卵かなんかを正方形の物体Xか何かにしてたっけ?
……錬金術かな?
まぁ、別に食べられない物は入れてなかったし、食えるだろ。
「……!! ま、待て優! 死ぬぞ!」
いや、死にはしないでしょ……。たぶん。
俺は上にのってるご飯を少しとって端っこに持っていき、そのまま固形のルーと一緒にかぶりつく。
バリンボリンバリン。
……俺今何食ってるんだっけ?
やたらと固い。味の方は……うん、何か言葉にできない味だ。だけどまぁ……。
「……ど、どうだ?」
楽がたまらず聞いてくる。
「うーん、味の説明は出来ないけど……まぁ普通に食べられるかな」
俺の言葉を聞いて楽達は嘘だろ……って表情を浮かべ、お嬢は嬉しそうにはにかんだ。
「でっしょー! 確かに見た目はあれだけど、私だってちゃんと料理できるんだから!」
「あの、お嬢……」
「マジかよ……。なら俺も少し食べてみるかな」
「あ、一条楽、やめておいた方が……。優の味覚はーー」
バリンボリンバリン。
バタッ。
「楽ー!?」
「「一条君!?」」
「ダーリン!?」
お嬢の料理を食べて楽が白目を向いて倒れた。
「……優の味覚は狂ってるから、優の言葉は信用しない方がいいですよ」
「それを早く言ってよ誠士郎ちゃん!」
そう言いながら集が水を楽に飲ませる。ただ、口元がひくひく動いているのを見逃さない。
……あいつ、笑いを必死にこらえてやがる。
「……ばっ!あれ? ここはどこ私は誰?」
「ダ、ダーリン!?」
「お、おおうハニーか。……やっべぇ、マジて死ぬかと思った」
バリンボリンバリン。
「大丈夫か? 一条楽」
「お前、食いながら聞いてくるなよ……。というか優! お前それ食って何で平気なんだよ! 俺見てはいけない川まで見たんだぞ!」
「何でって……そこまで酷くないだろ。別に食えないものが混ざってるわけでもあるまいし」
「いや、コレはもうそういう次元の話じゃない! お前普段どんなもの食ってるんだよ……」
そんな疲れた顔しなさんな……。
普段食ってるのは……
「コンビニでテキトーに済ませる」
「コンビニかよ……ちゃんと栄養とれよ」
「何、別にカビが生えて泥水をたっぷりと吸い上げたパンよりかはマシだろ?」
「あ〜、確かにそれよりかは…..…っは? 今なんて?」
何気ない会話に、何気ない感じで言われたとんでも発言に、一瞬理解が追い付かなかった楽。それは鶫以外の班員全員に言えることだった。
優は楽が何を聞き返してきているのか理解できず、首をかしげながら答える。
「いや、だからカビが生えて泥水をたっぷりと吸い上げたパンよりかはマシだろ? って」
「……それを、食ったことがあるのか?」
「……寧ろないのか?」
とまで言って、ああ、と理解した。
ここは平和な日本だった。
「あ〜……うん、今言ったことは忘れてくれ、うん。取り合えず、コレは俺が全部食べるけど、いいよな?」
「えっ? ……ああ、うん」
その後、少し沈黙の中カレーを食べていたが、集が機転を利かせて話を盛り上げ、普段と変わらない雰囲気での楽しい食事となった。
食事の後は片づけを済まし、いよいよ宿泊する旅館へと向かった。
優に対しての疑問や心配などといった、複雑な気持ちを胸に抱えながら。
はい、主人公の壊れている感を出そうとして、何か失敗してしまい、よく分からない感じで終わりましたが、コレは仕様です。
ええ、ええ、仕様ですとも。決して途中からめんどくさくなって諦めたわけではありません。ええ、決して。
……話数が増えるごとに段々と文章力がなくなってきてるような気がする不思議。
ーー追記ーー
東京喰種の1話(プロローグ)を投稿しました!
よろしければ覗いてやってください(笑