ロックマンX ゼロの幻想入り   作:赤バンブル

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今回は東方は愚かゼロたちがほとんど出ません。

無理なら速攻でブラウザバックしましょう。

途中途中の掛け声みたいなのは初代トランスフォーマーを知っている方ならわかるかも。


秘密の通信

米軍ミサイル基地

 

コンボイ司令官率いるサイバトロン戦士は、デストロン軍団を迎え撃つべく現場に急行した!

 

 

「サイバトロン戦士、トランスフォーム!!」

 

「「「「おぉ!!」」」」

 

サイバトロン戦士たちは一斉にミサイル基地へと突入!

 

「けっ!サイバトロン共め!返り討ちにしてやるぜ!!」

 

 

さあ、戦いの開始だ!!

 

 

敵はスタースクリーム率いるジェットロン編隊。

 

「スタースクリームめ、今日こそスクラップにしてやるぜ!!」

 

「スクラップになるのはてめえらの方だ!」

 

デストロンとサイバトロンの交戦が始まった。

 

「撃て!撃て!メガトロンは私がやる!!」

 

コンボイは、レーザーガンを撃ちながら前進していく。

 

「司令官に続け!!」

 

アイアンハイドの言うと同時に何名かがコンボイへと続こうとする。

 

だが、そこへ立ちはだかったのは!

 

「借りを返さなきゃならねえんでな。ここからは俺が相手だ。」

 

VAVAだ!

 

「貴様!デストロンの新メンバーか!」

 

「デストロン?そんなものどうでもいい!俺は俺だ!ただ奴らに借りがあるからやっているだけだ!」

 

VAVAは、ガテプを改造したライドアーマーでサイバトロン戦士たちを吹き飛ばす!

 

「うおっ!?」

 

「くそ!アレがガテプの胴体を改造して作ったやつか!」

 

「生憎、これが俺のやり方なんでね。」

 

VAVAは、ガテプの腕でサイバトロン戦士の一人を捕まえる。

 

「しまった!クリフが捕まったぞ!」

 

「ほれ、コイツがどうなってもいいなら撃ってみやがれ。コイツの頭が吹き飛んでもいいんならな。」

 

VAVAは、クリフを見せびらかしながら言う。

 

「みんな、俺にかまわず撃て!!」

 

「・・・・・・くっ。」

 

クリフを盾にされてアイアンハイドたちは迂闊に攻撃できなくなる。

 

(・・・・・ふん、こいつ等エックス並みに甘ちゃんな連中だな。)

 

「おっと、どっこい!待ってな、クリフ!このパワーグライド様がお助けするぜ~!ヤッフ~!」

 

サイバトロンのメンバー、パワーグライドは飛行機にトランスフォームすることができる。

 

パワーグライドは、上空からミサイルを発射し、VAVA本体を狙う。

 

「俺自身を狙えると思っているのか?」

 

VAVAは、肩のキャノン砲でミサイルを撃ち落とす。

 

ところがである!

 

「よおし、敵さんの足元がお留守の内に俺の液体窒素で固めてやる!!」

 

アイアンハイドは手を収納すると液体窒素をVAVAの足元に向かって発射する。液体窒素によってVAVAは、動きを封じられた。

 

「何っ!?」

 

VAVAが動揺しているうちにクリフは、拘束を解いてよじ登ってくる。

 

「コイツ、よくも俺のことを苦しめてくれたな!」

 

「ちっ!こうなったらコイツと一緒に吹っ飛べ!」

 

VAVAは、コントローラーのボタンを押すと飛び降りる。ガテプはクリフ諸共吹き飛ばされた。

 

「うわぁあぁぁ!?」

 

「クリフ―――――――――――!!」

 

だが、爆発はミサイル基地全土に及んだ!!

 

「ほおぉ!?」

 

「おわあぁ!?」

 

格闘戦を繰り広げていたコンボイとメガトロンにも爆発の被害に巻き込まれる。そして、せっかく製作したエネルゴンキューブも爆発してしまった。

 

「メガトロン様、作ッタエネルゴンキューブガ爆発シタ。」

 

「ほら、言わんこっちゃねえ!だから、俺はアイツと組みたくなかったんだ!!」

 

「ええい、黙らんか!!デストロン軍団、撤退だ!!」

 

メガトロンの指令の元、デストロン軍団は次々と撤退していく。

 

「スタースクリーム、VAVAを回収しろ。」

 

「なんで俺が回収しなくちゃならないんですか!」

 

そんなことを言っている間にもVAVAは、チェーンを取り出してスタースクリームに向かって飛ばす。チェーンは戦闘機形態のスタースクリームに巻き付き、VAVAはぶら下がる形で飛んでいった。

 

「司令官、やりましたね。」

 

「あぁ、だが基地は見事にこの有り様だな。」

 

撤退していくデストロンたちを見ながらコンボイはぶら下がっているVAVAに注目する。

 

「しかし、あいつは一体何なんでしょ?」

 

「私にもわからん。だが、おそらく我々の敵だというのは確かだ。」

 

コンボイは破壊し尽くされてしまったミサイル基地を見る。

 

「マイスター、基地の被害状況を確認し次第、ホイストとグラップルをこっちに向かわせてくれ。基地の再建を行うんだ。」

 

「了解しました。」

 

「リジェ、クリフの容態は?」

 

「ひどい状態です。急いで基地に戻ってラチェットに看てもらわなければ・・・・・」

 

「うん、いったん我々も基地に戻るとしよう。サイバトロン戦士、トランスフォーム!!」

 

コンボイが叫ぶと全員トランスフォームして一旦基地へと戻って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはデストロン海底基地。

 

「全く、アンタがアイツを連れて行ったおかげで俺たちは大被害だぜ。」

 

スタースクリームは愚痴を言う。

 

「でも、速攻で撃ち落とされたオタクよりは役に立ったんじゃねえか?」

 

基地の配線点検をしているカセットロンのメンバー特殊破壊兵フレンジーは、床下からひょっこりと顔を出しながら言う。

 

「なんだとっ!?おい、フレンジー!もう一度言ってみやがれ!今すぐにでもスクラップにしてやるぞ!」

 

「何よ?」

 

「おいおい、よさねえか。みっともない。」

 

そこへ航空兵サンダークラッカーが二人を宥めるように言う。その隣ではサウンドウェーブが黙って作業を行っていた。

 

「サウンドウェーブ、調べはついたか?」

 

そこへメガトロンが入ってくる。さすがにこの場に居たらまずいと察したのかスタースクリームたちはさっさと喧嘩をやめて去っていく。

 

「・・・・・・・・」

 

「この部屋にはワシ等の他には誰もおらん。」

 

「・・・・報告スル。“VAVA”ハ、先日、ココデ何者カト通信ヲ行ッタ形跡ガアル。」

 

「それは奴の仲間か?」

 

「ジャガーニ通信記録ヲ録音サセテイル。」

 

そう言った束の間、カセットテープにトランスフォームしているジャガーが機器から飛び出る。

 

「よし、通信記録を再生させろ。」

 

「了解。」

 

 

情報参謀サウンドウェーブはラジカセにトランスフォームするとジャガーをセットし、再生をし始める。

 

 

 

『・・・・・・・あっ?なんだ?こんな時間に通信だぁ?』

 

「これはVAVAの声か。」

 

ラジカセから早速VAVAの声が再生された。

 

『全く、リフレクター共は・・・・・いねえか。どうせ、あの単眼野郎からの連絡だろう。テキトーに言って切るか。』

 

「そうか、そう言えばあの日はサイバトロン基地に攻撃を仕掛けようと全員基地から出てあやつしか残っておらんかったな。」

 

メガトロンは思い出したかのように言う。

 

『・・・・・こちらデストロン基地、メガトロンの野郎はる・・・・』

 

『久しぶりだな、VAVA。』

 

『なっ!?その声は・・・・・・・・・シグマか?』

 

ラジカセから聞き覚えのない声とVAVAの驚いた声が聞こえる。

 

「何だこの声は?レーザーウェーブからの通信ではないのか?奴の知り合いか?」

 

『ヌッフフフフフ・・・・・ドクター・ドップラーを操ってパワーアップまでさせてやったともいうのにまた“エックス”に敗れるとは残念だったな。』

 

『うるせぇ!どこに居やがる!?』

 

『まあ、慌てるな。せっかく同じ世界の者同士の再会なのだから落ち着いて話でもしようではないか。』

 

『・・・・・用件はなんだ?』

 

『ん?電子頭脳に異常で攻撃的だったはずのお前にしては妙に話を聞くようになったな。何か改造されたか?』

 

『・・・・黙れ。言うことがねえならこっちから切るぞ。』

 

『フッフフフフ・・・・・・VAVAよ、この世界ではエックスは倒すことはできぬが“ゼロ”を倒す気はないか?』

 

『何?ゼロだと?奴もこの世界に来ているのか?』

 

VAVAが態度を変えたような声を上げる。

 

『ついこの間、少しばかり会ったのでな。少し変わったところでそう簡単に行くことはできぬがお前にその気があるのなら可能だ。』

 

『・・・・・ゼロか。』

 

『思い出したくもあるまい。あの時、奴の自爆さえなければお前がエックスを倒していたのだからな・・・・ヌッフフフフフ。』

 

『・・・・・・どうやって行くんだ?』

 

『そう慌てるな。こればかりは準備が必要なのでな。時が来れば私の元へ来るがよい。それまでは“メガトロン”の世話にでもなるがいい。』

 

『・・・・・ゼロにはあの時の恨みがある。奴を倒した次は、今度は・・・・・』

 

『そうか。ならば、その間奴らの下らぬお遊びにでも付き合うがよい。ヌフフフフフ、アーッハハハハハハハ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

「通信記録、ココデ途切レテイル。」

 

サウンドウェーブは、ロボットモードに戻る。

 

「・・・・」

 

「メガトロン様、正直ニ言ウ。VAVAは、今スグ追放スルベキダ。シグマトイウ者モ得体ガ知レナイ。」

 

「いや、もう少し様子を見る。このことは儂とお前だけの秘密にしておけ。カセットロン共にもな。ジャガーからも記録は削除しておけ。」

 

「分カッタ。引キ続キエネルギー回収ポイントノ情報収集ニ戻ル。」

 

サウンドウェーブは、部屋から去っていく。メガトロンだけがその場に残された。

 

(・・・・・あのシグマという奴、何故儂のことを知っておる?だが、それ以前にこの基地への通信コードを知っている者はレーザーウェーブしかおらん。それを除いたとしてもサイバトロン側からとは・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレ~テ~テン!(エンブレムターン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、話はやっと幻想郷へと戻る。

 

さとりとの話を終えてゼロとアイリスはこいしの案内で外にいるダイノボットたちのところへと来たのだが。

 

「・・・・・こいしちゃん。」

 

「何?」

 

「あの子たちにバンブルさんいじめるのやめてあげてって言ってくれない?」

 

「えっ?あの子、お姉ちゃんたちの仲間だったの?」

 

「あぁ。それにしてもこう見ると、ホイルジャックが作るものは危険物なのがさらによくわかる光景だな。」

 

 

三人の目の前では、ダイノボットたちに追いかけられて地霊殿の屋根の上に必死によじ登っているバンブルの姿があった。

 

「二人とも!そこで見てないでオイラを助けてよ!?こいつら、いくら話しても信じてくれないんだ!お願いだよう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、バンブルが無事に降りられたのは少し経った後だった。

 

 




今日、ブックオフ言ったらX4が中古で売っていました。

よっしゃ、さっそくうちのPS2で・・・・・・・あれ?中古のくせに高くね?それ以前にPSのゲームでPS2で遊べたっけ?

本作の連載再開について

  • 再開してほしい
  • できれば再開してほしい
  • どっちでもいい
  • してくてもいい
  • 他の作品を優先してほしい

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