工兵のGGO   作:流舞

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強化済み闇風先輩そろそろ出したいですね。


百人組手

「シノン大丈夫か!?」

 

 

「大丈夫だけど・・・多い!」

 

 

 

援護を頼もうとしたが無理そうだ。

 

 

 

あとゴールまで1km、テンション上がった奴らも祭りの終わりを察してウォータンクへの突撃は激化していた。

 

 

既に乗り移られる前の迎撃は間に合わず今は乗ってきた敵をどうにか倒すようにしている。

 

 

 

今も目前の敵がG3を構えるがこちらもM14の長銃身で銃口を引っ掛け狙いを明後日の方向へと向け腹へ弾を撃ちキルを取る、そのまま連射して奥の敵も一掃する。

 

 

奥のスカーいる銃眼にはリッツさんも退避している。

 

 

 

 

「リッツさーん!大丈夫!?」

 

 

「やばげ」

 

リッツさんは立ち回りは得意だがこのような格闘戦は出来るはずがない。

 

 

「運転席でシノンと迎撃しておいてください、タンク切り離します。スカーも戻ってくれ!」

 

 

「了解っす」

 

 

「了解!」

 

 

「行け!援護する」

 

 

 

二人は一目散にリグへと走り出し、ルーフへと滑り込む。

 

 

 

「よし!俺・・・も行きたかったなぁ」

 

俺も行こうとした時にタイミング良く大勢乗り移ってくるのはなんでだろう?

 

手持ちのM14は連戦に次ぐ連戦で既にラスマグ、UNICAはいくらかあるけど。

 

 

「殺せ!ジンだぁ!」

 

 

 

「邪魔すんなってぇの!!」

 

 

一人目、二人目、三人目とM14で撃ち抜くがいかんせん量が多い、今も継続的に乗り込んで来ている。

 

5、6、7そこで弾が切れUNICAを取り出し敵の集団へと全弾撃ちつくす、二人殺れた。

 

 

 

「ジンは素手だ!やっちまえ!!」

 

 

 

「負けるわけねぇだろ!ナメんな馬鹿野郎!!」

 

 

 

最終手段のナイフを胸から抜き放ち俺は吠える。

 

 

奴らも持っているものはハンドガン、ナイフと俺に慣れたのか長物は持ってない。

 

 

 

M9を数発撃たれるが回避して先頭の男にナイフを突き立てる。

 

 

なんで避けれるかって? 経験と慣れと勘と弾道予測線。

 

屈伸撃ちが何で出来たか?

 

みんな頭抜かれるのを知ってるからそれを防ぐため。

 

だから頭狙ってくるのは重々承知。

 

VRならば数発なら避けれる。

 

 

 

 

実際三発中二発当たったけど。

 

 

 

奴め胴撃ちしやがった、正しいよ。

 

 

 

一先ず死体のM9を剥ぎ取り奥の軍団へと蹴り飛ばしM9を乱射する、ノックバックがかかってくれた奴の襟を掴みそいつは地面へ投げタンクから落とす、そうすれば邪魔な死体をのがした男達がこちらへ狙いをつけるがしゃがみに近い高さへ姿勢を落とせば一瞬俺を見失う、次に先頭になった男の股間を蹴り上げナイフで脇腹、首と致命となる部分へ突き刺す。

 

 

ナイフの利点は急所が多い事、欠点は近づかなきゃ行けない事、俺は最近半ナイファーと化してもいる、まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

攻めると後ろからも敵が来るので今殺したこいつは後ろへと放り投げる。同じ手の繰り返しだが効果があるため仕方ない。

 

 

振り返ってみると残りの数人は既にやられていた、ルーフにはドヤ顔のシノン。

 

 

おせーよ。

 

 

 

「シノン、リッツさんとかと援護してくれ、連結外すから」

 

 

「早くしてね!」

 

 

 

俺は連結へと潜り込む、見ればボルトが三本。

 

 

え? スパナいるの?

 

 

 

「シノン!スパナあるか!?」

 

 

「スパナって何よ!?」

 

 

「あの!・・・何だ、あれだよ!ロボコンの手みたいな形した工具!!」

 

 

「尚更わかんないわよ!ロボコン自体も知らないわよ!」

 

 

「嘘ぉ!!不二子不二雄デザインみたいな感じのアレ知らないの!?」

 

 

 

「知らないわよ!」

 

 

 

「スパナコレっす!」

 

 

 

「それだ!!」

 

 

 

スカーが渡してくれたので急いでボルトを外す。

 

 

「急ぐっす!!」

 

 

「やかましい!急ぎよるわぁ!」

 

 

 

 

しかし硬い、やべえこれ何だよ溶接されてんじゃねえの!?

 

 

「もう敵多いっす!」

 

 

横目でサイドも既に追いつかれているのがわかる、ダインの特徴的なウィンチェスターの音も絶え間無く聞こえており忙しいことはわかる。

 

 

「硬ってんだよこれ!」

 

 

 

「何やったんのよ!」

 

 

 

「何で降りてきたんだよ?」

 

 

 

「アンタがモタモタしてるからでしょ!早くして!」

 

 

 

「じゃあシノン脚で押してくれ!」

 

 

 

「わかった!」

 

 

 

 

スパナを固定し二人で回せば何とか回った、繰り返し3本とも緩めることができた。

 

 

 

「よし!シノン上がっとけ!」

 

 

 

「え?、わかった、来てね!?」

 

 

 

「おう!」

 

 

 

シノンはリグへと戻る、俺はボルトを外し最後の一本を外した瞬間、リグへと飛び移る。

 

 

 

 

 

 

確か映画ではここかリグに入れたよな・・・おお、こんなとこにもちゃんと力入れてるのな。

 

 

 

原作を思い出しつつ通路を通れば車内に入れる、が何かが上に乗りフタが開かない。

 

 

 

「おーい、誰乗ってんだ!重いんだけど!」

 

 

 

 

「私だけど?何か?」

 

 

 

おー怖ぇ。

 

 

 

そんな目で見ないでくれよ。

 

 

 

 

「さ、ゴールは近いだろ?」

 

 

 

「何?誤魔化すの?ねぇ」

 

 

 

「あともうちょいだ!踏ん張れ!!」

 

 

 

 

残りの数百メートル、最後は敵を寄せ付けず俺たちは優勝した。




なんか尻すぼみ。


すいません、やはりあの作品は完成されすぎて自分のifストーリーが一切通じない、そんな感じでどう書いてもダメでした、これが難産と言うのでしょうね、難産と言うより帝王切開したような気もします。

後の愚痴は活動報告にまとめさせていただきます、本当に愚痴なるので言い訳などを見たくない人は見ないでほしいとも思います。

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