混乱が生じた場合は活動報告をご覧ください。
結果、俺たちは二位だった。
ゼクシードはシノンに倒されたが俺のデスによってポイントには変動なし。
一位の賞金は100万c+副賞、二位は10万、三位は5万。
そして現在は街角の飯屋、俺はイベントのリザルトを見ながらシノンは足を組みパフェを食べながらこちらを睨みつけている、雰囲気はもう怒り心頭と言った物で俺も今回ばかりは何も文句は言えない、今回ばかりは完璧に俺の責任だ、サブを持ってこない訳がないだろうに見えないだけでなぜないと判断したのか。普通の装備でもサブを警戒するのは基本中の基本である。
「さぁ、申し開きを聞こうかしら」
シノンはパフェを食べきったサンデーグラスにマドラースプーンを投げ込み腕を組む、説教ですねこれは。
「サブが見えてなかったので持ってきていないかと油断してました」
「な訳ないでしょあんな取り回しの悪い物持ってて。しかもね、あんた投げ飛ばしたのは良いけどちゃんと射線の通るところに投げてくれない? あれがなけりゃ普通に頭抜いて余裕で勝ってたのに奥に投げたせいで私が撃てなくてみればアンタ吹っ飛んでるし」
「でも勝てただろ? 」
「別にゼクシードをライバル扱いしてる訳じゃないわよ、ただ一位取るためにはあいつ倒さなきゃダメだから倒しに言っただけ、まぁついでに強いって評判だから尚更倒したいって思っただけよ」
口がよく回りますな。
「もう、まだコンビネーションにズレがあるし練習が必要ね」
「えぇ!?、あれの練習もするのかよ!?」
「良いじゃない、ゼクシードの時もいきなりやって出来たんだから、相性いいかもしれないわね私達」
つまり俺は味方からも狙われる場合があると?
そしてそのまま俺たちは森林フィールドに出た。
適当なソロプレイヤーに俺がナイフ一本で戦いを挑みシノンがそれを遠くから狙撃する。
何度かシノンに頭を撃ち抜かれたり、普通に敵にやられたりとリスポーンしながらも結局はシノンの鬱憤が晴れるまで練習を繰り返したのであった。
そして掲示板を見ると俺はシノンのヒモと言う扱いで晒されていた。
これをシノンが見ないことを祈る。
そして俺は少しの間1人で戦場に戻り元の荒らしプレイをやり始めたら、そのあだ名は消えていた、しかし元のように荒らし屋扱いをされていた、こっちの方がマシだからとそのままにしておいた。
もう疲れた。
明日は休みだし一日開けよう、ゲームばっかしてたらバカになるってばあちゃんが言ってた。
そう思って俺はアミュスフィアの電源を切る。
夢に死んだばあちゃんが出た。成仏してください。
一度読者の皆様にご相談しようと前書きに書きましたが、やはり自分の好きに書こうと思いました、申し訳ありません。