あとは廃課金倒せばなんとかなりそうなんだけどな。
一位
ゼクシード 74k 0d
二位
シノン 64k 0d
ジン
三位
スカー 63k 1d
スカーを倒し、このままいけば二位は確実、そして一位も見えている、ゼクシードは4日目辺りから伸び悩んでいる、そらみんな避けるわな。
「どうするの? このままキル稼ぎするのかそれともゼクシード倒しに行く?」
高台の木の陰に隠れてランキングとにらめっこをしているとトンネルからからにょきりとシノンが現れる。
「ゼクシードなぁ、面倒なんだよあの装甲、ただ単純に戦いたくはない」
「でも残り人数ギリギリだしもしかしたら勝てないかもしれないわよ?」
こいつ戦いたいだけだろ。
「えぇ、面倒じゃない?」
「アンタ、このクラン作った理由覚えてるでしょうね? 忘れたとは言わせないわよ?」
俺が面倒臭がっているとなんか脅迫めいた事を言ってくる。
「あ〜強いやつと戦えてオラワクワクすっぞ!だっけ」
「違う、くはないけど、・・・いや違うわよ」
チッ騙されとけよ。
「【出来るだけ強いやつと戦う】でしょ、約束破るの?」
もーめんどくさいぃー。
「はいはいやりますよ、で作戦は?」
「・・・」
「・・・」
なんだそのキョトンとした顔は、可愛らしいと思いたいが今は憎らしいぞ。
「え、無いのにあんなこと言ってたの?」
「うっさいわね!元からこんな考えでしょ私達!」
「そら面倒な時は突撃ってやってきたけどさ、でもあれはねぇよ、突撃のしがいがないもの・・・優勝したいだろ?」
「うぅ、そりゃそうだけど」
「じゃあ考えようや」
やっとこさ話し合いというものが始まる。
まずは武装はバレットM82A1、こいつはエピック品で特殊能力のオブジェクトを1つ貫通するAPが付いている。
防具はトーラスアーマー、またエピック品で元々の防御力が高いくせして特殊能力は威力減衰フィールドのPAが付いている、例えるならドリームオーラ+ホーリーフィールド。
この特殊能力がだいぶやばい、アンコモン以下のハンドガンはダメージ無効、レジェンダリーのSRでも威力50%カット、デメリットとしては連続で弾丸を受けるとフィールドが一時消滅し再チャージまで時間がかかること、そして重い。
しかしあいつのプレイヤースキルはAim以外お粗末なもので立ち回りがなっていないためこれを脱ぐと死ぬことがわかっているので決して脱ぐことはない。
リジェネパックはそうでもないがトーラスアーマーとの組み合わせで鬼の様な回復を見せてくる、体力がアーマードコアのゲージの様な動きをするのはなんだ。
「まずは火力が足んねぇな」
「じゃあ私がPA剥がすからそのあと殴ってよ」
「マジ?」
「まじ」
ヒュー、トーラスを殴れとは姫さんはどうも無茶を言う。
「いいね、なんかテンション上がってきた」
これだよこのめちゃくちゃ具合、これがいいんだよ。
「で、PAが戻ったら同じことの繰り返し、いいね?」
「了解、爆発物は?」
「フラグ一つ。」
「俺はスタンが二つだ、最初に一つ俺が投げるから後でタイミング見て投げて」
「ん、わかった」
俺から受け取ったスタンを腰のポーチへ収納する。
「じゃあとりあえず行きますか、課金だけが強さじゃないってこと見せてやろうや!」
今更ですがこの主人公はどういうプレイスタイルなのか。
前話のブービートラップとか工兵が作れる訳ないし、もっとやり方があったかな。
原作剥離が過ぎる、そう思っちゃいました、しかもシノンとの絡み薄いし、いつなったら脱ぐんだよ。