新訳女神転生(仮)   作:混沌の魔法使い

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チャプター28

 

 

チャプター28 周防達哉と言う男

 

ゆっくりと目を開くと目の前に広がっていたのは白い天井……ではなく黒い天井だった……

 

「ここ……は?」

 

俺は黒龍塾の保健室で眠っていた筈だ。ではここはどこなのだろうか?立ちあがろうとするのだが身体が動かない、その事に混乱していると何処かから声が聞こえてきた

 

【君は選ばなければならない存在であるようだ】

 

「誰だ!どこにいる!!!」

 

男なのか、女なのかも判らない不思議な声に恐怖を感じながらそう叫ぶ。だが帰ってきたのは返答ではなく、苦笑を伴った声

 

【私が何者なのかは関係ない、大事なのは君には選択が迫られていると言う事だ】

 

「選択……何の話だ!」

 

俺が選ばないといけないとか、選択とか何の話なんだと怒鳴る。一体ここはどこなんだ、お前は何者なんだと訪ねるが謎の声は俺の質問に答えることは無く、一方的に言葉を投げかけてくる

 

【どうか悔いの無い選択をそれが君の運命を決めるだろう】

 

「質問に答えろ!お前は何者なんだ!!!」

 

遠ざかっていく声にもう1度怒鳴ると、謎の声の主はふむっと呟く

 

【私/僕/俺/あたしに固有名詞は無い、私はただ見つめ、運命を示す者。ゆえに私に名は無いが……そうだな。インテェンシャンとでも呼んでくれればいいさ】

 

男なのか、女のなのか、年若いのか、年老いているのか判らない複数の自分の呼び方を口にした謎の声の主はインテェンシャン……つまり意思と名乗った声の方向に手を伸ばした瞬間

 

「はっ!」

 

目の前に白い天井が広がっていた……夢だったのか?……いや、夢で終わらせるにはやけにリアルな夢だったな。ベッドから身体を起こそうとするとカーテンが開き

 

「目を覚ましたようだね。どうかな?どこか気分が悪いとかはないかな?なにか違和感は無いかな?」

 

ナイアさんが俺に気付いて気分はどうか?や違和感は無いかな?と尋ねてくる。違和感?屈伸して身体を動かしてみると

 

「そう言えば……なんか身体が軽いような……?」

 

ゆっくり寝ていたからと言う感じじゃない、凄く身体が軽いような気がすると呟くと

 

「うんうん、やっぱり少し栄養失調気味だったみたいだね。点滴が良く利いたみたいで良かったよ」

 

栄養失調……空腹だけど我慢していた事が思ったよりも響いていたみたいだ

 

「じゃあ皆の所に案内するよ。歩けるかな?無理なら車椅子を用意するけど?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

さっきも感じたが身体が軽い、これなら全然問題はなさそうだ。それに車椅子なんかで移動すれば、桃達が心配するので大丈夫ですと断り、俺はナイアさんに案内され食堂に向かって歩き出すのだった……

 

「思ったより人が少ないんですね」

 

民間人を保護しているという割には人が少ないと感じて、そう尋ねるとナイアさんは笑いながら

 

「違うわよ。保護してる場所は体育館とかそっちなの、こっちはウロボロスの隊員が休んでいる所。そこの教室を覗いて見て?」

 

言われて近くの教室を覗きこむと布団が6つ並んでカーテンで仕切られているのが見えた

 

「こっちにいるのは悪魔と戦える人員なの、病人も助けたいけど、何よりもこの拠点を護る事が大事だから、悪魔と戦う隊員の方をどうしても優遇するわね」

 

「ウロボロスに悪魔使いは多いんですか?それにどうして悪魔を召喚できるんですか?」

 

克巳は腕に何かの機械を着けていた。それで悪魔を召喚しているのか?とか気になる事はたくさんある。それを質問するがナイアさんは

 

「それも教えてあげるけど、達哉に会ってからね。同じ話を2回聞いても飽きるでしょ?」

 

あっと思わず呟くとナイアさんは君は知識欲が強いのねと笑う。気恥ずかしい物を感じ俺は口を閉じるのだった

 

「楓!良かった……目が覚めたんだね」

 

食堂に入ると桃が俺に気付いたのか駆け寄って来ながら良かった、良かったと呟く。

 

「ごめん、心配させたみたいで」

 

「本当ですよ!あんまり無理をしないでください」

 

美雪先輩にも怒られてすいませんと謝る事しか出来ない。だけどあの状況ではコカトリスを利用するしかなかった、そうしなければ皆全滅していたのだから、俺はあれが最善だと思ったんだ

 

「お、とんでもない無茶をした馬鹿が起きたか。思ったより細いな」

 

かなり大柄の知らない男子に声を掛けられどう反応すれば良いのか困っているとその男子は自己紹介がまだだったなと笑い

 

「俺は内藤勇作。いちおう克巳達と同じくウロボロスの遊撃隊をやってる」

 

よろしくと手を差し出してくる勇作の手を握り返すとぎゅっと握られて思わず顔を歪めるが声を我慢すると

 

「悪い悪い、いやほらな。こんな美少女揃いに心配されてると聞くとな?」

 

「こーら、楓君は病み上がりだよ。意地悪しないの」

 

ナイアさんがそう笑いながら勇作の頭を叩くが、鈍い音を出して顔が吹き飛ぶ。見た目よりもナイアさんは強いのかもしれない

 

「巡回の時間でしょ?早く行きなさい」

 

「あいたたた、了解しました」

 

頭を振りながら歩いて行く勇作を見送っていると久遠教授とイザベラさんがゆっくりと歩いてくる

 

「起きたのですね楓。無茶をしたので心配していましたが、目が覚めて何よりです」

 

「おはよう。楓君」

 

久遠教授は無理をしたと怒らないと思っていると頭を叩かれた

 

「あの場合は仕方ないとしても余り無理をしないように。皆心配するからな」

 

「すいません……」

 

これは暫く謝り続けになるなと思いながら、俺はもう1度深く頭を下げるのだった……

 

「何か食べれるかい?簡単な食事を出そうか?」

 

「いえ、今はいいです」

 

点滴が利いているのかお腹は空いていない。後で何かもらいますと言って姿の見えない雄一郎の事を尋ねる

 

「肘が痛くないって言って少し運動してくるって言って出て行きましたが……楓君も起きたのなら1度呼びに行きましょうか」

 

「そうだな、これからの方向性を話し合う必要もあるしな」

 

ウロボロスのリーダーに会うためにも雄一郎を迎えに行こうという話になり。グラウンドに向かう、グラウンドでは雄一郎が大きく振りかぶり腕を振るうと鋭い音を立てて的に当たる

 

「雄一郎!」

 

俺が名前を呼ぶと雄一郎は握っていたボールを篭の中に戻し駆け寄ってきたと思ったら

 

「あいだ!!!」

 

「この馬鹿が」

 

いきなりの拳骨を頭に叩き込んでくれた。その余りの激痛に思わず涙が出掛ける

 

「次あんな無理をしてみろ。次はこんなものじゃすまないぞ」

 

指を鳴らしながら言う雄一郎に慌てて判った!すまなかったと謝り、痛む頭を撫でながら

 

「肝に銘じておくよ……」

 

これ絶対たんこぶになってるなと頭頂部を撫でる。普段は大丈夫?と尋ねてくる桃も怒っているのか何も言わない。やっぱり無茶をしすぎたかな?でもあれしかあの時は方法が無かったしなぁ……やっぱりあの後意識を失ったのが不味かったなと溜息を吐くのだった……

 

「じゃあ、これで皆揃ったわね。達哉の所に行きましょうか」

 

ナイアさんの視線の先には黒龍塾の一室に向けられていた。3階の一番奥の部屋

 

「そこは校長室なのよ。そこを改造してウロボロスの本部にしてるのよ」

 

俺の視線に気付いたのかそう説明してくれるナイアさんにありがとうございますと返事を返し校舎に戻る

 

「達哉?あたしよ~入るわよー?」

 

ノックもせず校長室に入ったナイアさんに驚きながら俺達も校長室に入るとカチ、カチっと言う金属がぶつかる音が響く

 

「来たか。初めまして、周防達哉だ。ウロボロスのリーダーをやらせて貰っている、そこに座ってくれ情報交換だ」

 

その金属の音はジッポライターを開けたり、閉じたりする音だった。そしてそのジッポライターを手にしているのは茶色の掛かった黒髪の目つきの鋭い20代後半と言った容貌の若い男の姿だった……

 

 

 

 

 

只者じゃないな……私は座れと促された椅子に腰掛けながら周防達哉が只者ではないという事を悟った。MAGにしてもそうだが、風格や威圧感が桁違いだ。イザベラもその視線を鋭くしている事からその気配を感じ取っているのだろう

 

「では改めてだ。元ヤタガラス機動部隊分隊長の周防達哉だ。今はウロボロスのリーダーということになっている」

 

「じゃ私も改めて、元ヤタガラスの技術開発局長のナイア・ハウンドよ、一応副リーダーって事になってるわね」

 

元ヤタガラス……どこも人員不足の筈なのに良く隊長格の除隊を許したなと思っているとナイアは

 

「ちなみに脱走ね。10人で脱走して生き残りは私と達哉だけ」

 

「何があったんですか?」

 

10人で逃走して生き残りが2人だけと聞いて楓君がそう尋ねる。すると達哉は目を閉じて小さく溜息を吐いてから

 

「追走部隊にやられたのさ。ヤタガラスは逃亡者を許さない、俺もナイアも知ってはいけない事を知ってしまったからな」

 

「まぁうちも似たようなものだけどね~綺麗事だけじゃ生き残れない。それは私達もウロボロスも同じ」

 

綺麗事だけでは生き残れないと聞いて楓君達の顔が険しい者になる

 

「勘違いしないで欲しい、俺もヤタガラスの人間も生き残りを助けたいその気持ちに嘘偽りは無い。だがな?助ける側も人間だ。人間だから悩む、誘惑に引っ掛かる。更に其処に加えて悪魔もいる、正義を志してもそれを最後まで貫けると思うか?」

 

達哉の問いかけに黙り込む楓君達に代わり、私が口を開いた。この様な交渉の場に立つには楓君達は無理だからな

 

「なるほど、人を見捨てたか?悪魔の餌にしたか?それとも女を犯したか?」

 

「当たらずとも遠からずと言っておこう。10人を救う為に1人、2人を捨てる。それは間違っていると思うか?」

 

犠牲にすると聞いて席を立とうとした楓君の肩を掴んで座らせる

 

(動くな、これは交渉だ。感情任せに動くんじゃない)

 

(でも)

 

でももくそも無い。ここにあるのはお互いの情報を引っ張り出し、自分が有利な条件で交渉する。それだけだ

 

「間違っては居ないですわね。動けない人間を捨てて、動ける人間だけを助ける。それは当然の事ですわ」

 

罪悪感は感じますが、生きる為には必要な事ですわ。イザベラがそう言うと達哉はその通りだと頷く

 

「助けたい。救いたいと願うのは嘘ではない、嫌悪感を持たせたが。それでもな、隠すよりも先に聞いていた方が良いだろう」

 

「こうして生存者同士に会えたからね。嘘も偽りもしたくないの、私達の組織も後ろめたい事をしてるわ、死んだ人間を悪魔に与えたりもしている。でもそうでもしないと悪魔はしたがってはくれないわ。私達が逃げたのはヤタガラスのやり方……つまり、選ばれた数人の人間だけを生かして日本を脱出する。それに従いたくなかったからよ」

 

ノアの箱舟か……全員で生き残るのではない、選ばれた数人だけを助けるか……そのやり方は天使のやり方に似ているな

 

「俺達の目的は全員で生き残り、悪魔を退ける事だ。だが万人を救うことは出来ない、これも事実だ。矛盾しているが、それでも俺は手の届く範囲の人間は救いたいし、護りたい。それに嘘は無い」

 

達哉の目は真剣そのもので信用出来ると思わせるだけの意思の力を見せていた

 

「本当にヤタガラスが選任思想をしているんですか?」

 

「全員が全員じゃない。一部の人間だ、組織である以上どうしても暗部は存在する」

 

組織であるが上の悩みだな。だが隠さないだけまだ信用は出来るが……正直判断に悩むな

 

「それで情報交換と言っていたが、正直こっちには情報はほとんど無いぞ」

 

なんせ逃げ回るのに手一杯だったからなと言うと達哉は俺達が欲しいのは情報じゃない、戦力だと言ってナイアに目配せをする

 

「これは昨日偵察部隊の子が持って来てくれたんだけど……どう見える?」

 

モニターに映し出されたのは翼を持つ数人の男の姿。天使か……ついにここまで動くかと呟く

 

「天使ですか?」

 

「そうね、天使と名乗っていたは人類の救済として50人いた人間の中で4人を選ばれた者として救ったらしいわ」

 

50人の中で4人だけ!?と楓君達が驚いたように叫ぶ。私は小さく溜息を吐いてから

 

「残った人間は?」

 

「生き残るには相応しくないと処分された。全員抹殺だとな」

 

「天使なのにですか!?」

 

美雪がそう叫ぶが、天使連中と言うのは総じてそんな物だ。50人の中で4人も救っただけマシと言うものだ、イザベラもそれが判っているから何も言わない

 

「だから私は天使も悪魔の一種だと思っている。ようはあれさ、善意を持つけど、それが人間にとっての善意じゃないって事」

 

「つまり天使だから正義とは限らないって事ですか?」

 

そうなるかもねと笑ったナイアに続いて達哉が

 

「だから俺達は天使が居るとされる方向に向かって救援部隊を出すことにした。そんな事で殺される人間を増やす訳には行かない、とは言え、ここを護る人員を減らす訳にも行かない。もし協力してくれるなら手伝って欲しい、無理強いはしない」

 

今日はゆっくり休んで、明日答えを教えて欲しいと言う達哉は手厚い援助をしてくれた、暖かい風呂に食事に寝床、。私達はここを使って良いといわれた教室に集まり、どうするか?と言う話し合いをする事になった

 

「まずはだが、私たちで動く上でリーダーを決めよう。私以外でな」

 

「どうしてですか?」

 

「私が居れば良いがデパートの時のように分断されても困る。その時の為に決めておくと良いだろう」

 

分断された時の事を考えリーダーを決めようと口にすると、以外にもイザベラが

 

「楓でいいでしょう?頭が回るし、都市伝説にも詳しい。暴走を止めるにはそれなりの地位にしておくといいでしょう」

 

「いやいや!それは」

 

楓君がおかしいと言おうとしたが、デパートの事もあり全員一致で私が居ないときのリーダーに決められたようだ。だがこれでいいのかもしれない、案外無茶をする楓君はそういう立ち位置においたほうがいい

 

「では楓君。君はどう思う?ウロボロスに協力するか?どうかだ」

 

私に気にする事は無い。君の意見を教えてくれと楓君に尋ねるのだった……

 

 

 

 

 

俺が久遠教授が居ない時の臨時リーダーに決められてしまった。俺には絶対そんなの無理だと思うんだけどなと思いながら俺はスマホを取り出して

 

「魅啝から連絡があって、この近くの地区で民間人を引きずり込んで殺している屋敷があるらしい」

 

「戦力不足だから助けてくださいって連絡ですか?」

 

美雪先輩の言葉に違いますと首を振ってスマホを手渡して内容を見るように言うと

 

「これは……」

 

そのメールには俺を気遣っているのか、危ないから来ないでください。私は大丈夫です、危険だから絶対に来ないでくださいと俺を気遣ってくれる文が永遠と綴られていた

 

「楓は助けたいのか?」

 

雄一郎の問いかけに助けたいと正直に口にする。確かにちょっと怖い子である事は否定しない、だけど1度会っただけの俺をここまで心配してくれている。だからそんなに悪い子ではないと信じたい。それに

 

「俺達はウロボロスからのヤタガラスの意見を聞きました。でもそれが真実とは限らない」

 

一方的な話を聞いて誤解が生まれることが怖い。味方になってくれるかもしれないのに、そのチャンスをみすみす失うのか?と思うのだ

 

「確かにその通りかもしれないですね」

 

「一方的な情報ほど怖いものも無いですしね」

 

美雪先輩とイザベラさんが柔らかい顔で言ってくれたので、俺は1度深呼吸をしてから

 

「俺は今回はウロボロスと協力しないことを提案します」

 

「なるほど、その理由は?」

 

久遠教授の質問に理由はたくさんありますと言ってから主な問題となる事を2つ口にした

 

「克巳や勇作の悪魔を見ましたが、俺達の悪魔よりも遥かに強いです。そんな相手が協力要請をする、その理由として思いついたのが囮です」

 

悪い事もすると言っていた。黒龍塾の面子を減らすよりも、悪魔を持っている俺達を利用したほうがいいと考えるのは当然の事だ。だから囮にされる可能性がある。そして次に

 

「天使に勝てない場合です。天使の強さが未知数なのに、俺達が行って大丈夫なのか?と言うことです。ただこれは魅啝の方でも同じですが」

 

後はウロボロスに組み込まれる可能性や、ぽっと出が居ることに対しての嫌悪などでの仲間割れなどの可能性。思いつく限りのウロボロスと協力する事で今生まれるであろう危険性を言う

 

「なるほど、では私の意見だが、私はウロボロスと協力すべきだと思う、理由は簡単だ。天使の存在を見ておきたい」

 

単純に私の好奇心の問題だと言った久遠教授は指を2本立てて理由は2つ

 

「まずウロボロスが持っているであろう装備が欲しい。最悪の場合、こっちが見捨てて逃げると言う事も視野に入れての事だ。次にもう1つここで貸しを作っておきたい」

 

自分達で攻略できないかもしれないからこその救援要請。リスクは当然あるが

 

「虎穴に入らずんば虎子を得ず、リスクも危険性も考えた上での提案だ。さてこれで私と楓君で意見が割れた。美雪達はどうしたい?多数決で決めようじゃないか」

 

そう笑う久遠教授に頷き、俺は雄一郎達の方を見て

 

「俺がどうとかは考えなくても良い。俺と久遠教授の話を聞いて、どっちに行きたいか?それで決めよう」

 

俺は考え込んでいる雄一郎達にそう声を掛け、目を閉じるのだった

 

 

ルート分岐

 

分岐チャプター1 ヤタガラス 異界 ひとりかくれんぼ

 

分岐チャプター1 ウロボロス 天使の真意

 

 





次回はルート分岐となります。ヤタガラスルートとウロボロスルートです。どんな話になるのか楽しみにしていてください
それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

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