僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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ずいぶんと……長くなってしまいました



西で輝く漢たち

切「やってきたぜインタァァァァァァァァァン!!!」

 

鉄「初関西じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 クリスマス会の数日後、切島、鉄哲、善彦は関西のファットガムの事務所にインターンに訪れていた。善彦と切島は二回目であるが鉄哲は初めての関西に興奮していた。

 

フ「これまた元気な子ぉが来てくれたのぉ! ファットさん大歓迎やでぇ!」

 

天「テンションについていけない……帰りたい」

 

 二人のテンションにファットは喜んでいるが天喰はいつもの通りテンションは低く壁に額をつけている。

 

善「先輩、気を落とさないで自分は味方です」

 

 善彦は気分の落ちている天喰の肩に手を置き励ます。天喰は善彦の手に手を重ねると壁から額を離す。

 

天「ありがとう……助かるよ」

 

 天喰が少し立ち直ると鉄哲は辺りをキョロキョロと見回し目を輝かせる。

 

鉄「すっげー! やっぱり賑やかでいいなぁ! 羨ましいぜA組ぃ!」

 

フ「鉄哲くんは関西初めて来たんか、よし! じゃあファットさんがいろいろとガイドしてやるわ!」     

 

鉄「まじすか!? あざーす!」

 

 鉄哲の元気の良い返事にファットはさらに喜んだ。

 

フ「元気がええなぁ!! 最近まぁたココらで暴れる奴らが出てきたから頼もしいでぇ! 鉄哲くんよろしゅうな!」

 

鉄「おっす! 頑張ります!」

 

切「張り切っていこーぜぇぇ!」

 

 ファット、鉄哲、切島の元気と気合満点のやり取りに天喰と善彦は完全に置いてかれていた。

 

善「この三人の元気があればこの国に敵がいなくなるかもですね」

 

天「俺の居場所も無くなりそう……」

 

 ハイテンションな三人の後ろを善彦と天喰は静かについて行った。

 

鉄「ん? 肉吸いってなんスカ!?」

 

 歩いていると肉吸いと書かれた旗が鉄哲の目に入る。

 

善「簡単に言えば肉うどんのうどん抜きだよ、肉吸いと卵かけご飯の組み合わせは関西では鉄板だね」

 

 善彦が教えると鉄哲は目を丸くする。

 

鉄「へーー!! 初めて知ったわ! そんなんあるのかぁ!」

 

フ「それにしても佐竹くん詳しいなぁ!」

 

善「エヘヘ、ウチの居酒屋のメニューであるんです。父親が昔 関西で過ごしていたことがあって」

 

 佐竹が照れ臭そうに教えると切島が横から入る。

 

切「お? デスレオパルド情報かぁ、それなら信憑性あるな」

 

善「切島きゅんBe quiet」

 

 善彦が切島を流すとファットは早速うどん屋の暖簾をくぐろうとしていた。

 

フ「丁度お昼やし! ここで飯にするかぁ! せっかくやし肉うどんご馳走したるわ! 環ぃ! お前も牛ストックしとこぉや!」

 

天「俺の答えなんて関係なく食べるでしょうファットは……」

 

鉄「いよっしゃあ! 初関西飯だぜぇ!」

 

ファットはズンズンと店内に入っていき鉄哲と切島はその後を追いかける。善彦はテンションの低い天喰の腕を引きながら店内に入った。

 

 その様子を物影から覗く男が一人。

 

「デス・レオパルド……まさかあのガキ、佐竹豹介の……」

 

 男は持っていた空き缶を握りつぶすと路地裏に消えた。

 

フ「あーー! 食った食った! ごっそさんなぁ!」

 

 一方、満腹のファットはうどん屋の中でくつろいでいた。

 

鉄「やっぱり噂通りメチャクチャ食うんすね! 十杯以上は食ってましたぜ!」

 

善「しかもファットさん器が自分らと違ってデカイすり鉢なんだもんなぁ……」

 

 善彦がファットの前に重ねられたすり鉢に少し引いている。ファットは爆笑しながらポケットからゴルフボール程の大きさの飴玉を取り出した。

 

フ「まだまだ腹八分やぁ! こっからのパトロール張り切るでぇ!」

 

 ファットは巨大な飴玉を口に放り込みガリガリと噛み砕く。その様子に鉄哲は目を輝かせていた。

 

鉄「デッカー! 何すかその飴!」

 

フ「ん? コレか! コレは特注して作ってもろた巨大キャンディーや! みんなにもあげよーな!」

 

善「歯が欠けちめぇます」

 

天「お腹いっぱいなので」

 

 善彦と天喰はきっぱりと飴を断るが切島と鉄哲はファットから巨大キャンディーをいくつも受け取った。

 

切「こういう時の為の個性だよな!」

 

鉄「ホントだぜ! 甘くてウメェ!」

 

 切島と鉄哲は硬化とスティールの個性を使い巨大な飴玉を噛み砕く。

 

フ「おぉ! イイ歯ぁしとるな君ら!」

 

 ファットはご機嫌な様子でそれを見ていた。

 

善「天喰先輩、自分ちょっとお手洗いに」

 

天「あ、いってらっしゃい」

 

 善彦はトイレに行こうとテーブルに手をつき立ち上がる。その時、袖の中から何かが落ちた。

 

天「あれ? 佐竹くんなにか落ちたよ」

 

善「へ? あぁしまった待って待って」

 

 袖から落ちたものはコロコロとテーブルの下を転がる。善彦はそれを拾おうとテーブルの下に潜り込む。

 

鉄「おっと! 飴落としちまった、勿体ねえ」

 

 同じタイミングで鉄哲が飴玉をテーブルの下に落とし、それを拾おうとテーブルの下に潜り込んだ。

 

善「あったあった」

 

鉄「おー見っけた、3秒ルール3秒ルール」

 

 二人は同じタイミングでテーブルから頭を出す。その時鉄哲は手に持っていたものをすぐに口に放り込んだ。

 

善「あれ? コレ違うじゃん飴ちゃんだ、鉄哲くん拾ったも……」

 

 バリゴリボリゴリゴリボリボリゴリ

 

鉄「なんか変な味だな、それにさっきより固い」

 

 鉄哲は飴玉ではないものをバリバリと噛み砕いている。善彦の顔が一瞬で青ざめた。

 

善「おおおおーーい! それ食いもんじゃないよ出して出して!」

 

 善彦が鉄哲の首に掴みかかりブンブンと揺さぶる。その時鉄哲の喉からゴクンと音がした。

 

鉄「わ、わりぃ……飲み込んじまった……」

 

 鉄哲が空っぽになった口を開けると善彦は膝から崩れ落ちた。

 

切「おい! 佐竹! 鉄哲ナニ飲んじまったんだよ!」

 

フ「ヤバイもんやったらファットさん腹押して出させたるでぇ!」

 

 切島とファットが崩れ落ちた善彦に駆け寄る。善彦はヒーロースーツの中から何かを取り出すと口を開いた。

 

善「アレはキラメイストーンっていう石です……アレを身体に埋め込んでから変身する姿があるんですけどまさか飲み込まれるなんて……」

 

鉄「オレ石食っちまったのか!?」

 

 善彦は頭を抱えうなだれる。そして鉄哲にスーツから取り出した物を差し出した。

 

善「コレあげるよ、キラメイストーンを飲み込んで身体に入れた鉄哲君なら多分使える」

 

 鉄哲が受け取ったのはシャイニーキラメイチェンジャーだった。腕に巻きつけると鉄哲はニカッと笑う。

 

鉄「ハハッ! きっかけは何であれ鉄哲パワーアップだぜぇ!」

 

 鉄哲は腕を掲げると高らかに笑う。ご機嫌な様子の鉄哲に善彦は安堵した。

 

善「お気に召して良かったです、パクっと」

 

 善彦は手に持っていた巨大キャンディーを口に放り込む。

 

天「いやさっき落ちたやつ、3秒以上経ってるよそれ」

 

 天喰が冷静に突っ込むとファットも大声で笑い出した。

 

フ「なんか愉快なメンバーやなぁ! こっからのパトロールも張り切れそうや!」

 

 ファットは笑いながらうどん屋の暖簾を潜り店を出る。すると外は喧騒に包まれていた。

 

「喧嘩だ喧嘩だぁ!」

 

「ちょっ! 誰か! 警察かヒーローよんでぇ!」

 

フ「何や何やどうしたぁ! ファット一行が今行きまっせぇ!」

 

 ファットは人混みをかき分け騒ぎの中心部に辿り着く。そこにはピンク色の髪をした男がいた。

 

「何やオドレらこらぁ! ヒーローの出る幕ちゃうぞぉ!」

 

 ピンク髪の男は大声で喚きながら一般人の胸ぐらを掴み殴り倒している。すると男は善彦に目が止まった。

 

「おーおーおったおったわオンドリャぁ!」

 

 男は善彦を見るや否や大声を出す。

 

切「佐竹、コイツ知り合い?」

 

善「むーむー」

 

 飴玉を頬張っている善彦は「違う違う」と手を横に振る。すると男は親指を自分に指して名乗った。

 

千「ワイは"クレイジーチーター"こと千田 瞬太郎や! ガキこらてめぇデスレオパルドのセガレやな?」

 

善「あー! 思い出した! 昔 父ちゃんが話してくれた"西のクレイジーチーター"!」

 

 善彦がようやく思い出し手をパンと叩くと千田は恨めしそうに拳を握りしめる。

 

千「そうや! ワイは昔ひょっこり出てきたデスレオパルドにボコスカにやられたんや! その日からワイはレオパルドへの復讐のために生きてきた! そして来たのはレオパルドのセガレぇ!? 悪いが憂さ晴らしさせてもらうデェ!」

 

フ「なんやコイツえらい小さいやっちゃなぁ」

 

 千田は善彦を睨みつけるとポケットから小さな瓶を取り出す。

 

千「じゃがぁしゃあ! 往生せいやぁ! レオパルドォォオ!」

 

 千田が瓶の蓋を開けると瓶から黒い煙が噴出する。千田の体は煙に包まれ、人間の姿からストロングスマッシュの姿へと変貌した。

 

千「ゴォォオォォオ!」

 

フ「な、何やアレェ!?」

 

善「スマッシュ!? なんでネビュラガス持ってんの!?」

 

天「チーター感がゼロ……」

 

 善彦が驚き声をあげるが千田の意識は無い。天喰は自分の腕をタコの触手に変化させ、一般人を千田から遠ざけた。

 

天「とにかく今はコイツを止めなきゃ!」

 

切「よっしゃ! 行くぜ佐竹!」

 

善「よっしゃ行ったらば!」

 

 切島がガブリボルバーを構え善彦がゲーマドライバーを巻きガシャットを取り出す。しかし善彦の口にはまだ巨大な飴玉が残っており呂律が上手く回っていない。

 

切「おい佐竹、大丈夫か?」

 

善「ごめん、この状況だけど無理そう……うまくへんひん言えなきゃ調子でなひ……」

 

 善彦の口の中で飴玉がコロコロと転がりまわる。善彦がモゴモゴとしていると鉄哲が前に出た。

 

鉄「おいおいせっかくパワーアップしたのにお預けは無しだぜぇ! それにこんな男らしくねぇやつならオレが相手してやる!」

 

 鉄哲がシャイニーキラメイチェンジャーを千田に見せるとビシッと人差し指を千田に向ける。

 

鉄「おい! 西のジバンシーピーター! てめぇみてぇな野郎はこの鉄の漢! 鉄哲様が相手になってやるぜぇ!」

 

善「クレイジーチーターだよ」

 

 善彦のツッコミを横に鉄哲はキラメイチェンジャーのボタンを押した。

 

《輝け!!》

 

 待機音が流れるとキラメイチェンジャーの円盤に手を伸ばす。そして一言。

 

鉄「キラメイチェンジ!」

 

 鉄哲が円盤を回すと身体が銀の輝きに包まれる。顔に仮面が装着され、変身を完了した。

 

《Oh! シャイニー!》

 

鉄「貫きシャイニング! キラメイシルバー!」

 

 鉄哲の体は全身シルバーに輝くキラメイシルバーへと変身する。その姿に切島は目を奪われていた。

 

切「カッケェェェェェェ!!! 輝いてるぜ鉄哲ぅ!」

 

 切島の声援に手を振り答えると鉄哲はシャイニーブレイカーを肩に担いだ。

 

鉄「漢気! 貫かせて貰うぜ!」

 

千「ウガァァァァ!」

 

 スマッシュとなった千田は鉄哲に襲いかかる。千田の大振りの一撃を避けると鉄哲はシャイニーブレイカーのハンドルを引きハイパーアームモードに変え、エンブレムボタンを押した。

 

鉄「そら行くぜ!」

 

《アーム一撃!》 《ヘイお待ち!》

 

 千田は再び鉄哲に襲いかかる。鉄哲は襲いくる千田の頭をアームで挟み込んだ。

 

フ「おぉお! いっけー!」

 

鉄「いきまっせぇぇ!」

 

 鉄哲は大きく足を踏み込むとブレイカーごと千田を振り上げる。そしてそのままアスファルトの地面に叩きつけた。

 

《一丁上がり!》

 

「うぉおおお! カッケーぞ兄ちゃん!」

 

「やったれやったれ! オレ昔コイツにカツアゲされてんねん!」

 

 千田が叩きつけられると周囲から声援が飛び交う。その様子に善彦は困惑していた。

 

善「な、なじぇこんなテンション高いの?」

 

天「ここの人達はノリが良いからね、それにあの武器の音声が心地いいからみんなテンション上がってるんでしょ」

 

善「あ〜……なるほど……」

 

 善彦がモゴモゴと飴玉を転がしながら頷くと鉄哲はシャイニーブレイカーをドリルモードに戻し、エンブレムボタンを2回押した。

 

《ドリル一発!》 《入りまーす!》

 

鉄「これでもくらいやがれ!」

 

 シャイニーブレイカーのハンドルを両手で持つとドリルの先端を地面に突き刺しトリガーを引く。すると地割れが千田の方へと走った。

 

千「グ!? ガァァァァ!!」

 

 《一丁上がり!》

 

 地割れの威力で千田の体が宙を舞う。鉄哲が追撃に行こうとした時、鉄哲の隣を誰かが飛び上がった。

 

切「オレも混ぜろや鉄哲ぅ!」

 

 切島は飛び上がるとハンマーのような物で千田を地面に叩きつける。そして鉄哲の隣に着地した。

 

鉄「おおお! オメーもカッケェじゃねぇか!」

 

切「そーだろ!! カーニバルで行くぜぇぁ!」

 

 切島はキョウリュウレッドカーニバルに変身していた。右手には水色のハンマー、左手にはピンクのドリルが装着されている。

 

切「キョウリュウレッド! マッチョカーニバルだ!」

 

 切島が腕を広げポーズを取ると周りを囲んでいた一般人達のテンションが更に上がった。

 

「おぉー! いけいけ兄ちゃんら!」

 

「はよ決めてまえー!」

 

  黄色い声援は鉄哲と切島に集中している。その様子に善彦はモジモジとしていた。

 

善「ぐぬぬぬぬ……久しぶりだってのに自分が活躍できないなんてあり得るかよぉ……」

 

 善彦は舐め続けて小さくなった飴玉を奥歯で挟み込む。

 

天「? 何のこと?」

 

善「コッチの話デス!!」

 

 バキン!

 

 善彦は飴玉を噛み砕くと即座にレーザーターボに変身し、切島の隣に並んだ。

 

善「遅れてごめん! ようやく噛み砕けた!」

 

切「おっしゃあ! 待ちくたびれたぜぇ!」

 

 三人が変身した姿を見て天喰は何かを察する。

 

天「……相手の特徴を捉えて……このコンボで行くか」

 

 サゴーゾコンボに変身した天喰も善彦の隣に並んだ。

 

フ「ふぉおお……仮面ライダーと戦隊が揃い踏みや……」

 

 ファットの前には変身した四人が並んでいる。

まず先に向かったのは天喰だった。

 

天「佐竹くん行くよ! まず先にアイツを弱らせる!」

 

善「わかりました!」

 

 天喰の後ろに善彦が続く。善彦は駆けながらガシャコンスパローを千田に発射した。

 

千「ウガッ! ガッ!」

 

 向かってくる無数の矢を千田が受けている隙に天喰が懐に入り込み拳を構えた。

 

天「セイヤァァ!」

 

 天喰はゴリバゴーンでアッパーカットを食らわせる。まともに食らった千田の体は再び宙を舞った。

 

善「自分も行きます! このヤロォがぁ!!」

 

 善彦は跳躍するとオーバーヘッドシュートの要領で千田を更に上へと蹴り飛ばす。千田の真下にはそれぞれの武器を構えた切島と鉄哲が立っていた。

 

切「よっしゃあ鉄哲!」

 

鉄「アイヨォ! 行ったらぁ!」

 

《ビーム一丁!》 《喜んで!》

 

 切島はガンモードのミニティラを鉄哲はシャイニーブレイカーを上空へ向ける。そして照準を合わせると二人同時にトリガーを引いた。

 

切「獣電カーニバルフィニィィィッシュ!」

 

鉄「シャイニングビームアタックゥァア!」

 

 放たれたドリルのエネルギーとガブティラのエネルギーは空中の千田を貫き爆発を起こす。

 二人は爆発に背を向けると武器を肩に担いだ。

 

「「「一丁上がりぃ!!」」」 《見事なり!!》

 

 この瞬間戦いを見ていた一般人達の声が完璧に重なり歓声が起きる。鉄哲と切島は声に応えるように手を振った。

 

善「さーてとさてと」

 

 歓声の中、善彦は黒焦げになり地面に倒れている千田に歩み寄りその場にしゃがんだ。

 

善「さーてチーターさん、あんたが持ってたあのボトルはどこから手に入れたんですかい?」

 

 千田は瞳だけ動かして善彦の方を向くとか細い声で話し出した。

 

千「先月……体がえらいツギハギな男からもろたんや……それとこのキショイ本もな……」

 

 千田が目線をズボンの右ポケットに向けると善彦はポケットから本を取り出す。そこには少し焦げた本が入っていた。

 

善「異能解放戦線……?」

 

千「その本……読んでみたけどワイ……アホやからよくわからんかった……」

 

 千田は善彦の方を再び向くと哀しそうな顔を見せる。

 

千「レオパルドのセガレェ……悪かったなぁ……レオパルドによろしゅう言うといてくれェ……アイツ、ワイのこと忘れてへんかなぁ……」

 

善「忘れてませんよ、いつも武勇伝として話してます、『いいライバル』だって」

 

 善彦がそう告げると千田は微笑みを見せる。

 

千「武勇伝て……ワイからしたら黒歴史やがな……」

 

 その言葉を最後に千田は目を瞑る。気を失ったことを確認した善彦は本を持ち立ち上がる。

 

善「何かホントに嫌な感じ……」

 

 善彦はこれから起きるであろう大きな戦いを予感した。

 

鉄「ワンダーだったろう!!」

 

切「ブレイブだぜぇ!」

 

 一方善彦の後ろでは鉄哲と切島がファンサービスを送っている。

 

鉄「ワンダー!」切「ブレイブ!」「ワンダー!」「ブレイブ!」

 

天「ワンダーとブレイブを繋げないでなんか別のものになっちゃいそう」




原作では体にストーンを埋め込むでしたけど今回は飲み込むという形にしてみました
結構苦肉の策でした(汗)

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