僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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インタビューの回です


インタビュれ!

 泥花市の事件から9日、善彦は完全復活を遂げていた。

 

善「次は数学か……」

 

 善彦は休んでいた分のノートを上鳴のノートを拝借し書き写していた。

 

麗「よかった〜佐竹くん超復活やね」

 

青「心配したんだよ☆」

 

 皆 善彦の復活に胸を撫で下ろしていた。

 

善「えへへ、ご心配をおかけしました」

 

 善彦は照れ臭そうに笑うとマヨネーズを取り出す。赤いキャップを外すと口をつけソレを一気に飲み干した。

 

瀬「お前死ぬぞ!! 相澤先生じゃねぇんだぞ!」

 

砂「マヨネーズ一気飲み……オェッ」

 

 善彦のイッキに瀬呂と砂藤はドン引きするが、上鳴と耳郎は微笑んでいる。

 

上「よかったいつもの佐竹だ」

 

耳「アンタご飯食べてもすぐ吐いちゃってたもんね、よかったよかった」

 

芦「あーらら基準がぶっ壊れてら」

 

 芦戸がその光景をニシシと笑いながら見ていると教室の戸が勢いよく開く。

 

相「今日は特別講師を招いている」

 

 相澤先生がヒョコっと顔を出すと特別講師が入ってきた。

 

Mt.「勝利を約束された者への声援は、果たして勝利を願う祈りだったのでしょうか! ショービズ色濃くなっていたヒーローに今、真の意味が求められる!」

 

 特別講師にはMt.レディとミッドナイトが来てくれた。

 

Mt.「今日行うは『メディア演出』! わたしがヒーローの立ち振る舞いを教授します!」

 

 Mt.レディが授業内容を説明すると耳郎が善彦に耳打ちする。

 

耳「久しぶりのヒーロー授業、気合入れてやんなよ!」

 

善「よっしゃ頑張ります!」

 

 そしてA組はヒーロー授業の場所に移動した。

 

Mt.「今日はヒーローインタビューの練習よ!」

 

切「緩い!」

 

善「1発目コレかぁ」

 

 切島と善彦は授業の緩さに体の力も緩んだ。

 

 授業内容は仕事を終えた体でのインタビューをMt.レディがインタビュアーとなり質疑応答に答えるといったものだった。

 

 まず轟がインタビューを受ける。

 

Mt.「ショートさんはどのようなヒーローを目指しているのでしょうか?」

 

轟「俺が来て皆が安心できるような……」

 

 轟は落ち着いた様子で返答をする。Mt.レディは質問を続けた。

 

Mt.「どのような必殺技をお持ちで?」

 

 Mt.レディが質問をすると轟はゲーマドライバーを腰に巻いた。

 

緑「あれ? なんでベルトを?」

 

轟「変身」

 

 緑谷が首を傾げると轟はガシャットを取り出し仮面ライダーブレイブに変身した。

 

轟「前までは"穿天氷壁"という技があったんですが、仮面ライダーの力を得て進化しました」

 

 轟はガシャコンソードを逆手に持つとソレを床に突き刺す。床に刺されたガシャコンソードから氷が走り巨大な氷山を作った。

 

轟「威力、範囲共に進化しより多くの敵を制圧できる"穿天氷壁・極"です」

 

 轟は説明しながらガシャコンソードのモードを変える。

 

轟「そして炎の方も繊細なコントロールができるようになりました」

 

 轟が氷山に向かいソードを一振りすると炎が氷山を包み一瞬で氷山を片付けた。

 

轟「この力で俺は、より多くの人を救って見せます」

 

 轟がガシャコンソードを構えるとA組から歓声が上がった。

 

Mt.「いいわいいわ! 変身するのは良いアピールになるわ! そーゆーのドンドンちょうだーい!」

 

 興奮したMt.レディはA組をドンドンと壇上に上げた。

 

飯「兄・インゲニウムの意志を継ぎ懸けるものであります! 絶望が敵のゴールだ!」

 

 飯田は仮面ライダーアクセルに変身し、エンジンブレードを高く掲げた。

 

Mt.「誠実さが伝わるね!」

 

常「人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ……闇を知らぬ者に栄光は訪れぬ!」

 

 ハリケンレッドに変身した常闇は紅の傘を投げ、黒影を出すと見得切りを見せた。

 

Mt.「良い〜雰囲気良いよ〜」

 

切「牙の勇者! キョウリュウレッドライオット! 俺の後ろに血は流れねぇ! 漢気ブレイブ見せてやるぜぇ止めてみなぁ!」

 

 キョウリュウレッドに変身した切島はド派手にポーズを決めた。

 

Mt.「あぁーーキョウリュウ兄貴ーー!」

 

尾「世界の王者! ジュウオウザワールド! もう誰にも俺を普通だなんて言わせないぞ!」

 

 ジュウオウザワールドに変身した尾白はガンロッドを構える。

 

Mt.「世界の王者! どでかくでたわね!」

 

峰「仮面ライダーグリドン! ナメんじゃねぇぜ! ネバーギブアァァァップ!」

 

 峰田はドンカチを高く掲げ叫ぶ。

 

Mt.「フッ……成長したじゃない」

 

 Mt.レディは峰田に静かにサムズアップを送った。

 

Mt.「さぁ次は誰!?」

 

 Mt.レディがまだインタビューしていない生徒を呼ぶ。

 

善「うーわー、最後は嫌だなぁ緊張してきた」

 

 善彦はいつ出ようかとオタオタしている。

すると耳郎が善彦の手を引いた。

 

善「じ、耳郎さん!?」

 

耳「ほらアンタもいくよ!」

 

上「おおっととマジか!」

 

 耳郎は上鳴の手も引っ張ると壇上に上がった。

 

Mt.「あら? アラララ!! トリを飾るのは雄英バイクトリオじゃなーい!」

 

 三人で上がってきたことにMt.レディは興奮した。

 

飯「先生! 三人同時でもいいのでしょうか!」

 

ミ「いーのよ、1人でやるとも限らないしね」

 

 飯田の質問にミッドナイトは淡々と答えた。

 

Mt.「それではインタビューを始めますね! まずはチャージズマさん! あなたが目指すヒーローは!?」

 

上「そりゃもう当然イカしたヒーローでしょ! ビリっと痺れてくれよ!」

 

Mt.「イヤホン=ジャックさんは!」

 

耳「ロックなヒーロー! みんなヨロシク!」

 

Mt.「そして強救道さん!」

 

善「あぁ自分か!」

 

 自分の番が回ってきた善彦は大きく戸惑う。

 

善「ええっと……その……」

 

 善彦の目が泳ぎ始めソワソワし始める。すると耳郎と上鳴が視界の端に入った。

 

耳「いけっ! ヒーロー!」

 

上「ビシッとやっちめぇ!」

 

 2人の意志を察した善彦はゆっくりと息を吐き、顔を上げる。

 

善「絶望を消し、希望を届けるヒーロー、それ一択です、ヒーローの道を極める男! それが強救道! ヨロシクお願いします!」

 

 善彦は大きく頭を下げ、決意を新たに固めた。

 

Mt.「完全復活……というよりパワーアップしてるわね……それじゃあ皆さんお待ちかねのアレをお願いします!」

 

 Mt.レディが三人から下がると善彦達はベルトを腰に巻いた。

 

上「いくぜぇ!」

 

《シグナルバイク!》

 

耳「行こうか!」

 

《ダッシュ! オーソライズ》

 

善「よっしゃあ!」

 

《爆走バイク!》

 

 それぞれ準備を完了するとポーズを構え一言。

 

上「レッツ!」

 

「「「変身!」」」

 

《シグナルバイク! マッハ!》

 

《ラッシングチーター! 》

《Try to outrun this demon to get left in the dust.》

 

《爆走 独走 激走 暴走 爆走バイク!!》

 

 三人が変身を完了させると一気に歓声が上がった。

 

上「追跡撲滅いずれもマッハ!」

 

耳「悪の対象を破壊する!」

 

善「ノリに乗っちゃう自分らは!」

 

「「「雄英最速! バイクトリオ!」」」

 

 仮面ライダーマッハ、バルキリー、レーザーに変身した三人はポーズを完璧に決めた。

 

Mt.「最高……やっぱり雄英」

 

ミ「こんな青春……痺れちゃう……」

 

Mt.レディとミッドナイトはバイクトリオに完全に心を奪われていた。

 

善「みんな……本当にありがとう」

 

上「何言ってんだ、友達だろ?」

 

耳「これからもウチらは走り続けるよ!」

 

 雄英で出来た固い絆は、これからもずっと走り続ける。

 




なんか最終回っぽくなりましたけどまだ続きます(╹◡╹)

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