僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー 作:ガイコッツ
A組vsB組の対抗戦、これから第二セットが始まろうとしていた。
A組 八百万、常闇、葉隠、青山
B組 拳藤、黒色、吹出、小森 のメンバーで始まり、B組チームは常闇の黒影と対峙していた。
拳「"個性"はだいたい知ってるけども、新技とか"個性"伸びてると『わからん殺し』される、だからまず様子見って感じかね!」
拳藤{装備 ?}
巨大な黒影がB組と向かい合っている。
黒色がゆっくりと前に出た。
拳「任せるよ、黒色」
黒影「様子見ジャネーヨ!今ココデヤレル奴ヤッチマウゼ!」
黒「行ってきます」
黒色{装備 無し}
黒影がB組に襲いかかる。
襲いかかってきた黒影の前に立ち、黒色は微笑んだ。
常闇は黒影越しにB組チームのいる場所を探知する。
常「見つけたようだ、あの一際高くそびえる煙突の下手前」
常闇{装備 ?}
場所を告げ、A組チームが向かっていると常闇の中に黒影の声が響く。
黒影「フミカゲ!ヤラレタ!」
黒影の声が聞こえた直後、黒影が戻ってくる。
青「あ、戻ってきた」
青山{装備 セイザブラスター}
常「皆散れ!戻れダークシャド、」
ドフッ!
戻ってきた黒影が常闇の腹を殴り吹き飛ばす。
すると黒影から黒色が出てきた。
葉「黒影の中から黒色くんが!」
葉隠{装備 忍者一番刀}
八「フッ!」
八百万が腕を振り、網を発射するが、黒色はそれを避け、"個性"『黒』でパイプの影に入り込む。
黒「常闇踏陰、おまえは俺が穿つ」
常闇は体勢を立て直すと羽織っていたマントを脱ぐ。
常「良いだろう、ホークスのもとで編み出した技"黒の堕天使"で受けて立つ」
黒「ケヒヒ!黒の堕天使!?良いじゃねぇか見せてみろ!」
常闇がマントを放り投げると右腕を上に掲げる。
そして両腕を構えると常闇が叫んだ。
常「忍風!シノビチェンジ!」
常闇が左腕を前に出すとともにハリケンジャイロを回転させる。
すると常闇の体が旋風と共にシノビスーツに包まれ、変身を完了した。
常「風が哭き、空が怒る。空忍・ハリケンレッド!!」
常闇{装備 ハリケンジャイロ}
常闇が名乗りを決めるとモニターを見ていたA組から驚きの声が上がる。
麗「常闇くんが赤になったーー!!」
芦「ブラックになると思ってたのにー!」
善「そりゃみんなビックリするよね、使える技を説明したら常闇きゅん『これにする』って言って持っていったんだ」
常闇はハヤテ丸を抜くと切先を黒色に向ける。
常「人も知らず、世も知らず、影となりて悪を斬る!」
常闇が黒色に飛びかかると黒色はパイプの影に入り込み、斬撃を躱す。
黒「この配管まみれのステージじゃ居場所把握は無理だ!」
黒色の声が辺りに響く。
それを聞いた青山はテンビンキュータマを取り出し、セイザブラスターを構える。
青「ならば僕が辺りを輝かせてあげるよ☆」
テンビンキュータマをスライドさせた瞬間、青山のマントが誰かに掴まれる。
青「へ?」
青山が掴まれた方を振り向くと、そこには影から上半身を出した黒色が青山のマントを掴んでいた。
黒「ひっかかった」
黒色がケヒヒと笑うと颯爽と青山を連れ去った。
青「へーーーーゥプ!」
黒(常闇に宣戦布告したから油断していただろう!俺のスピード!そしてこの狭く煩雑なステージ!黒影は本体と繋がる"へその緒"が邪魔で動きづらいだろう!つまりA組が俺に追いつく術はない!)
常「と思ったか?」
黒色の後ろで常闇の声が聞こえる。
黒色が振り向くと常闇は空中を走っていた。
常「超忍法!空駆け・黒の堕天使!」
常闇は何もない空中を走っている。
背中には黒影の腕が翼のように広がっていた。
黒「それが黒の堕天使!」
黒色が驚いている隙に常闇が青山を取り返す。
常「取り返したぞ、黒き者よ」
黒「また来るぞ黒の堕天使、、否!
黒色は捨て台詞を吐くとパイプの影に消えていった。
常「赤黒、、赤き黒の堕天使か、、」
常闇は空を駆けながら自分の赤いスーツを見る。
常「悪くないな、、」
常闇はマスクの中でフフッと笑った。
八「青山さん!ネビルビュッフェを!常闇さんは自由飛行!」
八百万が2人に指示を出す。
青山はヒーロースーツの各部分からレーザーを射出し、辺りの影の形を乱す。
すると黒色はパイプの影から弾き出され、姿を現した。
八「いましたわ!葉隠さん!」
葉「よっしゃー!捕まえるぞー!」
葉隠が黒色に向かって走る。
八百万が黒色の確保を確信した瞬間。
ポムッ
八百万の鼻の頭からキノコが生えた。
八「いやっ!」
走っていた八百万は急ブレーキをかけ、体から生えてくるキノコを払う。
葉「わー!シルエット見えちゃう恥ずかしー!」
葉隠の体からキノコがポムポムと生え、体の形が見えてくる。
飛んでいる常闇と青山の体にもキノコが生えてきた。
常「菌茸類が大地を埋め尽くしていく」
青「黒色くんが見えないよ☆」
常闇達の周りがキノコで覆いつくされる。
黒色はすでに身を隠していた。
小「クロハナヒラタケくん、キシメジちゃん、エノキタケにヒトヨタケ、生えろや生えろ!世界をキノコで魅了しろー!」
小森{装備 ガシャコンバグヴァイザー}
小森は常闇達から離れた場所でガシャコンバグヴァイザーを使い、キノコの菌を飛ばしていた。
峰「人体にまで生えるのかよ、、ホラーだ」
モニターを見ていた峰田が思わず呟く。
泡「彼女のキノコは2、3時間で全部消えるから後に引かないんだ、そのせいでぶっぱ癖がついてるけど」
泡瀬が説明すると小森の持っているガシャコンバグヴァイザーを見て首を傾げる。
泡「それにしてもあの武器はなんだ?」
善「あれは仮面ライダーの武器ですよ、ウイルスを散布することができんの、多分小森さんの個性と合致してキノコの菌も出せるようになったんでしょうね」
峰「なんか変な柄のキノコも生えてんだけど」
善「多分バグヴァイザーのウイルスと混ざって変なのができたのかも」
小森の周りに生えているキノコの中にはオレンジ色の奇妙な柄をしたキノコも生えている。
小「可愛いキノコもいっぱい出てくる♪コレすっごく気に入った〜♪」
泡「ぶっぱ癖に拍車がかかった、、」
小森は見たことのないキノコに興奮しバグヴァイザーの菌を振り撒きながら歩いていった。
八「皆さん落ち着いて!まずは一かたまりに、、」
八百万が指示を出そうとした瞬間、遠くから奇妙な声が聞こえた。
吹「ゴンッ!ガンッ!ドガッ!あ〜〜ッズドッズンッ!」
声の後にゴンガンドガの巨大な文字の塊が襲いかかり、八百万達を散らした。
吹「冴えてるぞボク!ガンッて感じのがギャギャーンっと出来た!心がドワァーってなっちゃうぜ!」
吹出{装備 四コマ忍法刀}
具現化したオノマトペは何をしても壊れない。
常闇のハヤテ丸の一撃や青山のレーザーでも傷一つつかなかった。
葉「あれっ!ヤオモモいない!」
葉隠が八百万の姿がないことに気づく。
八百万はオノマトペの壁に分断され、1人になってしまった。
拳「あとは力で攻めきる!」
八百万の後ろから拳を振りかぶった拳藤が飛び出す。
八「盾をっ!」
八百万が瞬時に盾を創造する。
しかし拳藤の一撃で大きくひしゃげ、八百万は吹き飛ばされた。
拳「格闘分野に持ち込めば、こっちにも勝機があるってね!」
拳藤がにやりと笑いながら八百万に歩み寄る。
八百万は盾を大量に創造し、拳藤と距離を取る。
拳「無駄無駄ァ!」
拳藤は腕を大きく振り、盾をなぎ払う。
拳「あれ?」
盾の後ろには八百万が立っている。
拳藤は八百万の腰に着いているベルトを見逃さなかった。
八「いきますわ、、変身!」
《ピーチエナジー》
八百万はピーチエナジーロックシードを開くとゲネシスドライバーに装着する。
《ロック・オン》
八百万の頭上にチャックが出現し、それが開いて桃が落ちてくる。
ベルトのハンドルを押し込むと、桃が八百万の頭に被さる。
《ソーダ》
そのまま桃は展開し、鎧となって体に装着され、変身を完了した。
《ピーチエナジーアームズ》
八「仮面ライダーマリカ、、参上ですわ!」
八百万〔装備 ゲネシスドライバー}
八百万がソニックアローの弓を引き、拳藤に放つ。
拳「飛び道具!」
拳藤が跳躍し矢を避けるが少しかすめ頬から血を流す。
拳「ふふん、やるじゃん」
頬から流れる血を親指で拭いぺろっと舐める。
拳「そんじゃ私も行きますか!」
拳藤は両手に何かを装着すると、両手を前に出し、猛々しく叫ぶ。
拳「たぎれ獣の力!ビースト・オン!」
右手の拳を左手のひらに叩きつけ握り込む。
握った右拳を突き出すと拳藤の体がスーツに包まれ、変身を完了させた。
八「拳藤さんも変身を、、」
驚く八百万を前に拳藤は名乗りを決める。
拳「日々是精進心を磨く “オネスト・ハート"ゲキイエロー!」
拳藤{装備 ゲキチェンジャー}
拳「さぁ行くよ!」
拳藤が八百万に向かって走る。
八「くっ!これで!」
八百万はピーチエナジーロックシードをソニックアローに装着し、弓を引き、放つ。
《ピーチエナジー!》
無数の矢が拳藤に向かって放たれた。
拳「なんのぉ!ゲキワザ"打打弾"!」
拳藤は"個性"大拳で巨大化させた拳でゲキワザを繰り出す。999発の正拳打ちが矢を全て叩き落とした。
拳藤が八百万の懐に入り込む。
八百万はゲネシスドライバーのハンドルを押し込み、ソニックアローを振りかぶった。
《ピーチエナジースカッシュ》
拳「ゲキワザ"貫貫打"!」
八百万の全力の斬撃と拳藤の連続の拳がぶつかり合う。
互いの衝撃に2人の体は吹き飛ばされた。
八(今のうちに!)
吹き飛ばされている間、八百万は手のひらの上で何かを創造し、壁の向こうに放り投げた。
拳「くっ!まだまだぁ!」
拳藤が体勢を立て直し、八百万に向かう。
八「射撃と斬撃もあまり効果はない、、ならば!」
八百万はソニックアローを手放し、両手を上に掲げマンゴーパニッシャーを創造した。
拳「ハンマー!?」
拳藤が驚いた隙に八百万はマンゴーパニッシャーを振り下ろす。
拳藤は両手をクロスし、八百万の一撃を受け止めるが、一撃が重く足場が大きく陥没した。
拳「うぐぁ!おもっ!」
耳「ヤオモモがハンマー、、」
八百万が巨大なハンマーを使う様子を見て耳郎が唖然とする。
善「そういやこの前八百万さんに鎧武のDVD全巻貸したんだっけね、劇中の武器思い出して創造したんか、、」
八百万は次々と武器を創造し、拳藤に向かって行った。
八「影松!ドンカチ!」
右手から長槍の影松、左手から小槌のドンカチを創造する。
ドンカチを放り投げ、拳藤が避けた瞬間に影松の突きを喰らわせる。
拳「ぐっ!何この武器!?」
八「大橙丸!バナスピアー!」
続いて右手に大橙丸、左手にバナスピアーを創造し、接近戦に持ち込む。
八百万は極アームズと同じようなことをしていた。
突きと斬撃の猛攻に拳藤は防御をすることしか出来なかった。
拳「ぬぅぅぅう!根性ーー!」
拳藤は防御をすることをやめ、反撃を始める。
拳藤の拳が大橙丸とバナスピアーに叩きつけられる。
本物の素材ではない八百万の武器はいともたやすく砕かれた。
八「くっ!ならばこれで決めますわ!」
八百万はベルトのハンドルを二回押し込む。
《ピーチエナジースパーキング》
八百万の足に桃色のエネルギーが溜まる。
それを見た拳藤は右拳を巨大化させ、激気を溜めた。
拳「ゲキワザ、、"瞬瞬弾"!」
八「はぁあああ!」
八百万の回し蹴りと拳藤の拳がぶつかり合い、辺りに激しい衝撃が走った。
一方壁の向こうでは。
青「へーーーゥプ!」
青山が黒色に連れ去られていた。
常「菌茸類め!制動を挟む!」
常闇が追いかけようとするが顔にキノコが生え、視界が遮られ追いかけることができない。
葉「モヘ〜」
常「インビジブルガール!」
体からキノコが生えまくった葉隠が常闇と合流した。
葉「3人の居場所見つけなきゃ勝てないよぉ〜」
葉隠がキノコをむしりながら嘆く。
その時、常闇が宙を舞う袋を発見した。
常「あれは、、黒影!」
黒影「アイヨ!」
黒影が袋をキャッチし、常闇に運ぶ。
袋には『ヤオヨロズラッキーバッグ』と書かれていた。
葉「これって、、滅菌スプレーだ!」
袋の中にはエタノールスプレーが大量に入っていた。
常「それとコレはゴーグルか?」
葉「デザイン的に常闇くん用だね」
それを聞いた常闇は頭のマスクを外す。
葉「それ取れたんだ!」
常闇はゴーグルを着けるとあることに気づく。
常「これは、、サーモグラフゴーグルか、、」
辺りの温度がくっきりと分かる。
マスクを再び被ると常闇は相手の居場所を補足した。
常「葉隠、向こうに黒色と小森を見つけた、あそこには吹出がいる、吹出を頼めるか?」
葉「任せて!こっからは私もガチで戦うよ!」
葉隠が忍者一番刀を掲げるのを見届けると常闇は黒色達の方へ走って行った。
常「それでは任せた!」
常闇が疾風の如く走って行く。
黒「?小森、、なんかこっちに向かってきてる、、」
黒色が常闇を認識する直前、常闇はハヤテ丸を抜き、黒影を出現させる。
常「師曰く、疾さは力に勝るという」
黒色が常闇を認識した時、常闇は攻撃を完了していた。
常「深淵暗躯・疾風斬り"夜宴"」
黒色に斬撃を喰らわせ、小森を黒影で縛る。
黒「小森!」
黒色が小森の心配をしながら辺りの黒色を探す。
常「黒をお探しか?」
次の瞬間、黒色の体が黒のマントに吸い込まれた。
常「俺の外套だ」
黒色が吸い込まれた瞬間、常闇がマントを丸め、黒色を捕獲する。
常「移動のしようがなければ恐るるに足らず、、投獄に」
バキャン!!
突然常闇の頭のマスクが砕かれた。
咄嗟に襲ってきた衝撃で常闇の思考は一瞬止まり、前のめりに倒れ込む。
倒れる刹那、常闇の目に見えたのはバグヴァイザーを構えた小森と同じく倒れようとしていた黒影だった。
小「ごめんね、可愛くないから使いたくなかったけど、負けそうなのにやらないのもダメキノコだもん」
小森はバグヴァイザーにグリップをつけ、ビームモードにした瞬間に黒影と常闇の頭を撃ったのだ。
常「なんだと、、」
常闇が倒れ、黒影が小森の体を離した瞬間、小森はグリップを外し、常闇にバグヴァイザーのウイルスを浴びせた。
小「ちょっと寝ててね」
常闇の意識はそこで途切れた。
その頃吹出はシロニンジャーに変身した葉隠と戦っていた。
吹「わーー!こんなんだったら変身アイテム持ってくればよかったーー!」
葉「とおりゃぁあああ!」
吹出は四コマ忍法刀一本で変身した葉隠と戦っている。しかし葉隠の方が優勢になっていた。
吹「くらえーー!」
《火遁の術! 火炎斬り!》
葉「なんの!」
《ジャブジャブジャー!》
吹出の火遁を葉隠の水の術でかき消す。
吹「あーーー!やられるー!」
葉「とどめだーー!」
葉隠が一番刀を振りかぶり止めをさそうとした瞬間。
拳「ストップ!」
葉「ギャ!」
拳藤の巨大な手が葉隠を掴み拘束した。
拳「遅れてゴメン」
吹「拳藤!助かった、、何だいそれ、、」
吹出が八百万が巻きついている拳藤の体を見て首を傾げる。
拳「激重ハンマー付きで絡みついて来た、動きにくくてしょうがない」
八百万は最後の足掻きでパインアイアンを拳藤に巻きつけていたが、力尽きてそのまま拳藤に連れて行かれていた。
拳「創造するもの全部先見据えてて、勝った気しないな」
このままA組チームは牢に入れられ、第二セットはB組の勝利となった。
文がおかしくなってたらすみません
いつもこんなこと書いて保険かけててすみません
すみませんばっかりですみません