僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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騎馬戦回です


ギリギリの騎馬戦

障害物競走が終わり、集められた42人は次の種目騎馬戦への出場権が得られ、15分間の騎馬を決めるための交渉タイムが設けられた。

 

耳「よーし、あんたらは当然ウチと組むで、、あれ?」

 

さっきまで後ろにいた善彦と上鳴りが忽然といなくなっていた。

 

耳「え?おーい!お前らどこいったー!」

 

耳郎が当たりを見回しても、二人の姿はない。完全に置いていかれたようだ。

 

 

〜善彦side〜

 

善(一位の緑谷は1000万の得点が付いている、クレバーに考えてそっちに行くことは死を意味するだろうね)

 

バイクの姿の善彦は勝てるであろう相手をキョロキョロ探していた。

 

善「あ、、」

 

切「おっ」

 

同じく相手を探していた切島とばったり対面した。

 

そして切島の後ろには爆豪が大人数に交渉されている。

 

善「、、、、虎穴に入らずんば虎子を得ずって言葉しってる?切島きゅん?」

 

切「知ってるぜぇ、、」

 

そして交渉の15分が過ぎた。

 

マ「遂に、フィールド内に12組の騎馬が出揃ったぞ!」

 

相「、、、なんだあれ?」

 

ブロロロロロロロロロロロロロロ、、、

 

騎馬戦のフィールドにエンジン音が響きわたる。

 

マ「おおっとぉ!なんだ!誰だ!誰なんだ!騎馬戦に!この騎馬戦に!暴走族を入れたやつはぁぁぁぁぁ!」

 

耳「あいつ、、嘘でしょぉ?」

 

耳郎がエンジン音のする方向をみると、そこにはあり得ない騎馬が立っていた。

 

爆「おいこらぁ!だぁれが暴走族だこのやろぉ!」

 

切「おい爆豪暴れんなよ」

 

瀬「そうだよ!俺ギリギリなんだから!もうちょいで落ちそうなんだってば!」

 

善「あははははにぎやかだ」

 

バイクの善彦に切島、爆豪、瀬呂の順番で乗っていた。

 

通常二人乗りのバイクに無理やり3人乗っているので瀬呂は爆豪にしがみついて落ちないようにしている。

 

緑「うわぁ、かっちゃんえげつないのに乗っちゃってるよぉ、、」

 

マ「こいつはおもしろくなりそうだ!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!」

 

切「いくぜ!佐竹!」

 

マ「3!」

 

爆「完膚なきまでの一位だ、、、」

 

マ「2!」

 

瀬「俺落ちねぇかなぁ、、、」

 

マ「1!」

 

善「よぅし、みんなちゃんとつかまっててね!」

 

マ「スタートォォ!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥウン!

 

切「いょっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

スタートと同時に切島がウィリーで走り出した。

 

瀬「おおい!ばかばか!削れる!俺削れる!」

 

「うぉぉ!」

 

「あっぶな!」

 

「なんだなんだ!」

 

爆走する善彦に皆避ける。

 

「ちくしょー、A組めちゃくちゃかよ、、あれ!ハチマキがない!」

 

「私も!」

 

「俺もだ!」

 

爆「っははー!雑魚どもが!ビビってんじゃねーよバァーカ!」

 

爆豪がすれ違った騎馬のハチマキを全部取っていた。

 

善「っへへーんだ、バイクが猛スピードで迫ってきて避けないやつなんていないでしょうからね、しかもみんなビビって隙だらけだもん」

 

緑「うわわわ、あんなのにがきたらおしまいだよ」

 

「全員ひけー!」

 

それを見て他の騎馬が善彦と距離を置いた。

 

爆「逃げてんじゃねぇよ、、、しょう油顔!」

 

瀬「瀬呂なっと!」

 

爆豪が呼ぶと、瀬呂がテープを爆豪の足にぐるぐる巻きに巻きつける。

 

爆「いくぞ!爆速ターボ!」

 

ドカァァァァン!

 

爆豪が爆発で空を飛び、一番近い葉隠の騎馬と距離を縮めた。

 

葉「うわぁぁ!こっちきた!」

 

そこには耳郎もいる。

 

耳「ウチに任せて!」

 

耳郎が爆豪にイヤホンジャックを伸ばした。

 

善「瀬呂くん!」

 

瀬「あいよっ!」

 

ギャルルルルルルル!

 

善彦の合図で瀬呂が肘のテープを巻き戻すと、耳郎のイヤホンジャックを避けて爆豪が善彦のとこに戻る。

 

砂「なんだあれ!釣りのルアーみてぇ!」

 

爆「誰がルアーだ!」

 

善「あっちはめんどそうだ、他のやつを狙おう」

 

切「おおよ!」

 

爆豪を乗せると、切島がUターンした。

 

耳「佐竹、、、、」

 

切島に運転されている善彦を見て、耳郎は唇を噛み締めた。

 

爆「おいこらぁ!なに逃げてんだよ!このクソ髪!ポンコツバイク!」

 

爆豪が切島の頭をコンコン叩く。

 

善「あっ、前方に緑谷くんはっけーん」

 

爆「なにぃ!」

 

爆豪が反応して前を見ると、目の前に1000万ポイントを持っている緑谷がいた。

 

爆「デェェェェェクゥゥゥゥゥ!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウン!

 

爆豪が緑谷を見つけた瞬間、爆豪が無理やりアクセルをひねって猛スピードで緑谷に向かって前進した。

 

切「ばっ!おまえ!あぶねぇよ爆豪!」

 

爆「ウルセェェェ!いけぇぇぇぇ!」

 

緑「うわぁぁ!こっちきたぁ!」

 

発目「任せてください!私のドッ可愛いベイビーに!」

 

ブワァァ!

 

瀬「飛んだ!」

 

サポート科の発目明のメカで緑谷の騎馬が空を飛んだ。

 

爆「くそが!テープはいらねぇ!俺がいくぅ!」

 

ドカァァァァン!

 

爆豪がテープなしで緑谷の方へ飛んで行った。

 

瀬「あー!行っちゃった!」

 

善「あの高さから落ちてきたら横転必死だね、切島くん!」

 

切「おおよ!」

 

善彦が呼ぶと切島がホルダーからガシャットを抜き出し、起動させる。

 

《ギリギリチャンバラ!》

 

切「えーと、ベルトを閉じて、刺して、また開くっ!」

 

善「3速!」

 

《ガッチャーン!レベルアップ!》

 

切「降りろ!瀬呂!」

 

瀬「お、おお!」

 

切島が善彦から降りると、瀬呂も共に降りた。

 

《爆走バイク!アガッチャ!ギリギリ!ギリギリ!チャンバラ〜!》

 

善「よっしゃー!人型だぁぁ!」

 

ギリギリチャンバラを使った善彦はレベル3の人型になった。

 

マ「おおっと!バイクがサムライに変身したぁぁぁ!ホントおもしれぇな!イレイザー!」

 

相「うるさい、俺にふるな」

 

上「ええ!おまえ人型にもなれたのかよ!」

 

轟の騎馬になった上鳴がそれを見て驚く。

 

飯「何よそ見してるんだ!目の前の戦いに集中したまえ!」

 

上「あぁ、ごめんごめん」

 

轟の騎馬は善彦の逆方向へ走っていった。

 

耳「上鳴まで、、、」

 

轟の騎馬になった上鳴をみて、耳郎は表情が曇る。

 

葉「耳郎ちゃん?」

 

耳「ん?えぇああごめん!なんでもない、ウチらも行こう」

 

耳郎の騎馬も善彦とは逆の方向へと走った。

 

善「みんな、早く騎馬つくって」

 

善彦が前に立ち、切島と瀬呂がセカセカと騎馬を作ると、なにも持ってない爆豪が騎馬に着地した。

 

爆「ちくしょう!クソデクが!」

 

善「仕方ないよ、はやくいこ、、」

 

?「隙だらけだよ」

 

バシッ!

 

切「あっ!」

 

何ものかにハチマキを数本取られた。

 

物間「あれあれぇ?僕らB組に隙をつかれちゃった?A組のほうが優秀なはずなのにねぇ?」

 

ハチマキを取った1年B組の物間寧人が嫌味ったらしく爆豪の前に立ち、ヘラヘラと笑った。

 

物「確か君、あのヘドロ事件の被害者だよね?あの時の感想聞かせてほしいなぁ、、」

 

ブチッ

 

爆「なんだとコラァァァァ!」

 

ドカァァァァン!

 

物間の一言に爆豪がブチギレて物間に爆破を食らわせた。

 

物「ふっ!」

 

ドカァァァァン!

 

物間も爆破も食らわせ、クロスカウンターの形になった。

 

切「お前も個性だだ被りかよ!」

 

爆「くそがぁぁぁぁ!」

 

ドカァァァン

 

次の爆豪の一撃が物間に当たる。

 

物「ふふっ、やっぱりいい個性だね」

 

善「あれれ!次は硬くなってる!」

 

物間は爆破を硬くなった腕で防いだ。

 

物「僕の個性はコピー、触れた相手の個性を五分間あいだ使えるのさ」

 

さっき使ったのは、切島の硬化だ。

 

瀬「なんじゃそりゃ!」

 

爆「関係ねぇぇぇぇ!」

 

爆豪はそんなことお構いなしに爆破攻撃をするが、硬化で塞がれる。

 

物「無駄なんだよ!」

 

バシッ!

 

物間が爆豪のハチマキを取った。

 

爆「ちぃぃぃ!」

 

物間の騎馬が爆豪の騎馬と距離をとる。

 

物「そろそろ時間もなくなってきた、、最後は、君の個性を使って逃げさせてもらうよ」

 

物間が善彦のことを指さしてヘラヘラと笑う。

 

善「え?」

 

切「おい!まずいぞ!佐竹の個性がマネされたら勝機がなくなる!」

 

瀬「バイクに変身されたらやばい!はやく止めろ!」

 

物「もう遅い!確かこう言ってたよな!変身!二速!」

 

爆豪の騎馬が物間に近づく前に、物間が大きく腕を広げて叫んだ。

 

切「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

、、、、、、、、、、、、、、

 

物「あれ?」

 

物間の体はうんともすんとも言わない。

 

円場「どうした?物間?」

 

物「あれれ?おかしいな、、変身!、へぇんしん!へん!しん!」

 

物間が何度も叫んで何かとポーズを決めても、物間の姿は変わらない。

 

物「おかしいぞ、、確かにあいつに触れたはずなのに、、」

 

善「隙ありやっほーーい」

 

ガシッ!

 

ブゥゥゥゥウン

 

物間がポカンとしている間にレベル2に戻った善彦が物間の隣を走り、爆豪がハチマキをすれ違いざまに全部取っていった。

 

物「あぁあ!」

 

気付いた時には善彦達は遠くに行っていた。

 

切「どういうことだ?佐竹?」

 

善「ええ?自分の個性はね、ベルトを付けて、正しい変身ポーズをした上で変身って言わないと変身できないんだよ、」

 

瀬「つまりあいつは間違いだらけってことか」

 

善「そ、変身って叫びまくった、ただの恥ずいやつになったってことだね」

 

爆「フハハハハハハ!ざまぁ!」

 

物「そ、、、そんな、、、」

 

物間は赤面してその場から動けなかった。

 

マ「タイムアーーップ!爆豪チーム、逆転勝利ィィィ!上位4位の中に食い込んだぁぁぁあ!」

 

善「自分らは二位ですね」

 

爆「クソが!一位はあの半分野郎かよ!」

 

とにかく、善彦達は最終種目へのキップを手に入れた。

 

マ「それでは1時間ほどの昼休憩を入れてから午後の部を始めるぜ!じゃあな!」

 




次はトーナメント回、お待ちかねの戦隊を出します。

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