僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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文化祭回その3です


つまずいちゃった!バンド隊!

耳「、、、、、、」

 

上「、、、、、、」ソワソワ、、

 

八「、、、、、、」

 

爆「、、、、、、」イライライライラ

 

芦「う〜〜〜〜〜む、、」

 

善「あー、、、、」

 

バンド隊のメンバーが決まった次の日の土曜日、練習するはずのバンド隊は曲決めに頭を抱えていた。

かれこれ二時間弱沈黙が続いている。

 

 

バンッ!

 

爆「なぁんで俺の選曲がダメなんだよ!頭おかしいのかてめぇらこらぁ!」

 

爆豪が床を強く叩き叫ぶ。

 

上「だってそんなこと言ったってお前の選曲エゲツない歌詞ばっかなんだもんよぉ〜、音で殺るって言ったってなぁ」

 

微妙な顔をして上鳴が言う。

 

芦「しかもデスメタルだし、それに合わせて踊るなんて無理だし」

 

芦戸も上鳴に続く。

 

爆「ぐぅぅ、、クソが!アホ面の選曲も歌詞バカだせぇクセによぉぉぉぉ、、」

 

上「なっ!ダサくねぇだろ!お前の感性がおかしいんだろ!」

 

善「いや、正直ダサいっす、歌詞だって夢を掴むとか翼広げてとかそんなんばっかだし」

 

上「いやちょっと待てってダサくないよ」

 

善「二曲目なんて翼広げて夢を掴むぜとかついに合体しちゃってるし」

 

上「合体ってなんだよ!イイだろ別に!」

 

耳「しかも上鳴の選んだバンド一ヶ月前に解散してるし」

 

上「えぇ〜、ザ・マッドサタンがぁ〜」

 

芦「ロックで踊りたいけどあの曲はダサい、夢をトゥメって言ってるし」

 

上「それは言わないでおくれよ、、、、」

 

上鳴が皆からボロクソ言われ、体を縮こませる。

 

耳「ウチの選んだ曲は一ヶ月で覚えられるか不安だし、、上鳴がド素人とは思わなかったし、、」

 

上「ぐっ、、、」グサッ

 

耳郎の言葉が上鳴に突き刺さる。

 

八「私はロックなどの曲は疎いので皆様に従いますけれども、、曲の方が全く決まりませんね、、」

 

善「自分の選曲はライダー主題歌かスーパー戦隊のOPですからねぇ、、みんなが元ネタわかってないと盛り上がるかどうか、、」

 

善彦がそう言って天を仰ぐと、耳郎がある事を思い出す。

 

耳「でもさ佐竹、ライダー主題歌の中でもイイ曲めっちゃあったじゃん」

 

上「そー!そー!この前カラオケで歌ったアレ!えーと確か、、えにっしんぐ、、ナンタラ」

 

善「Anything Goes ね」

 

上「それだ」

 

耳「元ネタなんて知らなくてイイんだよ、皆が楽しんでくれればさ!演奏も比較的しやすいだろうし、佐竹のライダー主題歌コレクション!持ってきて!」

 

善「え?曲はライダー主題歌?いいの?」

 

耳「いいの!早く持ってくる!」

 

困惑している善彦の背中をバンと叩き、耳郎が催促する。

 

善「りょーかーい!」

 

善彦は耳郎の言われた通り、自分の部屋からライダー主題歌のCDとラジカセを持ってきた。

 

耳「サンキュー、じゃあこの中から曲をいくつか選んでそれを演奏しよう」

 

耳郎がCDをゴソゴソとあさり、CDを選ぶ。

 

上「だいたいはカラオケで聞いたヤツだからな、だいたい覚えてる」

 

上鳴も耳郎と一緒に曲を選ぶ。

 

芦「ん?何これ?」

 

散らばったCDの中から芦戸が一枚手に取る。

 

芦「ニンニンジャー主題歌CD、、」

 

善「あ!混じっちゃったか、スーパー戦隊のCD」

 

善彦が芦戸からCDを取ろうとするが、芦戸はCDのパッケージを凝視している。

 

芦「ねー佐竹、このみんなで踊ろうってヤツなに?」

 

善「あっ、なんじゃモンじゃニンジャ祭り、、」

 

芦「これって振り付けあるの?」

 

善「ありますよ、面白いですよ結構」

 

と善彦が話すと芦戸が善彦の方を向く。

 

芦「ちょっと踊ってみてよ、ココで」

 

善「ん?」

 

芦戸の一言に善彦は硬直する。

 

善「ココで?」

 

芦「ココで」

 

善「いま?」

 

芦「今」

 

善彦がサッとポケットからスマホを取り出す。

 

善「しろーとの踊りよりプロの踊りを見たほうがいいでしょう」

 

善彦がそう言いながら検索するが、何故かなんじゃモンじゃニンジャ祭りのダンス動画がヒットしない。

 

善「、、、、、、」

 

芦「子供の踊る振り付けだろうけどさ、私がアレンジしてみるからさ!観念して踊ってみて!」

 

善「うぅ、、、」

 

善彦は赤面しながらCDをラジカセにセットし、深呼吸をして立った。

 

上「ガンバレ〜佐竹〜」

 

耳「ここにはウチらしかいないから、全力でやれ〜」

 

善「他人事だとおもって、、、」

 

爆「サッサとやれ、オラ始めるぞ」

 

カチッ

 

爆豪も芦戸側についてラジカセのボタンを押した。

 

《ヨォ〜〜!ひぃふぅみぃよぉいつ!でジャジャジャジャーン!》

 

善(ええぃ!ままよ!)

 

善彦は覚悟を決めてポーズを決めた。

 

〜数分後〜

 

善「終わりましたよ」

 

善彦が顔に手を当てながらCDをラジカセから抜く。

 

芦「お疲れ〜佐竹〜、なるほどなるほど、あそこの部分をアレンジしてあれをこーすれば、、」

 

芦戸が善彦のダンスを見て改良点を考える。

 

耳「おつかれさん、それじゃあウチらは曲の練習しよっか!」

 

耳郎が善彦の肩を叩き、烈雷を渡す。

 

善「了解、それじゃあやりますか」

 

耳「よっし!曲は決まった!ウチらはひたすら!」

 

爆「殺る気で練習ぅぅぅ!」

 

ダカシャーン!

 

爆豪のドラムの音が響く。

 

この日から本格的にAバンドの練習が始まった。

 




次も文化祭回です。

ヒロアカモンストコラボ轟だけが出なかった、、(泣)

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