僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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轟と爆豪の仮免講習回です


轟け爆撃

八斎會との戦いが終わり寮に戻った次の日、善彦は爆豪と轟の仮免講習の付き添いに来ていた。

 

善「とまどってますね、皆様方」

 

肉倉「あぁ、それもそうだろう慣れない子供との交流だ、戸惑うもの無理はない」

 

善彦と肉倉精児は観覧席で轟達の様子を見ていた。

 

間瀬垣小学校の児童達との交流に悪戦苦闘していた轟達であったが、轟達はそれぞれの個性を駆使して巨大なすべり台を作り、児童達と円滑なコミュニケーションを取る事に成功した。

 

肉「なるほどな、子供達が放った個性を支柱にし、それを凍らせてすべり台を作るとはな、素晴らしい発想力をもっているかではないか」

 

善「えぇ、轟くん達が子供の心を完全に掴みましたね」

 

一部始終を見ていた善彦と肉倉はすべり台を見て感心する。

 

肉「お前の仲間も素晴らしい個性を持っているかではないか、なぁ佐竹とやら」

 

肉倉が隣に座っていた善彦の方を向く。

 

しかし

 

肉「あれ?、、どこ行った?」

 

肉倉の横に善彦の姿は無かった。

 

夜嵐「さぁ!遊んだ後はみんなでお片づけッスよ!」

 

一方、轟達は一通り遊び終え、皆とすべり台の片付けをしようとしていた。

 

轟「爆豪、悪いがお前の個性でコレ、だいたいの大きさまで砕いてくれ」

 

轟が子供達を爆豪から離れさせながら爆豪に指示をする。

 

それに爆豪は額に青筋を浮かべながらすべり台に近づいた。

 

爆「オレをこき使うたぁ、いい度胸じゃねぇかよぉ!」

 

爆豪が腕を大きく振りかぶり、すべり台に掌を叩きつけようとした瞬間。

 

《スチームアタック!》

 

ドガァァァァァァン!!

 

すべり台が突然粉々に爆発した。

 

爆「ぐぁ!、、なんだ!」

 

激しい爆風が轟達に襲い掛かる。

 

轟「おい爆豪、威力が強すぎるぞ!」

 

爆「はぁ!?おれじゃねぇよ!半分野郎!コイツが勝手に爆発したんだよ!」

 

夜「ん!あれ!誰ッスか!?」

 

爆発したすべり台のカケラが辺りを舞う。

そして爆煙の中に1つの人影が見えた。

 

現見「もしかして、、敵、、的な?」

 

爆煙の中から現れたのは明らかに敵の形をした者だった。

 

エ「ごきげんよう皆の衆、オレの名は『エボル』今日ここにヒーローの卵が居るって聞いてなぁ、しかもそれが有名な士傑と雄英だと言うじゃないか!これは潰さずにはいられないと思ってねぇ」

 

エボルと名乗った男はトランスチームガンを轟達に向けた。

 

「え!本物のゔぃらん!」

 

「まじ!こえーけどかっけー!」

 

小学生達は恐怖を感じながらもこの状況を楽しんでいた。

 

現「はいはーい、子供達はアブいから下がっててねー」

 

現見ケミィはこの状況に焦らずに軽い様子で子供達を安全な場所に誘導させた。

 

夜「そうっす!ここはオレらに任せるっす!」

 

夜嵐が轟と爆豪と前に出て掌から竜巻を発生させる。

 

エ「ほぉ?どうやら、先に死にたいのはお前みたいだなぁ」

 

夜「オレ!死なないッスよ!」

 

夜嵐が出した竜巻がドンドンと大きくなる。

そしてエボルと夜嵐の戦闘が始まろうとした瞬間。

 

爆「邪魔だハゲ」

 

轟「ここは任せろ」

 

爆豪と轟が前に出て夜嵐を遮った。

 

夜「ここは任せろって!ここは三人で協力すべきッス!見るからにヤバそうッスよ!」

 

爆「黙ってろハゲ」

 

轟「こういう相手には慣れてる」

 

叫ぶ夜嵐を無視し、爆豪はビルドドライバーを、轟はゲーマドライバーを腰に巻いた。

 

爆「ちっ!あのヤローオレと似たようなベルトつけやがってよぉ!」

 

《Wake up!》

 

《クローズドラゴン!》

 

爆豪はクローズドラゴンを乱暴にベルトにセットするとハンドルを回し始める。

 

轟「初めて使うが、、やってみるか」

 

《タドルクエスト!》

 

轟はタドルクエストを起動させ、ゲーマドライバーに挿し込む。

 

《ガシャット!》

 

轟「術式レベル2、、」

 

そしてゲーマドライバーのカバーを開いた。

 

轟・爆「変身!」

 

《Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!》

《Yeah!》

 

《タドルメグル、タドルメグル、タドルクエスト!》

 

エ「ほー、お前ら仮面ライダーに変身できたんだなぁ」

 

エボルが2人を見てフフフと笑う。

 

爆豪は仮面ライダークローズに、轟は仮面ライダーブレイブに変身した。

 

爆「なんだぁ?キョウリュウの次はナイト様かよ?」

 

轟「、、、佐竹に渡されたのがこれだった、、なぁ?」

 

そう言うと、轟はエボルの方を向いた。

 

エ「えっ!ちょっ!オレはエボルだ!そっちから行かないんだったらオレから行くぞ!」

 

エボルが何か焦りながら2人の方へ向かってくる。

 

轟達は即座に武器を構えた。

 

爆「オレに合わせろ!半分野郎!」《ビートクローザー!》

 

轟「、、、あぁ!」《ガシャコンソード!》

 

ガキィン!

 

エ「甘いわ!」

 

エボルが2人の剣撃をスチームブレードで受け止める。

 

爆「はぁ!?」

 

エ「そらよ!」

 

そして2人の剣を弾き、トランスチームガンの一撃を2人を喰らわせた。

 

ドキュン!ドキュン!

 

轟「ぐっ!、、」

 

爆「がはっ!なめんじゃねぇぇぁ!」

 

爆豪は銃撃を喰らったのにも関わらず怯まずにビートクローザーを振り下ろした。

 

ガギィィン!

 

それをエボルは再びスチームブレードで受け止める。

 

エ「うぉぉぉお!やっぱり強いなぁ!」

 

爆「なめんじゃねぇぞおぉ!」

 

そしてそのまま爆豪とエボルの攻防が始まった。

 

爆「うおらぁぁぁ!」

 

《スペシャルチューン!》

 

爆豪がビートクローザーにロックフルボトルを挿しこみ、グリップエンドを3回引っ張る。

 

《ヒッパレー!ヒッパレー!ヒッパレー!》

 

爆「死ねぇぇぇぇ!」

 

《メガスラッシュ!》

 

蒼炎が纏われた刀身がエボルに叩きつけられる。

 

それにエボルも大きく怯んだ。

 

エ「うぉっ!これはちょっとやるしかないかなぁ、、」

 

エボルが爆豪のとは違うドラゴンのエボルボトルを取り出す。

 

そしてそれをエボルドライバーのコブラエボルボトルと取り替えた。

 

《ドラゴン!ライダーシステム!エボリューション!》

 

爆「なにぃ?」

 

《Are you ready?》

 

《ドラゴン! ドラゴン! エボルドラゴン!》

《フッハッハッハッハッハッハ!》

 

エ「フェーズ2、、完了」

 

エボルはフェーズ2に変身し、爆豪のクローズと瓜二つの姿になった。

 

爆「がっ!、、、なんでお前はベルトも似てるそれも似てるなんだよぉぉぉ!」

 

爆豪が激怒しながらエボルに向かって走る。

 

しかしそれよりも早く轟が前に出た。

 

轟「はぁぁ!」

 

エ「おっと!」

 

ガギィィン!!

 

轟のガシャコンソードをエボルは即座に出したビートクローザーで受け止める。

 

そしてそのまま鍔迫り合いが始まった。

 

エ「隙を突いた攻撃だったがまだまだだなぁ?」

 

轟「フッ、、それはどうかな!」

 

轟は瞬時にガシャコンソードのBボタンを3回押した。

 

ピキピキピキピキピキピキ!

 

エ「なんだと!」

 

ガシャコンソードの刀身に触れていたビートクローザーの刀身が凍っていく。

 

そして氷はエボルの腕にまで到達し、右腕を完全に凍らせた。

 

轟「はぁぁぁぁぁ!」

 

ガギィィィィ!

 

轟はそのままガシャコンソードを振り下ろし、エボルに直撃させた。

 

エ「ぐぁぁ!くそっ!右腕が動かない!」

 

エボルの右腕の氷は砕けず、完全に動きを封じられた。

 

エ「はっ!しかし!お前らなぞ左腕で十分!」

 

そう言って轟達の方に向かおうとした時。

 

エ「あれ?」

 

エボルの足が動かない。

 

エ「もしかして、、、」

 

エボルがそーっと足元を見てみると両足がガッチリと氷で固定されていた。

 

エ「なぁんだってぇぇぇ!」

 

轟「爆豪!今だ!トドメ行くぞ!」

 

爆「オレに指図するんじゃねぇ!」

 

轟はホルダーにタドルクエストのガシャットを挿しこみ、爆豪はベルトのハンドルを回転させた。

 

《タドル!クリティカルストライク!》

 

《Ready GO!ドラゴニック!フィニッシュ!》

 

轟「はぁぁ!」

 

爆「くたばれぇぇぇぇ!」

 

エ「おい!ちょっと!嘘だr」

 

ドガァァァァァン!!

 

2人のライダーキックがエボルに綺麗に決まる。

 

そして2人は変身を解除した。

 

そして爆煙の中からエボルの正体が現れた。

 

爆「ったく、なんでお前がここにいるんだよ」

 

轟「理由を聞かせてもらおうか?、、佐竹」

 

善「へへ、、ちょっとね、」

 

爆煙が晴れ、そこから出てきたのはエボルドライバーを巻いた善彦だった。

両手足にはギャングオルカが着けていたのと同じような重りが着けられている。

 

善彦は寮に戻ったあの日、マイク先生から連絡が入り、仮免講習の手伝いを敵役として出てくれと頼まれていたのだ。

 

善「やっぱり、、、仮免講習の手伝いなんで断ればよかった、、、」

 

フラァ〜〜、、

 

善彦はそのまま倒れ、気絶してしまった。

 

爆・轟「あ、、、」

 

そして善彦は再び入院することとなり、その日これで爆豪と轟の仮免講習も終わった。




次はオリジナル回です。
敵連合を出します。

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