僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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大好きなのは上耳です。


コミュニケーション

耳「あんたさ、結構すごい個性持ってるじゃん」

 

皆が待っている部屋に行く道中、レベル2の善彦を押す耳郎が話しかける。

 

善「いーえ、誰かに乗ってもらわないと調子が出せないポンコツですよ」

 

耳「ふふ、ご謙遜を」

 

オ「おっと、ここでヒーローチームのご帰還だ!」

 

切「うぉぉぉぉぉぉぉ!佐竹ぇぇぇぇ!」

 

芦「すごいじゃんかそれ!私も乗せてよぉ!」

 

峰「てめー佐竹何女子乗せてんだこらー!」

 

飯「俺のエンジンとどちらが早いのだろうか、、」

 

蛙「佐竹ちゃんもすごいけど運転する耳郎ちゃんもかっこよかったわ」

 

二人が帰ってきた瞬間、みんながワッと集まってきた。

 

上「おぉ〜い、俺もいるぞぉぉぉ」

 

後からヨレヨレの上鳴が到着する。

 

葉「あ、スケベ上鳴だ」

 

芦「エロ鳴だエロ鳴」

 

上「なんだよエロ鳴って!事故だろあれは!」

 

上鳴が大声で撤回する。

 

峰「おい、上鳴上鳴」

 

峰田が上鳴を女子から遠ざける。

 

上「なんだよ峰田ぁ」

 

上鳴がしゃがむと、峰田が耳元で囁いた。

 

峰「耳郎の感触どうだった?」

 

上「え、、、結構プニプニしてた♡」

 

上鳴は一旦キョロキョロして、峰田に答える。

 

峰「えー、意外と着痩せするタイプなのかな?」

 

上「あとなあとな、あいつ結構おっぱいあっ」

 

ズビシッ、、、ドクン!!

 

上・峰「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

二人に耳郎のイヤホンジャックが襲いかかる。

 

耳「くたばれ!」

 

八「低俗、、いや、それ以下ですわね」

 

麗「やだなぁ、なんか」

 

女子の罵詈雑言

 

峰「くぅぅぅう、なんだよ!佐竹なんて1番耳郎と接触してるだろ!」

 

耳「こいつはいいんだよだってバイクだもん」

 

芦「バイクは乗り物だもんねー」

 

峰「なんだそりゃぁぁぁぁ」

 

善(フォローありがとうございます)

 

《ガッチョーン》

 

善彦はベルトのレバーを閉じ、レベル1の姿になる。

 

麗「わー!かわいいー!」

 

耳「でしょ!やばくない!?あの極道面からこれになるんだよ!」

 

芦「すごーい!これで変身するんでしょ?」

 

芦戸がベルトのガシャットに手を伸ばした。

 

《ガッシューン》

 

善「あっ」

 

芦戸がガシャットを抜いてしまい、もとの極道面に戻る。

 

騒いでいた女子達が急に静かになる。

 

耳「、、、、、、、、、」

 

麗「、、、、、、、、」

 

葉「、、、、、、、、」

 

芦「えっと、、これ返すね、、」

 

芦戸がガシャットを返すと、女子たちは申し訳なさそうな顔でその場を去った。

 

善「、、、、、、、」

 

オ「よーし!今回の授業はここまで!」

 

善「はーい、、」

 

峰「佐竹、ドンマイ、、、」

 

帰りのバスの中、善彦は一言も喋らなかった。

 

〜昼休み〜

 

善「ふぃー、飯だ飯だ」

 

善彦は学食を手に持ち、空いてる席はないかとキョロキョロする。

 

緑「おーい!佐竹くーん」

 

声のした方を向くと、そこには緑谷と飯田がいた。

 

緑谷が隣の席に呼んでいる。

 

緑「いっしょに食べよー」

 

善「うぃーっすあんがとさん」

 

善彦は緑谷の隣に座る。目の前で飯田がカレーを食べていた。

 

善彦もいっしょにオムライスをたべる。

 

飯「なぁ、佐竹君、君の個性のことなんだが少しいいかな?」

 

飯田がカレーを食べる手をとめ、善彦に話しかける。

 

善「?」(個性のことかぁ、自分でもわかんない所が結構あんだよなぁ、、)

 

飯「素朴な質問なんだが、君の個性の燃料はなんだい?俺はこの100%のオレンジジュースなんだが」

 

善「?燃料、、あーその辺の食いもんだよ」

 

答えられる質問で善彦はホッとした。

 

緑「食べ物というと、その食べ物のカロリーとかがエネルギーになるの?」

 

善「ま、そんなところかな」

 

善彦そう言いながら懐から赤いキャップの何かを取り出す。

 

飯「?なんだいそれは?」

 

善「んー?自分の燃料だよっ!」

 

飯田の質問に答えると、赤いキャップを外したそれをオムライスにぶっかけた。

 

緑「!!佐竹くんもしかしてそれって、、、」

 

善「うん、マヨネーズ」

 

飯「うっ、、オムライスといったらケチャップじゃないのか?」

 

善「いや、でもさぁ、オムライスってケチャップライスに卵乗せてまたケチャップじゃん、なぁんか味に飽きがきちゃうんだよねぇ」

 

マヨネーズを絞り終えた善彦はそれをむしゃむしゃと食べる。

 

飯田はその姿に唖然としている。

 

善「、、、、カレーにもマヨネーズって合うんだよねー」

 

飯「いや、俺は結構」

 

飯田はきっぱり断った。

 

緑(佐竹くんってマヨラーだったんだ、、)

 

善「ふー、ごっそさんじゃねー」

 

マヨネーズオムライスを完食した善彦はその場を去った。

 

飯「、、、、チャレンジしよっかな?」

 

緑「やめときな飯田君!」

 

〜放課後〜

 

今日の授業がすべて終わり、皆解放されたような顔で教室を出て行く。

 

善彦もカバンに荷物を詰め、帰ろうとした時だった。

 

芦「佐竹ー」

 

芦戸が善彦の机に近づいてくる。

 

善「なにー?」

 

芦「あのさぁ、今日の授業でバイクになってたじゃん、」

 

善「乗せてほしいと?」

 

善彦は芦戸の思っていることをすぐに言い当てた。

 

芦「そうそう!、、いいかな?」

 

善「全然いいよ」

 

芦「いいの!」

 

葉「じゃあ私もいい?」

 

麗「私も乗りたーい!」

 

切「ちょっとまて!俺も乗りてぇよ!」

 

芦戸をオーケーしたのに反応して、みんながまたまた集まってくる。

 

芦「あ、でも空いてる日でいいからさ、空いてる日連絡できるように連絡先交換しようよ」

 

麗「私も私も!」

 

切「俺もな!」

 

みんなが次々にスマホを取り出す。

 

善「あぁ、ちょっとまってて、今だすから」

 

善彦がゴソゴソとカバンをあさり、携帯を取り出す。

 

葉「あれ?佐竹くんガラケーなの?」

 

善彦が取り出したのは赤のポッチが出ている白いガラケーだった。

 

麗「えぇー、私とおんなじだ」

 

善「あ、ちょっとまってー、」

 

善彦はまた携帯を机に出した。

 

切「次はオレンジのスマホか、、なんか分厚くね?ホームボタンが横についてるし」

 

芦「というか佐竹二個持ちなの?」

 

善「うん、便利なんだよね、通話しながら調べ物できるし」

 

麗「へー、金持ちー」

 

そう言いながら善彦はまた机に何かを置いた。

 

芦「え!なに?まだもってんの?」

 

そういった芦戸が目にしたのは明らかにハンバーガーだった。

 

芦「え?なにこれ?」

 

善「携帯だよ」

 

切「嘘つけ!こんなのが携帯な訳、、」

 

切島がバッとそれをとり、パカっと開く。

 

切「!!」

 

麗「どうしたの?」

 

切「これ、、携帯だ、、、」

 

そう言いながらみんなに見せた画面にはアプリがいくつも入っていた。

 

皆「「「えええ、、」」」

 

善「これでとった写真画質いいんだよね」

 

無事にみんなと連絡先交換できた。携帯多いからすっごいめんどくさかった

 

〜校門前〜

 

善「あー疲れた」

 

初めての雄英生活、やはり体力を使う、ベルトを巻き校門を出た辺りでシャカリキスポーツを取り出そうとした時だった。

 

耳「おいーっす」

 

上「遅かったな」

 

校門前で耳郎と上鳴が待っていた。

 

善「あれ?先帰ったんじゃなかったの?」

 

耳「いや、あのー、」

 

上「またバイク乗せてもらいたくってさ」

 

二人がもじもじしながら言った。

 

善「ほぇ?」

 

耳「今日の授業でね、あの風きる感じが楽しくって」

 

上「俺ーもーあの感じくせになっちゃってさ、、」

 

善「ぜ、、全然いいよ!今変身しちゃるよ!」

 

善彦は大喜びでレベル2に変身した。

 

善「ちゃんとヘルメットしてくださいよ」

 

次はハンドルの部分に二人分のヘルメットが引っかかっている。

 

耳「ハイハイ」

 

ヘルメットを被ると、授業の時にあんなことがあったにも関わらず耳郎がハンドルを握り、上鳴が後ろに座る。

 

善「え?耳郎さん運転すんの?」

 

耳「えへへ、ちょっと、、ね?運転面白くって」

 

上「俺が運転したいって言ってもこうなんだぜ」

 

善「あはは、そうかそうか、じゃあいきますか!」

 

善彦はエンジンを吹かし、授業の時とは違う安全運転で走った。

 

耳「そういえば佐竹は体育祭に向けて準備してんの?」

 

走行中に耳郎が話しかける。

 

善「体育祭、、?」

 

善彦は帰りのHRでオールマイトが話したことを思い出した。

 

上「雄英の体育祭はどでかいからな!色々準備しとかないと赤っ恥かくぜ」

 

善「準備ねぇ、、ポーズの練習とかかなぁ、、」

 

耳「ポーズの練習?」

 

善「自分の個性はね、変身ポーズをちゃんとしないと変身できないんだよ」

 

上「あー、だから授業の時とかさっき変身前にあんなデカイアクションしてたのか」

 

善「そうなんですよねー、あと自分が変身できるのはひとつじゃないからね♪」

 

善彦は赤信号にとまる

 

耳「え?そうなの?」

 

上「まじで!見してよ!」

 

善「へへーん、体育祭の時に使う場面があったら見せてあげるよ」

 

耳「ふふっ、楽しみにしてるね」

 

信号が青に変わった。

 

上「よっしゃー!体育祭頑張るぞー!」

 

耳・善「おーーーー!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!

 

3人の掛け声は、エンジン音と共に響いた。

 




次回は体育祭の回にします。

スーパー戦隊もその時にだす予定です。

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