僕のヒーローアカデミアwithスーパー戦隊&仮面ライダー   作:ガイコッツ

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林間合宿3日目です。


ヴィラン襲撃! あの人が変身!

林間合宿3日目、2日目同様個性を伸ばす訓練は続いていた。

 

もちろん善彦の訓練も2日目と変わってない。

 

1つ変わった所といえば善彦の買い物にラグドールが知床知子として付いてきたという事である。

 

ラ「あそこ着いた時はあちきのことは知床さんねー!」

 

善「はい、、知床さん、」

 

知「はいじゃあよろしくね!」

 

ラグドールも私服に着替えてピクシーボブ改め土川流子の後ろに乗った。

 

土「よーしじゃあ今回は昨日より激しくいくらからね!」

 

そう言うと土川はバイクのアクセルをひねり、善彦が昨日通った道とは違う傾斜の急な道を通る。大きな石や木の根がデコボコと出ているため2日目の時よりも善彦は体力を使った。

 

知「にゃははは!流子の言う通り楽しいねー!」

 

土「でしょ!スリル満点でやみつきにやっちゃうのよー!」

 

善(いつのまにか訓練がスリル味わう為のアトラクションになってる、、、)

 

そして善彦達は買い物を済ませ行きと同じ道を登る。

 

低燃費になるための訓練は2日目よりも過酷なものになっていた。

 

宿舎に戻った時間は2日目同様訓練が終わった時間と重なった。

 

ピ「はーいおつかれさまねー」

 

ラ「にゃはー!佐竹くん全身バッキバキだねー!」

 

そして2人はピクシーボブとラグドールに戻っていた。

 

ピ「さーあ佐竹くーん、次は晩御飯だからみんなと作ってらっしゃい」

 

ピクシーボブが善彦の背中をバンと押す。

 

善「はい、、ありがとうございました、、」

 

善彦はもう疲れでそれどころではなかったが、フラフラと歩きながら1-Aのいる場所へ向かい、夕食を済ませた。

 

耳「佐竹聞いてた?この後肝試しがあるんだってさ」

 

耳郎が怯えた様子で善彦に話しかける。

 

善「あー聞いてたよ、クラス対抗なんだってね驚かせるなら自分の十八番だよ」

 

善彦はにししと笑うと服の内側から銃を取り出した。

 

耳「え!あんたそれでB組驚かすの!」

 

善「耳郎さん、これ変身アイテムだよ安心して」

 

善彦が取り出したのはトランスチームガンだった。

 

耳「でも銃には変わらないでしょーよ」

 

善「B組には発砲しないから安心して」

 

耳「それは当然」

 

そして肝試しが始まったくじ引きでチームが決まり、善彦は緑谷と一緒になった。

 

善「これまた珍しい組み合わせに」

 

緑「えへへ、よろしくね」

 

善彦と緑谷が笑いあってると善彦が何かに気づく。

 

善「焦げ臭い、、?」

 

善彦の鼻が何かが焦げる匂いを感じる。

 

ゴシャ!

 

善「!?」

 

そして何かが殴られる音も聞こえた。

 

峰「おい、、万全をきしたはずなんだろ!なんで、、なんで敵がいるんだよ!」

 

緑・善「ピクシーボブ!」

 

善彦達に現れたのはトカゲの顔をした敵と白い布に包まれた棒を片手にピクシーボブを抑えつける大男だった。

 

スピナー「やぁ雄英のみなさまごきげんうるわしゅう」

 

ドンドン!

 

マグネ「いやん!」

 

スピナーが何かを言い終える前にマグネが何かで撃たれる、が白い棒でそれをガードした。

 

耳「佐竹!あんた、、、」

 

何かを撃ったのは善彦だった。

善彦の顔は怒りに満ち、スピナーとマグネを睨みつける。

 

善「フー!、、フー!」

 

トランスチームガンから白い硝煙が上っている。

そしてポケットからフルボトル取り出し、カチャカチャと振りトランスチームガンにセットした。

 

《バット》

 

音声とともに善彦がトランスチームガンを胸前に構えると、地面に倒れるピクシーボブを見る。

 

善(ピクシーボブさん、、2日間自分に指導をしてくれた先生、、よくも、、!)

 

マグ「あらぁ?あの子やる気かしらん?」

 

スピ「そうならば、我らが粛清するのみ」

 

スピナーが大剣を構えた瞬間、善彦が吠えた。

 

善「許さないぞぉ!お前らぁ!」

 

善「蒸血!」

 

善彦がトランスチームガンを振ると、善彦の体が黒い煙に包まれた。

 

《ミストマッチ!、、バット、バ、バット、、ファイヤー!》

 

黒い煙が晴れると、善彦の姿はナイトローグに変身していた。

 

善「無事ですむと思うな、、、」

 

ゆっくりと歩を進める善彦の前をプッシーキャッツの虎の手が遮る。

 

虎「佐竹よ、気持ちは分かるがこの場は逃げろ!この2人は相当な手練れだ、、」

 

善「しかし!」

 

マ「佐竹くん!ここは私たちに従って、、」

 

善「ぐっ、、、」

 

虎とマンダレイに止められ、たじろぐ善彦の目に皆とは違う方向に走る緑谷が見える、そして善彦が動いた。

 

善「わかりました、、この場はお願いします!」

 

虎とマンダレイが頷くのを見ると、善彦は緑谷と同じ方向に走る。

 

マ「えぇ!ちょっと!」

 

スピ「おぉーい!どんだけ無視してんだオレらのこと!」

 

スピナーが2人に向かって叫んだ。

 

マ「あ、忘れてた」

 

 

善彦は走って緑谷に追いつくと緑谷に話しかける。

 

善「緑谷くん!行かなきゃ行けない場所があるなら送って行こうか!」

 

緑「わっ!なに!あ、佐竹くんか、、できるんならお願い!」

 

善「了解!はぁぁぁ!」

 

バギッ!

 

善彦が力むと、背中からコウモリの羽が生えた。そして緑谷を担ぐと、その場を飛び上がり、空を飛んだ。

 

緑「うわぁぁぁ!飛んでる!」

 

善「あまり騒がないで!場所はどこ!」

 

善彦の声で騒いだ緑谷は止まり、洸汰のいる場所を指さした。

 

緑「あそこまでお願い!」

 

善「了解ぃぃい!」

 

善彦は一気にスピードアップして、緑谷の指定した場所へ飛んで行った。

 

 

〜洸汰の秘密基地〜

 

マスキュラー「なぁ、ところでセンスの良い帽子だな子ども、俺このダセェマスクと交換してくれよ、新参は納期がどうとかってこんなオモチャつけられんの」

 

洸汰「うぁ、、」

 

洸汰が恐怖で逃げ出す、しかしマスキュラーに回り込まれた。

 

マス「景気づけに一杯やらせろよ!」

 

マスキュラーが個性で腕を伸ばした瞬間。

 

善「おおい!こっち向けぇ!」

 

マス「!」

 

洸「あっ、、!」

 

そこには緑谷を振りかぶりながら空に浮いている善彦がいた。

 

マス「なんだぁ!あんなやつしらねぇぞ!」

 

善「強救道&デク!即興必殺!人間ロケットォォォ!」

 

善彦がマスキュラーに向かって緑谷を投げた。そしてロケットフルボトルをセットしたトランスチームガンを緑谷に放つ。

 

《スチームアタック!》

 

緑「デトロイトスマッシュ!」

 

ドガァァァ!

 

緑谷のロケットの勢いがついたデトロイトスマッシュはマスキュラーに直撃し、岩壁に叩きつけた。

 

善「よっしゃ!自分もこいつを倒す!緑谷くんこれをつか、」

 

善彦が緑谷にもトランスチームガンを渡そうとした時。

 

緑「いや!いらない!それより佐竹くんは洸汰くんを!」

 

緑谷が変身を拒否すると、洸汰を指差す、そして善彦もそれを瞬時に頷き、洸汰を抱き抱え、その場を緑谷に任せた。

 

善「絶対に死ぬなよ!これだけ渡す!振ると力が湧き出る!絶対に死ぬなよーー!」

 

そう言うと善彦はラビットフルボトルを緑谷に渡した。

そして宿舎へと向かう。

 

パシッ

 

緑「サンキュー、佐竹くん、、」

 

ラビットフルボトルを受け取った緑谷は善彦に向かって微笑むと、キッとマスキュラーの方を向いた。

 

カチャカチャカチャカチャ

 

緑谷はフルボトルを振ると、力が湧き上がるのを感じた。

 

緑「この力なら、、こいつを、、止められる!」

 

緑谷はその状態でフルカウルを発動し、マスキュラーに向かって走った。

 

〜宿舎〜

 

一方宿舎では、荼毘と相澤先生が戦っていた。

 

相(くっ、、先程生徒に戦闘許可を出したのはいいものの、こいつはいい状況じゃないな、、)

 

相澤先生は荼毘の他にも5匹の脳無を相手していた。

 

上「相澤先生ー!これを使ってください!」

 

相「!」

 

相澤先生は上鳴から何かを受け取る。

 

相「これは、、」

 

上「佐竹のコレクションの1つです!これで変身を!」

 

上鳴が相澤先生に向かって叫ぶ。

 

相「わかった、、こっちの方が合理的かもしれんからな!」

 

《バグヴァイザーⅡ(ツヴァイ)》

 

バグヴァイザーを腰に巻き、そして相澤先生はガシャットのボタンを押す。

 

《仮面ライダークロニクル》

 

そしてガシャットを手から離すと、バグヴァイザーのAボタンを押す、するとガシャットが宙を舞い、バグヴァイザーに挿入された。

 

《ガシャット》

 

相「変身、、!」

 

《バグルアップ! 天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!》

 

相澤先生の体をパネルが通り、変身を完了させた。

 

切「すげぇ、、」

 

上「かっけぇ、、」

 

荼「なんだぁ、、その姿は、」

 

相「仮面ライダークロノスだ、、覚えておけ!」

 

バッ!

 

荼毘が手から炎をだそうとするが、相澤先生の"抹消"で個性が出せない。

 

荼「個性は使えるんだな、、行け、」

 

荼毘が脳無に指示を出すと、脳無が相澤先生に襲いかかってきた。

 

相「、、、、」

 

《ポーズ》

 

その音声が聞こえた瞬間、相澤先生に襲いかかってきた脳無の動きが止まった。

 

中には空中で止まっている脳無もいる。

 

相「書いてあったことは本当だったんだな、、」

 

バグヴァイザーについてあった善彦のメモに相澤は再び目を通す。

 

「仮面ライダークロノスは、AとBのボタンを同時に押すと時間が止められます、しかしその分、クロノスに変身している時の体の負荷は大きいので注意」

 

相「ふふっ、こんな便利な能力があるのに今まで使ってこなかった理由がそれか、、」

 

メモに書いてある通り、相澤先生の体にはかなりの痛みが走っている。

 

早急に倒さなければこっちが自滅するであろう。

 

《ガッチャーン》

 

相澤先生はバグヴァイザーをバックルから外し、持ち手をつけ、ビームモードにする。

 

相「さっさと片付けるか、、」

 

《キメワザ クリティカル・ジャッジメント》

 

相澤先生がブンと腕を振ると、五発の緑の弾が脳無の前で停止する。

 

そしてバグヴァイザーをバックルに戻すと、荼毘に近づいた。

 

そしてBボタンを再び押す。

 

《キメワザ》

 

相「お前の処分は、、除籍だ」

 

そしてAボタンを押す。

 

《クリティカル・クルセイド!》

 

相「はぁ!」

 

相澤先生の回し蹴りが、荼毘の頭に直撃した。

 

そしてAボタンとBボタンを再びおす。

 

《リスタート》

 

「ゴギャァァァ!」

 

荼「うおっ!」

 

上「えぇっ!」

 

上鳴が瞬きをし、目を開けた瞬間、勝負は終わっていた。

 

《終焉の一撃》

 

脳無が吹っ飛び、荼毘が泥のようになって消えていく。

 

相「また偽物か、、」

 

相澤先生は混乱する生徒を背にため息をはく。

 

切「い、今、相澤先生何かしたか?」

 

芦「い、、いや、ポーズって音が聞こえただけ、、」

 

相「おい、お前らとっとと中に戻れ」

 

《ガッシューン》

 

相澤先生が変身を解除する。

 

そして捕縛武器で縛り上げた脳無と荼毘の残骸を見る。

 

相「 今後も、こいつに世話になるかもな、、」

 

相澤先生がバグヴァイザーをもって呟いた。

 

そしてその数分後、、敵連合は去っていった爆豪勝己を連れて行って、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これで林間合宿編は終わりです。
次はオリジナル回で行きます。

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