双極の理創造   作:シモツキ

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第二百八話 何をすべきか、何が出来るか

 俺は力を取り戻した。取り戻す事が出来た。それは、偶然なんかじゃない。自分の力…とも違うけど、これまでの俺の…霊装者として重ねてきた経験が、結果として取り戻す事に繋がった。俺は、そう思っている。

 初めは、ただそれだけで嬉しかった。力を取り戻せた事、慧瑠との時間も取り戻すに至れた事…それだけで、これ以上を望むのは罰当たりだと思う位に、俺は嬉しくて幸せだった。

 だけど、失ったのは俺だけじゃない。失い、嘆き、やり切れない思いに苦しんでいたのは、俺一人なんかじゃない。俺はウェインさんのおかげで取り戻すに至れたけど…それはきっと俺だけだ。間違いなく失った人達の大部分は、今も失ったままで…引き摺ったままだ。前は俺もその一人で、俺自身余裕がなかったけど…今は違う。今の俺は幸せだし、余裕もある。なのに、何もしないのは…その辛さを知っていながら、何しないのは……違う。

 

「悪い、急な話で。それにありがと」

「や、別に良いって。元々俺等も、今日この後は暇になってたからな」

 

 双統殿の廊下の一角、様々な箇所にあるちょっとした休憩スペースらしき空間。その内の一つに俺は小走りで近付き、そこで待っていた数人へと声をかけた。

 その数人は、初の富士任務で出会い、あの時にも共に作戦に参加した仲間達であり……皆、俺と同じように失った。失ってしまった、その時の数人。

 

「…で、話ってのは?」

「あ、うん。…まあ、なんていうか…最近の調子が、気になってさ。前に検査が一緒になった時も話したけど…あれからまた、少し経った訳だし」

『あぁ……』

 

 辛さを知っているのに、理由はどうあれ俺はもう一度歩み出す事が出来たのに、自分は取り戻せたからと知らんぷりをするのは違う。そんなのは、俺の憧れる姿じゃない。だから俺には、やるべき事があると、心の中で感じている。

 でもなら、何をすればいい?俺には何が出来て、一体何がすべき事?…それが分からなきゃ始まらない。闇雲に動いたって、空回りにしか…いやきっと、こういう時は空回りにすらならないんだから。

 そう考えて、その第一歩として、俺は訊く事にした。今一度、改めて…今の俺の状態で、同じように失った皆の事を。

 

「…別に、変わってないさ。身体は健康で、意識もはっきりしてて、日常生活はこれまで通りで…だけど、霊装者としての力は失ったままだ。霊装者としての時間は、無くなったままだ」

 

 一人の言葉に、他の皆もそれぞれ頷く。俺もまた、同じように頷く。…だって、分かるから。同じように感じていたから。多くのものを失ったんじゃなく、失ったのは霊装者の力だけで、無くなったのも霊装者としての時間だけで…だけどそれは、その喪失は、大きく深い。

 

「…そっちこそ、最近はどうだ?…って、訊くのも野暮だよな……」

「いや…そんな事はないよ。それに…俺は最近、やりたいと思う事…やらなきゃいけないと感じる事が出来たんだ」

「……受験勉強?」

「うっ…ま、まあそれもその通りではあるけども…」

 

 学生の本分は勉強で、今俺は高校三年…というのは置いておくとして、俺は問いへの返しをぼかす。勿論具体的に言う事だって出来た。でも包み隠さず話すのは、正直に言うのは、いつも正しい事とは限らない…ってのは、わざわざ説明するまでもないか。

 

「…だから、それもあって訊いてみた感じ…かな、うん」

「そっか…良かったじゃん、やりたい事があるのは」

「だな。俺もいい加減、切り替えられるようにならないと…」

「……っ…あのさ、もし……」

『……?』

「…あ…や、その…切り替えるのは、そんな焦ってやるべきではないかな、って思ってさ…焦って、取り敢えずでやった事って、割と後悔し易いもんだし…」

 

 切り替える。それは一見前向きな言葉だけど、要は諦めると同じ事。だからつい、「もしもそうせずに済むのなら?」…と言いかけて、そこから何とか誤魔化した。…それを俺が言うのは、無責任だから。俺という一例だけで期待をさせるような事を言うのは、俺の自己満足でしかないから。

 そんな誤魔化しの言葉に対し、皆は「まあ、それは確かにな…」と各々納得をしてくれた。そしてそれから、俺は皆が話してくれる範囲で、もう少し詳しい話を…今の皆の日々を聞いた。もっとちゃんと、しっかりと知る為に。

 

「…ま、自分はこんな感じかな。特に面白くもない話だったろ?」

「ああ、全くだ」

「やっぱり…っておいこら、オレは御道に言ったんだからな…!?」

「はは…まあでも、面白かったかと言うと……」

「うぐっ…止めてくれ、そこはいっそ普通に面白くなかったって言ってくれよぉ……」

 

 気遣い半分、冗談半分で目を逸らすと、返ってきたのは予想通りの反応。その返しに笑いが溢れ、俺も思わずにやっとする。

 安心…と言っていいのかは分からないけど、切り替え云々は別として、もう皆かなり受け入れてはいる。少なくとも、『失った直後』からは抜けている。…当たり前だけど、もうあれからそこそこの時間が経ったんだから。俺自身、認めたくないとは思っていても、現実自体は受け入れていたんだから。

 そうして全員から話を聞けた事もあって、その後は暫し皆で雑談。それが暫く続いたところで、一人が電話の為に一旦離れる。

 

「…皆、最初も言ったけど今日はありがと。話を聞けて良かったよ」

「そんな、ありがたがられるような話はしてないけどな」

 

 そう言って肩を竦める一人に俺は「そんな事ない」と返し、電話をしに離れていたもう一人にも礼を言って、それで会話を終了する。俺が呼んだんだから、という事で皆が戻って行くのを見送り…ふぅ、と一つ溜め息を漏らす。

 

「…お疲れですか、先輩」

「いや、疲れた訳じゃないよ。…ただ、色々思うところがあって…さ」

 

 姿を現し話しかけてくる慧瑠へ言葉を返しながら、俺もこの場を後にする。皆から直接聞くのはたった今終わったけど…まだ、やろうと思っている事はある。

 

(時間は…ちょい早いけど、まあいいか。最悪部屋の近くで潰せばいい訳だし)

 

 携帯の時計で時間を確認し、次なる目的地へ。早くもなければ遅くもない歩みで廊下を移動し、エレベーターに乗り、また廊下を進んで…ある部屋の前に。

 

「……失礼します」

 

 そこで数分程時間を潰し、そろそろ良いだろうと思ったところで、俺は中へ。

 

「今日は、お時間を頂きありがとうございます」

「いいや、構わないよ。休憩がてら人と話すのは、良いリフレッシュになるものだからね」

 

 中を進み、更に奥の部屋に入り…俺の挨拶に言葉を返してくれるのは、園咲さん。でも当然、その目的は昨年度までお世話になっていた、装備の調整や要望とかでは、ない。

 

「…最近は、どうだい?」

「まあ…それなりですね。悪くは、ないです」

 

 先に質問をしてきたのは園咲さんの方。つい先日の、綾袮からの問いを思い出しつつ俺は答え、考えてみればこれは訊かれて当然か…なんて思う。何せ俺は、力を失うまでは上の理由で時々顔を出していたけど、力を失ってからは顔を出す理由もなくなり、会う頻度がぐっと減っていたんだから。

 

「そうか…今日は、訊きたい事があったんだったね?」

「はい。…力の消失の事、そうなった人達の事…また改めて、聞きたいと思ったんです」

 

 今さっき園咲さんは休憩がてらと言った…つまり、仕事中に時間を割いてもらった訳ではないけど、決して暇じゃない筈のところへわざわざ俺へ対して時間を割かせてしまっているのは事実。だから園咲さんに訊かれた俺はすぐに本題を口にし、そのまま続ける。

 

「何か、明確な進展や発見があった…とかじゃなくて良いんです。単に、園咲さんから見て思った事、感じた事を聞きたいというか……」

「…うん、言わんとしている事は伝わっているよ。要は、意見や見解ではなく個人的な感想だね?」

「あ…はい、そういう事です」

 

 ばっちり理解してくれていた園咲さんの返しに、俺は首肯。流石は研究・開発に携わる人と言うべきか、やっぱり園咲さんは理解が早い。……ま、まあ独特というか、天然な部分はあるし、本当にしっかり伝わってるかは微妙に不安だけど…だ、大丈夫だよね。個人的な感想、ってドンピシャな返しをしてくれて訳だし…。

 

「話は分かった。話すのも勿論構わない。…けれど、私は人の機微には疎くてね。君の期待するような話を出来るかは怪しいところだが…それでも良いかな?」

「勿論です」

 

 断る理由はない。話してくれるだけでもありがたい訳だし…そもそも俺自身、「こういう話を聞きたい」っていう、明確なビジョンがある訳じゃないんだから。

 俺からの頷きを受けて、始まる園咲さんからの話。医療は専門外とはいえ、研究者である園咲さんには俺以外にも多くの人が話を聞きに来たり、或いは相談をしに来たらしく、プライバシーを侵害しない範囲でその時の事も話してくれた。

 

「…というように、霊力を消失させる力を持った魔人…或いは霊装者によるものなんじゃないか、と考えていた人もいたね。これは実際に破壊ではなく、消滅させているとしか思えない能力を行使する魔人が富士での戦闘で確認されたのも大きいのだろう」

「…そういえば、確かにそんな魔人もいました…いたというか、交戦したというか……」

「…君も大した巡り合わせだね。ここまでの遭遇率となると、たった一年足らずで一生分の…或いはそれ以上の魔人と遭遇していると言っても過言ではないよ」

「それは、その…何と言ったらいいのか、反応に困りますけども…」

 

 確かに考えてみるも、遭遇率が凄い。しかも初めて目にした魔人は魔王だし、その魔王級の存在と今はいつも一緒にいる事を考えると、遭遇率以外にも俺の巡り合わせはもうかしてる。…まあ、それを不幸と感じているかと言われると…実はそうでも、ないんだけど。

 

「…私から話せるのは、こんなところだ。少しは参考になったかな?」

「は、はい。凄く有意義な……って、あ、あれ…?…何かの参考にする、なんて言いましたっけ…?」

「うん?いや、恐らくは言ってないね。ただの言葉の綾、特に理由もなくこの言葉を選んだだけだが…何か不味かったかな?であれば謝罪を……」

「い、いえ大丈夫です!ま、まあ質問内容からして、何かの参考にしたい感溢れてますもんね…」

「……?」

 

 何気ない言葉から、見透かされていたのかと動揺する俺。けどそれはただの偶然だったらしく、俺は誤魔化しつつもほっと一息。い、いかんいかん…分かり易く慌てたら、何かの参考にするつもりだったんだって公表しているようなものだよ…。

 

(…ん?けど、これって…隠さなきゃ不味い事なのか……?)

 

 ここまで何となく隠していた俺だけど、ここに来てそこに疑問を抱く。

 まあ、一応隠す理由はある。この行動を紐解いていけば、途中で俺が力を取り戻した事に繋がるんだから、それを避ける為には隠す必要がある。けど、逆に言えばその部分だけ隠せば良い訳で、単に「今俺は立ち直れた。だからこそ俺と同じような境遇の人達の事を……」って駄目だ、これはこれで立ち直れた理由とか、だからこそへの説得力とかが抜け落ちて……

 

「…顕人君?大丈夫かい?」

「あ……すみません、ちょっと考え事を…って、あの…何故、首筋に手を…?」

「ふむ…脈拍は正常だね…」

 

 声をかけられた事で我に返った俺ながら、その直後俺の首筋に園咲さんの右手が添えられる。

 マニキュアだとか、アクセサリーだとか、そういうものが一切付けられていない、至って普通な園咲さんの右手。けれどその白くすらりとした指や、袖から見える手首は大人の女性のものだからか、ほんとにただ触れられているというだけでも何だかドギマギとしてしまう。しかも当の園咲さん自身は、全く気にしていない…というか気付いてすらいないからタチが悪い。

 

「…うん?いや、少し脈拍が速くなったような……」

「や、ほ、ほんとに大丈夫ですから…!それより園咲さん、自分から時間作ってもらってアレですけど、そろそろ戻った方が良いのでは…!?」

「いいや、問題ないよ。そもそも私の務めは、時間で区切れるようなものではないからね」

(そうだったぁぁ……っ!)

 

 さらりと退路を塞がれて追い詰められる俺。ただ、幸運にも不調という訳ではないという事は伝わったのか、俺が心の中で頭を抱えているうちに園咲さんは離れてくれた。…せ、セーフ…。

 

「…ともかく、君にとって意義のある話になったのなら良かったよ。話した結果が全くの無駄、では流石に悲しいからね」

「…すみません。前だったら、開発したもののテストなりなんなりでお返しも出来たんですが……」

「…顕人君。この通り、私は研究と開発しか能のない人間だが、それでも一応は大人だ。ただ話をする位で見返りを求めるつもりはないし…子供の君が、そんな気を回す必要もないんだよ」

「…園咲さん……」

 

 今の俺に、これまでのようなお礼やお返しをする事は出来ない。だから少し申し訳なく思っていた俺だけど…それを否定し、園咲さんはさっきと同じ右手を、今度は俺の肩へと触れる。

……あぁ、全く情けない。お礼出来ないどころか、追加で気まで遣わせてしまった。今の俺は、子供なんて言葉で誤魔化していいような域を超えた行動して、嘘も吐いているというのに。

 

「…ありがとう、ございます」

「うん。君の要望に沿った話は終わったが、まだ何か訊きたい事はあるかな?」

 

 手を離し、こくりと頷いてくれた園咲さんに、俺は首を横に振る。これは遠慮とかじゃなく…本当に、ここまでで十分話は聞けたから。

 それにしても…本当に、俺は周囲の大人に恵まれている。人付き合いの運で言うなら、俺はきっとかなり幸運だ。だからこそ…心に余裕のある今なんだから、気を付けたい。今みたいに、そういう尊敬出来る人達へ、余計な気を遣わせてしまわないように。

 

 

 

 

「ふー、ぅ……」

 

 部長室、それに技術開発部の部屋を後にした俺は、その後も双統殿内を回って、決して広くもない俺の協会内における人脈の限りで、力を失った人や、その人と交流のある人達から話を聞いていった。勿論数時間で全て当たれる程俺の人脈は極小じゃないし協会にある人達も別に暇って訳じゃないから、実際には数件なんだけど…話はちゃんと、聞く事が出来た。

 

(…やっぱ、そりゃ…そうだよなぁ……)

 

 皆が皆、同じ思いを抱いている訳じゃない。でも、多くの人は受け入れていた。何かの間違いや、不調ではなく、もう霊装者でないのだと、それを前提として考えていた。

 そこからの様子は人それぞれ。俺の様に受け入れはしたけど認めたくない、って人もいたし、死ぬよりはマシだって捉えている人もいたし、むしろ喜んでいた人もいた。…まあ、当然だ。特殊な力なんて何もないからこそ非日常に憧れた俺という例がある以上、霊装者であるが故に何もない日常が続く事を望む人がいたって、それはおかしな事じゃない。

 

「俺に近い人もいるけど、そうじゃない人もいる…だけど……」

 

 今日聞けた話を思い返しながら、俺は思う。考え方、受け止め方は人それぞれ。だけど…その殆どが、ひょっとしたら俺以外の失った人全員が、真実を知らない。上層部はこういう事が起こる可能性もあると分かっていて、その上で秘密にし、調査を実行したんだって事を、知らされていない。

 例えば、それを知ったら俺と同じ境遇の人達はどう思うだろうか。…きっと、多くの人が怒るだろう。中にはそれが組織というものだから、と理解を示す人もいるだろうけど…なんであれ、隠されていた事は事実。それを快く思う人はいないだろうし……今の考えも、変わるかもしれない。真実を隠されていた事、明かされていれば何か変わっていたかもしれないという事、そして今も隠し続けているという事…それ等は人の思いをがらりと変えてしまう程に、重く深い事だと思う。

 

「…先輩、聞いてどうするつもりだったんっすか?」

「え?」

 

 もやもやとする気持ちを抱えていたところで、慧瑠が声をかけてくる。話しかけつつも慧瑠は俺ではなく、窓の外を眺めていて…でもその声音は、普段よりも真面目。

 

「言葉通りの意味っすよ。先輩は聞いて、何かするつもりだったんすか?何か、出来るんですか?」

「それは……」

「そうじゃないなら、自分はよく分からないです。先輩がしている事の意味、必要性が」

 

 まぁ、魔人だから分からないだけかもしれないっすけどねー、と付け加えて、慧瑠は俺への言葉を締める。…そんな事はない。魔人だから分からないんじゃなくて…慧瑠の、言う通りだ。

 勿論、何も考えてない訳じゃない。そもそもこうして聞いて回ったのだって、「何をするべきか」を探す為。そういう意味では、聞いて回っている時点で「次」が決まっていなくても当然。だけど今、取り敢えず今日回った範囲で何か決まったかと言われれば、何か見えてきたかと訊かれれば……答えに窮してしまうのが実情。

 

(力を蘇らせる…のが出来れば一番だけど、それが出来りゃ自分自身にやってる。今ある俺の力の事を、勝手に話せる訳もない。だったら、俺に出来る事なんて……)

 

 聞いて満足する事も、聞いた結果出来る事なんてなかったから、仕方ないって事で終わりにする事も、俺には出来ない。

 でも、だったら何が出来る。力を取り戻したといっても、以前と全く同じ状況にはない、仮にそうだったとしても、結局は一介の霊装者に過ぎない俺に出来る事なんて……

 

「…いや、ある……」

 

 思考がそのまま言葉になるように、ぼそりと呟く。俺には綾袮の様な飛び抜けた実力も、組織の中枢にまで至れるような立場もない。だけど知識は…協会が隠している、あの時の真実の事は知っている。

 けど、ならばそれをどうする。俺がそれを真実だと言って回ったところで、嘘だと思う人もいるだろうし…この真実だけを知ったところで、誰も幸せになんてなりはしない。それこそ、知らない方が幸せ…っていうやつだ。少なくとも…ただ真実だけを、明かされるなら。

 

(…それだけじゃなくて、こうなった事について…その上で尚も隠していた事について……けど、だけど…)

 

 俺の頭の中に浮かんだのは、一つの行動。こうすれば、そうなれば、皆が納得出来るかどうかは怪しいけど…このあまりにも一方的な状態は、多少なりとも解消される。

 だけど迷う、迷うに決まっている。だってそれは、その行動っていうのは……刀一郎さんや深介さん、紗希さん達に直談判し、力を失った人達へ真実を話す事、それについてちゃんと謝罪してもらう事、その二つの約束を得るってものだから。


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