双極の理創造   作:シモツキ

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第百三話 悪意ではない、覚悟の行動

立て続けに三組のお見舞いが来てから更に数日。傷が開くだとか体調が悪くなるだとかの問題もなく、経過良好という事で本日遂に俺は退院となった。厳密には昨日それが決まって、現在俺は荷物の片付けを行っている。

 

「いやぁ、初めは早く帰りたいと思ってたけど、いざ帰るとなると名残惜し……くないな。てか名残惜しくなる程いた訳でもないし」

 

自分の物とここの物とを混じらせないよう軽く分けて、綾袮さんに用意してもらったバックへ詰め込んでいく。綾袮さんは今日用事があるとかで、まだここには来ていない。

 

「にしても、日当たりの良い部屋だったなぁ…夏場だから全然うれしくなかったけど」

 

時折独り言を呟きながら、片付けをする事十数分。元々長期の入院じゃなかったし、必要になったら綾袮さんに頼めばいいやというスタンスでいたから、案外片付けは簡単に終わってしまった。…まあ、滅茶苦茶手間取るよりはいっか。

 

「さて、これで…っと、着替えるの忘れたっけ……」

 

片付けを終えた俺はベットに腰掛けようとし、そこで病院服のままだという事に気付く。だから当然俺は着替えへ。ここには俺以外いないし、わざわざカーテンを引く必要もないんだから、そのまま立って紐を解く。それから服を脱ぎ、荷物の中から私服を引っ張り出して……

 

「お待たせ〜顕人君。もう片付けは終わったかな?終わってなかったらわたしはジュースでも買い…に……」

「あ……」

「…………」

「…………」

「………………「いや早く閉めてよ!?な、何フリーズしてんの!?」あ、そ、そうだよね!ごめんっ!」

 

……下着しか履いてない状態で、綾袮さんがやってきた。…えぇはい、最悪のタイミングです。全裸じゃないだけまだマシっちゃマシだけど、それでも普通に最悪です。

 

「び、びっくりしたぁ…やっべ、今のでもう嫌な汗が……」

 

慌てるように私服を着る俺。もう扉は閉まっているけど、展開が展開だけにゆっくり着替える気分にはなれない。そして着替え終わった時、俺はまだ心拍数が上がっている胸を撫で下ろした。

 

「…あー…お待たせ、もういいよ綾袮さん」

「…ほ、ほんとに……?」

「嘘言う訳ないでしょうが…」

 

病院服を畳みながら声をかけると、僅かに扉が開いて視線だけが入ってくる。綾袮さんの心境も分からないでもないけど…俺が脱いだ姿を、綾袮さんに見せようとするとでも思ってるのかね……。

 

「そ、それもそっか……あの、ほんとにごめんね…?」

「まぁ、気にして…なくないけどそんなに怒ってもないし、今後気を付けてくれればそれでいいよ」

「う、うん…」

 

それから綾袮さんは入ってくるも、顔は赤いままだし普段からは想像出来ない程にしゅんとしている。いつもは元気一杯、天真爛漫な女の子って感じの綾袮さんがそういう姿を見せるのは、何ともギャップが効いてて可愛らしい……って、

 

(何考えてんだ俺は…着替え見られといてこの思考は駄目だろ……)

 

被害者サイドがときめきを覚えるとか、完全にアウトである。良くてマゾヒスト、悪いと最悪ストックホルム症候群の症状である。…いや、被害っつってもまだ軽いもんだけど。加えて言えば、俺は別に見られた事でときめいた訳でもないけど。

 

「…えーと、片付けは見ての通り済んでるんだけど…もう帰っていいの?それともまだ何かやる事ある?」

「あ…も、もう帰れるよ。わたしはどれ持った方がいい?」

「じゃあ、これを頼むよ」

 

この話を引っ張っても仕方ないから俺は本題に入り、バックの内一つを綾袮さんに渡す。もうやる事がないのなら、ほんとに後はお世話になった人に挨拶をしてそれでお終い。

 

「悪いね、時間ない中付き添いまでしてくれて」

「ううん、流石に退院直後の人を一人で帰らせる訳にはいかないからね。それにラフィーネとフォリンからも、顕人君の事をちゃんと見ててくれって言われてるし」

「そ、そうなんだ…っとそうだ、俺結局二人に関して訊けてないじゃん…あのさ、帰りに二人と会う事って出来ないかな?勿論無理なら諦めるけど…」

 

渡した流れで俺も残りの荷物を持ち、歩き始めた最中に出てきた二人の名前。そこで数日前聞けず終いとなり、その後も訊いていなかった二人との交流が出来ないかと、俺は何気なく訊いて……その瞬間、綾袮さんの表情が陰りを見せた。

 

「……綾袮さん?」

「今日は…難しいかな。二人自体は空いてるけど、今日はちょっと二人に関する話し合いがあって……」

「…あって…?」

「……ごめん、言い直すよ。これは、関係者である顕人君にも知る権利があると思うから」

 

横を向く俺に対し、綾袮さんは廊下の先を見ながら少しだけトーンの落ちた声で途中まで言って……それから立ち止まり、俺の方を向いて訂正する。打って変わって真面目な声音で、真剣そうな顔で言い直すと言われた事で俺は緊張し、同時に不安が心をざわつかせる。けれど、綾袮さんが言ったのは……俺の予想以上の言葉だった。

 

「…話し合いはね、おじー様達とこっちにきてるBORGのトップによるものなの。二人の事は本題だけど、本質的な話じゃなくて……その話し合いの結果次第じゃ、顕人君の望まない決定が下されるかもしれないの」

「……っ!」

 

それは恐らく、ここに来てから一番の衝撃。一番の衝撃を、去る間際に聞かされるなんて思いもしなかった。…けど、そんな事はどうでもいい。

 

「望まない決定って…でも、あの時ゼリアさんは退いて……」

「あの時は、ね。それにBORGに送還、ってのは選択肢の一つでしかないよ。もっと軽く済むかもしれないし…もっと酷くなる事だって、あり得るから」

「…なんで、そんな……」

「……組織だから、だよ。特に戦闘を生業にする、世間には知られてない組織だからこそ、時には非情な判断を下さなきゃいけない事もある。忖度とか、面倒事の隠蔽とか、不都合な事実の揉み消しとか、そういう汚い事も時にはするんだよ。…納得は、してくれなんて言わないけどね…」

 

悲しそうに、済まなそうに、綾袮さんは言った。これが組織の…清さや理想だけじゃ渡っていけない世界の在り方なんだと。そして同時に、俺は気付いた。これまで綾袮さんから、間違いなくそっち側の人間である彼女にそういうものを一切感じなかったのは、実力も権力も努力も尽くして理想を実現させてたのだと。俺に、そういう世界を見せないでいてくれたんだと。

 

「…………」

「おじー様は厳しいけど優しいし、妃乃のおじー様も妃乃が尊敬する位良い人だから、きっと極力二人の事も考えてくれると思うよ。…だけどやっぱり、協会の利益や皆の安全と、理由はどうあれ『敵』の二人を天秤に掛けたら……」

「…だよ、ね…うん、理解は出来るよ…理解出来るし、組織じゃ割り切る心が必要だって事も分かってる」

「…ごめんね、顕人君」

「なんで、綾袮さんが謝るのさ…綾袮さんは、何一つ悪くないじゃないか…」

 

納得は出来ずとも、理解は出来る。それが組織の長に強いられる現実だって事も、綾袮さんが謝るのは辛く思っている事の表れだって事も、全部理解してる。

だけどそれは理解。そういうものだと分かっているだけ。仕方ないという思いはあるけど、飲み込んだ訳じゃないし…増してや納得なんて、俺は微塵もしていない。

 

(…なら、どうする?このまま仕方ないって自分に言い聞かせる?……馬鹿言え、誰がそんな事するもんか)

 

俺は昔から、物分かりの良い子供だった…と思う。親や先生にあまり反発せず、納得出来てない事でも『大人の言う事だから』と自分に言い聞かせて飲み込んだ事も少なくない。…けど、これまでと今は違う。今そうしてしまったら、俺は大切なものを失う事になる。あれだけの覚悟でもって守ったものを、手放す事になってしまう。それに、俺の中で再び燃え始めた夢への思いは……別の答えを、迷う事なく掲げている。現実を見てるフリして、世の中の非情さを分かってるフリして、夢や信念から逃げる自分にすら目を逸らすような事…誰がするもんか、って。

 

「……ねぇ、綾袮さん。二人が組織間のやり取りにおいて不利になるのは、BORGにとって二人を野放しにするのが危険である事と、事実として俺が…協会の人間が傷付けられたって事だよね?」

「え……?…う、うん…そうだね、その認識は間違ってないよ」

「そっか……なら…頼みがあるんだ、綾袮さん」

 

背丈の関係から俺を軽く見上げる綾袮さんの瞳を見つめて、俺は言う。俺のしたい事を。俺の貫きたい思いを。

それは愚かで、無謀で、分の悪い賭け。損をするだけの可能性だって十分にある、一蹴されても仕方ない意思。だけど俺は口にした。その思いを自分の中から外へと放った。…だって、そうだろう?俺はまだ……二人との約束を、果たし切れていないんだから。

 

 

 

 

そこでは、緊迫した雰囲気が渦巻いていた。普段この類いの緊張とは無縁な人間ならば居るだけでも耐えられないような、ある種戦闘の緊張にも匹敵する空気。だがそれも当然の事。規模も力も大きな組織のトップ同士による会談とは、戦闘と何ら変わらないのだから。

 

「…認めるつもりは、ないのだな?」

「えぇ、残念ながら。けれど僕の預かり知らないところとはいえ、我等がBORGの霊装者が暴走した事は事実。それに関する賠償は、きちんとさせて頂きますよ」

「ふん、白々しい…」

 

この場における中心は、確認の問いを投げかけた宮空刀一郎に、返答に対して鼻を鳴らす時宮宗元、そしてその二人と対面するBORGの代表、ウェイン・アスラリウス。その傍らにはゼリアが立ち、刀一郎と宗元の横にも護衛の霊装者が相手へ鋭い視線を向けているが、彼女達は一切言葉を発しない。

 

「して、その負傷した霊装者の調子はどうですか?聞くところによると、致命傷ではないとの事ですが…」

「それは我々に訊かずとも、秘書に訊けば済む事だろうに。綾袮をして強者と言わせた彼女ならば、よもや自らの与えた傷の具合が分からないという事もあるまい」

「ふむ…さらについてはこちらとそちらで認識の齟齬があるようですね。後程改めて確認させてもらいますよ」

 

その名の通り、刀の様な視線と雰囲気を刀一郎は放つものの、ウェインはそれを柳に風と軽く躱す。一方の刀一郎も動じる事なく雰囲気を維持し、お互い一歩も譲らない。

 

「…一応伝えておこう。彼女達は我々に協力的だ。そちらが如何に情報を隠蔽しようと、人という証拠がある以上、逃れようのない事実を突き付ける日が来る可能性はゼロではない」

「確かに、人の存在は侮れませんね。しかしないものはないのですよ。こればかりは信用して頂くしかありませんが」

「信用するかどうかは我々が決める事だ。誰が最も信用出来るかも、何が最も信憑性に長けているかも、な」

 

刀一郎とは別の角度で仕掛ける宗元。時宮と宮空の両家を中核とする二つの派閥に分かれ、一枚岩ではなくなっているのが霊源協会の実情だが、組織として同じ目的を持っている事には変わりなく、そのトップたる両者は生粋の指導者。同時に長い付き合いという事もあり、二人は示し合わせを一切なくして協力して話を進めていた。

この会談は元々、BORGへの疑念と暗殺事件に対する情報共有が議題となって行われる筈のものだったが、その双方が最悪の形で繋がった事により協会側が問い詰める形へ変化し今に至る。ここまでは押し問答の如く目立った進展がなく、実質的な硬直状態となっていたが……ちらりと宗元と刀一郎は視線を合わせ、この会談に終止符を打つ。

 

「……最後に、もう一度だけ訊こう。ラフィーネ・ロサイアーズ及びフォリン・ロサイアーズの行動は全て彼女達の独断行動であり、BORGに我々と敵対する意思はない…これがそちらの主張で間違いないな?」

「はい。更に言うなら、お互いの利益の為にも有効な関係は続けたいものです」

「…ならば、こちらもそれ相応の対応をさせてもらおう。今の関係が崩れる事は出来る限り避けたいところだが、真相次第ではそれも致し方……」

 

役が変わりながらも再びの形で宗元が訊き、ウェインが応え、それに刀一郎が言葉を返す。彼の言葉は会談を締めようとするものであり、それを二人も止めはしない。刀一郎が言い切れば、そこで会談は終わりとなる。……そんな時だった。

 

「……会談中、失礼します」

『……!』

 

不意に開かれる部屋の扉。会談中に誰かが入ってくる予定はなく、尚且つ外には警備が立っていた筈の扉が開かれた事に内部の全員が反応し、特にそれぞれの護衛は臨戦態勢の雰囲気を纏う。…だが、声と共に入ってきたのは……

 

「…綾袮…それに、顕人……」

「突然の無作法、申し訳ありません皆様」

 

それぞれ制服を身に付け、真剣な眼差しを浮かべた顕人と綾袮だった。

 

 

 

 

協会の指導者二人とその護衛、ゼリアさんと見知らぬ…恐らくはBORGの代表である一人の男性。部屋の中に居た全員の視線が俺達二人に向けられている。…想像を遥かに超えた、緊張感と共に。

 

「…何のつもりだ、綾袮」

 

まず綾袮さんが言葉と共に入り、俺は後に続き、語先後礼で謝罪を述べた。それに返ってきたのは、刀一郎さんの静かな問い。けれどその視線は、これまで話したどの時よりも…鋭い。

 

「彼が、この会談の内容に関して何としても伝えなければならない意見があるとの事で、わたしの判断で連れて参りました。事前連絡のない形となってしまった事は、わたしの責任としてお詫び申し上げます」

「…伝えなければならない意見、だと?」

「はい。重要な事であるが故に、伝えなければならないとの事です」

 

準備や心構えの時間なんて殆どなかったというのに、綾袮さんは落ち着き払って言葉を紡ぐ。既に冷や汗で服が濡れつつある俺とは対極の、威厳ある態度と言葉。…その綾袮さんが力を貸してくれてると思うと、やっぱり心強い。心強いんだから…俺も、ビビってなんかいられない…!

 

「…いいだろう、ならば話せ……とは言えんな」

「……何故、でしょうかお祖父様」

「場を弁えない行動を、二つ返事で了承する訳にはいかないからだ。確かに一刻を争う事態ならば、正しい手順を踏まずに進める事も必要だろう。だが、もし今最高機密に関する話をしていたらどうする。顕人は勿論、綾袮…お前にも知らせる訳にはいかない話を耳にしてしまったとしたら……それが分からない訳ではなかろう」

「…それは、重々承知です。稚拙な行動に対する叱責は、甘んじて受け入れます。ですが……」

「まぁ、いいではないか刀一郎」

 

許可が降りる瞬間を待つ俺と、俺が話せる場を作ろうとしてくれている綾袮さんに返されたのは、一切の譲歩がない…けれど、筋の通った刀一郎さんの言葉。それはただ拒絶している訳ではない、俺達の行動を一応とはいえ認めた上での否定だからこそ、単に駄目だと言われるよりも反論し辛く、綾袮さんも一瞬言葉に詰まってしまう。……でもそこで、意外な形の援護が入った。

 

「…宗元、お前……」

「どちらが正しいかと言えば、それはお前の方だろう。だが、お前自身が言った通り、時にはなりふり構わない行動が最善となる事もある。考えなしの行動ならいざ知らず、非礼を理解した上での行動ならば…聞くだけの価値は、あるだろうさ」

「…私とて、聞く価値がないとは言っていない」

「だろうな。ならば、もう一人にも意見を訊いてみようじゃないか。…ウェイン殿、貴様はこれをどう思う」

「私は別に構いませんよ。それに…わざわざこうして、連絡も惜しんでまで伝えようとしたのは何なのか、個人的には興味を惹かれますね」

「…との事だ。少なくとも相手方は、話す事に肯定的らしい」

 

説得…とまでは言わないものの、俺達を肯定してくれる意見を述べてくれたのは時宮家の当主、時宮宗元さん。更に話を振られたBORGの代表、ウェイン・アスラリウスさんもその意見に賛同し、この場における風向きが変化。それに乗じて俺と綾袮さんが深々と頭を下げると……下げた頭のその先で、小さな溜め息が聞こえてきた。

 

「……良かろう。だが、本当に今でなければならない進言だったかどうかは、聞いてから考えさせてもらう。それでも構わないな?」

「…感謝します。……顕人君」

 

フリではない、今度こそ本当の許可の言葉。それを受けた綾袮さんは大きな首肯で了解を示し、俺へと視線を送ってくる。…その瞳は、言っていた。さぁ、顕人君の出番だよ…と。

 

(…腹痛感じるレベルで緊張するな…けど、だから何だってんだ…俺は、俺のしたい事を…すべき事をするだけだ……ッ!)

 

綾袮さんからの視線に頷き、一歩前へ。目を閉じ、小さく深呼吸し、目を開く。

目の前にいるのは、二つの組織の長。更に言えば、あのゼリアさんもここにいる。間違いなく俺にとっては場違いな、いるべきじゃないとすら思えてしまうこの空間。……だとしても、俺がやる事は一つ。そしてその思いを胸に……俺は、挑む。

 

「…まずは、謝罪させて下さい刀一郎様、宗元様。これから私が申し上げる事は、この会談が始まる前にお伝えすべき事でした」

「…前置きはいい。君は何を伝えたいというのだ」

「はい。私が申し上げるのは、私が行った報告の訂正です。療養中、聴取に対し正直に答えたつもりでしたが…今となっては、誤りがあったと猛省しております。伝えるべき事を伝えられなかったと、認識している所存です」

「…そうか。ならば、どこをどう訂正するのか言ってみよ」

「分かりました。私は、ラフィーネ・ロサイアーズ及びフォリン・ロサイアーズがBORGとの刺客であった事、彼女達が事実上の脅迫をされていた事、離反しようとする彼女達へそちらのゼリア様が実力でもって止めた事、私の負傷もその際のものである事をお伝えしましたが……」

 

 

 

 

 

 

「──それ等は全て、誤りでした。私はロサイアーズ両名と訓練を行い、その最中に不注意から怪我を負い、駆け付けた綾袮様に助けて頂いた。…以上を、私からの訂正とさせて頂きます。ご報告が遅れ、誠に申し訳ありませんでした」


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