超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress   作:シモツキ

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本稿は、執筆段階で必要と思った技のみ載せています。しかし見落としている技、今後必要だと思い直す技がある可能性もあるので、その点はご了承下さい。


技(スキル)集(第五十六話〜エピローグ)

イリゼ

 

天舞零式・百花繚乱

精製した武器群の射出、肉薄から多数の武器を振るう怒涛の連撃、手放した武器による再度の射出、そして天空からの最大加速斬撃と、シェアエナジーを惜しみなく注ぎ込む、原初の女神の切り札の一つ。零、という文字から分かる通り、天舞壱式から玖式まではこの技を源流に一部を抽出、派生させる事で編み出されている。短時間で立て続けに行う武器精製と圧縮シェア爆発は心身共に負担が大きく、現状のイリゼでは攻撃の結果に関わらず、終了後は継戦能力に支障が出てしまう。だがその分威力は凄まじく、次元の脅威を退けるのに十分なだけの力を持つ。

(使い手から一言)「原初の女神の威光を前に、あらゆる悪は討ち倒される。思いの光は、進むべき花道を照らす。人の未来よ、咲き誇れッ!」

 

ロンド・オブ・グングニル

ベールとの合体技。敵の全身へ左右から超速度の連撃を叩き込み、一瞬の空白の後イリゼは武器を大槍に持ち替え連撃を再開。槍の乱舞の果てにイリゼの斬撃、投げ渡した大槍によるベールの投擲、そしてベール自身の大槍による全力の突貫でもって敵を斬り裂き穿ち尽くす。ベールに比べて劣る槍の技量は圧縮したシェアエナジーの爆発による加速と連携を前提とした動きによって補われており、連携の質が技全体の性能に直結する。特に最後の投擲は連携の質が求められ、回転によって投げ渡しの力を全て投擲に加算出来る一方、失敗すればベールは致命傷を負いかねない。

(使い手から一言)「我等が華麗にして苛烈な槍撃、受けるがいいッ!女神と人には栄光を、戦場には旋律を、そして敵には…誉れ高き敗北をッ!」

 

 

ネプギア

 

ハイヒール

対象の傷を癒す魔法。コンパから教わった我流魔法がベースであったが故にネプギアの治癒魔法は性能の良いものではなかったが、ロムラム、そしてブランの指南を受ける事で質が大幅に向上。特にブランからの指南はワンランク上の治癒魔法を会得する程に影響を与えており、同時に魔法使いとしての才覚も少なからず見出された。ヒールに比べ治癒速度に長け、より深い傷にも対応している魔法だが、その分消費する魔力の量も増えている。

(使い手から一言)「ふふっ、これでもっと皆を助けられるよね。…色んな人に教えてもらったし、これで恩返しが出来ると良いなぁ…」

 

プラネティックディーバ

斬撃、刺突、連射、照射と持てる全ての技術を駆使して放つ大技。連続斬撃で打ち上げ、光弾による追撃をかけ、刺突から続く二度の最大出力照射で締め括る。一連の流れの中でも頻繁に距離が変化する為対応し辛く、額面以上に強力な技だが、膨大なエネルギーを必要とする為それなり以上の充填時間を用意しなければならず、系統の違う負荷が立て続けにかかる事から身体的な負担も大きい。紫の光が宙を舞う姿は文字通り神々しく、また動きとそこから溢れるネプギアの強い思いは美しき歌姫の如く見る者の目と心を奪う。

(使い手から一言)「これがわたしの全力全開、全身全霊ですッ!わたしの進む道は、貫く思いは……誰にも邪魔はさせませんッ!」

 

ヴィオレットシュバスター

ネプテューヌとの合体技。姉妹ならではの抜群の連携を活かし、相手が自分の思う理想の動きをする前提で連続攻撃を仕掛けていく。締めは敵の前後から放つ二段構えの同時攻撃であり、トドメに移行するタイミングはその時々で変化する。同時攻撃があるとはいえ基本的には全て個々で放つ斬撃や射撃である為、女神姉妹の合体技の中でも特に単純な動きとなるが、上記の通り理想の動きをする前提で組まれているが故に技としての性能はなんら劣っていない。また単純さは柔軟性に繋がっており、状況に合わせた調整能力にも長けている。

(使い手から一言)「わたしがお姉ちゃんを信じて、お姉ちゃんもわたしを信じてくれる事で、この技は完成します。これが、わたしとお姉ちゃんの絆なんですッ!」

 

スペリオルアンジェラス

ユニ、ロム、ラムとの合体技。ネプギアは初撃、続くユニとの同時射撃、そして三人から託される最後の一撃を担当。守護女神四人の切り札であるガーディアンフォースを意識した技だが、戦闘スタイルの関係から遠隔攻撃が主体となっている。四人の連携によって作り出される動き自体も圧巻のものだが、この技における真の連携とは即ち互いを信じ合い、その思いで自身を高め続ける事。ことこの技の最中だけに限れば、女神候補生の四人は守護女神の四人に匹敵していると言っても過言ではない。

(使い手から一言)「皆と合わせたこの力、皆で描いたこの思い、皆で紡いだこの絆…その全てが、わたしの、わたし達の未来を作るんですッ!さぁ、行こう皆ッ!」

 

 

ユニ

 

ブレイブカノン

重粒子、荷電粒子、そしてシェアエナジー。三種のエネルギーを抑制による調整ではなく活性化状態のまま融合させ、極大出力の光芒として放つ技。元々構想していた技術に、「ブレイブ・カノン」から得た発想を土壇場で組み込む事で技へと昇華した。発想元である事、大望よりも目の前の笑顔を優先したブレイブへの敬意、そして何より彼から夢を受け継ぐという覚悟を込めて、ユニはこの技へ『ブレイブカノン』という名を付けた。

(使い手から一言)「覚悟、決意、そして理想!アタシの夢は、アタシの思いは全てを貫く!届け必殺……ブレイブカノンッ!」

 

N(ネクスト).G(ジェネレーション).P(ポータブル)

砲身展開状態から更に左右へ分割した、リミッター完全解除の四分割モードで一撃必殺級の射撃を嵐の様に放つ大技。前半の攻撃で敵の体勢を崩し切り、続く射撃で撃ち上げ、全てを飲み込む程の照射で締め括る。X.M.B.への負荷は勿論の事、底を抜いたバケツの如く凄まじい勢いでシェアエナジーを注ぐ事となる為、この技を出し切った時点で身体的には余裕があったとしても戦闘不能、或いはそれに近い状態となる事もあり得る。リミッターを解除している時点で威力の調整も出来なくなるが、それに見合う以上の超火力がこの技の単純にして最大の持ち味。

(使い手から一言)「この技で終わらせるわッ!受けてみなさい、ラステイションの女神候補生の…成長し続けるアタシの全力をねッ!」

 

リヒトシュバルツ

ノワールとの合体技。二人同時に肉薄し、ユニは射撃を、ノワールは斬撃を一瞬足りとも絶やす事なく浴びせ続ける。強力無比な乱舞の果てにあるのはトルネードソードと全開照射で、初撃から最後の一撃まで凡そ隙と呼べるものが存在しない。ヴィオレットシュバスター同様この技も相手が理想通りに動いてくれる前提で組み上げられているが、そちらが絶対の『期待と信頼』が根底にあるのに対し、こちらは相手への揺るがない『自信と信用』が根底を担う。お互い不器用ながらも心の奥底では通じ合っている、そんな二人の関係性を象徴するような技。

(使い手から一言)「アタシは後衛。アタシが立つのは皆の後ろ。だけど、アタシの心は皆の…お姉ちゃんの隣にいるのよッ!それを、この技で証明するわッ!」

 

スペリオルアンジェラス

ネプギア、ロム、ラムとの合体技。ユニはネプギアとの同時射撃、合間を埋める追撃、ロム、ラムとの収束照射を担う。戦況や仲間の状態を後方から把握し、その時最も求められる射撃を行えるユニの長所を活かしたポジションとなっており、この技における精神的な支柱はネプギアだが、技術的な支柱はユニであると言っても過言ではない。姉である守護女神を目指して歩み続けた女神候補生が辿り着いたのは、彼女達とは違う形。されど形は違えど、その輝きは確かに女神として並び立っている…それを表しているのが、このスペリオルアンジェラスと言える。

(使い手から一言)「まさかアタシ達が、こんな技を作り上げる事になるなんてね。…ふふっ、でもまだまだアタシ達は強くなる。そうでしょ、皆!」

 

 

ロム

 

アイスサンクチュアリ

ロム、ラム共に習得している氷結系魔法。ルウィー式魔法をベースにアレンジを加えた、亜種ルウィー式魔法とでも言うべき魔法の一つ(発展や派生の域である為我流魔法には該当しない)。氷塊そのものによる攻撃と着弾地点より周囲を氷結させる追撃の二段構えとなっており、氷塊を敢えて避けさせ、回避したと思ったところへ氷結をかけるという運用も可能。因みに名前はロム及びラムから命名を求められたブランが付けている。

(使い手から一言)「ラムちゃんといっしょにおぼえた魔法、だよ。…あ…アイスさん、じゃなくて…アイス、サンクチュアリなんだよ…?」

 

メモリーオブ・リードアンドランダム ※1

ラムとの合体技。背後に展開した魔法陣より自らの持てるあらゆる攻撃魔法を放ち、魔力による飽和攻撃をかける技。そこから更に二人の魔法陣を融合させ、白く輝く膨大な魔力の光芒を叩き込む。一つの魔法陣にまるで違う系統の魔法を組み込む事、それにより際限なく複雑化していく魔法陣を融合させる事、その上で膨大な魔力を放つ事の全てが一流の魔法使いでなければ達成出来ない事であり、これを一つの技として成り立たせている事自体が偉業そのもの。それ故に咄嗟の使用は不可能だが、現代に存在する魔法の中では間違いなく最高位の一つに位置する。

(使い手から一言)「わたしも、女神さまだから…守りたいものがあって、しんじてくれる人がいるから…だから、ラムちゃんとぜったいに…勝つ……ッ!」

 

ドライ・ラヴィーネ

ラム、ブランとの合体技。ブランの飛翔を援護すると同時に冷気を放つ魔法陣を展開。冷気より無数の氷の礫を撃ち込み、ラムの氷結に続いて鋭利な氷塊による追撃の果てに、ブランが魔力とシェアエナジーを帯びた戦斧で敵を両断する。普段は支援や援護に回る事が多いロムだが、作り上げる氷塊は一つ一つが強力無比。礫により敵の迎撃体勢を潰し、氷結で行動を封じ、高威力の二重攻撃で仕留めるというこの技は、女神の使う合体技の中でも特に戦術性が高く、同時に前半で相手への妨害を行っている為技の途中で崩される可能性も他の合体技より低い。

(使い手から一言)「ラムちゃんと、おねえちゃんと、三人でいっしょにやるんだよ。わたしたち三人で力を合わせるんだもん、どんなてきでも負けないよ…!(ふんす)」

 

スペリオルアンジェラス

ネプギア、ユニ、ラムとの合体技。ロムはラムと共に対象を氷塊の中へ閉じ込め、複数本の巨大な氷塊で貫き、ユニも加えた三人で収束させた光芒を撃ち込む。二人が担う部分はドライ・ラヴィーネの一部と似ているが、こちらは魔法を融合させ、二人同時に行っている。また光芒は敢えて同調させず、ロムとラムで独自色を出した上でユニの光芒と組み合わせている為、難易度は上がっている反面組み合わさった時の相乗効果も増している。初めは距離を置いていた候補生同士で力を合わせて、より大きな力とする。そんな彼女達の歩んできた道が、この技を作り上げた。

(使い手から一言)「色んなことがあったけど、それがぜんぶわたしたちの力になってくれたんだよね…。…わたしはみんなが大すき。だから…がんばろうね、みんな…ッ!」

 

 

ラム

 

アイスサンクチュアリ

ロム、ラム共に習得している氷結系魔法。元となった魔法はミナから教わり、それを二人が相談しながらアレンジする事で編み出された。同じ氷結系とはいえ氷塊の射出と対象の凍結は別軸の魔法であり、それを一つの技として組み合わせている点から二人の能力の高さが見て取れる。また凍結は作動させない事も可能で、一度この魔法(凍結の存在)を見せた上で作動させず、相手の対応を空振りさせるという応用も出来る。

(使い手から一言)「ロムちゃんといっしょにかんがえた魔法なのよ!…いみはよくわかんないけど…かっこいい名前よね!やっぱりおねえちゃんってすごい!」

 

メモリーオブ・リードアンドランダム ※1

ロムとの合体技。威力、範囲、効果時間の何れかに重点を置くのではなく、全ての要素を限りなく追い求めた決戦魔法。単純に一流の魔法使いが女神の力を重ね合わせ、出し惜しみなしで魔力を注ぎ込むというだけでも強力ながら、単一の魔法ではなく多種多様な魔法を撃ち込む事によってピンポイントでの対処を不可能とし、相手にも相当の回避能力又は防御能力を強いる事が出来るのも長所の一つ。そしてこの魔法は二人で揃って使うが故に成り立っている部分も多く、仮に一人で再現しようとした場合、性能は確実に半分どころか二分の一を下回る。

(使い手から一言)「女神ってのはね、だれかにしんじてもらえるからつよいの!しんじてくれる人がわたしにはいるの!だから、ぜったいにロムちゃんと…勝つッ!」

 

ドライ・ラヴィーネ

ロム、ブランとの合体技。普段は攻撃を担当する事が多いラムだが、攻撃魔法はただ力一杯に魔力を叩き付けばいいものではなく、精密なコントロールと集中力、卓越したイメージ力によって組み上げられるもの。そしてそれが出来ているからこそラムの魔法は強力なのであり、同時に敵を氷結させ動きを封じるという役目でも、攻撃時と遜色のない魔法の質を見せている。二人の姉が放つ全力の攻撃を支援する為、進んで支援を引き受ける。それはラムの戦術的な、そして精神的な成長の垣間見える瞬間でもあり、成長の証明の一つがこの技とも言える。

(使い手から一言)「ふふん、わたしたちの力見せてあげる!わたし一人でも強いのに、ロムちゃんとおねえちゃんもいるんだから、こんなのさいきょーに決まってるわよね!」

 

スペリオルアンジェラス

ネプギア、ユニ、ラムとの合体技。ラムはロムとの連携で氷塊への拘束、杭を彷彿とさせる氷塊での猛攻、二人の連携にユニも加えた三人での照射を行う。氷塊を使った攻撃はドライ・ラヴィーネと似ているものの、そちらと違い二種類の氷塊は衝突後に爆発を起こす。これは次なる攻撃に対する障害物にならないよう氷塊を撤去させる事と、その際最大限の効果を上げられるよう工夫した事の結果であり、動けない状態での魔力の爆発は敵へ超至近距離からのダメージを与える。一つ一つの攻撃が、次の攻撃へと繋がる様は、候補生の心の繋がりがあってこそのもの。

(使い手から一言)「前はロムちゃんやおねえちゃんたちさえいればって思ってたけど……今はどうかなんて、言わなくてもわかるわよね?…これで勝つわよ、みんなッ!」

 

 

ネプテューヌ

 

ヴィオレットシュバスター

ネプギアとの合体技。ネプテューヌは大太刀そのものの高い斬れ味と鍛え抜かれた技量で、ネプギアは刀身へビームを纏わせる事による切断能力の向上で止まる事なく敵を斬り裂き、駆け抜けた次の瞬間には素早いターンで次なる攻撃へと移行する。元々ネプテューヌは他の守護女神より妹を認めている部分が多く(これに関しては普段ネプギアに助けられる事が多いのが最大の理由だが)、それがこの技における卓越した連携の土台の一つ。信頼あっての連携技だが、相手任せにはせず、相手の為に全力を尽くそうとするが故に、この技は高い完成度を誇る。

(使い手から一言)「ネプギアと肩を並べて戦う…いつかはあると思っていたけど、もう実現するなんてね。…ふふっ、姉としても仲間としても、期待させてもらうわねッ!」

 

 

ノワール

 

リヒトシュバルツ

ユニとの合体技。姉妹共々得意とする三次元の高機動戦を前面に押し出した技であり、短所を補い合うのではなく、長所を重ね合わせる事がコンセプト。言い換えるならば最初からフォローする事を想定しておらず(最後のトルネードソードはあくまでアシストも兼ねた攻撃)、微細なミスですら技全体の瓦解に繋がる危うさを持っているが、その不安を『相手が失敗する訳がない』という絶対の自信で打ち消している。お互い相手の負担となりかねない程の期待をしてしまう事があるノワールとユニだが、それすらも力に変えてしまう在り方こそか二人の強み。

(使い手から一言)「ユニ、妹だからって甘い評価をしたりはしないわ。…でも、貴女なら出来るでしょう?貴女と私、ラステイションが誇る二人の女神で…勝つわよッ!」

 

 

ブラン

 

ドライ・ラヴィーネ

ロム、ラムとの合体技。ブランは二人からの支援を受けて天空へと舞い上がり、空中で戦斧へ魔力とシェアエナジーを織り交ぜた刃を形成。その刃でもって敵を氷塊ごと叩き斬る。行動そのものは二人に比べて単純だが、声も上手く届かない程の上空から完璧にタイミングを合わせ、遥か下方の敵へと一直線に降下するという攻撃は女神であっても容易には達成出来ない程の難易度を持ち、特に前者はロムやラムと心で通じ合っていなければ不可能な所業。しかしそんな困難であっても二人を信じる事を決めたブランは、見事実戦において成功を収めた。

(使い手から一言)「二人がこんなにも成長した以上、わたしも成長しない訳にはいかないよな。…見せてやるよ、ロム、ラム。二人の憧れる、姉の凄さってやつをなッ!」

 

 

ベール

 

ロンド・オブ・グングニル

イリゼとの合体技。前半ではそれぞれの得物での連撃を、後半では二振りの大槍による猛攻を叩き込み、投擲と刺突で締めを飾る。姉妹での合体技と比較した場合、この技は相手に合わせるという面がやや強く、ともすれば合わせる為に力を抑える…という事にも繋がりかねない。しかし元々の戦闘センスと相手へ合わせる事を一心にに突き詰める事によって『全力のまま互いに合わせる』という状態を作り出すに至っている。乱れのない槍捌きと連携は最早攻撃というより芸術であり、舞い踊る二人の女神の姿は受ける者の心すらも貫き通す。

(使い手から一言)「わたくし達の連携は、強固にして強靭。グリーンハートとオリジンハートによる全力を受ける覚悟があるのなら…お望み通り見せて差し上げますわッ!」

 

 

RED

 

アミューズメントワルツ

剣玉やヨーヨーを始めとする玩具型武器を、言葉通りに踊る様な動きで叩き付ける技。きちんとした形がなく、完全に我流の流れで繰り出される為洗練されていない印象も持たれるが、逆にそれが予測不能な挙動へと繋がり、『荒いにも関わらず中々対応し切れない』という曲者的強みを持つ。だが何より驚くべきは、RED自身がその時々の気分や調子で動きを決めるが為に、本人すらも終わるまでどんな動きになるか分からないという無鉄砲さにある。

(使い手から一言)「アミューズメントワルツ!ふざけるつもりはないけど、戦いにも明るい感じはあってもいいよね!君も一緒に踊ろうよっ!」

 

甘露玉

回復薬としての力を持つ、飴玉の様な物質を作る我流魔法。甘、の字の通り甘く、見た目もそこまで奇抜ではない為口に入れる事に抵抗がないのが長所。しかしこの系統(飲食する事で回復を図る)の我流魔法は多様すると身体に不調を及ぼす恐れがあり、味も大概は魔力が味覚や脳を騙して誤認させている為、大きな怪我の場合は通常の治癒魔法と兼用する事が望まれる。また、我流魔法故に一つ作るだけでもそれなりに魔力を消費する。

(使い手から一言)「疲れた時、怪我した時、後は甘いものが欲しいなーって思った時はこれっ!嫁の為なら幾らでも作るから、皆アタシを頼ってね!」

 

 

5pb.

 

ハードビート

攻撃能力を持つ音(音波)を撃ち込む我流魔法。基本的にはギターを使って使用する。最大の長所は不可視という事であり、並みのモンスターならば回避はほぼ不可能。また扇状に放つ事で面制圧にも使えるが、あくまで音へ魔力によって攻撃能力を付加させている攻撃である事から、音が通り辛い状況では威力や射程が減衰してしまう。そしてこれは他の技にも言える事だが、5pb.の音による攻撃や支援は彼女の精神状態が性能に少なからず影響する。

(使い手から一言)「音による攻撃は、シンガーならでは…だよね?…でも気分が乗り過ぎるとライブ中にお客さんへ撃っちゃう事もあり得るし、気を付けないと……」

 

 

マーベラスAQL

 

太巻き

魔力で構成された太巻きを作り、それを食べる事で治癒を行う我流魔法。本人曰く忍術の一つ。同系統の我流治癒魔法と比べた時に特徴となるのは、食べる長さを変える事で傷の規模に合わせられる点(他の魔法は一口サイズの物が多い)。この系統の欠点であるリスクを必要以上に負わなくても良いという利点を持つが、一方で傷が深い場合は太巻きを食べ切らなくてはいけないという、重傷者にとってはやや厳しい条件にもなってしまう。

(使い手から一言)「わたしの所属する忍者組織伝統の一品!……を忍術で再現した物だよ。…食べる時、何故か色っぽくなっちゃうけど…あれはなんで何だろう……」

 

 

鉄拳

 

パワーバッシュ

全身を使い、力を込めた拳をぶつける技。見る者によっては単なる殴打と思われる程単純な動きであり、実際飛翔や魔力の具現化等、外見から分かる特異性は有していないが、体重移動や腰の動き、腕の伸ばし方など技を成り立たせる上で必要な要素は数多くあり、相当な技術と鍛錬がなければ本当に単なる殴打となってしまう。単純である事は読まれ易さにも繋がるが、読まれても尚容易には防御されない(出来ない)という強みにもなる。

(使い手から一言)「武器や魔法を使わなくても、わたしにはこの身体だけで十分…!常日頃の特訓の成果、その一つがこれだよっ!ていやーっ!」

 

 

サイバーコネクトツー

 

絶望禁止

思いを乗せた鼓舞によって回復を図る我流魔法。その思いとは文字通りの「絶望しない」という意思であり、音波系の魔法でもある。最大の長所は複数人へ纏めて治癒を行える事で、正しく認識さえしていれば二桁の人数でも治癒が可能。だが相手がその声を聞く事で魔法がかかる為、意識のない相手には効果が大きく減少する。また声と同じく思いの強さも重要となり、サイバーコネクトツー自身が諦めの感情を抱いてしまっている場合は発動自体が出来ない。

(使い手から一言)「どんなに辛くたって、どんなに苦しくたって、希望は必ずどこかにある!だから皆、諦めないで!絶望禁止、だよ!」

 

 

ビーシャ

 

ラウンドショット

バズーカを用いた射撃技。円を描くように弾頭を連射し、爆風と合わせて一定範囲への攻撃を行う。ビーシャ自身は名前を分けてはいないが、この技は爆風同士が重ならないよう大きな円を作る事で範囲を広げる型と、円を狭めて狭い範囲へ多重爆破を与える型の二つがある。元々弾頭(爆発)そのものがそれなり以上の威力を持ち、それを連射するこの技は言うまでもなく強力だが、一発毎別の場所を狙う事もあり腕や肩への負担には気を付けなければいけない。

(使い手から一言)「ヒーローの武器は剣?片手持ちの銃?…いいや、真の武器とはバズーカの事さ!このパワー、君達にも見せてあげよう!」

 

 

ケーシャ

 

バレットアプローチ

両手に持つサブマシンガンを連射しなから走り込み突撃する技。突っ込み方で対単体への活用も可能だが、対大多数、それも相手がある程度固まっているところですり抜けながら撃つ事によって真価を発揮する。自身の軽快さと如何なる戦場においても冷静に状況分析が出来る精神を活かした戦法を探す中でケーシャが編み出した技の一つであり、敵陣突破に応用する事も可能。但し残弾に気を付けなければ、最悪敵陣の中央で弾切れになってしまう。

(使い手から一言)「完璧な陣形など存在しない。僅かな隙を突き、そこから崩せば一気に敵戦力を削る事も可能。……この技、ノワールさんにも見てもらいたいなぁ…」

 

 

シーシャ

 

龍昇拳

捻りを加えながら全身の力を込めたアッパーカットを打ち込む技。素手、それも上へ向けて放つ関係から攻撃が届く距離は極端に短いが、その分威力は絶大。更に仰け反った相手は無防備同然となる為、これを追撃の起点とする事も出来る。また二次元的な攻撃可能距離は短いものの、高い身体能力から行われる跳躍によって上への距離はそれなりに稼げる事から、上空からくる相手への対空攻撃に応用する事も出来る。

(使い手から一言)「龍昇拳ッ!ってね。バスター使ったり大剣使ったりするけど、やっぱりアタシといえば肉弾戦。このプロポーションこそ最大の武器よね」

 

 

エスーシャ

 

ヴレイヴァー

素早く鋭い一直線の斬撃により、対象を両断する技。小細工無しの、純粋な力と技術によって振り出す技の為、相手を問わず使用出来る。その上即座に放ち即座に終わる関係から相手だけではなく状況も問わず、高威力でありながら別の技への繋ぎや咄嗟の反撃にも対応する。しかし無駄が極端にない為に自身も同じく高い実力を持つ相手には防御されてしまう事もあり、その場合は適宜駆け引きや別の技への移行が必要。

(使い手から一言)「興味ないね。…………。…………。……シンプルイズベスト。余計なものを入れないからこそ、この攻撃は…強い」

 

 

マジック・ザ・ハード

 

神滅の黙示録 ※2

大鎌の刃へと収束させた負のシェアを斬撃と共に放ち、そこから膨大な量の斬撃を飛ばす技。遠距離攻撃の類いではあるが、無数の斬撃は散弾の様に広がっていく為、接近する相手へカウンターで使うという運用にも長けている。言うまでもなく、神滅とは犯罪神ではなく女神に対して向けた単語。破滅を先導する犯罪神の武器として、犯罪神の威光を示し最大の障害である女神を滅ぼす為の技として編み出されたが為に、この技はその名を持つ。

(使い手から一言)「我が行動全ては犯罪神様の意思。犯罪神様の道を阻む女神を排除する事こそが、我が存在意義。女神よ、散り、滅び、犯罪神様の糧となるがいい…ッ!」

 

 

ブレイブ・ザ・ハード

 

ブレイブ・ソード

思いに反応し負のシェアが生み出した炎を大剣に纏わせ、斬撃の様に放つ技。炎を大剣に纏わせる事、炎を放つ事自体はこの技以外でも行われているが、この技は熱量が桁違いに高い。女神であっても防御は困難な程の威力を持つが、ブレイブ・カノン同様力の充填に時間がかかり、また放つ直前は炎自体が多少ながら視界を阻んでしまう事もある為、こちらもブレイブ・カノンと同様にトドメの一撃として使う事が望まれる。

(使い手から一言)「この炎は、俺の燃え上がる心そのもの!俺が夢を追い続ける限り、この炎は消えんッ!さぁ切り開け、未来への道をッ!」

 

 

トリック・ザ・ハード

 

ペロフェクション ※3

武器である舌へ限界まで魔力及びシェアエナジーを込め、振り出すと同時に一層巨大な舌を撃ち出す技。巨大な舌も元々の舌と同様の長所を持つ他、側面から細い触手の様な物を生やし、それによる追撃や範囲攻撃を行う事も可能。舌をぶつける、というある意味単純な技ではあるが、圧倒的な射出速度(とそれによる威力)持つ為防御は非常に難しい。また高威力でありながら、その柔らかさから『加減』が出来るという側面も持つ。

(使い手から一言)「この技は、敵を討つ為のものではない。我が守りたいものを、傷付けない為の技。故に、この技に込める思いは……愛、それだけだッ!」

 

 

ジャッジ・ザ・ハード

 

審判の刻

己の持てる全ての力をハルバートに込め、全身全霊で振り抜く技。力を込められたハルバートは、純粋な闇色の輝きを放つ。大仰且つ充填にそれなり以上の時間を必要とする技だが、それに反して攻撃範囲は得物の届く範囲まで、攻撃も一発のみとそれだけならば拍子抜けなもの。だがそれは超威力特化の結果であり、掠めるだけで女神のプロセッサユニットを吹き飛ばし、致命傷を与える程の異常な威力を有している。

(使い手から一言)「やっぱり戦いってのは楽しいなぁッ!楽しいからこそ…全力を出さなきゃ相手に失礼ってもんだよなぁッ!なぁそうだろ女神ぃッ!」

 

 

使い手が不特定の技(スキル)

 

ウィザーディー・サテライト

ある程度任意の軌道を描いて飛ぶ魔法球を対象に随伴させる、ルウィー式魔法の一つ。一人が一度に精製出来る数は、概ね四つまでとされている。一発の威力は眼を見張る程のものではないが、付加された対象が任意のタイミングで、任意の目標へ放てる事が強み。維持や随伴も完全に精製した側の魔法として行われる為一切負荷を負わずに済むが、一定レベルの魔法適正が付加される側になければ随伴及び射出させられないという難点もある。

 

トリニティ・フルドライブ

三者による全力投射攻撃の総称。ユニ、ロム、ラムの三人で行われていたが、上記の通り三人のみの技ではなく、全く違う三人でも使用は可能(当然その場合技としての威力や性質も変わる)。あくまで力を合わせた投射攻撃でしかないが、ただ目標へ三人が全力の一撃を放つのではなく、三者の全力を一つに束ねる事でより高出力の技へと昇華させる事が目的である為、技として成り立たせる為には信頼と意思疎通が必要不可欠。また、二人で行うタイプや四人以上で行うタイプなど、人数違いで同系統の技も存在する。

 

 

※1 この技は、原作における『ろむちゃんらむちゃん』のポジションに位置する技です。名称及び技の動作を物語上の展開と照らし合わせ、その結果変更する事としました。

 

※2 この技は、原作における『アポカリプス・ノヴァ』と同様の技です。アイエフの技と同名である為、こちらを変更しました。

 

※3 この技は、原作における『ぺーろぺろぺろ』と同様の技です。『ろむちゃんらむちゃん』と同様の理由及び思考から、変更させて頂きました。


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