超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress 作:シモツキ
一週間の間に完全覚醒してしまわないか。その間で操られた方々をどうにかする事が出来るか。わたくし達の持つ不安は、ざっくり言えばこの二つ。…けれどわたくし個人には、もう一つ不安が…より正しく言えば、気掛かりな事がある。
それはもしかすると、大した事ないのかもしれない。わたくしの考え過ぎだという可能性も十分にある。……でも、あの時わたくしは確かに違和感を覚えた。何かあると、わたくしは感じた。であるならば、それを…友人に感じた違和感を無視する事など、わたくしには出来ない。
「…さて、この時間なら大丈夫かしらね」
マガツちゃんを労い、教会へと戻ってから数時間。雑務を片付けていたわたくしは、機を見計らって携帯端末を手に。
「……わたしだ」
「知っていますわ。今は電話宜しくて?」
「駄目であれば出ていないさ」
「まぁ、それもそうですわね」
執務室の椅子に腰掛けたまま、電話をかけた相手はエスーシャ。大丈夫と言えばいいところをわざわざ捻りのある返しをする辺り、調子は普段通りと見て間違いない。…にしても、相変わらず強キャラ感のある電話の出方ですわね…世代によってはごきげんなテレビを彷彿とするのかもしれませんけど…。
「…で、要件は何だ?」
「ふふっ、貴女と話したくなっただけですわ」
「そうか、じゃあもう要件は済んだ訳だな」
「むぅ、つれないですわね……少し訊きたい事があるんですの」
生真面目…というより無愛想なエスーシャに冗談を言ってみるも、戻ってきたのは輪を掛けて愛想のない返答。先程まで一緒にいたイリゼであれば、冗談は止めてと言いつつ嬉しそうにするでしょうに…と思いつつも、少し声のトーンを落として本題の取っ掛かりを口に。
「…と、言うと?」
「と言うとも何も、貴女にも心当たりがあるのではなくて?」
「…さぁ、何の事やら」
「…本当に、ありませんの?とぼけているのではなく、本当に?」
「…………」
何を訊きたいか言うのは、簡単な事。けれど敢えてわたくしは訊く。
もし本当に心当たりがないのなら、エスーシャはきっぱり無いと言うか、不可解そうに訊き返してくる筈。にも関わらずエスーシャは、はぐらかすような言葉を返した。そしてそれを、わたくしは偶然ではなくわざとではないかと考えている。…だからこその、問い詰めの言葉。
訪れたのは、数秒の沈黙。わたくしの再度の問いにエスーシャは口を閉ざし……小さな吐息と共に、その口を再び開く。
「…昨日の電話の件、か」
「えぇ。…それが思い浮かんだという事は、やはり昨日のあれには何かあるんですわね」
「……目敏いな、相変わらず」
観念したように呟くエスーシャ。思い浮かんでいる事、それを誤魔化そうとした事で、わたくしはあの時エスーシャが言おうとして止めた事がそれ相応のものなのだと確信するも、話を急がず会話を続ける。
「昨日と違って今日は時間がありますわ。だから今改めて話してくれても構いませんわよ?」
「いや、それには及ばないさ。時間があると言っても、暇な訳じゃないだろう?」
「では、暇ならば話していたと?」
「…どうだろうね」
エスーシャははぐらかしを実質認めたものの、だからといって素直に話してくれる様子はない。元々物言いはストレートな割に素直ではないのがエスーシャですけれど…特に今日は誤魔化しが多いですわね。誤魔化しが多いという事は……
「……イーシャに、何かありまして?」
「……何故、そう思う」
「そんな気がしたのですわ。勿論確証はないですけど、女神の直感は中々精度が良いんですのよ?」
「…………」
わたくしの直感は正しいのか、再びエスーシャは黙り込む。こうなるとむしろ分かり易く、分かり易い反応を取ってしまうという事は……多分本当に、昨日の電話はイーシャ絡みなのかもしれない。…そう考えて、わたくしは言葉を続ける。
「もしわたくしの思い違いなのであれば、そう言って下さって構いませんわ。或いはわたくしの助力は不要だと言うのなら、この話は終了でいいですわ。…けれど、わたくしの力が必要ならば…今、言ってほしいですわ。最後の決戦となってしまえば……その先手伝えるかどうかは、分かりませんもの」
「……それは、どういう意味だ…まさかベール…」
「ご安心を。可能性の話をしているだけですわ」
敢えて「出来ないかもしれない」ではなく、「分からない」と言う。可能性を示唆しながらも、根拠無しに「安心しろ」とだけ言う。……回りくどい表現方法を使う事で、相手の不安を駆り立てる。…我ながら意地の悪い手段ですわね、これは……。
「…後に回すな、今にしろとは、随分と強引な手の差し伸べ方だな」
「人助けとは、時に強引さも必要なのですわ」
「それが、善意の押し付けだとしても?」
「…押し付けかどうかを決めるのは、貴女ですわよ。エスーシャ」
不安を煽って、飄々とした態度で翻弄して、最後は相手に判断を委ねる。本当に勝手な、それこそエスーシャの言う『押し付け』の言葉ですけれど……そうでもしなければ、きっとエスーシャは話してくれませんもの。強引でも、押し付けでも、それが友を助ける為に必要なら……わたくしは、やってやりますわ。
電話を始めてから三度目の沈黙。エスーシャが前向きに考えてくれている事を信じて、わたくしは静かに答えを待つ。そして……
「……全く…こういう話になると君には敵わないな、ベール」
沈黙の末に返ってきた答えは、どこか観念したような言葉だった。そう答えるエスーシャの顔は、穏やかな表情をしていると思いたい。
「では、話してくれますのね?」
「あぁ。だが、出来れば会って話したい。…今日でも、いいだろうか」
「ふふっ、勿論構いませんわ」
見える訳ないとは分かっていつつも、わたくしは返答と共に笑みを浮かべる。まだエスーシャが何を話そうと思ったのかも分からず、わたくしはまだスタートラインに立っただけの事。だからこそエスーシャの話を真摯に聞き、自分に何が出来るか、何をしてあげられるかを探したい…そう考えながら通話を終えるわたくしだった。
*
その日の夜、エスーシャは伝えた通りの時間に教会へと訪れた。話を通しておいた職員に案内され、部屋へと来たエスーシャをわたくしは迎え入れる。
「お待ちしていましたわ」
「でなければ困る。…案内も必要なかったんだがな」
「そうもいきませんわ。仮にも客人である相手に対し、部屋まで勝手に行って下さいでは教会の信頼を落としますもの」
まぁ、面倒だというのは分からないでもないですけどね、とわたくしは付け加え、エスーシャに座る事を勧める。さて、まずは軽く雑談をしてからですわね。
「…イリゼはいないのか」
「えぇ、イリゼは貴女の秘密を知らない筈ですもの。…居てほしいなら呼びますけど…」
「いや、いい。君一人いれば十分だ」
「…それ、時と場によっては口説き文句として成立しますわよ…?」
普通の言葉を言った筈なのに、返ってきたのは妙にロマンチックでクールな台詞。…エスーシャって、新パーティー組のファルコムに近い魅力があるというか、同性にモテそうな要素が多いんですわよね……勿論わたくしのベストオブベストはあいちゃんですけれどっ!
「……?」
「自覚ないんですのね…まぁいいですわ。さて、今日は……」
「紅茶を淹れるのか?なら、今日はわたしに淹れさせてほしい」
「あら?もしかして、自前で茶葉を用意してきたんですの?」
女神であっても、客人をもてなすのは当然のマナー。それに会話とは、そこに添えられる茶によって弾み方が変わるもの。その心情の下わたくしが紅茶を淹れようとすると、意外にもそこでエスーシャに止められる。
わたくしの問いに、こくりと頷き立ち上がるエスーシャ。その手にあるのは、小物が入りそうな紙袋。
「…珍しいですわね、貴女が紅茶をだなんて……」
「わたしにとってこれからするのは、例の契約の延長線上にあるものだ。故に、気にかけられた分の礼をするのは当然の事さ」
「相変わらず妙なところでお堅いですわねぇ…けど、いいんですの?紅茶に関してわたくしは、少々五月蝿いですわよ?」
「だろうな。だが、だからといって君は友人の淹れた茶を無下にする様な女神でもないだろう?」
「…ズルい言い方をしますわね、エスーシャ」
先んじてそんな事を言われてしまえば、わたくしはにこやかに飲む他ない。…いや、勿論不味ければ文句を言ってやろうなどとは思っていませんでしたわよ?あくまで冗談混じりの発言でしたもの。
「という訳で、ティーセットは使わせてもらおう」
「では、わたくしはお茶菓子をば…」
エスーシャが紅茶を淹れ、その間にわたくしがお茶菓子を用意。紙袋から出てきたパッケージを見てそれに合う物を棚から取り出し、二つの皿に並べて配置する。
「……ふぅ、こんなものか」
「淹れられまして?」
「あぁ。後はそちらに……」
「…っと、トレイを使って下さいな。ソーサーだけを持っての移動は溢し易いのですわ」
振り返ったエスーシャの手にあるのは、ソーサーに乗ったティーカップ。カップをそのまま持っているならともかく、その状態では案外揺れて中の紅茶が溢れ易いもの。これは読者の皆様も「っと、危ない…」的な経験をした事があるんじゃないかしら。
そんなこんなで準備の出来たわたくし達は、再び先程座っていた席へ。心地良い香りと緩く上る湯気を挟んで、わたくしとエスーシャは向き直る。
「さて、それでは頂きましょうか」
「…あぁ」
わたくしはにこりと微笑んで、エスーシャは何を思ってか目を閉じて、手にしたカップから一口含む。…そういえば、前回お店以外で誰かの淹れたお茶を飲んだのは……ネプギアちゃん達がケーキを振る舞ってくれた時ですわね。案外最近でしたわ。
「…我ながら普通の味だな」
「普通でいいじゃありませんの、紅茶は元から美味しいのですから。…エスーシャは、キャンディが好きなんですの?」
「……?…何故急に飴の話を…?」
「飴?あぁいえ、そちらではなく紅茶の種類の話ですわ。…これは自分で選んだのではなくて…?」
「いや、店員に勧められた物をそのまま買ってきただけだ」
「あー……(それを言ってしまうんですのね…)」
あまり紅茶に詳しくない者にとって、種類選びは難儀な作業。それ故にエスーシャの選び方は不自然なものではないですけど、まさかそれをそのまま言うとは…。……しかし、そんなエスーシャにキャンディとは、その店員は中々紅茶を分かっていますわね。ストレートは勿論ミルクティーやレモンティー等のどれにも合い、比較的紅茶独特の渋みが少なくすっきりした味わいが持ち味のキャンディは、確かに初心者にもお勧めな……
(……って、これでは『教えて!べるべる!!』になってしまいますわ…じ、自重しなくては……)
「…ベール?具合が悪いのか?」
「あ…いえ、何でもありませんわ」
黙り込んでしまったわたくしを心配してか、顔を覗き込んでくるエスーシャ。それにわたくしは首を横に振るい、大丈夫だと示すように紅茶を口へ。
「なら良いが…具合が悪いのなら隠さないでほしい。今何かあると困るのは君もだろう?」
「えぇ、けれど本当にさっきは考え事をしていただけですわ。それに、隠し事をしようとしていたのはエスーシャの方ではなくて?」
「……遠慮せず、どんどん飲むといい」
「びっくりする程下手な話の逸らし方ですわね…」
そんな事を話しながら、わたくしとエスーシャのティータイムは進む。話しながら紅茶を飲み、お茶菓子を食べながら過ごす事十数分。さて、そろそろ本題に入る頃合いですわね…とわたくしが思い始めたところで……わたくしの身体に、異変が起きた。
「……っ…」
手にしたカップをソーサーに降ろし、一度強く目を瞑るわたくし。今、わたくしに襲いかかっているのは……急激な睡魔。
(昨日の疲労が、まだ抜けてないのかしら……)
女神と言えども疲労をすれば…特に人の姿をしていれば眠気に襲われるもので、加えて今のわたくしは紅茶で気持ちが緩んでいる状態。だからその影響を受けているという可能性は、ゼロではない。
「…やはり、具合が悪いんじゃないか?」
「…流石に、分かってしまいますのね……」
目を瞑って開いてみても、睡魔は強くなるばかり。わたくしは目元を押さえてテーブルに肘を突いてしまい、それによって異変に気付かれる。
「けれど、ただの睡魔ですわ…お気になさらず……」
「……そう、か…なら無理する事はない」
「そうは、いきませんわ…まだ、貴女との話が……」
話している内にも睡魔は意識を奪っていき、いよいよわたくしはテーブルへと倒れ込む。何とかまだ耐えているものの、これがどうしようもない程の睡魔だという事は分かっていた。
そんなわたくしに投げかけられるエスーシャの言葉は、いつになく穏やかなもの。眠い頭にはその声が心地よく……だからこそ、普段との違いを薄れゆく意識の中で感じ取る。…エスーシャは、内心では優しくとも…それを表情や言葉に出す事は、まずない…筈、ですのに……。
「…眠いなら休むといい。ベットに移動したいなら、肩を貸そう」
「いえ…それ、より……せめて…何があったか、だけ…でも……」
「……いいんだ、もう…」
優しげなエスーシャの言葉と、途切れ途切れなわたくしの言葉。そのやり取りを終わらせるように、エスーシャは意味の分からない…もう今の頭では推測する事も出来ないような言葉を返して、それで会話は終わってしまった。
わたくしの頭を刺激する会話がなくなってしまえば、最早完全に寝入ってしまうまで秒読み同然。その中で、わたくしにはどうしても…心の奥底から浮かんできた、どうしても気になる事があって、それを確かめるべく薄っすらと目を開けると……
────わたくしを見下ろすエスーシャは、咎人の様な瞳を浮かべていた。
*
紅茶と茶菓子を前に倒れてしまったベールを、エスーシャが見下ろす。そこにあるのは、苦笑いでも呆れでもなく、激しい罪悪感と自責の念。
「…すまない、ベール。わたしは話をしにきたんじゃない。本当は……君を、殺しにきたんだ」
そう呟いて彼女が取り出したのは、一本の短剣。普段の彼女の得物ではない、戦闘用として何か特別な力を持っている訳でもない……だが無防備な相手を殺すには十分な刃を、エスーシャは手にしている。
「…………」
「何故、と思うだろう。止めてくれとも思うだろう。…だが安心してほしい。わたしは君を憎くて殺す訳じゃない。……などと言ったところで、気休めにもならないか…」
返事のないベールに向けて、エスーシャは静かに話す。既にベールは無防備な姿で、エスーシャの手にも武器がある。にも関わらず、彼女自身が寝ていると思っているにも関わらず、語りかけるように彼女は続ける。
「…イーシャの為なんだ。わたしは何としても、イーシャを生かさなくては…イーシャの幸せを取り戻さなくてはいけないんだ。例え、どんな手を使おうと…イーシャに顔向け出来ない人間になろうと……こんなわたしを友と呼んでくれた、君を殺してでも」
エスーシャの瞳は罪の意識に染まっているが、その奥にあるのは悲痛な決意。あまりにも痛ましげな、かつてそれは違うとベールが否定した、全ての罪は自分にあるという意思。…そして今、彼女は更に大きな十字架を背負おうとしていた。
「恨んでくれて構わない。手を貸すんじゃなかったと思ってくれて構わない。君にはそう思うだけの権利があり、わたしはそう思われるだけの理由があるのだから」
短剣の刃に移るのは、エスーシャ自身の赤い瞳。イーシャ本来の緑ではなく、エスーシャがこの身体に憑依した事で生まれた赤い色。…この赤い瞳の持ち主さえいなければ、ベールも昔からの友人も苦しむ事などなかったのにと、エスーシャは手にした短剣で瞳を貫きたい思いに駆られるが、それではイーシャの身体を傷付ける事になるという思いが行動を阻み、改めて短剣をベールに向ける。
「そして、約束しよう。これが終わって、わたしのすべき事も済んで、この身体をイーシャに返す事が出来た時……わたしも君の後を追うと。出来る限り苦しむ形で死ぬと、約束する」
彼女は、死を怖いとは思っていなかった。…というより、自分は本来死んでいるべき人間だという思いが、彼女の思考の中にはあった。…更に言えば、今からベールを殺す自分に、死を恐れる権利などないとも思っていた。
「…あぁ、分かっているさ。その程度で許される訳はないと。わたし程度の人間で、君の死を贖える筈がない事も分かっている。だがそれでも、わたしに出来る事はそれしかない。……もし、死後の世界があるのなら…その時こそ君自身の手でわたしに恨みを晴らしてくれて構わない。既に死んでいる事を活かし、延々続く死よりも辛い苦しみでもって…この愚かで最低な人間を、罰してくれ」
そうしてエスーシャは短剣を振り上げる。その手は僅かに震えていたが、一瞬で殺さなくてはベールをより苦しめてしまうと気力で抑え込み、横からベールの後頭部を見据える。…振り下ろせば、もう後戻りは出来ないと思いながら。
「……これでお別れだ、ベール。今更聞きたくはないと思うが、最後に一つだけ言わせてくれ。…ベール、君はどう思っていたか分からないが…」
「……君と話すのは、楽しかった」
震えと共に溢れそうになる涙を押さえ、この涙はベールの心を満たす為に泣き叫んで許しを請う時まで零してはならないと自らを追い詰め、エスーシャは手にした短剣をベールへ振り出す。
この場にそれを止める者はいない。如何に女神と言えど、頭を刺し貫かれれば致命傷は免れない。だからもう…これで終わりだ。エスーシャは、そう思っていた。
最後に彼女が心に思い浮かべたのは、ベールへの謝罪と感謝。そしてその思いを心の中で呟きながら、エスーシャは短剣を振り下ろし…………
「──そう、いう…事、でしたのね……」
「……──ッ!!?」
……刃が後頭部に突き刺さる寸前、下からの手がエスーシャの手首を掴んで止めた。この場で、この瞬間で、それが出来る者など……一人しかいない。
「べ、ベール……!?何故、起きて…あぐッ!?」
あり得ない、と目を見開き狼狽えるエスーシャ。そんな彼女の目の前で、手首を掴んだベールはそのまま女神化。人の域を遥かに超えた速度でもってその腕を捻り上げ、エスーシャをテーブルへと押さえ付けた。
「…わざわざ茶葉を用意したのは、紅茶に睡眠薬を混ぜる為でしたのね」
「……どう、して…起きて…」
「詰めが甘かったですわね、エスーシャ。女神というのは、今の姿は勿論……人の姿であっても、常人より毒や薬物への耐性が高いのですわ」
動揺を隠せないエスーシャに対し、ベールははっきりとした意識で返す。…テーブルに突っ伏すエスーシャと、そのエスーシャを厳しい目で見下ろすベール。二人の立場は……この時、完全に逆転していた。
今回のパロディ解説
・ごきげんなテレビ
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビの事。作中で指してるのは、その中のコーナーの一つである『THE DETECTIVE STORY(探偵物語)』の事です。
・教えて!べるべる!!
原作シリーズの一つである、四女神オンライン CYBER DIMENSION NEPTUNE内のとあるコーナーの事。キャンディに関しては、実際にこのコーナーで出てましたね。