超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth2 Origins Progress   作:シモツキ

1 / 183
本項では前作前々作にて紹介した人物も改めて紹介しています。また、これまでの時点で身体情報を書いた人物に関しては省いております。タイトルの通り第五十五話までの人物紹介であり、後の紹介は本編終了後に出る事となります。


作品情報
人物紹介Ⅰ(第一話〜第五十五話)


イリゼ/オリジンハート

 

信次元最古の守護女神にして原初の女神たる存在によって生み出された、複製体の少女。守護女神戦争(ハード戦争)集結の折に女神としての力を失い(とある出来事にて一時的に力を取り戻していた)、特務監査官として生活していたがギョウカイ墓場への偵察の際、『原初の女神の複製体』としての啖呵を切りつつ力を取り戻した。守護女神の四人がいない事もあり、現在は女神候補生の先輩兼師匠として立ち回っている。……が、元々の性格と上に立つ者としての経験不足が影響し空回りする事もしばしば。また、パーティー内でも中心人物として扱われているが、こちらもやはり空回り気味。

バスタードソードを主兵装とした戦闘スタイルは変わらないが、女神化時には剣の持ち替えだけでなくシェアエナジーで作り出した各種武器も使うという戦法を模索する様になった。これは相手に動きを慣れさせず、ペースを崩すという元々の戦法をより発展させたものだが、原初の女神も最盛期は同じ戦い方をしていた為発展ではなく先祖返りとも言える。

基本的に人が良く、出来るだけ相手を立てようとする性格だが、それが災いして(敵も有効的な人物も共に)いつから敬語を取り払えばいいか悩む事や、それが最も良い選択だと判断したとはいえ立場と信頼を利用して虚偽報告を行ったりするなど、性格として問題な部分も露見する様になってきている。

国を持たない為統治者として見られる事はないが、有名となった為に女神として扱われる事が増え、僅かながら信者も生まれる事となった(信者によるシェアが得られる様になった事が、女神化能力復活に大きく貢献している)。

余裕が無くなると思っている事をそのまま口にしてしまう悪癖は相変わらずで、パーティー内ではそれを苦笑と辟易の反応を見せるのがお決まりとなりつつある。

 

 

ネプギア/パープルシスター

 

プラネテューヌの女神候補生で、ネプテューヌの妹である少女。明るく活発で周りを無理矢理引っ張るネプテューヌとは違い、落ち着いていて真面目な性格。良くも悪くも物事をきちんと見られる為に傷付き易くギョウカイ墓場で戦力外通告を受けてからは暫く暗い性格となっていた。しかし偵察で姉の真意を知り、周りの支えもあって旅に出る直前に立ち直る事が出来た。表面的な性格は姉と正反対で、雑談の際も突っ込みに回る事の多い彼女だが、利害を無視した優しさや思いの強さ故に周りが見えなくなる一面など根本的な部分は似通っており、姉妹らしさが見て取れる。

近接格闘と射撃を織り交ぜた中距離主軸の戦い方は変わっていないが、ある時期を境に治癒魔法の勉強を開始。師事しているコンパの治癒魔法が特異である為現状ではまだ初心者の域を脱していないが、勉強の中で結果的に応急手当ての方法を会得した。

候補生という事もあり旅に出てからも未熟な面を見せていたが、ユニとの関わりでは女神としての覚悟を決め、ロムとラムとの関わりでは候補生としての成長を見せ、同じ候補生とは良い影響を与え合っている。その姿からは周りを強引に引っ張っていく姉とは違い、同じ歩幅で共に進んでいくという女神としての在り様の違いが見て取れる。

趣味の機械弄りも成長と共に勢いが増し、今では自身の武器や携帯端末を本格的に改造してしまうまでに至っている。それだけに機械に対する造詣は深く、対兵器戦ではその知識が決め手となる事すらあった。

因みに彼女は強い感情に流され易いにも関わらず、本人は感情に流されず状況を正しく把握出来るタイプ…と思っていた為、指摘された際にはかなりショックを受けていた。

 

 

ユニ/ブラックシスター

 

ラステイションの女神候補生で、ノワールの妹である少女。姉同様生真面目且つ冷静な性格だが、素直でない点や過激な面などあまり良いとは言えない部分も似てしまっている。他の候補生と同じくギョウカイ墓場突入時の件では強く傷付いていたが、自身の弱さがその原因だと認識出来た為それ以降は姉の代理として精力的に活動していた。パーティー内でもノワールに近い立ち位置の彼女だが、候補生共通の幼さや年長組への敬意もあって『後輩』という見られ方をする事が多く、彼女自身もそれを意識した言動を行う事が度々ある。

犯罪組織台頭前までは狙撃中心の射撃スタイルだったが、ギョウカイ墓場の件以降は一人でも女神として戦える様前線に出て射撃を行う術にも力を入れる様になった。しかし狙撃(及び火力支援)の鍛錬も同時に続けていた為、パーティー内では貴重な後衛として立ち回る事が多い。

一見立ち直った様に見えていた彼女だったが、実際には責任感と限界を知るが故の無力感から自身を気丈に振る舞っていただけであり、同じ立場でありながら考え方が大きく違うネプギアとぶつかった際にはその感情を露わにした。だが結果的にはそれが覚悟と思いを見つめ直す良い機会となり、彼女とは互いに認め合うライバル関係となった。

上記の通りユニとネプギアはライバルであり友達という関係な上、ユニとノワールが性格的に似ているという事もあってネプギアとのやり取りは周りから懐かしい光景の一つとして見られる事が時々ある模様。

余談だが、彼女がラムに皮肉を言ったり逆に悪口を言われたりする事が多いのは悪戯心と同族嫌悪からくるものであって、別に嫌っている訳ではないらしい。

 

 

ロム/ホワイトシスター

 

ルウィーの女神候補生で、ブランの妹であり双子であるラムの姉の少女。内気で大人しく、怖がりという女神の中では珍しい性格だが、見た目相応の好奇心や行動力も持ち合わせている。ネプギアやユニより精神的に幼かった分ギョウカイ墓場でのショックも大きく、ルウィーに戻ってからはラム共々ブランの事から目を逸らし、考えない様にする日々を送っていた。ラムと共にボケる(ふざける)事もそこそこある彼女だが、目立ちたい、周りを笑わせたいという欲求はそれほどない為突っ込み(というか間違いの指摘)に回る事もあり、現状では両対応タイプとなっている。

能力と習得魔法の傾向からはオールラウンダーの面が強いが、本人的には支援(治癒)魔法を得意としている。攻撃魔法偏重からオールラウンダーへ変わったのは知識の増加も勿論あるが、これには自身の性格と攻撃を優先しがちなラムに合わせていった結果という側面もある。

一行がルウィーに来た当初はラムの意思を尊重し、負い目を感じながらも一行と敵対していた。しかしネプギアに助けてもらって以降は態度が軟化、その後彼女(とユニ)との対話では目を逸らそうとしながらもネプギアの思いと姉への気持ちに後を押され、双子の姉としての面を見せながらラムと共に姉を助ける決意を固めた。

心身共にロム(と双子のラム)は最年少である為、教会内でもパーティー内でも『子供』として見られる点が多い。しかしそれは同時に『変人にまだなっていない』という事でもある為、パーティーでは憩いの存在ともなっている。

言葉の後に括弧で擬音や特殊な単語を表現する癖があり、周りは全て素で言っていると思っているが…実は稀に狙って言ってる事もあるらしい。

 

 

ラム/ホワイトシスター

 

ルウィーの女神候補生で、ブランの妹であり双子のロムの妹でもある少女。活発で元気いっぱいという姉二人とは正反対の性格で、性格通りの行動派。ギョウカイ墓場から撤退して以降本気で姉から嫌われたと思っており、ブランに関する事柄は口に出す事も考える事も避け、周りにも触れてはいけないという雰囲気を作っていた。パーティーの中ではボケキャラとしての地位を得つつあるが、彼女の場合は狙っている訳でも天然という訳でもない、単純に幼いが故の無知や無遠慮からくるものである為他のボケメンバーとは些か立場が異なる。

魔法の勉強を進めた事で扱える魔法の幅は大きく広がったが、攻撃魔法重視の傾向は変わっていない。しかし攻撃特化という訳ではなく、実際攻撃以外の魔法に関しても一般魔法使いの平均を軽々越えている為、そこから彼女(無論ロムも)のポテンシャルの高さが伺える。

紆余曲折の末に一行(というか候補生)と和解した彼女だったが、意地っ張りな性格とやきもちからロム程ネプギアと仲良くする事が出来ずにいた。しかしネプギアの優しさはきちんと理解しており、身を呈して助けようとしてもらった事でやっと彼女を友達と認める事が出来る様になった。

平然と悪口を口にしてしまう。…がこれはボケの件同様子供ならではの面が強く、的確な侮辱や皮肉は滅多にしない。また、悪口に関してはブラン(特に女神化時)の言葉から覚えてしまった感が否めない。

基本的にラムがロムを引っ張る事の多いこの双子だが、稀にロムが姉としてラムに接する(弄る)事もあり、その時は慣れていない事もあってかなり恥ずかしがっている模様。

 

 

コンパ

 

プラネテューヌ教会のお抱え看護師としてプラネタワーで働く少女。元々は落ちこぼれの看護学生だったが女神と共に様々な経験を積んだ事で大きく成長し、看護学校飛び級卒業&(ネプテューヌの意向もあるが)教会からの勧誘を受けるという看護師界期待の新星となった。新たなパーティーでも衛生担当として信頼されており、ゆるふわな性格と常識的思考から暴走しがちなパーティーメンバーのブレーキ役となる事もある。…が、強く指摘する事はあまりなく天然ボケを発してしまう事も多々ある為に、突っ込みポジション扱いは基本されていない。

自分が必要とされているのは戦闘能力ではない、と自己評価している為戦闘スタイルはあまり変わっていない。その分医療技術には力を入れており、手当ての効率化や魔法による複数人同時手当てなど所謂『衛生兵』的能力を向上させている。

前パーティーでは記憶喪失状態だったイリゼやネプテューヌと共に学んでいく側の立場だったが、現パーティーでは逆に教える側の立場となり、特にネプギアに対しては治癒魔法の先生となった。…が、元々先生など経験がなく魔法も我流魔法である為に先生としては四苦八苦中。

上記の通りパーティー内では決して戦闘能力が高いとは言えないコンパだが、対強敵の際は女神の露払いを他の面子と難なくこなすなど明らかに常人の域を超え始めている。

 

 

アイエフ

 

プラネテューヌ教会の情報機関、諜報部に所属する元旅人の少女。守護女神戦争(ハード戦争)集結後はその能力と人脈を教会(ネプテューヌ)から買われてプラネテューヌ教会に所属する様になり、旅業は一時終了する事となった……のだが、仕事柄プラネテューヌから離れる事も少なくはない為、旅の延長線上に仕事があるとも言える。時折中二病の発作が起こるが普段は冷静且つ慎重、それでいて面倒見もいいとパーティーにおける参謀やサブリーダーの様な立ち位置にいる(これはアイエフを骨抜きにするベールが不在というのも大きい)。

諜報部員となって以降は隠密行動や情報収集の鍛錬を積んでおり、元々素早く機敏に戦うスタイルだった事も相まってよりアサシンらしくなった(別に暗殺業は行なっていない)。一方で我流魔法も(趣味が作用してる為に)おざなりにする事はなく、派手に立ち回る力も衰えてはいない。

先にも上げた様にアイエフは情報関連ではパーティー内でも頭一つ抜けている為、旅の中では犯罪組織撹乱の為の誤情報流布を担っていた(一応イリゼも行なっていた)。怪しまれるまでこれは候補生や新メンバーには話しておらず、そこから彼女の責任感と気遣いが見て取れる。

形式上教会から望まれて諜報部所属となった彼女だが、実際には『ねぷ子が心配だけどベール様の所に行きたい』という私的な理由に合致していたからなのかもしれない。

 

 

RED

 

身長・145㎝

体重・39㎏

スリーサイズ・B85 W54 H78

 

旅の途中にてパーティーメンバーと出会い、その流れで仲間となった少女。お転婆で活発、元気で天真爛漫というまるでネプテューヌの様な性格で、実際パーティー内からも度々ネプテューヌと重ねられている。人並みの正義感は有しているが、彼女がイリゼ達に協力する最たる理由は『嫁候補探しと候補攻略』であり、元々していた旅もそれが目的だった。ネプテューヌと似ているのは会話におけるポジションもであり、彼女から過度な主人公発言とマニアックなネタを引いてハーレム(?)思想を足すとREDになる…といった感じになっている。

武器はけん玉やヨーヨー、フリスビーに文庫本等の玩具セットを使用。…と言っても正しくは玩具を模した武器セットであり、実際強度やサイズは玩具のそれではない。他の面子の例に漏れず我流魔法も使え、更には身体に巻いたアクセサリーらしき金の龍も武器になる…らしい。

嫁に関して本人的には本気なのだが何かにつけて言いまくっている結果、早くもパーティーでのネタの一つとして扱われている(つまりはある意味で愛されている)。

 

 

ケイブ

 

身長・159㎝

体重・47㎏

スリーサイズ・B89 W57 H85

 

リーンボックスの一件にてパーティーに同行し、その後正式加入した特命課の少女。クールで落ち着いた性格に子供らしさの抜けた外見も合わさって大人の雰囲気を持つ女性だが、完璧人間という訳ではなく時偶抜けている一面を見せる事もある。性格だけならば突っ込みに回ったベールやパープルハートの様に慌てる事なく落ち着いて窘める人物の様に思えるが、彼女はどちらかというとコンパやサイバーコネクトツー等のまずは眺める…といったタイプである為、自分が会話の中心にいる訳でなければ然程誰かに突っ込みを入れる機会は多くない。

武器は鋏をスケールアップした様な物(区分としては一応刀剣類の模様)を使用。それを使った素早い戦闘が得意だが、真に実力を発揮するのは遠距離からの(我流魔法を使った)攻撃と回避(攻撃の掻い潜り)であり、特に回避に関しては女神に迫るレベルを有している。

一見して大人っぽいケイブ。しかし本人はそんな大人っぽい自分に満足している訳ではないらしく、そこに関する会話となると普段はあまりしない反応を見せる。

 

 

5pb.

 

身長・157㎝

体重・41㎏

スリーサイズ・B77 W55 H80

 

女神候補生四人の活躍に感銘を受け、後日自らパーティー加入を申し込んだ少女。シンガーとして活動しており、ステージの上では快活な姿を見せているものの実は人見知りであり、加入の際には自ら来たにも関わらず人見知りを発揮しパーティーメンバーを困惑させた。元々の認知度や旅の目的(彼女は巡業も兼ねている)などパーティー内ではやや特殊な立場を持つ5pb.は、根が真面目でそこまでふざける事はない為主に突っ込みか静観を行う……と思いきや、若干天然が入っていたり魔が差したりでボケに回る事が意外とある。

武器はある人物に製作(改造)してもらったギターを使用。強度や鈍器としての取り回しが大きく強化されており、棍や槌の様に扱う。本人自体も高くはないながら戦闘能力を有している他、声やギターの音色を攻撃や支援魔法に消化が出来るだけの熱意を持ち、それを使う事もある。

ギターの製作者は親戚であり、その人物と5pb.は容姿が似ている。そしてその人物はイリゼ達のよく知る人である為、初見の際にはイリゼ達に既視感を覚えさせた。

 

 

ファルコム

 

身長・162㎝

体重・51㎏

スリーサイズ・B84 W60 H86

 

旅の途中にてパーティーメンバーと出会い、後に海岸で倒れていたところを助けられ成り行きで加入した少女。ケイブとはまた違う大人っぽさを持つ(こちらは大人のお姉さん的雰囲気)女性で、これまでに数多くの冒険をしてきたベテラン冒険家。その為地理やモンスターの生態にはかなり詳しく、パーティー一行と偶然出会った際にはモンスター探しの手助けとなった。経歴や冒険の為に乗った船が必ず難破するというジンクスを持つ割には常識人であり、パーティーの中では比較的ながら突っ込みポジションに位置している。

武器は両手剣を使用。その戦い方は(ある意味当然ながら)もう一人のファルコムと酷似している。しかし経験の量は勿論全く同じ経験をしてきた訳ではない為基本の部分は同じでも違いがあり、こちらは堅実且つ経験に裏打ちされた様な動きをする事が多い。

イリゼ達の予想通り彼女と旧パーティーのファルコムとはそっくりさんでも姉妹でもない、それぞれ別の次元で生まれた同一人物という事らしい。

 

 

ネプテューヌ/パープルハート

 

プラネテューヌの守護女神で、ネプギアの姉の少女。ギョウカイ墓場での戦闘ではマジック・ザ・ハードを相手取り、犯罪組織のモンスター戦力を完全壊滅させるのと引き換えに監禁状態となった。候補生を引かせる為とは言え罵詈雑言を口にした事は後悔しており、偵察の為ネプギアが再び姿を現した際にはその身の無事を知って涙を流した。

 

 

ノワール/ブラックハート

 

ラステイションの守護女神で、ユニの姉の少女。ギョウカイ墓場での戦闘ではブレイブ・ザ・ハードを相手取り、正に神の名に相応しい姿と力を見せつけた。妹ならば立派に成長してくれると信じ辛辣な言葉を叩きつけたものの、実際にはかなり堪えており、それは心身共に極限状況の監禁中にも絶えず自責の念に駆られていた。

 

 

ベール/グリーンハート

 

リーンボックスの守護女神の少女。ギョウカイ墓場での戦闘ではジャッジ・ザ・ハードを相手取り、他の守護女神同様多数のモンスターを屠りながらも四天王を相手に有利な戦闘を続けた。他の守護女神と違い候補生がいない為彼女達の撤退時の心境は些か以上に違うものであったが、仲間として同じ重荷を背負う意思を見せた。

 

ブラン/ホワイトハート

 

ルウィーの守護女神で、ロムとラムの姉の少女。ギョウカイ墓場での戦闘ではトリック・ザ・ハードを相手取り、四天王すら震撼させるだけの力を見せた。妹が二人である事、候補生の中でも特に幼い事から悔恨の感情は特に強く抱いていたが、それもまた自分達の責任だと自らの心に弁明する事なく嫌われる可能性すらも受け入れた。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。