転生姫の世界の関わり方【休載】   作:ホワイダニット

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ジャックもLv90になり二代目はオルタちゃんの箱も10箱開けて漸く落ち着いたかな?な感じの作者です。

内容は相変わらずアレですが頑張ったんです!


夏姫のスパルタ練度上げ(聞いてないんですけど‼by夏姫)

昨日艤装のチェックの後の事はあまりよく覚えていなくて、気が付いたら夕食の時間になっていたから取り敢えず食堂に行く事にして食事をしたけど何を食べたかよく覚えてないし長門になにか言われたような気がするけど何だったっけ?等と考えながらドアを開けると。

 

「昨日言った通り迎えに来たぞ」

 

等と言い私にあてがわれた部屋の前には何となく少しだけ機嫌が良いような気がする長門が立っていた。初めて会ったのが一昨日やそこらで機嫌の良し悪しがわかる訳じゃないけど、何となくそう何となくそう感じただけだけ。長門に朝の挨拶をした後長門に着いていくと会議室と書かれた部屋に長門に続いて入っていきます。

 

すいませんが会議室での話の内容は部外秘と念を押されているので割愛させてもらいます。何処で青葉が聴いてるかわからないからだそうで思わず納得しました。

 

 

 

時間も経ち午後からの予定に入ります。内容は私の練度を上げるのと現時点でどれだけ動けるかを診るためと言われましたが目の前にいる相手が長門の時点で嫌な予感がして仕方ありません。というか!それを今日のお昼に言うって酷くないですか!?思わず食べてた肉じゃがを落としましたよ、ええ!落としましたよ!こう、ポロッと。あの時の私絶対変な顔してましたよ!

 

「では、始めるぞ」

 

待って!ブォンッ。ヒィ!?、今ブォンって、オイコラ長門!相手の了承を聞かずに始めんじゃね~‼

 

 

~外野~

 

 

「始まったな」

 

はじめに口を開いたのは腕を組んで胸を強調しているように見える武蔵。一部の艦娘から黒い感情が溢れるが気にしてはいけない。

 

「でも、夏姫さんはよく今のを避けられましたね」

 

「ちがいマスよ霧島、あれは避けたのデハなく長門がワザト外したんデス」

 

長門の拳を夏姫が避けたように見えた霧島の言葉に金剛が訂正をいれる。

 

 

その後も長門の拳を涙目になりながらぎりぎりで避けていく夏姫。避けるのに必死で全く反撃に移れない、いやそもそもまだ男性としての感覚が抜けきっていない夏姫は幾ら長門が相手でも女性を殴る決意がまだもてずにいた。

 

 

 

・・・

・・

 

 

 

 

模擬戦闘が始まってから15分、夏姫は未だ長門の拳を避け続けていた。始めと違うのは眼が慣れてきたのか少しずつ動きに余裕が出てきたこと、だが慣れ始めても長門の拳を避け続けるのには高い集中力を維持しなければならず攻撃に移ろうにも女性を殴る事に無意識に体が硬直する故に既に体力的、精神的に限界にきていた。

 

 

「そろそろ限界か?」

 

武蔵が夏姫の状態を正確に把握する。

 

「しかし幾ら長門が改の状態ですらないとは言えの、初めてにしてはなかなかの物じゃと思うんじゃが?」

 

夏姫は知らない事だが艦娘は改や改二に至っても常にその状態ではなく普段は改装前の状態で過ごしている、そして今夏姫が必死で避けている拳を放っている長門は改の状態ですらない素の状態。それでも長門、八万を越える馬力は伊達ではなくその一撃は鋭く重い。

 

 

・・・

・・

 

 

更に5分が経過し夏姫は口を開けたまま下を向いたまま肩を大きく上下させて息をしていた。言ってしまえばHPレッド(大破)MP一桁(気絶寸前)の要回復状態だった。勿論夏姫がここまで持ったのは長門が手加減をしている為なのだが夏姫には関係ない。

 

 

「20分か・・・初めてにしては持った方だがまだまだ動きに躊躇いが目立つな、攻撃に移る時に筋肉が硬直するのも減点だ。だが眼の良さはなかなかのものだ」

 

長門は夏姫の動きに対する反省点を述べる。

 

 

ふ、ふざけんな⁉こちとらステゴロ自体殆んど経験したことの無い一般人じゃ!むしろまだ立ってる事を褒めて欲しいんですけど‼

 

そんな事をオブラートに包んで伝えると・・・

 

「成る程、つまりはやる気の問題か。なら、二ヶ月。二ヶ月で我々を相手に立ち回れる様になれば聖杯戦争に参加する事を認めよう」

 

 

でもな~聖杯戦争に参加してもいいといっても元々参加する積もりだったし。それにしても

 

「しかし艦娘が聖杯戦争を知ってたなんて驚いた、理由を聞いても?」

 

呼吸を整えて姿勢をただして長門に視線を投げる。

 

「何、冬木市は特別艦娘常住指定都市に指定されているからな。といっても冬木が指定都市であることを知っているのは大本営と佐世保の艦娘と提督、一部の艦娘、深海悽艦だけだがな」

 

はっ、マジかよ一部とはいえお上の連中知ってんのかよ。

 

「因みに聖杯戦争自体は一部の艦娘と深海悽艦しか知らん、上の連中は定期的に災害が起こる都市と思っているだけだからな」

 

って知らないんかい!?

 

「ふっ、感情が顔に出ているぞ。しかしこちらの許可が有っても無くても参加する積もりなら人手を出すのでどうだ?ヲ級から聞いたが色々やらかすらしいと聞いている、それに人員を割くならやる気も出るだろ?」

 

くっ!痛い所を突いてくる。確かに臟現の爺をぱーんしたりドイツに居るアハト翁をぱーんしたりするにも人手は欲しい・・・ってあれ?よく考えたら私がぱーんするのって老人・・・あっいやいいのか、どうせ周りに迷惑しか掛けない老害だし。

 

「確認だが、二ヶ月以内に納得させられれば人員を都合してくれるんだな?」

 

「ああ、もちろんだ。しかし夏姫口が悪くなってるぞ」

 

おっといけね、こりゃ思ったより時間が掛かるやも知れんね。

 

「あら、失礼。それでは続きをお願いしますね」

 

私は会話の中で整えた呼吸と僅かばかり回復した体力と少し吹っ切れた精神をもって長門に再び相対する。

 

「ほう、少しは覚悟ができたようだな。では、再開といこうか」

 

 




さーて、んじゃま夏姫を鍛えていきますか。目標は英霊相手にステゴロできる位に。

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