港湾夏姫を加えた一行はまずは日本近海に繋がるゲートに向かっていた。監視をしていたヲ級とソ級はショートランドで別れる事になり二隻は海に潜っていった。
~港湾夏姫~
異世界転生をはたした自分、まさか妹が先に来ていた事に多少の驚きもあったが異世界なら自分には聞いておかなければならない事がある。自分は妹に近づいて問いかける。
「艦これ以外になんか混じってる作品ってある?たとえばFateとかFateとか」
出来ればZeroより前が理想なんだけど。そういえば今ここって西暦何年なんだろ?
「いや、Fate二回もって・・・あ、いや確か前に・・・お兄、多分だけどFateあるかも知れない」
帰ってきた答えに更に眠気が飛び妹の肩を掴む。
「マジか!?じゃあ今何年だ!Zeroか!?Staynightか!?」
港湾夏姫は妹のヲ級の肩を掴みガクガクとさせながら問い詰める。
「ちょ、ちょっとまって。ゆら、揺らさないで。ゆ、言うから!?」
ガクガクと揺らされて少しふらつくヲ級。揺らすのをやめた港湾夏姫はヲ級を凝視する。
「確か前に地理のレポートがあった時調べてたんだけど。冬木の名前があったと思う。確か冬木って架空の都市なんだよね」
「ああ、確か神戸をモデル都市にしてたはず。で、今は何年なんだ?」
「今は1992年だからZeroより前「よっし!」だけど」
よっし92年!92年ならZeroより前!なら。
「ゆう、鎮守府に着いたら自由に動ける艦娘と人型の深海棲艦を集めてくれ!こんな艦隊が作れるんだそれなりに居るんだろ。休息と準備ができたら行くぞ」
原作崩壊になるが既に艦これと混ざってるなら特異点も何もない、第4次から介入して事を進める。かなりの綱渡りになるがあの二人を助ける為なら惜しくはない、問題が有るとするなら原作通りに聖杯戦争が起こるかだが。ZeroやStaynightなら思いっきり介入していくつもりだが、もしプリヤならスルーするするとしても、やっぱりアインツベルンが鍵か。監視要員をドイツに派遣して人の出入りを報告して貰うとして、こっちはまず柳洞寺の地下に大聖杯があるかを確認して次に遠坂と蟲爺の情報を集める必要があるな。うろ覚えだか確か桜が養子にいったその日の内に蟲責めにあったはず、最悪を想定しつつ出来れば桜をこっちで引き取る形が理想なんだけど。いや、爺は消しておこう最悪第5次で動かれても困る、4次で動かれても困るけど。
「あ、お兄がFateに首突っ込むき満々だ。ってお兄!一体何をやらかす気!?」
「何ってただ桜を救出してイリヤをアイリさんが死ぬ前に再会させる、この二つを熟しつつ聖杯戦争に勝つ積り」
ヨーシ頑張るぞー。
港湾夏姫は周りを置いてきぼりにしたまま自己完結な決意をするのだった。
買い忘れたポスターがあったので明日買いに行ってきます。