実力至上主義の学校に数人追加したらどうなるのか。※1年生編完結   作:2100

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では、どうぞ。


ep.32

 綾小路との話し合いを終え、水を買うべく一階へ。

 買うと言っても、この船内は全てが無料だ。それは自販機も例外ではない。だがそれでも一応、ゼロポイントの購入手続きとして端末は必要だ、という説明が旅行前にあった。

 このあたりは生徒の立ち入りはほとんどない。居酒屋やバーなど、主にスタッフが利用するであろう店しかないからだ。

 そこに近づいていくと、何やら話し声が聞こえてくる。会話の内容からして生徒のものではなさそうだ。

 俺は音を立てないように、そーっとその場に近づいた。

 

「私関係深くなるとすぐに冷めるタイプだから。やることやったらポイって感じ」

「それは普通男がやることなんだがな」

 

 バーにいたのは、Aクラス担任の真嶋先生、Bクラス担任の星之宮先生、そして我がクラスの担任である茶柱先生だった。

 教師同士といっても、この場はプライベートな空間。それも酒の席だ。会話の内容がちょっとくらいぶっ飛んでても、すでに大人の階段を登っている方々なので特に驚かない。

 

「それより……どういうつもりだチエ」

「わ、急になに?」

「通例では、ランダムに決めたグループにクラスの代表を集める方針だろう」

「別に私は大真面目だよー?一之瀬さんは確かに優秀だけど、社会での本質はそれだけじゃ測れないもの。私は私の判断で、一之瀬さんには乗り越えるべき壁があると判断しただけ」

「だといいんだがな」

「何か引っかかることでもあるのか?」

「個人的な恨みで判断を誤まらないでもらいたいだけだ」

「やだ、10年前のこと言ってるの?あんなのとっくに水に流したって」

「どうだろうな。お前は私の行動に一々先回りしていなければ気が済まないタチだ。だから一之瀬をグループLに入れたんだろう」

「別に偶然偶然。そりゃ、サエちゃんが綾小路くんのこと気にかけてるのは気になるけど、別に船上試験が終わった後、Dクラスのリーダーが綾小路くんだったことなんて全然気にしてないから。ぜーんぜん」

「そういうことか」

 

 いい情報をもらった。クラスの代表が集中しているグループLは、くじか何かでランダムに決められたということ。そして、教師の手が加わっていたのはグループLだけではないこと。

 

「ていうか私ばっかり責められるのおかしくない?グループLに龍園くんをぶつけてきた坂上先生も変だし、サエちゃんの采配も不自然でしょ。なんで速野くんと堀北さんを一緒のグループにしたの?2人ともクラスのリーダーって言ってもいいくらいだと思うけど?」

「協調性が皆無である者同士、この試験でその改善をと考えただけだ」

 

 星之宮先生の発言で、少し思い返してみる。

 須藤の件で、Cクラス側が堀北や綾小路の狙い通りに訴えを取り下げたあの日の、茶柱先生の発言。

 

 綾小路清隆という人間は、何を考え、何を軸に行動しているか、それを知れ。

 

 まるで茶柱先生はそれを知っているような口ぶりだった。そして綾小路が何かをしたこと、いや、何かをできるほどの実力者であることも全て把握していたからこその発言に思える。

 しかし今までの状況から判断すると、茶柱先生を除く教師側から見た綾小路はただの一般生徒。あいつがどれほど優秀なのか、少なくとも星之宮先生と真嶋先生は把握していないようだった。

 学校という制度上、担任だけが本来のあいつの実力を知っているなんてことがあるんだろうか。同学年の担任同士なら共有されていてもおかしくない情報だ。だが、茶柱先生はそれをしていない。ということは、意図的に隠している可能性がある。

 なんのために?いや、この疑問の答えは割とすぐに出る。茶柱先生も上のクラスを目指している1人だということだ。

 だが、それにもう1つの疑問を組み合わせることで、自体は一気に複雑化する。

 

 茶柱先生が綾小路の実力を知っていて、全員に隠していること。

 綾小路が無人島試験で大胆に動いたこと。

 

 この2つの事象を繋ぐ何かが、当事者間では起こっている。そう感じられずにはいられない一幕だった。

 結局水を買うことなく、俺は自室に戻った。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 起床後、端末のランプが点滅していることに気がついた。

 見てみると、メールが合計2件。そのうち1件は堀北からのもので、試験前に話がしたいとのことだった。返信は来ないだろうことを見越しながらも、一応承諾のメールを送り、さっと着替えて部屋を出た。

 指定されたのは、屋外にあるカフェテリア。そこに向かうと、堀北と綾小路が何事か話している。

 最近綾小路との遭遇が多いなーとは思いながらも、ここまでは想定内。しかしもう1人、思いもよらなかった人物がそこにはいた。

 

「龍園か……」

 

 どうする、このままここで突っ立ってるのも変だ。

 俺は絡まれることを覚悟で、その3人の元へ向かった。

 

「金魚の糞2個目か?っと、少しはマシな糞か」

 

 いきなりこちらを馬鹿にする態度丸出しの龍園。こいつと面識はないはずだが、それがこいつの特徴なんだろう。どうやら俺は少しはマシな堀北の金魚の糞という立ち位置らしい。

 この分だと、堀北は自分の所属グループについて龍園にうだうだ言われたんだろう。

 

「まあ、糞がいくら増えても変わんねえぜ。俺はそろそろ詰めの段階に入らせてもらうか。またな鈴音」

 

 そう言うと、龍園は立ち上がり、どこかに歩いていってしまった。

 それを見ながら、俺は堀北に話しかける。

 

「詰めの段階って、どういう意味だ?」

 

 手では携帯を操作し、画面を2人に見せる。

 

『椅子の下に龍園が携帯置いていった。多分録音されてる。不自然にならないように会話続けてくれ』

 

 その文字を見て、2人ともうなづいた。

 

「彼はクラス全員に携帯を提出させて、自クラスの4人の優待者の情報を手に入れていたわ。法則を見つけ出すんだそうよ」

「ふーん」

 

 確かに、法則を求めるためにはそれは必要は作業だ。だが、4人だけで確信を持てるかといえば……俺は少し自信がない。

 

「もし本当だとしたら、中々大胆な試みだな」

「ええ、どこまでが本当か分かったものではないけれどね。……でも、可能性としてはありえない話じゃないわ。あまり時間は残されていないかもしれないわね」

 

 少し歯がゆそうな表情を見せる堀北。

 確かに、堀北が龍園のグループに配属されていればもっとスムーズにやり取りができたかもしれないな。だが、こればっかりは茶柱先生の判断だ。仕方ない。

 

「あなたたちにも動いてもらうわよ。馬車馬のようにね。すぐにでもグループの優待者を見つけ出す必要があるわ」

「そんなこと言われてもな。俺には無理だぞ」

「過度な期待はしてないわ。ただグループLの情報が欲しいだけよ」

 

 ちゃんと自然だ。綾小路がいかに平々凡々であるか、それをアピールしつつも露骨に話題はそらさないようにしている。

 

「まあ、それくらいなら俺でもできる」

 

 そういい残し、綾小路はエレベーターの方に消えていった。

 俺と堀北は場所を移る。別に聞かれたらまずい話をする気はないが、わざわざ聞かせてやる必要もない。

 

「浮かない顔だな。自分が配属されたグループに納得がいってないか?」

「そうね」

 

 まあ、そうだろうな。こいつは自分がAクラス配属でなかったことを「受け入れられない」というほど自己評価とプライドが高いし、そして能力も高い。

 

「でも、それはあなたも一緒じゃないの?あれだけの能力がありながらDクラスに配属されてる。その現状に少なからず不満はあるでしょう」

「別に俺はどうしてもAクラスに行きたいって目標があるわけじゃないからな。前にも言ったが、ポイントを増やしていく過程で上のクラスに上がれるならそれはいい話だ、ってくらいにしか思ってない」

「そうだったわね」

 

 以前話したことを思い出したようだ。

 

「……あなたは今回、何か動くの?」

 

 さっき馬車馬のように動いてもらうと言ったセリフとは真逆の質問をしてくる堀北。

 

「さあ、今のところはなんとも」

 

 まだ自分から動く予定はない。ちょっとやりたいことはあったが、今の段階でそれは俺個人の問題だ。いずれDクラスにも影響が出てくるかもしれないが、あったとしてもそれは随分先の話。今堀北に共有する必要はないだろう。

 

 にしても、綾小路の隠れ蓑となり、クラス内外に自らを優秀だと思わせているこの現状を、堀北はどう感じているんだろうか。

 あまりいい気持ちはしないだろう。堀北は俺とは異なり、たとえ目的や利害が一致しても、誰かに利用されてばかりというのは耐え難いと感じる性格だ。

 堀北のギアが一段階アップすること。本人のためにもクラスのためにも、どこかのタイミングでそれが必要になるのは明白だった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 そして迎えたディスカッションの時間。と言っても、ディスカッションの体など取れていない。

 相変わらず、Aクラスの3人は一切話し合いに参加する気がない。Bクラスの方は上手くやろうとしているみたいだが、まともに話せているのはCクラスの1人とDクラスの南くらいだ。優待者の南に積極的に話をさせるのはどうかと思ったが、初めの方針を変えても怪しまれるだけだと判断し、特に声かけはしなかった。それに本人も勘付かれてはいけないことくらい分かっているだろう。

 巨漢の男、山田アルベルトは完全に浮いている。俺も堀北も1人で過ごしていた。

 そんな時。

 

「お久しぶりですね」

「……ん?」

 

 ひたすらぼーっとしながら過ごしていた俺の頭の上から声がかけられた。

 そしてその声は、無人島試験中、Cクラスのベースキャンプ付近で聞いたものと全く同じ。

 

「……ああ、そうだな」

 

 確か名前は、椎名ひよりと言ったか。

 

「ところで速野さん。あなたは左利きですか?」

「……は?」

 

 突然の質問に、少し間の抜けた声が出てしまう。俺と椎名の会話はボリュームが小さいので周りには聞こえていないと思うが。

 

「いえ、少し気になっただけですので。深い意味はありません」

 

 本人はそういうが、何をもってそんなふうな考えに至ったのか。俺は右利きだし、普段端末を使うときも右手で操作している。この空間で、俺が左利きだと判断できる材料は皆無。

 ……まあ、答えはすでに出たようなものだ。この空間でないのなら、椎名がそう考えた根拠はCクラスのベースキャンプでの出来事。あの釣竿を倒し、そしてそれをなおす際、俺は右手でペンを持っていたために左手で作業せざるを得なかった。右利きなら普通、右手を使って作業するだろう、という判断か。

 

「……質問の意味がよく分からんが、一応答えておくと俺は右利きだ」

 

 もし仮に疑問を持たれたとしても、気分だ、と言えば済むことだ。右利きだからって落とした消しゴムを右手で拾うとは限らない。それに今このことを発言して、墓穴を掘りに行く必要もない。答えるのは聞かれた時だけで十分だ。

 

「そうでしたか。失礼しました」

 

 用はそれだけです、と言い残し、椎名は元の場所に戻っていった。

 

「彼女、知り合い?」

 

 隣で本を読んでいた堀北が、視線は本に落としたまま声だけで聞いてくる。

 

「まあ少しな」

「そう。ならいいけど」

 

 こいつは俺がまたクラスを売ると考えているんだろうか。もちろん警戒は大事なことだが、もし本当に俺がクラスを売ろうとしているんだったらこんな場所でその相手と会話なんかするはずがない。

 少し無人島試験のことを思い出したので、ついでに堀北に聞いておく。

 

「堀北、体調はもう大丈夫なのか」

「ええ、『おかげさまで』」

「……そりゃよかった……」

 

 皮肉たっぷりに返されてしまった。まあ当然か。体調悪化させようとしてた奴が言うセリフじゃないよな。

 

 それ以降は、閉鎖空間の中、優待者や特殊グループの規則性について頭を回した。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 二階の廊下を歩いていると、一之瀬と偶然すれ違った。

 

「あ、速野くん久しぶりだね」

「ん、ああ」

 

 ひらひらと手を振りながらこちらに向かってくる一之瀬。

 先ほど椎名にほぼ同じような内容を言われたのに、それを言う人間と言いかたによってここまで与えられる印象が違うとは。改めて表現方法の重要さについて思い知らされる。

 しかし、ふと疑問が浮かぶ。

 

「あれ、確か一之瀬って綾小路と同じグループだったよな。なんでここに?」

 

 俺は綾小路と一之瀬のいるグループLの部屋はすでに通り過ぎた。なのに一之瀬は俺と向かい合う形ですれ違っている。俺の疑問の意味がわかったのか、一之瀬は手をぽんとついて答えた。

 

「ちょっとグループKの方に用があってね」

 

 グループKといえば、各クラスの代表格が集まっているグループだ。確かそこは櫛田が優待者のはず。上手く立ち回ってくれているんだろうか。もしくは……

 

「速野くんは確か、浅田さんと同じグループIだったよね。どんな感じ?」

 

 浅田、というのは、1日目の初顔合わせのときに司会進行的な立ち位置にいた女子だろう。

 

「まあ、特に成果はなしだな。堀北の頑張りに期待するよ」

「そっか。やっぱり2日目もAクラスは相変わらず?」

「ああ。一切話し合いに参加してない」

 

 誰かから質問されたら答えたりはしているが、それ以外は基本的に、Aクラスとそれ以外のクラスのコミュニケーションはなかった。実に葛城らしい戦略といえる。

 グループ内の様子を思い浮かべながら答えると、そこで一拍おいてから一之瀬は再び口を開いた。

 

「速野くんにも1つ聞いていいかな?」

「なんだ?」

 

 一之瀬からの質問。俺『にも』という部分が気になったが、話を聞いてから質問することにしよう。

 

「この試験で、クラスの壁を越えての協力関係は成立すると思う?」

 

 言われて、俺はその質問の意図を考える。それはつまりDクラスと協力したいと言っているのか、それ以外の目的があるのか、ただ単純に素朴な疑問を俺にぶつけてきただけなのか。

 

「協力ってのは、優待者の情報をクラス間で共有する、ってことか?」

「それもひとつだね。でもそれだとリスクが大きすぎるから、優待者じゃない人を見つけ出していって、優待者の候補をできるだけ少ない人数に絞る、っていう方法もありだと思うな」

「はあ、まあそれならできないこともないんじゃないか。単純な話、学校側からのメールを見せればいいだけだし」

 

 自クラスに優待者がいないと把握できたなら、有効な一手だとは思う。3つのクラスで協力関係が築けたのなら、残るは1クラス。そのクラスの中に優待者がいる可能性が極めて高いということになる。

 ただ、自分のクラスに優待者がいた場合はそれだと自分たちが不利になってしまう。まあ、状況的に例外もあるけどな。

 

「うん、私もそう思う」

 

 一之瀬もうんうんと頷く。

 

「実はさっき、龍園くんがこんな話を持ちかけてきてさ」

 

 すると一之瀬は、先ほどグループKで起こったであろう出来事を語り始めた。

 概要を切り取ると、B、C、Dクラスの優待者の情報を共有し、特殊グループを突き止めるとともにそれらを組み合わせて優待者の決定の規則性を見つけ、Aクラスを一気に追い詰める、というものだった。それを龍園が提案したものの、ほぼ全員からの反対意見を受けて否決された、ということらしかった。

 

「そりゃ否決されるだろ……」

「そうだよね」

 

 提案者が一之瀬であっても、恐らく俺は信用しない。ましてや龍園だ。信用なんて言葉からはかけ離れている男の提案を素直に飲み込むほどのアホはいないだろう。

 

「クラスのまとめ役ってのも、いろんな方向から大変そうだな」

 

 クラス内の統率はもちろんのこと、クラス外のことに関しても人一倍気を使わなければならない。しかも、今のような提案を受けるのも、目をつけられるのも当然本人だ。誰かを隠れ蓑にして裏で動く綾小路のようなことはできない。

 特に一之瀬の場合は龍園とは違い、信頼を勝ち取って行動していくタイプだ。他クラスへの印象を落とさないためにそう簡単に人を裏切ることはできないし、裏切るにしても、状況を詳しく的確に把握し、ここぞという時にしなければ状況が逆に不利になってしまうことだってある。

 

「名前には龍なんて入ってるけど、あれはまるで蛇だよ。掴んだ獲物はどこまでも逃さないって執念を感じたよ。それから、今は私よりも堀北さんの方が心配かな。さっきの話し合いのときも結構頻繁に名前に出してたし」

 

 よほど堀北が気にかかっているらしい。恐らくそれは、須藤の暴力事件を堀北が片付けたという実しやかな噂が広まってからだろう。そして、まだ綾小路の存在はほぼ気にかかっていないと見ていいだろう。須藤の件も、無人島試験も暗躍したのは綾小路。この様子だと、今回も、そして次回も、さらにその次も綾小路は何かしらの形で暗躍し続ける。自分は事なかれ主義だと言っていた頃が嘘のようだ。

 

「そうか。じゃあ、余計なお世話かもしれないが警戒するように言っておく。あと一之瀬、お前さっき俺にも質問するって言ってたけど、もう1人誰かに聞いたのか?」

 

 はじめに気になっていたことを率直に聞く。

 

「綾小路くんにも同じこと聞いたよ。それで話し合ったんだけど、協力してもらえることになった。私たちのグループでは、さっきの方針で行動していくことになるかな。優待者を絞ることが、今回の試験のクリアにも繋がると思うから」

 

 それは間違いなかった。優待者を把握できれば、状況次第で結果1にも結果3にも持ち込める。しかも、もしその時に自分のクラスのメンバーの中にも優待者がいたら、その瞬間にそのグループが特殊グループだということが確定する。優待者が一番のキーであることに疑いの余地はない。

 

「まあ自分のグループのこともよく知らないのに、今は他のグループを気にかけてる余裕はちょっとないな」

「焦る必要はないよ。リスクも大きいから」

「分かってる」

「じゃあ、ここでばいばいだね。また今度ね」

「ああ」

 

 そんな短い挨拶を最後に、俺と一之瀬は広い廊下の中で別れた。

 

 

 一之瀬は知ってか知らずか、俺に大きすぎるヒントを与えてくれた。

 いや、恐らくは無意識だろう。もしも意識して言っていたとしたら、今の段階で試験が続行していること自体がおかしい。何か別の狙いがあるのならば話は別だが、いくら一之瀬と言っても、そこまでの状況ならば攻撃を仕掛ける以外に選択肢は存在しない。

 

 すなわち、「全てのグループの優待者を把握できる」状態で、何もせずに放置するのは悪手以外の何物でもないということだ。

 

 取り敢えず、一之瀬には感謝しないといけないかもしれないな。




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