ハイスクール・コスモフリート ~宇宙駆逐艦ハレカゼ奮闘記~   作:天鶴

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この内容は本編の進行で随時追加・更新されます。
また、原作であるリメイクヤマトシリーズの新規情報に合わせて内容が変更になる場合があります。
ご了承ください。


地球連邦の組織

地球連邦

 荒廃した地球の復興を、統一的な意思決定で迅速かつ効果的に推し進めるとともに、ガミラス戦役を乗り越えて新生する地球の象徴として発足した、人類史上初めての地球統一政府。星間外交・宇宙安全保障においては唯一絶対の権限を発揮できるが、地球上における各種権限は各管区が強い自治権を持つ。首都はメガロポリス(旧神戸市一帯)。

 

地球連邦管区

 地球連邦において、より直接的に各地域を統治する自治政体。地球連邦と国家主権を共有しており、かつてのアメリカ合衆国における州のような存在である。管区内には更に多数の「州」が存在する(例:極東管区日本州、欧州管区ドイツ州、南米管区ブラジル州など)が、これらは限定的な自治権しか持たず、主権は与えられていない。

 極東・欧州・北米・南米・アフリカ・中東・北アジア・南アジア・オセアニアの九管区が存在する。

 

地球連邦防衛軍

 国連の解体と地球連邦の暫定発足に伴い、国連統合軍を母体にして発足した、「地上軍」「宇宙軍」の二軍からなる、地球防衛のための軍隊。

 地球連邦の直轄組織であり、連邦議会の決定に従って行動する。防衛軍トップは司令長官で、現長官は藤堂平九郎。軍全体としての方針は統合参謀本部によって決定される。

 

地上軍

 国連統合地上軍を母体にして発足。惑星上での治安維持や防衛戦闘を担当することになっているが、諸事情により地球と火星以外の惑星では、その任務を宇宙軍の空間騎兵隊が担っている。陸軍・海軍・空軍の3軍を傘下に持つ。略称はEFGF。

 

陸軍

 地球連邦勢力圏下の惑星に常駐し、防衛警備を担う。惑星地上における防衛戦闘に比重を置いており、基本的には他惑星への侵攻任務を与えられることは無い。地球本星が異星人によって直接侵攻を受けた際には、各管区の軍を指揮下に編入して防衛戦闘を行うこととなっている。略称はE.F.ARMY

 

海軍

 地球連邦勢力圏下の惑星海上での防衛警備を担う。地球が統一政体となり、大規模な国家間紛争に伴う海戦が生起する蓋然性が著しく低いことから再建の優先度が最も低く、警備用の小型・高速・軽武装な哨戒艦艇が細々と建造されているのみで扱いが悪い。略称はE.F.NAVY

 

空軍

 地球連邦勢力圏下の惑星に常駐し、戦闘機を用いての防空戦闘や、航空機による物資輸送を主に担う。略称はE.F.AIR FORCE

 戦闘機のパイロット・機体はどちらも宇宙軍に優先して回されており、2202年現在は輸送部門の割合が高い。

 

 

宇宙軍

 太陽系外からの異星文明による攻撃から地球人類を守護することを任務とする、地球連邦の最重要軍事組織。

 宇宙海軍と宇宙海兵隊を傘下に持つ。国連宇宙軍時代とはほぼ組織の変化がない。略称はEFCF。

 

宇宙海軍

 国連統合宇宙軍を母体にして発足。航宙戦闘艦を用いての艦隊戦闘で、敵性異星文明の地球人類生存圏への攻撃を阻止することを主任務とする。略称はEFCN。

 今後は益々活動の場が拡大することが想定されるため、最優先で資材と人員が割り振られており、その戦力を急速に拡大させている。主な組織は以下の通り。

 

連合宇宙艦隊

 宇宙海軍艦隊司令部直轄で機動運用される地球防衛艦隊の切り札的存在。平時は第1艦隊のみが所属しているが、有事の際には各艦隊を編入してその戦力を増強する。

 

空間防衛総隊

 航宙艦隊の活動を統括する組織で、地球艦隊の大半を指揮下に収める。

 主な傘下部隊は、外惑星防衛艦隊、内惑星防衛艦隊、地球本星防衛艦隊。

 

地球本星防衛艦隊

 空間防衛総隊直轄の地球本星防衛最後の砦となる艦隊。地球本星の防衛のみを任務とし、他の宙域に派遣されることは決してない。所属艦は紺色を基調とした地球迷彩に塗装されている。

 

外惑星防衛艦隊

 火星より外側の外惑星系の防衛を担う。麾下に太陽系外周艦隊、外宇宙防衛集団を持つ。

 

太陽系外周艦隊

 地球連邦防衛宇宙軍の主力に相当。木星から冥王星までの宙域を担当する。敵対異星文明からの侵攻の矢面に立つ艦隊であり、規模・装備ともに充実している。麾下の艦隊は第2・4・5・6・7・8・10の7個艦隊。

 

外宇宙防衛集団

 第2アステロイドベルトと第十一番惑星周辺宙域を担当する。外宇宙からの脅威と最初に接触して警報を発するピケット部隊としての役割を持つ。麾下の艦隊は第12・14・15の2個艦隊

 

内惑星防衛艦隊

 火星より内側の内惑星系を担当する。太陽系内周艦隊、火星防衛艦隊、系内遊動艦隊を麾下に持つ。

 

太陽系内周艦隊

 火星から水星までの宙域を担当する。外敵との交戦は主に外周艦隊の役目であり、後詰め的役割の強い内周艦隊は比較的小規模である。麾下の艦隊は第3・9・11・13の4個艦隊

 

火星防衛艦隊

 火星を根拠地とし、火星絶対防衛圏及び地球本星の守備のみを任務とした火星宙域常駐艦隊。所属艦は赤を基調とした火星迷彩に塗装されている。

 

系内遊動艦隊

 特定の担当宙域を持たない遊撃艦隊。内惑星系における警戒任務を主に担う。

 

 

護衛艦隊

 輸送艦隊に随伴して、通商護衛を行うための護衛専門部隊。もっぱら脅威度の低い宙域にしか行かないため、旧世代艦の改装艦などを中心として構成されている。

 

輸送艦隊

 各惑星間の輸送を担当する艦隊。官民合同で組織されており、軍の士官が民間商船を指揮する形をとっている。将来的には完全に民間に移管され、軍からは独立する予定となっている。

 

警務艦隊

 宇宙海賊や密航の取り締まりといった宇宙空間における治安の維持、捜索救難、軍艦艇で発生した事件の対処にあたる、宇宙軍内部の警察業務を行う艦隊。

 新・旧世代の機動力の高い中小艦艇を中心に構成されている。

 

 保安即応隊

  警務艦隊司令部直轄の特務艦隊で、特定の管轄エリアを持たず、地球連邦防衛軍の所管地域のあらゆるところで任務に当たる。その対応案件は、地球連邦防衛軍内でも、特に緊急性や重大性、秘匿性が高いとされるものを優先して割り当てられるとされている。

 

 救命艦隊

  警務艦隊麾下の、人命保護に特化した部隊。医療設備を充実させた救命艦を運用しており、事故や戦闘で発生した負傷者の治療を行う。

 

 

支援艦隊

各艦隊や惑星系の基地に対しての補給や整備を行う後方支援艦隊。補給艦や工作艦などの支援艦艇を運用している。

 

管区航宙艦隊

地球連邦の各管区には、自治権の一つとして、独自戦力を保持する権利が認められている。管区航宙艦隊は、管区戦力の中でも、宇宙軍に相当する組織。

 

各惑星系基地配備守備艦隊

 各惑星系に設置された基地に常駐して、宙域の警戒を行う為に設置された艦隊。配備される艦艇の艦名は配備基地の頭文字のアルファベット1文字+番号で付けられる。(例:「E01」=エンケラドゥス守備隊1番艦)

 

高等航宙学校

 地球連邦防衛軍宇宙軍の艦艇乗員を育成するための教育機関。通常の軍学校とは異なり、15歳からの少年少女に対して、宇宙戦士としての教育と、通常の高等教育の双方を施す教育機関である。

 学校では、通常の高校生としての教育に加えて、宇宙軍の艦艇乗員としての教育も並行して行われ、地上の訓練施設での一定期間の教育訓練の後に、実際の艦艇に乗艦しての実地教育も行われる。

 2202年時点で、地球には12個の高等航宙学校が存在する。

 

 

民間組織

 

南部重工大公社

 極東エリア屈指の大手複合企業で、軍とも深い結び付きをもつ。その組織は非常に巨大で、傘下には「南部造船」や、「南部火工株式会社」「南部運送」などをはじめとして数多くの系列会社が存在する。

 ガミラス戦役時、多くの企業が経営が立ち行かなくなり倒産や吸収合併をしていく中でも、その企業体を保ち続けていたために、ヤマト建造に深く携わることとなり、波動機関搭載艦艇の建造に関わるノウハウを最初に得たことから、戦後における波動機関搭載艦艇量産の旗振り役となり、それによって莫大な利益を得ている。

 

万里小路財閥

 官民双方の分野で大きなシェアを持つ大財閥。主に貿易と造船で財を成した財閥で、ガミラス戦役以前は、洋上艦と民間用宇宙船の建造や、宇宙ステーションの建設といった民需部門に注力しており、高い評価を得ていた。ガミラス戦役終結後の現在は、地球連邦政府の策定した復興計画に従い、巡洋艦以下の小型戦闘艦と、輸送艦や補給艦などの支援艦艇や、民間用宇宙船、宇宙ステーションなどの建造といった分野に主に注力している。

 




数年ぶりの投稿が設定資料で大変申し訳ありません。
現在更新再開に向けて色々と準備を進めており、その一環として地球連邦周りの設定をある程度固められたので先行して公開します。
まだ待っていて下さる方がいるかはわかりませんが、本編の方は3199第一章の公開までにはある程度まとめて投稿できるよう、鋭意執筆中です。
設定の整理に合わせて、地球艦艇の設定の方についても一部を変更・更新しました、良ければそちらもご覧ください。

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