[賞金稼ぎと海軍]のアイテムボックス辺りを修正しました。
見て頂いた方がいいと思います。
後更新速度、亀以下ですいません!
最低でも月一は出します。
それでは「以外な物と4年後」どうぞ!
「ふぅー、食った、食った」
「…………いくらなんでも食べ過ぎだン」
ヘラクレスに案内してもらったのはラーメンの滝やカレーの湖など、何故か料理が自然に出てくる所だ。トリコかよ。
とりあえずカレーとラーメンはほぼ食いつくしたぜ。多分15人前くらい?……まぁ、うまかったからいいだろ。
後種はヘラクレスの提案で隣の島で植えることにした。理由は万が一拠点に被害が起きたら困るからだと。まぁ、こんな種が普通の植物生やす訳がないもんな。
とりあえず俺とヘラクレスは隣の拠点が置かれていない島に移動した。移動方法は船で行くのも面倒だったのでヘラクレス抱えて瞬歩で。……ずっとヘラクレス叫んでてうるさかったけど……………………
んで到着。
「よっ、と」
「はぁ、はぁ、はぁ…………一瞬三途の川が見えたぞン」
ヘラクレスに島の安全地帯に案内してもらった。
「ここなら植物たちや虫たちは来ないぞン」
「おう、サンキューな」
さっそく種を地面に植える。するとすぐに
ピョコッ
「あれ、水も与えてないのに出てきたぞ」
「うむ…………」
出てきた芽は普通の緑色をした植物に見える……と、思ったのも束の間。
ニョキニョキ
…………すごい勢いで成長し、でかくなっている。
「……なぁ、ヘラクレス。嫌な予感がするのは俺だけか……?」
「私もだン」
そんな予感が的中と言わんばかりに植物は成長を止まることなく大きくなっていく一方で島にある変化が起きた。
「、!なんか周りの植物枯れていってねぇか!?」
「本当だン!まさかこの植物に栄養を吸われているのかン!?」
「とにかく、ここから離れるぞ!」
植物はドンドン成長し、やがて…………
雲を突き抜けるほどのでかくなった。イメージで言うと……あれだ、ジャックの豆の木だな。
「「…………なんもいえねぇ……」」
いやマジで。
「ク、クロガネン。どうするン?」
「どうするって……とりあえず登ってみるわ。ヘラクレスはここで待っといてくれ」
「わかった、気を付けるんだぞ」
俺は瞬歩で上に登っていく。
「しっかし、どこまで続いてんだこりゃ。もう島が豆粒に見えてきたぜ」
それから数分…………
「お、頂上か…………てかなんだあれ?」
木の先には光輝く実がなっていた。
「よ、っと。はぁ、はぁ、……疲れたぜ」
光輝く実を見てみる。見た目と大きさは普通の居酒屋で出されるさやえんどうだが……
「絶対普通じゃねぇよな、これ」
ブチッ
実を取っても輝きは止まらない。豆を食べる感じで中身を押し出す。…………普通の豆だ。空豆に近い形をしている。
「…………パクっ」
食った、なんも躊躇いもなく。これで毒が入っていたらどうするのかと読者様は思うだろう。だが前にも言った通り、彼はバカだ。
「ん、!!」
だが体に訪れたのは苦しみや痛みなどではなく、
「あ、れ?さっきまで疲れてたのに?」
疲れがとれていく、心地よい感じだった。
この頂上の標高は推定8000m。もう少しで
回復する豆、そこでクロガネはある1つの豆を思い出した。
「まさかこれって…………仙豆……?」
仙豆とは
ドラゴンボールのキャラ、猫の仙人カリンによって栽培されている豆のことだ。非常に高い回復作用を持っていて、原作の主人公たちを何度も助けてきた便利アイテム。だがどうやって栽培されているのかは原作でも明らかにされていないため分からない。
「…………まじでどうなってんだ。とにかく下に降りるか」
「遅いな……………………何かあったのかン。それにしても…」
1人待っていたヘラクレスは周りの枯れた植物を見ながら呟く。
「島の外側の植物は枯れてはいないがいつもの狂暴性がなくなっている…………この島の栄養を吸い尽くすつもりなのかン」
と、そこに
「そこどいてくれぇぇぇぇ!」
「ン?今クロガネンの声が…………」
ヘラクレスが見上げると
クロガネがとてつもないスピードで落下しているのが見えた。
「む、!ならば!!」
懐から種1つと水が入っているビンを取りだし、
「ポップグリーン、《トランポリア》!」
落下地点に種を投げ、水をまく
すると種が急成長し、回りに葉っぱで囲まれている緑のゼリーになった。
「あ、…………」
だがヘラクレス、ここであることに気づく。
本来、《トランポリア》は相手を飛ばしたり味方のジャンプ台として機能する植物なのだが
今落下しているクロガネは時速100km程だろう。
つまりそんな中《トランポリア》にクロガネが突っ込むとどうなるのか
それは勿論…………
「おぉぉぉ!サンキュー、ヘラクレッ…」
《トランポリア》にクロガネが直撃し、深ーく沈みこんだ後…
「スススススススススス~~!!」
もう一度天高く舞い上がったとさ
「クロガネ~ーーン!」
「はぁ、はぁ、酷い目にあった……………………」
「…………すまン」
その後無事に地上に戻ってきたクロガネは肩を上下に動かしながら地面に座り込んでいた。
「しかし、わざわざ落ちなくてもよかったはずだがン」
「勿論木に捕まりながら降りてたさ、途中で足滑ったら落ちた」
「(あほだなン)それで、結局木の上には何があったのだン?」
「それがな…………」
ヘラクレスに木の上にあった仙豆について説明する。ただ、ドラゴンボールとか一々話すのも面倒なので昔読んだおとぎ話の中に出てくる豆、ということにしておいた。
「ふむ…………そんな豆は聞いたこともないし、そのようなおとぎ話も聞いたことはないぞ」
聞き終わったヘラクレスは仙豆を見ながら言う。
「一先ず食ってみたらどうだ?味は普通の豆だったぜ」
「そうか、では…………」
パクっ、と口に入れポリポリと音を鳴らす。
「おぉ!体が軽くなったぞン」
ピョンピョンと飛ぶが、正直その見た目で体が軽くなったと言われても何も言えないんだが…………
「まぁ、あんまり無駄遣いはできねぇがな」
「そうだな。…………そういえば後何粒残っているのだン?」
「1つ」
「……………………は?」
「いやだから1つだって。1つしか実なかったし」
普通の豆は2~3粒入っているからな。だが問題は、
「………………では次収穫出来るのは」
「最低でも来年だろうな。しかもこれだけの養分周りからぶんどってこれだけ、下手したら…」
「2、3年はかかるかン…………」
「クロガネンはどうする?ここにずっといるのかン?」
「いや、俺は定期的に来るつもりだ。ここは修行にはもってこいの場所だが賞金稼ぎをしなきゃならねぇからな」
「そうか、いつでも来るといい。ワタシは余程のことがない限りここにいるぞン」
「おう、サンキューな。あ、これ俺のビブルカード」
ジャッキーさんに作り方教えてもらったからな、まだまだ紙は大量にあるし。
「お、貰っておくぞン」
「よし!」
気合いを入れるために顔を軽く叩く。
「そんじゃぁ修行開始だ!」
「では、拠点に戻るぞン」
「あ、ここ使えなくなったからな。じゃ飛ぶぞ」
「あ、いやさすがにあれはかんべ…
言葉を聞かず、クロガネはヘラクレスを抱えながら拠点に戻った。
~4年後~
よぉ、クロガネだ!ヘラクレスと会ってからかれこれ4年経ったぜ。ん?展開が早い?気にするな。
この4年でかなり強くなったと思う。
ヘラクレスの所では目隠しをしてひたすら見聞色の覇気を鍛えていた。いやぁ~参ったぜ、なんせ不規則に伸びるつるによる攻撃に加え、いきなり足元から人喰い花が出てきて食べられたこともあったなぁ…………
勿論
あ、ぼったくりBARには一回だけ寄った。レイリーさんもシャッキーさんも元気だった。ハンコックたちは元気でやっていると言っていた。女帝になる日も近いかもな。
そんなこんなでレッドライン近くの無人島に俺はいる。しっかり顔を見えないようにフードをかぶって…………
さぁ、マリージョアに行きますか!
それでは次回もお楽しみに!