海の死神代行   作:三日月達也

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最近私情で更新速度が今まで以上に遅くなる可能性があります。

なんとか出せるように努力します。

それでは「答えと修行」どうぞ!




答えと修行

「……………………………え?」

 

只今ガープさんに王下七武海の勧誘が来ていま~す…………じゃねぇよ!!!

 

「(何で?何で!?百歩譲って海軍への勧誘ならわかる。だが七武海だと!?クロコダイルにドフラミンゴ、革命軍幹部のクマにジンベエ、鷹の目のミホークにハンコック…………ハンコックとジンベエ以外まともなやつがいない所に入れと言うのかよ!)」

 

とりあえず軽く深呼吸をして落ち着く。

 

「何で七武海なんだ?」

 

「あー、お前さん最近億越えの賞金首ばんばん倒してるだろ、んで世界政府のお偉いさんがお前の強さに目をつけたらしくてな、そんで俺らが直々に見てそれに見合うやつだったら誘ってこいって言われてな……」

 

「そういうことじゃ!お前さんはこれからも益々強くなるじゃろ、上からにしては優秀なやつは早めに勧誘しとけと言うことじゃ」

 

成る程…………まぁ答えは当然

 

「悪いが断らせてもらう」

 

ガープとクザンは驚いたように目を開く。

 

「いいのか?七武海に入れば多少の権力やらなんやら持てるぞ……」

 

「俺は権力とかいらない、てか自由がいいのが二番目の理由だ」

 

「ふーん……で、一番目は?」

 

「海軍と世界政府の下につくのは嫌だからな」

 

「……………………要するに海軍と世界政府が嫌いってわけかい…」

 

「別に海軍自体が嫌いって訳じゃない。あんたらみたいな人は俺は結構好きだけどな」

 

「男に好きとか言われてもうれしくねぇが…」

 

そこつっこむなよ。

 

「海軍には自分の私利私欲の為に市民を巻き込んでいるやつもいる。それはあんたらだって知ってるはずだ」

 

痛いところを突かれたかのような顔をした二人。海軍自体の規模がでかいため一々そいつらに構っている暇はないだろうがもう少し管理をしっかりしてほしいものだ。

 

「それについては何もいえん。わしだって動きたいがセンゴクのやつがうるさくてのぉ」

 

いやだってあんたその海兵潰すために島とか破壊しかねないからな。自覚しろ。

 

「はぁー、………上には断られたと言っておくが勧誘はこれからも来ると思っときな」

 

頭をボリボリとかきながら答える青雉。これからも来んのかよ、まったく…………

 

「後お前さんに聞きたいことがあるんだが」

 

「なんだ」

 

「…お前さんは将来海賊になるつもりか……?」

 

ピキピキ……

 

青雉が右腕だけ能力を発動させ、部屋が冷たい空気に包まれる。

 

「もしそうならここで叩き潰した方がいいんだよなぁ、お前さんはきっとそう近くない内に俺らの脅威になる」

 

なんか理不尽。ここは適当にはぐらかす……

 

「あぁ、俺は海賊になるよ」

 

訳なかった。

 

「…………は?」

 

「ガハハハ!わしらを前にして海賊になるとぬかしよったわい!…………それがどういう意味かお前さんは承知の上じゃろな……?」

 

「ッ、!(威圧スゲッ!)」

 

ガープは海賊王ゴール・D・ロジャーのライバルであり、数多の海賊たちに恐れられた海軍の英雄。未だ現役で地位は中将なのは昇格を断っていたためであり、実力は今の大将よりも上と考えていいだろう。

 

「当たり前だ、賞金稼ぎをやってるのも資金集めでやっているだけ、俺はこの海に海賊として名乗りをあげるさ」

 

「…………………………………………」

 

「…………………………………………」

 

「…………………………………………」

 

ガープは拳を握りしめ、青雉は左腕も能力を発動し、俺は鬼徹に手をかけた。まさに一触即発という言葉がふさわしい空気になっている。

 

クロガネが現時点で二人に勝てる確率は良くて20%くらいだろう。

 

理由は経験が圧倒的に足りない。命のやり取りをしてきた場数が違いすぎるのだ。

 

「(逃げるだけなら瞬歩でなんとかなるが…………やっぱ無謀過ぎたか?)」

 

読者の皆さんはもうお気づきでしょう。彼がバカであると…………  by 作者

 

たがその空気はガープの一言で終わる。

 

「はぁー、今回は見逃しておくわい青二才。じゃが海賊になった時は……問答無用で捕まえるぞ!」

 

「海軍の英雄が捕まえに来るくらい大物になってみせますよ」

 

「ガハハハ!言いよったなコイツめ!クザン帰るぞ!」

 

「やれやれ、そんじゃな。あまりやらかすなよ~……仕事めんどくせぇから」

 

二人が部屋から出ていく。

 

「~あー!勝てる気がしねぇなぁ!」

 

クロガネがそんな独り言を呟くが、顔は笑っていた。

 

「さーて、確かフイッシャータイガーがマリージョアを襲撃したのはハンコックが16の時だから…………後3年半くらいか」

 

フイッシャータイガーは個人的に好きなキャラであったため是非とも会いたい。後奴隷解放したい。

 

「一先ずそれまで修行だな!もう目星はつけてあるし」

 

クロガネは支部を出て、町で人通り買い物をしてから瞬歩であるところに向かった。

 

 

 

 

 

偉大なる航路(グランドライン) ボーイン列島

 

 

「よっと」

 

上から見ると花びらの形をした島に到着した。

 

ここはウソップがクマに飛ばされた島だ。虫が巨大化し、花も巨大な食虫植物になっている。一体一体は覇気が扱える俺にとっては手強い相手じゃないが……

 

…ズズズズ

 

「言ってるそばからかよ」

 

地面からひまわり(巨大食虫植物バージョン)が出てきた。しかも最低でも10本…?10体の方がいいよなこれ。

 

俺は鬼徹の柄を取り居合いの構えをとる。……あ、ちなみに剣術は独学です。

 

ひまわりが俺めがけて一斉に襲ってくる。

 

 

「わーたーしーは勇敢なーる森の戦士~」

 

空から黒い服とヘラクレスオオカブトの角をモチーフにしたような被り物をした男が

 

「ヘー」

 

ひまわりを殴り

 

「ラー」

 

ひまわりを蹴り

 

「クーレー」

 

瞬く間に全部のひまわりを倒し

 

「スン!!」

 

シャッキーーン!

 

なんか変なポーズをとって現れた。

 

「…………………………………………」

 

何も言えない…………てか何を言ったらいいか…つか言ったほうがいいのかこれ?

 

「わーたーしーは…「わかった!わかったからもういいから!」む…そうかン」

 

ヘラクレスンは地面に腰を下ろした。

 

「さっき名乗った通り私はヘラクレスン。この凶暴な森を生き抜いている戦士だ」

 

「助けてくれてサンキューな。俺はクロガネだ」

 

「ふむ?クロガネ?確か賞金稼ぎだったなン」

 

「へぇ、知ってるのか」

 

「一応新聞は見だン。しかし何故ここに?」

 

「まぁ、修行と、あとは…………」

 

俺はポケットから虹色に光る種を取り出した。

 

「これが何の植物か気になってな」

 

「ほほう…………少なくともこの島では見たことのない種だン。どこでこれを?」

 

「それが昨日何故かポケットに入ってたんだよ。もしかしたらここの島の植物だと思ったんだが………」

 

「ふーむ…………とりあえず植えてみればいいのではン」

 

「そうだな、んじゃ「グゥーー」…………」

 

「なんだ腹が減ってたのかン。それならこのヘラクレスンにお任せだン!上手い飯がここにある、付いてこい!」

 

「はは、…………頼むわ」

 

 

まずは腹ごしらえだな!さーて、食いまくるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………なぁ、そろそろあいつに顔ぐらい見せてもいいんじゃねぇか?」

 

「………………………………それはまだ早い。もう少ししてからだ…………」

 

「ケッ、相変わらずシャイな野郎だな…

 

   

     なぁ斬月…?」

 

 

「うるさいぞ初代鬼徹いや…………

 

   

     闇夜…………」

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 






それでは次回もお楽しみに!

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