それでは「初代鬼徹とヒューマンショップ」どうぞ!
あれから三年が経った。
時が異常に早く進んだ気がするがまぁ気にしない。
それにしてもこの島は特訓にうってつけな場所だった。
島にはゴリラやライオン、猪に象などが巨大化した猛獣や、日々変わる天候により天気を予測することも出来るようになった。…………メチャクチャだな……俺。
武装色と見聞色の覇気については実用レベルには至った。だが覇王色は今のところ出した覚えがない。これに関してはまさに運だからな。転生したから使えると思ったが……
死神の力だけど…………卍解できないです……。
というか斬月に会えないんだよな。語りかけてはいるんだけど、まったく反応がありません。あ、月牙天衝はなんとか出来たぞ。海で全力で試したら海が割れました……その後ものすごいへばったけど。
それと死神の姿でいても普通に周りから見えるみたいだ。一回死神の姿でバレないかなとライオンの正面立ったら引っかいてきた。…………もし見えなかったらこれはこれでチートだな。存在感ないけど。
後収穫がひとつありました。
島の浜に船が打ち上げられた時があった。古びだ廃船みたいで中を散策していたら宝箱が暗闇の船内の中一際目立っていた。やたらと頑丈だったから武装色纏って何発か殴って無理矢理開け、中には長方形の大きめの箱が1つ入っていた。
箱には切り彫りでこう書かれている
初代鬼徹
俺は黙って箱を開けた。中には黒を基調とした鞘、濃い赤の柄、丸い鐔の刀があった。最上大業物の初代鬼徹。だが鬼徹の別名妖刀の名に相応しい雰囲気を漂わせている。
鬼徹の刀を腰にした剣士は悲運の死をとげると言われている。が、仮にでも俺は死神。死を恐れていたら死神じゃない。
「俺は初代鬼徹を使いこなす!」
そう覚悟を決め俺は鬼徹を腰にかけた。
ちょうど死神の姿じゃない時の得物も必要だったのでよかったと思っている。
死神の姿には代行証を身に付けていれば意識するだけでなれる、があまり頼るわけにもいかなかった。
この先の海、一つの力だけじゃ乗り越えられない時もある。剣の腕も磨いておきたい。
……………
そして原作17年前。原作通りならあいつらがシャボンデイ諸島にいるはず。細かい時期は分からないがそろそろ行った方がいいだろう。
え?行き方?廃船にシャボンデイ諸島のエターナルポースありました。これで大丈夫!
移動手段はひたすら瞬歩。とりあえず頑張ります…………
あ、そうそう自分の新しい名前決めました!
クロガネ。この世界で生きていく俺の新しい名前だ!
直感で決めたからいいだろう。さぁ…………
冒険の始まりだ!
「つ、着いた…………」
なんだあれ、サイクロンに二度も遭遇するってどんだけ運が無いんだよ……もしかして鬼徹か!
まぁ死神から元に戻ると服は紺色の着物に戻ったので大丈夫。次死神になるとき服がびしょびしょだと困るが。
さて、ヒューマンショップはどこにあるか…………目の前にあったよ。
今日の商品リストの中に『美しい三姉妹、悪魔の実、……』
「ここだな」
しかも目当ての三姉妹、ハンコックたちがいるところ。
今回はハンコックたちとその他の奴隷の解放、そして悪魔の実をもらっていく。
しかしどうするかな……そうだ
「どうせなら派手にやるか。天竜人嫌いだし、何人か殺ってもいいよな」
さて、ハンコックたちを助け(強奪)に行きますか。
初代鬼徹については完全に独自設定です。
それでは次回もお楽しみに!