海の死神代行   作:三日月達也

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どうも皆様三日月達也です!

最近他の方々の作品を見て書いてみたいと思いました。

他の作品もあるので不定期更新となります。

それでは短めですが「目覚め」どうぞ!



目覚め

 

 

「…………どこだ。ここ」

 

俺は一般企業に勤めていた普通の社員だ。毎日の残業に根をあげてしまいそのまま机の上で寝てしまった……筈。

 

それが何故、目を開けてみると青空が広がっている森の中にいるのだろう。

 

そして紺色の着物を着ていた。

 

声もいつもと違う。どこかで聞いたことがあるような……

 

とりあえず起き上がり、近くに湖があったので自分の姿を見た。

 

「まじか…………」

 

そこには某死神漫画の主人公が映っていた。

 

オレンジ色の髪に背の高い高校生ぐらいの体格、そして…

 

ポロッ

 

「……………………これって」

 

着物の中から落ちたのは主人公が使っていた代行証。

 

「つまり…俺死神になった…………のか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落ち着こう。

 

考えられるのはもはや1つ。

 

最近小説で流行りの転生というやつだろう。

 

だが可笑しい、普通は神様の様な人に出会って諸々説明受けるのが転生物語のセオリーの筈だ。

 

しかしここで別のパターンも思い出す。

 

それは知らない内に別の異世界へ転生した、というパターン。今回はそれに当てはまるのだろう。

 

「だとしてもおかしい」

 

そう、それならこの場所はどこなのか?

 

ブリーチの世界なら普通は人があるところに転生するようなもんだが。主人公の姿というの異常だ。

 

すると空から新聞が降ってきた。空を見るとカモメらしき鳥が新聞の束を持ちながら飛んでいる。

 

「まさか」

 

俺はすぐに新聞を見ると

 

 

 

 

 

~金獅子のシキ脱獄!鉄壁の檻が破られた!!~

 

 

 

 

 

…………一瞬で分かってしまった。そうここは

 

 

 

 

 

 ONE PIECEの世界だと。

 

 

 

 

 

「……よりにもよってONE PIECEかよ…………」

 

俺は新聞を握りしめた。

 

シキが脱獄ということは原作20年前だったっか?

 

俺は代行証を見る。

 

「この力でこの世界を過ごせ、ということか」

 

新聞を投げ、代行証を手に取った。

 

「どうやって使うんだ………イメージすりゃいいのか?」

 

とりあえずあの死神代行の姿を思い浮かべる。

 

そうしたらいつの間にか黒い着物と背中に大きめの出刃包丁のような刀を纏っていた。意外と刀が重い…………

 

「姿は死神代行消失編の前か。俺はこっちの方が好きでいいが」

 

試しに刀を両手で持ち近くの木に向かって

 

「オラァァァァ!」

 

全力で斬った。

 

木はバッサリ切れたぞ。…………その奥や周りの木も全部。

 

「…………シゼンハカイゴメンナサイ……」

 

ま、まぁ要練習だな。あの後、瞬歩や霊圧を足場にすることも出来たが暫くはここで特訓だな。覇気も使いたいから三年くらいここにいるか。後空から見渡してみたらここは無人島だった。近くに島もない。かえって好都合だが。

 

「さて、特訓。始めるか!」

 

 

 

こうして後に死神と呼ばれる男の第2の人生は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





それでは次回もお楽しみに!


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