東方現幻夢   作:カミユ

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どうもカミユです!
今回は急いでやったのでいつも以上に抜けているところが多いでしょうがご了承下さい


第60話 疑問

 Side 夢華

 

 話をしよう。あれは今から…………何日前だっけ?あー思い出せない。せっかくネタでやろうと思ったんだけどなー

 

 〜〜ある日のこと〜〜

 

 現在中学2年生の夏の8月。つまり、夏休み!学校によるけど大体40日前後の長期休日。多くの人は、夏休みを楽しみにしていることは間違いなし。長期休暇でいつもはできないことにも挑戦できるし、趣味に没頭することもできる

 

 しかし、長期休暇の分、宿題が多い。当然といえば当然なんだけどね

 そんな大量の宿題を終わらせるのに大体3つくらいに分かれる

 1・夏休み序盤で一気にやってしまう。そうすればあとは遊んでも良いし、やり残しがあったとしても気付けばできるし、個人的にはオススメ

 2・毎日コツコツやる。あらかじめやる範囲とかを決めておいて、それを毎日こなす。宿題さえ忘れなければ他の時間は自由に使える。個人的にはまあオススメ

 3・残り一週間以内で終わらせる。これは、夏休み最初は遊んでいられるけど、学校の登校日が近づいていくにつれて絶望していくもの。やっつけ仕事並みにやってしまったり、友達の宿題を写すなどなど。個人的には絶対にオススメしない。絶対にオススメしない。大事なことなので二回言いました

 

 …………なんで夏休みの宿題のこと話していたんだろう……

 

 えーと、話を戻して〜現在僕たち中学二年生の5人は、近くの山の滝が流れている川に遊びに来ている。全員水着姿でそれぞれやりたいように遊んでいる

 

「くらえ!」

「なにを〜!」

 

「早苗ちゃーん。あそこにカエルがいるよー」

「わー諏訪子様みたいですね!」

「諏訪子さんの帽子って特殊だよねー」

 

「……ふーむ。釣りをしているがなかなか釣れないな。把握したとしても意味ないことが多い。というか絢斗と昏御が暴れているから魚たちが逃げている」

「えーい」

「おわっ」

 

 さっきの『中学二年生の5人』は違ったな。正確には、『中学二年生5人と中学一年生1人』だった

 さっき釣りをしていた蓮舞くんを川に突き落とした眼鏡をかけた茶髪(ツインテール)の女の子。宇佐見 菫子ちゃん。蓮舞くんの幼馴染で、一歳年下。家が近くで家族ぐるみで仲が良いらしい。気さくで話しやすい子で、オカルトチックの事に興味があるみたい。僕もないことはないけど……魔法使いである僕だったらいつでも知ることができるから、あえて知らないようにしてる。神秘の真実を知ってはいけないとゴーストが囁いているような気がしたから

 

「そういえばーみんな宿題終わったー?僕は最初にやっちゃったよー」

「私はあと少しです。確か英語だけです」(早苗ちゃん)

「やってない!」(絢斗くん)

「同じく!」(昏御ちゃん)

「とっくに終わっている」(蓮舞くん)

「私も終わってる」(菫子ちゃん)

 

 まあ、うん。絢斗くん昏御ちゃんは予想通り。他のみんなも予想通りかな。早苗ちゃんは毎日コツコツやるタイプだから

 

「先に言っておくが写させて欲しいとか言ってくるなよ」

「そんな事はしない。宿題は自力でやるものだからな。だが、どうしても自分で解けないものは仲間の力を借りれば良い」

「絢斗と同意見」

 

 これはみんなで勉強会はあり得るかな?

 

「さて、たくさん遊んだわけだし、ここからは能力を使用した模擬戦をやるぞ」

「了解!ちょっと待って。モデルガンを持ってくるから」

「私は見学しておきますね。戦闘向きではないので」

「私も〜」

「いつでもできるぞ」

「蓮舞くんずぶ濡れなのにやるの?」

「…………着替えてくる」

 

 僕たちは定期的に模擬戦をやっている。発案者の絢斗くん曰く

「いつ何時でも緊急時に備えて鍛錬をしておかなければならないから」

 らしい

 

 この場所は僕の魔法で基本的に出入りすることができないようにしている。魔法を破ればできるけど、それをできる人はこの場にいるみんなと、お母さんくらいしか知らないなー

 

 

 

「ん〜」

「どうかしましたか?なにか気になることでも……」

「いやね?前々から思っていたんだけどさ、昏御ちゃんの能力って、基本的に『BB弾に触れたものを追放』しているでしょ?」

「そうですね。場所の指定もできるとか」

「その場所を決めるっていっても戦闘中だと追放したい場所が常に変わったりするでしょ?その程で昏御ちゃんがやっているわけだし。じゃあ、『場所決めをしない状態で、能力を受けたらどうなるのかな?』」

「…………分かりません」

 

 絢斗くんと昏御ちゃんの模擬戦を見て僕は思ったわけだけど、本当どうなるのかな?

 

「それは、まあ実際に行ってみればいいんじゃないか?」

「それだよねぇ。気になるけど知ったらいけないような気がする」

「もしかしたらブラックホールとか」

「蓮舞くん!?そういう事は言っちゃいけないよ!?ありえそうだから!」

 

 蓮舞くんのブラックジョークにツッコミを入れていると、模擬戦を終えた2人が戻ってくる

 さっきの疑問を話すと

 

「じゃあ明日行ってみるか!」

「場所はここで、持ち物は各自必要だと思うもので!」

 

「「「おーー!!」」」

「「マジ(か・ですか)……」」

 

 こうして僕たちはどこに行くのかわからないところに行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 〜翌日〜

 

「みんなー持ち物は持って来たー?」

「当然!」

「何を持って来れば良いかわからなかったので神奈子様と諏訪子様と一緒にやりました」

「とりあえずこれがあれば良いかな」

「とりあえずの非常食と武器だな」

 

 昨日のみんな(菫子ちゃんを除く)が集合場所に集まって持ち物を公開する

 

 僕・ライト 辞書 携帯

 早苗ちゃん・非常食 ライト お守り 携帯 虫除けスプレー

 絢斗くん・仮面ライダーの図鑑 特撮のカードゲームのカード 非常食

 昏御ちゃん・モデルガン二丁 BB弾 絢斗くんと同じもの

 蓮舞くん・組み立て式の棒(ナミのクリマ・タクトみたいな) 棒の予備 非常食 ライト 虫除けスプレー

 

「それじゃあみんな行こう!」

「「「おー!」」」

「はあ、おー」


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