東方現幻夢   作:カミユ

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どうもカミユです!
絢斗「今回は書き方を付け加えたんだっけ?」
そうです。今までは、Side ○○の場合はその人物視点で物語を進行していました。今回からは○○Sideの場合はその人物達がいるところを三人称視点で進行するようにします
絢斗「個人的にはいいと思うが……まあ忘れるなよ」
ハイ

絢斗&カミユ「本編へどうぞ!」


第53話 霊夢側の戦い

 霊夢Side 〜人里から博麗神社までの道 人里寄り〜

 

 霊夢は地面に張る氷に触れないようにして低空飛行して認識を操る栞を探していた

 

「う〜ん…………私の勘だとこの辺りにいると思うんだねどねぇ」

 

 凍っていない木を中心に探して行くが人影が全く見つからない

 

「もしかして先に行かれた!?」

 

 魔理沙達の方に向かったのかと思って振り向くと同時に背後から弾幕が飛んでくる

 

「ッ…………危なっ!」

『あ〜あ。避けられちゃった』

 

 弾幕を避けると反響するかのような声がどこからともなく聞こえてくる

 

「何処にいるの!出てきなさい!!」

『え〜どうしよっかな〜?』

 

 反響する謎の声は霊夢の神経を確実に逆撫でて行く

 

「何処よ!」

『見つからない見つからない。360度見渡しても絶対に見つかる訳ないんだよなぁ〜?』

「絶対にアンタを見つけ出してぶっ飛ばしてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早苗Side 〜人里から博麗神社までの道 博麗神社寄り〜

 

「魔理沙さん!見つけました!」

「弾幕を張りまくるぜ!星符 ドラゴンメテオ!」

「奇跡 ミラクルフルーツ!」

 

 上から弾幕が降ってくるスペカと真っ直ぐ飛ぶ弾幕のスペカを使用する

 だが結果は全て氷になり地面に落ちて積もったり転げたり砕けたりする

 

「霊力切れを起こすまで撃ち続けるぞ!」

「博麗神社に着くまでが条件として加わりますがね!」

 

 再び2人が弾幕を撃つが本来の場所とは違うところに飛ぶ

 

「またか!霊夢が担当しているんじゃないのかよ!」

「もしかしたら足止めをされているかもしれません!」

「クッソ!私たちで対処するしかないのかよ!」

 

 

「は〜間に合ったわ〜。それにしても早過ぎない?こっちは走るのは苦手なのに〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢華Side 〜博麗神社までの道に出る人里の出口〜

 

「ん〜これは霊夢の方が近いね。でも誰と戦ってるんだろ。霊夢以外の気配が全くない。つまり気配を消す人?それともその場にいなくても攻撃できる人?とりあえず向かわないと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Side 夢華 〜人里から博麗神社までの道 人里寄り〜

 

「うわっ……ちょちょちょ!霊夢がむしゃらに放ってるじゃん…………声をかけないわけにはいかないをよね」

 

 魔法陣に乗って霊夢の近くまで来ると、まるでどこに居るのかわからない相手にとにかくでたらめに放っているようだね

 少し息を吸い込むといつもよりも大きな声を出す

 

「おーい!霊夢ー!敵の位置はどこ〜!?」

「夢華!?氷はどうしたの!?」

「砕いてもらった〜」

 

 夢華はいつも通りの調子で会話する。そんな夢華に安心と呆れをまとったため息を吐き出す

 だが反対に反響する声の人物は驚きと好奇心を混ぜた声を出す

 

『え……なにこのタイミング……どうしよう…………主人公並みなんだけど……援護しないとなんだけどな〜あー相手したくないんだけど好奇心には勝てない……』

 

 そんな声が僕たちに聞こえると同時に南南東から銃弾が飛んでくる

 

「銃弾って遅いよね」

『普通に考えたら早いんだけどな〜?』

「慣れじゃないかな?」

『へぇ……じゃあこれならどうだい?』

 

 次は北東から大量の銃弾が飛んで来る。これは散弾かな?

 

「ん?銃…………火薬…………もしかして妖怪の山の火薬の匂いって……」

『あ…………完璧に忘れていた……ヤッベ…………どうしよう。まだ完全にやり終えてなかったんだっけ。あの後の明日でいいかが発生した……のか』

 

 僕が幻想入りしてからしばらくしてから椛ちゃんからの手伝いの時だった。風土君を助けた近くで火薬の匂いがする、とのことだった。僕の能力で過去の出来事を知ろうとしたら消えていたと言う。詳しくは12話参照

 

「(霊夢。今のうちに行って)」

「(分かったわ)」

「(それとあの子の能力は氷には氷は凍らないらしいよ。だから結界を張って。そうすれば自爆するようなものだよ)」

「(……!なるほどその手があったわね)」

 

 霊夢には先に行ってもらい、僕はここに残る

 

『良し、ここは足止めに徹して帰るか』

「んー早く帰って欲しいけどこっちも訊きたいことがあるから残ってもらうのはありがたいかな」

 

 魔法陣からキバットが出てきて手に収まる

 

「キバッて行くぜー!」

「変身!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔理沙Side 〜人里から博麗神社までの道 博麗神社近く〜

 

「おい早苗!一旦離れるぞ!このままだと私の弾幕がお前に当たっちまう!」

「…………分かりました。どっちに行くかは自分で決めるとしましょう」

「せーの、で動くぞ」

 

 魔理沙が自分の弾幕と早苗の弾幕が自分たちに向かう現状に痺れを切らし、別々に離れることにした。そうすれば片方が能力の影響を受けないと考えたのだろう

 

「「せーの!」」

 

 魔理沙の早苗が同時に反対方向に動くと魔理沙の箒の柄の部分がドスッと早苗の腹に突き刺さる

 

「ゲホッ……ゲホッ……!」

「すまない早苗……!クッソ……どうする!?認識を操る能力だってのは分かるが対処の仕方がわからない……」

「ゲホッ……なら、全方位ならどうでしょう。それなら牽制にもなりますし、あの子に攻撃できます……」

「分かった!早苗は頑張って避けてくれよ!恋符 ノンディレクションレーザー!」

 

 魔理沙のスペカは本来は無差別な方向にレーザーの弾幕を放つものだが、認識を操られ、若干のズレはあるが早苗に向けて放たれた

 

「ッ!……スレスレでした…………」

 

 魔理沙のレーザーは早苗の髪をわずかにかすった

 

 

 この現象を引き起こしている本人である栞は、魔理沙達から10メートルほど離れた場所で木の陰に隠れていた

 

「ん〜まだかしら。そろそろ解決策くらい立てられるかもしれないから〜一気に決めましょうか」

 

 栞は足元にある石を氷につけて凍らせてから持ち、少年に向けて投げる

 

「……ハァハァ……痛て……なに……が…………うわああああああああああああ!!!!」

 

 栞の投げた石は綺麗な弧を描き、少年の頭に当たる

 氷に対して氷は凍らない事象が発生し、頭を抑えて後ろを振り向くと空に飛んでいる魔理沙と早苗が目にとまる。外から来た人が空を飛ぶ人を見たら十分驚くが、今まで自分を攻撃して来た人物は殆どが空を飛んでいたので耐性がついたのか混乱した頭でも冷静に理解できた。が、その認識を栞が操る。耐性の分を恐怖に変えた事によって化け物を見たかのように大きな声で博麗神社までの走る

 

「さて、これで後はあの2人を足止めすればいいだけ……あ〜疲れたわ〜。今日のご飯は狼に作ってもらおうかしら」

 

 栞が残りの仕事も簡単に終わるので腕のストレッチをしながら上を見るの博麗の巫女が飛んで博麗の札を投げるところを見る

 

「あ〜あー!あー!!あーーー!!!ちょっと嘘でしょ!?狼が足止めしてるんじゃなかったの!?」

 

 その狼は仮面ライダーキバとなった夢華の対峙していることをまだ知らない栞

 

 

「夢符 二重結界!」

 

「霊夢!」「霊夢さん!」

 

 人里近くから魔理沙達のいるところまで全速力で飛んで来た霊夢は夢華にアドバイスされた通りに結界を張ると、言った通りに自分の氷が邪魔で道が塞がれた

 

「認識を操る人はどうしたんですか?」

「それがどこにも居なくて、代わりに別のやつが来て居たみたいで夢華が代わりに戦ってもらっているわ」

「夢華復活したのか!だったらすぐに行かなくちゃな!」

「待ちなさい魔理沙。今行ったところで夢華の邪魔になるだけよ」

「私は行きます!邪魔じゃないところで見てます!」

 

 早苗は嬉しそうにして人里まで戻っていく

 

 

「えーちょっと…………博麗の巫女となんて戦えないわよ〜」




絢斗「これで異変を起こしたやつは無力化したな。後は夢華の方だけか」
現在仮面ライダーキバに変身したところで終わっているのでそこからですね
絢斗「なんでキバなんだ?」
コウモリって吸血鬼って耳がいいってイメージが凄いあるからです
絢斗「なるほどな」

ではまた次回!

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