東方現幻夢   作:カミユ

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どうもカミユです!
昏御「主人公動けない状態で異変開始とか」
やってみたいじゃないですか!というかこれ2回目なきが
昏御「気にするな!最近10連ガチャが爆死続きだからって目に光を点さないのはどうかと思うよ?」
貴女にはわからないでしょうね!
昏御「分かりませんねー」
バッサリ斬られた……!

昏御&カミユ「本編へどうぞ!」


第50話 行動開始

  〜人里が凍りつく前の守谷神社〜

 

 Side 早苗

 

「もう〜早苗落ち着きなよ〜。夢華くんなら問題ないって〜」

「まあそう言うな諏訪子。夢華くんの予知夢は外れたことがないからな。とは言えその運命すら変えてしまうのは簡単なわけだが」

「そんなこと言われても私は心配なんですよ!神様の勘なのか分かりませんが、夢華くんに良からぬことが起きると思うんですよ!」

 

 先程から私は神社の境内をそわそわと忙しなく歩いている。神奈子様と諏訪子様は笑いながら心配ないと言っているけれど、朝から夢華くんがピンチになる気がしてならない

 

「心配なら行ってくればいいじゃないか。もしかしたら霊夢も行っているかもしれないしさ」

「そうしたいのですが夢華くんの邪魔にしてしまったらどうしようかと……」

「凄いジレンマだね〜。それにしても今日は晴れかー」

 

 そわそわそわそわ

 それから人里が急に凍りついた

 

「アレは!」

「始まったみたいだね。でも被害が人里だけか」

「夢華くんは他にも被害が広がったって言っていたけど、人里で収まっている。夢華くんが人里でやっていた対策が功を奏したみたいだね」

 

 そう、夢華くんは他にも凍ると言っていた。ここの守谷神社も同じ。でもここまで凍りついた様子はないということは夢華くんの設置型の魔法陣が働いている証拠だろう

 ここまでは順調なのに胸騒ぎは治らない

 

「あー!いてもたっても要られません!人里に行って来ます!」

「え?あぁ分かった。気をつけるんだぞ」

「サポートしてあげてね」

「はい!」

 

 全速力で人里まで飛ぶ

 

「早苗!」

「霊夢さん!」

「早苗も気になるんでしょう?早く人里まで行くわよ!」

「はい!」

 

 途中で霊夢さんと合流する。霊夢さんも私と同じように夢華くんが心配で居ても立っても居られないんでしょう

 霊夢さんと共に人里まで来ると……

 

「え?夢華くん!?」

「ちょっ……夢華がやられるなんて」

 

 人里のほぼ中心部にはヘッドフォンをつけた夢華くんが凍ったまま動かない姿が視界に入る

 

「ウソ!ヘッドフォン付けているから能力使えてない状態じゃない!」

「早く氷を溶かさないと……!」

「待って早苗!」

 

 凍りついた夢華くんをいち早く助けようとするが、霊夢さんに止められる

 

「どうしてですか!?早くしないと夢華くんが……!」

「待ちなさい。迂闊に触ると貴女もそうなるわよ」

 

 霊夢さんが博麗の札を地面に落とす。札は重力に従って地面に広がっている氷の表面に触れた瞬間に、一瞬にして凍ってしまった

 

「分かるでしょ?今の夢華に触ると私たちもこのようになってしまうわ。さらに氷の表面に触れてはいけないし、夢華に強力な弾幕があたりでもすれば粉々に砕けてしまう」

「そんな……」

 

 今の夢華くんを助けることはできないなんて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー。今回は私か〜。まあくじだししょうがないかな」

「チッ!なんでテメェなんだよ」

「くじだからだよ」

「私はまだみたいね〜」

「そういえば1人引いていないような……」

「引きこもっているな」

「あちゃー」

「じゃあ送ってね。場所はそっちに任せるよ」

「はいは〜いっと。それじゃあ転送っと」

 

「どこに転送したんだ?」

「転送じゃないんだけどね。巫女が居る場所だよ。邪魔されると面倒だし」

「博麗の巫女にアイツの能力が効くとは思わないが」

「守谷の巫女には効くのかって?」

「…………そうだ」

「効くんじゃない?奇跡を起こす能力みたいだけど俺たちの中だと栞さんの邪魔をするスキルは俺と並んでいるからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Side 霊夢

 

「……!早苗止まって!」

「どうしたんですか霊夢さん」

「誰か来る」

 

 私の勘が止まった方が良いと囁く。止まった瞬間にスゥーと目の前の空間が凍ってしまっている人里から何もない白い空間が現れる。そこは人が3人並んでも問題ないほど広く、奥行きが分かりづらいが少なくとも1メートルはあるだろう

 そこから赤髪に私たちから見て左側に紅魔館のフランみたいにサイドテールになっており、背中くらいまで伸ばしている髪、青紫色の瞳の美人な女性が歩いて来た。服装は赤いワンピースを着ている

 女性は目を細め、親しい子供と接するように微笑みながら私たちの前に止まる

 

「ん〜!ひっっっっっっっさびさに外に来たー!いやー今の季節って秋なのに寒いねー。まあ理由は知っているんだけどね。それにしてもどこでもいいって言ったけど、まさか異変解決組の前にする必要はあるのかなー」

 

 急に現れた女性は勝手に色々と喋るそのおかげでこの人が異変を起こした側の人物であることがわかった

 

「アンタは黒幕側みたいね。さっさと倒して情報をはいてもらうわよ」

「ん〜それは嫌ね〜。それよりも良いの?」

「何がよ」

「下下。炎が吹き出ているわよ」

 

 何言っているの?の言う前に隣の早苗が叫ぶ

 

「え?熱い熱い熱い熱い!!!!なんで炎が!?」

 

 早苗が横で叫ぶので下を見るが炎なんて出ていないしその逆の氷がある。熱いと言うよりも触ってはいないが冷たいだろう

 早苗は宙に浮いたまま足をあたふた動かしていて近くに敵がいなければ大笑いしているほど滑稽だ

 

「…………これはアンタがやったの?」

「ん〜。やっぱり博麗の巫女には効かないか〜。ん?あぁそこの緑の巫女ちゃんが慌てているのは私のせいよ。どうやっているのかは教えませーん。今気づいたけど貴女達ってマリ○兄弟みたいな色しているわねw」

「マ○オって何よ」

 

 コイツに質問をしていけば勝手に情報を落としてくれそうね。このままやっていきたいところだけど、夢華と人里に被害を出した奴が野放しにされるのは避けたいからコイツを倒してさっさと追いかけないと

 それと、コイツの能力は私に効いて早苗に効くってことは干渉系の能力かしら

 

「あー、このままだとあの子がやられちゃうわね。しょうがないかー。悪いけど貴女達の相手をする暇がなくなっちゃったから私は行かせてもらうわー」

「(誰か行った?魔理沙あたりね)それは出来ないわ。しばらく私と遊んでもらうわよ」

「えー。うーん…………援護よろしく!後ろには気をつけてねー」

「えっ!?」

 

 女性は私たちの背後に視線を向けながら言う。まさか仲間が背後から攻撃して来る!?と考えて背後をバッと振り返る

 

「って何もないじゃない!?」

 

 背後には何もいなかった。叫びながら正面を向くと誰もいない

 

「アイツもいない!嵌められた!」

「あれ?炎がなくなりました」

「あ、戻ったのね早苗。諸々のことは向かいながら話して」

「え?あ、はい。分かりました」

 

 相手の能力?術?が解けた早苗が復帰して異変を起こした人物まで2人で飛ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行ったかー。いやーまさか近くに潜んでいるなんて思わないんだ。あれ?なんか日本語がおかしいな……まさかが必要なかったね。さて、と私は戦闘能力が皆無なんだよね。これはどうしたものか」




昏御「おー、敵組も動き出したねー」
黒幕側が一切行動を起こさない異変をみたいですか?
昏御「それ異変じゃないよね」
そうなんですけどねー
昏御「次回は〜?」
元凶vs異変解決組です

ではまた次回!

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