東方現幻夢   作:カミユ

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どうもカミユです!
夢華「いやーここに来るのは久しぶりだね!」
そうですねー
夢華「今回からオリジナル異変をやるんでしょ?頑張って!」
は、はい!(プレッシャーを無意識にかけて来るスタイルだと……)

夢華&カミユ「本編へどうぞ!」


第3章 凍結異変〜凍える身体〜
第48話 異変前の準備


「ご飯できたわよ〜!ちょっと狼、雨季呼んできて」

「はいはい…………あの人どこにいるんだっけ?人じゃなかった。妖怪だった」

 

 料理係である栞は狼に150年前に博麗の巫女によって封印された妖怪、雨季を呼ぶように言われたが、何をするかわからない雨季に狼はどこにいるのか(雨季が来てから三ヶ月は経った)皆目見当がつかない

 

「アァ?雨季だァ?あの女の居所なンて俺が分かるわけねェだろォが」

「使えね(ボソッ」

「ア?なンか言ったか?」

「いや別に?」

 

 アジトの中で探しているうちに狼はバッタリと(性格面で)相性最悪の戦闘狂の新羅と出会ってしまった

 煽り耐性があまりにも低い新羅に狼は小声で本音を出してしまう。口論になる前に狼がそそくさと離れる

 

「雨季さーん。何処ー?見当たらない…………前は風呂に入らないのに風呂場に執拗に執着してたし、もしかしたらまた風呂場にいる可能性が……」

 

 前の行動から雨季はジメジメした湿気の多い場所に好んで居る事が多いと知っている狼(その他は栞だけ)は風呂場に行ってみるが人影がない

 

「居ない……だと……。諦めるか(即決)。ここには居ない。いや、ここのアジトには居ない。となると後は烈っさんと奏蘭さんか。烈っさんは能力が安定してきたから後ちょっととして、奏蘭さんは何処だろう?自室で読書かな…………斬られそう。パス」

 

 奏蘭を一言で言うなら読書中である時に話しかけると斬られる。危険人物

 

「烈っさん!ご飯ですよー」

「あぁ」

「烈っさんやっと能力の調整ができるようになったんですね」

「分かるのか?」

「何年烈っさんと居ると思っているんですか!6年は居ますね」

「そんなに経つのか」

 

 狼の呼びかけに自室の扉をあけて姿をあらわす身長180cm超えの男、烈魔。烈魔の雰囲気から5年も時間をかけて能力の制御を終わらせたことを看破する狼

 

「早く食べましょう?雨季さんが何処にいるか分からないのですが」

「雨季だったら天井裏に居るぞ?」

「………………」

 

 脳に雨季のいる場所リストに天井裏を追加する狼。気苦労が絶えない苦労人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Side 狼

 

 mgmg。うん、やっぱり栞さんのご飯は美味しい。この鮭の塩焼きがヤバイ。細かくしてからご飯にかけてお茶漬けの元をかけてお茶を注いで完成。これは美味い。ところでお茶漬けにお茶をかける人とお湯をかける人がいるけど違いってあるのかな?俺はそこまで気にしない

 

「mgmg。そろそろ俺たちも動きますか?具体的に言えば異変を起こすとか」

「パクパク。いいわね。そうしましょう。具体的にはどう行ったものがいいかしらね。あ、醤油取って」

「はい醤油。折角だし烈っさんの能力の性能でも確かめない?」

「良いンじゃねェか?クチャクチャ。俺も見てみたいしなァ」

「口を閉じて食え」

「ア?」

「正論なんだけどなぁ?」

「ほらほら、喧嘩しないの。烈魔さんはそれで良いの?」

「問題はない。後は奏蘭と雨季の意見だが」

「僕は特に」

「私は貴方の能力を見てみたいから良いかしらぁ」

 

 どうやら異変を起こす方向に話がまとまった。俺は基本的には後ろで援護する役が基本だからそこまでは心配していないんだよなぁ

 栞さんはこのチーム(組織?)のまとめ役みたいなもので本当に助かる。特に煽り耐性皆無の戦闘狂の制御には本当に本当に助かっている

 

「外の世界の子供を使う」

「奏蘭さんナイスアイディア!それで行こう!」

「私たちに関係ない人を巻き込むのはねぇ。私としては少し憚れるかしらねぇ」

「結界で隔離されているとしても地続きなんだから関係ないってことはないんじゃないかしらぁ」

「雨季さんの考え方怖い」

「でも補助役は誰がやるのかしら。アレがまだ来ていないし」

「つかあの女はいつになったらくるンだよ」

「さあ」

「さっさとご飯食べて作戦会議でも始めよう」

 

 キングクリムゾン!

 

 そんなわけでご飯を食べ終わってからみんなで集まる

 

「誰を標的にするの?能力があって霊力がそこそこ持っている人が望ましいよね」

「そうね。烈魔さんの能力の性能を知りたいからそれが適切の条件ね」

「あのガキなんか良いンじゃねェか?能力があッて霊力がそこそこある条件が整ッているし」

「あの薄い水色髪の子?」

「アァそうだ」

「どうですか?烈っさん」

「アイツだな?」

 

 俺の能力で標的を探しているとぴったりと条件に合っている子供がいた。標的がいるならさっさとやるのが烈っさんで、手をその子に向けると能力を使用する。子供はいきなり苦しみだす

 その頃雨季さんと奏蘭さんは各々好きなようにしていた。この人たち本当に無関心だな

 

「パパッと「ライス」……今言った人後で迷路行き。ゴホン。パパッと幻想入りさせますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Side 夢華

 

 季節は秋。暑くもなく寒くもないちょうど良い季節だと僕は思う。そのかわり短いのが…………ねぇ

 夏に起きた天子の異変(6月くらい)から10月までこれと言って大きな出来事がなかった。夏休みで寺子屋のみんなと太陽の畑に遠足?をしたり、魔理沙と弾幕ごっこをしたり、フランちゃん4人と幻想郷全部使った本気の鬼ごっこをしたり、早苗ちゃんたちと浴衣で夏祭りを満喫したりした。良い思い出になったね

 

「人里を覆う感じになると…………こんなものかな。東西南北と中央に魔法陣…………うん。確かこれで良かったかな」

 

 現在寺子屋の仕事を終えて人里全体に高熱を出すように魔法陣を設置する

 なんでこんなことをやっているのかというと、前の異変の宴会の時に予知夢をしてしまって、その時に人里を中心として幻想郷全域が凍りついたものを観ちゃった。だから事前に備えて置くために今の作業をしている

 

「あら夢華。魔法陣なんて描いちゃって、どうしたのかしら」

「紫さん。それがもうすぐ異変が起こるのでそれを事前に防ごうかと思いまして」

「異変が?未来予知でもしたのかしら」

「前の異変の宴会の時にしまして。予知夢の方があっている気がしますが」

「それで誰がやるの?」

「恐らく外の人だと思います。見た目は僕と同じくらいの背で薄い水色の髪をした男の子です。服が外の世界のものなのでそう思いました」

「規模は?」

「人里を中心に、妖怪の山、太陽の畑、迷いの竹林、魔法の森くらいです。もしかしたらもっとあるかも……」

「そう……」

 

 急にスキマが現れて紫さんが顔を出す。現在行なっている作業の意味を教えると、紫さんが考えるようなそぶりをすると、霊夢に伝えると言ってスキマが閉じてしまった

 

「うーん……よし、明日に再調整するか!」

 

 作業を終えて守谷神社に帰る




夢華「黒幕さんたちすごく軽いね」
…………シリアスなんてありません。あの空間は基本的にはシリアルなんです!
夢華「仮面ライダーの敵組織がこうだったらいいのに」
現実は非情である
夢華「ポルポル君」

ではまた次回!

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