昏御「仮面ライダー!」
仮面ライダー!
昏御「仮面ライダー(観たい)!」
仮面ライダー(圧縮言語を使用しないでください)
昏御&カミユ「本編へどうぞ!」
Side 夢華
僕は眼を覚ます。今まで僕はなにをやっていたのか覚えてはいないが、何故か全身が焼けたように痛む。気になりそこを見てみるが、なにも怪我らしい怪我はない体をどこかにぶつけすぎたのかと思ったが、お母さんの頭が視界の隅に見える
「お母さん?おーいお母さーん。今…………は昼の一時……昼ですよー!起きて下さーい!」
倒れるように僕のベッドの上で眠っているお母さんを起こすために声をかけてみるが全然起きる様子がない。これはしばらくは起きそうにないね。あれ?魔力が妙に少ないような?
「あっ!仮面ライダー観なきゃ!ディケイドは最初から最後まで忘れずに朝観るようにしてたのにー!」
全身痛むような感覚を忘れて台所に移動する
台所のソファに座ってお茶を淹れていつでも観れるようにする。準備は完了!では、いざ、
「あれ?なにこの紙」
リモコンに手を伸ばすとリモコンに被さるように置かれている紙に目が止まる。手にとって中を見ると、こんなことが書かれていた
『上殊 夢華さんへ
この紙を見ているということは無事に戻ってこられたようですね
まず、我々が本来解決する出来事を代わりにしてくださりありがどうございます。お陰で怪我人は少なく、死者は出ておりません。現在復興中です
夢華さんが倒してくれた瘴気を纏った人物は
我々あの世のものは、夢華さんが遅くこちらに来ることを切に願っております。健康に気をつけて末長く幸せに生きてください
四季 映姫より』
四季 映姫……四季 映姫…………あ!思い出した!
「じゃあ僕は本当にあの世に行ったんだ。お母さんが倒れたのは仮死状態の僕を助けるために?」
一つの情報で色々とつながっていく
「これはみんなに知らせないと!」
仮面ライダーのことは忘れて守谷神社まで走って行く
「公安がやられた…………か」
「能力者を捕まえるために動いた結果がこれか…………」
「失敗してしまったもの仕方がない。次はどうするか」
「私から良い案がある」
「言ってみろ」
「公安が言っていたクローンの技術を実現できる奴がいる。そいつに任せてはみないか?」
「信用できる奴なのか?」
「できる……と言い切ることはできないが、こちらに利益をもたらすことは確かだ」
「分かった。そいつが要求するものを全て渡せ。解散とする」
Side 夢華
「え!?夢華くんあの世に行ったんですか!?」
「そうなんだよ!凄かったよ!ハイパークロックアップと同じ速さで動くことができる人と戦ったんだけど、カブトがやられちゃったよ」
「ハイパークロックアップと同じ速さで!?その人って過去に移動することとかできたんですか?」
「できなかったみたいだよ。過去に飛ぶことはできないハイパークロックアップって感じだったね」
守谷神社に着いてからは早苗ちゃんとずっとあの世の出来事を話し続けた。早苗ちゃんは最初は信じられないようなことを言っていたけど、神奈子さんと諏訪子さんの補足で信じてくれた。神様ってなんでも知っているよね
「臨死体験なんて人生に一度あるかないかのレアな体験だからなぁ。私はしたことがないな」
「神様が臨死体験なんてしたら大騒ぎになるよ。滅多なことは言わないでよ神奈子」
「神様ジョークだよ神様ジョーク。そんなことはそうそうないはずさ諏訪子」
神様2人が縁側に座りながら楽しく談笑していると急に顔が険しくなり、鳥居の方を睨むように見る
何事かと僕も一緒にその方向を見る。早苗ちゃんも僕につられてそちらを見る
そこには帽子を深くかぶっている。凄くかっこいい高い身長の人が立っていた。口元はわずかに笑っているように見える
「これはこれは……君がレイアさんのご子息ですか?」
「ご子息?」
「子供っていう意味だよ」
「あ、ならそうです」
男の人は少し目を見開いたかと思うと笑い出す
「ハッハッハッ!なるほど、レイアさんのご子息なだけある。神を見ることができるなんて」
「え?貴方も見えているの?」
「見えていますよ。ちゃんとね」
男の人は僕の目の前まで近づくと顔を近づけて囁くようにいう
「これから大変なことがたくさん起こるかもしれないけれど、それでも今の君でいるように頑張ってね」
「?それってどういうことですか?」
「それは時期にわかるかもね」
言い終わると同時に瞬間移動したのか一瞬で姿が消える
「なんだったんでしょうか」
「さあ?」
遠くから絢斗君と昏御ちゃんの声が聞こえる
「あ!2人が来たよ!仮面ライダーごっこしよう!」
昏御「過去編終了してから次回はオリジナル異変の開催だね!」
そうなんですが……不安しかないんですよね。ご指摘してくだされば頑張って対処します……はい
昏御「ガンバ!」
ではまた次回!