絢斗「久しぶりだな!前のみたけど今回は宴会か?」
いえ、サブタイトルで分かる通り宴会準備です
絢斗「俺が準備を手伝えばすぐに終わるな!」
いや、貴方の能力は使い勝手がいいですよね。羨ましいです
絢斗「そんなことよりも始めるぞ!」
はい。では
絢斗&カミユ「本編へどうぞ!」
Side 夢華
「夢華くーん!準備はできましたかー?」
「できたよー!」
異変が解決してから2日後、博麗神社で異変解決の宴会をやることになった。宴会の食事とか準備は異変を起こした人たちがやるみたいだけど、天子がやるとは思えない。衣玖さんならやると思うけど
「じゃあ行ってきまーす!」
「おう行ってらっしゃい。楽しんできなよ」
「早苗頑張りなよー!」
神奈子さんと諏訪子さんに見送られ、何故か横で顔を赤くしている早苗ちゃんと一緒に並びながら妖怪の山の上空を飛ぶ
…………気のせいかもしれないけど早苗ちゃん達と話すのは久しぶりなきがするのだが……
「夢華くんが【炎上モード】で炎神の槍を使うとは驚きですよ。それほど強い相手だったのですか?」
「まあね。背中に何刀か短刀が刺さったからね〜しかもロケランぶっ放すような人だったし、短期戦で決着をつけたほうがいいと思ってさ」
「確かにそうですけど、【炎上モード】って確か身体自体が炎になるからその心配はないかと思われますが……」
「まあそうなんだけどさ。近くに霊夢達が居たからね」
軽く話しているところに横から文さんと椛ちゃんが飛んできた
文さんは昨日退院して文々。新聞のネタ探しをしていたのを目撃したから、もう元気になるのか、と少し驚いていた
「お二人は博麗神社の様子は見ましたか?」
「ん?あーまだ見ていなかったな〜どうなったんだろう?天界の技術とか見た目になっていたりしているかもしれないな〜」
「そういえば夢華くん。昨日はずっと寝ていましたよね。全く動きませんでしたよ」
「確かに夢華さんずっと寝ていましたね」
「え?なんで2人とも知っているの?」
「え!?あ…いや、五分おきに見に行ったなんてことはないですよ?」
「わ、私も仕事の合間に能力で見ていたなんて…ゴニョゴニョ」
「あややや〜2人ともこれは〜」
「「うううう〜」」
2人が顔を赤くしてうつむきながら呻いている。文さんはそんな2人を見てニヤニヤしている
「そろそろ博麗神社が見えてくる頃だよ」
遠くから見た博麗神社は意外と以前のままだった。近くから見れば使われている木材とかが新しくなっている感じかな?縁側でお茶を飲んでいる霊夢。なんとなく満足しているような安心している気がする
「やっほー霊夢。1日で博麗神社が建て直されるなんて凄いね」
「あら、夢華。昨日は来なかったからどうしたのかと思ったわよ。天界の連中が何人か来て半日くらいで建ったわよ。家具とかは紫が持って来てくれたわ」
「天子は手伝いしてた?」
「いえ、見ているだけだったわよ」
「やっぱり……」
僕は博麗神社に着くと早速霊夢と話す。早苗ちゃん達3人は博麗神社の周りを見て回っている。文さんは写真を撮っているね
「今日の宴会はどれだけの人が来るか分かる?昨日はずっと寝ていたから知らないんだよね僕」
「そうなの?えっと確か……魔理沙とアリスは来るでしょ?それに異変を起こした天子とか。紅魔組も来て、永遠亭……輝夜はどうかしらね、冥界の2人に慧音と妹紅に幽香やその他にも来そうね。神綺とか」
「結構来るね。入るの?」
「いつものことよ。それよりも夢華はお酒大丈夫なの?前は魔理沙のせいですぐにダウンしたけど」
「大丈夫!お酒に強くなる魔法を大図書館で学んだから!」
「そ…そうなの。そうだ。少し待ってて。お茶淹れて来るわ。濃いめの方が好き?」
「どっちでも良いよ。僕は基本的に出されたものは飲むから」
「分かったわ」
そう言って霊夢は神社の中に入る。なんとなく縁側に座るけど前との違和感がない。天界の技術が入っていると思ったけど、そういうのは月の都の方なのかな?
「ふーむ。これから人が集まって一気に騒がしくなるのか〜外だとあまりないことだよね。でも絢斗君達が家に来た時は騒がしくなるけど、広さが広さだしな〜前は博麗神社をゆっくり見ることはなかったような」
僕がこの後広い境内が人に埋め尽くされるのを想像して感慨にふける。あれ?なんか眠くなって……
そう思った時は身体が倒れて意識が途切れた
Side 霊夢
「夢華〜お茶を……って寝ているじゃない。まあ眠くなるのも分からなくはないけどね」
私と夢華の2人分のお茶を持って来ると縁側で夢華が横になって寝ていた。そういえば前に夢華と弾幕ごっこした後に気絶したことを思い出す。その時に文に夢華と一緒に寝顔を撮られた事があったような。もちろん文に制裁はしてある
「お茶冷めちゃうかしら……でも今は夏だし氷を入れたほうがいいのかしら」
そう思いもう一度台所に戻ろうとすると、外からもうお馴染みの魔理沙とアリス、ルーミアに大妖精。よく見ると暑さのせいで小さくなったのか大妖精の肩に乗っているバカ妖精にリグルが飛んで来た
「あら、みんな早いじゃない。宴会はまだよ。もしかして手伝いに来てくれたの?」
「まあそんなところだぜ。にしても本当に信じられないぜ。1日で博麗神社を建てるなんてな」
「夢華だったら一瞬でしょうね」
「夢華は凄すぎるわよ。一言なんでしょうね」
「ところでなんで夢華は寝ているんだ?アタイみたいに暑さにやられたのか?」
「チルノちゃん、流石にそれはないと思うよ?夢華さんだったら自分の周りに冷気を漂わせるなんて朝飯前なんだし」
「夢華は朝ご飯を食べていないのか〜?」
「ルーミア…そういう意味じゃないよ」
魔理沙とアリスの会話で夢華も手伝って貰えばもっと早く完成していたような気がするけれど、昨日は寝ていたみたいだから仕方ないわね
バカ妖精から始まった会話に関してはノータッチ
「あやややや〜夢華さんの寝顔の写真2枚目ですか!?これは今のうちに撮っておかないと後々撮れるかわかりませんよ!」
「ちょっ!文さん!私にもください!いや……私もスマホで撮れば良いんじゃ…ってあれ?無い!私のスマホが!」
「2人とも落ち着いてください!夢華さん起きちゃいますよ!」
神社の方を見ていた3人が戻ってきた。戻ってきて早々うるさいわね……静かに寝かしてあげようと思わないのかしら
「さあさあ!早く宴会の準備をするわよ!私は夢華を奥の方に寝かしておくから。あとチルノは邪魔になるから夢華の近くに居て、夢華が起きたら知らせて」
「霊夢さん!ナチュラルに夢華くんを!」
「うるさいわね!早くしなさい!今日何人参加するのか分からないからさっさとやるわよ!今からやらないとみんなが来ちゃうわよ!」
私の言葉にみんな渋々行動し始めた。私は肩にチルノを乗せ夢華を運ぶ
「じゃあ私は準備しに行くからよろしくね」
「サイキョーのアタイに任せて!」
チルノの言葉を背に宴会の準備に取り掛かる。それにしてもさっきの騒ぎに起きない夢華って……どれだけ深く寝ているのよ
その後、紅魔組が来て幽香とメディスン、死神の小町と閻魔の映姫とだんだん集まって来た。しばらくすると宴会の準備が終わった
Side 夢華
「う………う〜〜〜〜〜〜ん……あれ?ここどこだっけ?守矢神社じゃ無いと思うけど」
僕はいつの間にか寝ていたみたいで、目を開けるといつもと違う天井が見えた。ここは「僕は誰?ここは何処?」というのをいうのが良いのかな?
「夢華!やっと起きたな!待ちくたびれたよ!」
「ん?…………あれ?チルノちゃん?小さくなってない?」
今まで何をやっていたのかを思い出していると、顔の横の多分近い位置から聞いたことのある声がする。頭を横に倒すとなぜか小さくなっているチルノちゃんが腕を組んで立っている
「夏だと時々こうなるんだよ」
「あ、氷精だから夏に弱いんだ。じゃあ冷気があれば元の大きさに戻るの?」
「戻るんじゃないかな?アタイは分からないけど」
(自分のことなのに?)
本人がよくわかっていないようだけどとりあえず氷魔法で小さな魔法陣をチルノちゃんに渡す。しばらくするといつもの大きさになった。つまり、熱気で小さくなって、冷気で大きくなるのかな?じゃあ冬の場合はどうなるんだろう?
「そうだ。チルノちゃん。今は夜なの?宴会はどうなったの?」
「宴会の準備は終わったってさっき霊夢………あれ?大ちゃんだっけ?」
「終わったんだ。じゃあ待ってくれていたの?ありがとう」
「どういたしまして!じゃあ早く行くぞ!」
「うん!」
チルノちゃんと一緒に部屋の襖を開けて外を見ると、紅魔組、冥界の2人、異変の犯人の天子と衣玖さん。早苗ちゃんに妹紅と慧音。永遠亭の皆んなにルーミアちゃんにリグルちゃん、大ちゃん。幽香さんとメディスンちゃん。紫さんと知らない人?と尻尾が2つある…確か猫又(だっけ?)っていう妖怪の子。魔理沙とアリス。にとりと雛さんに、萃香ちゃんに文さんと椛ちゃん。2人の近くに知らない茶髪のツインテールでガラケーを持っているはたてさんがいる。そして、霊夢の全員で何人だろう?数えるのがめんどくさい
「夢華よく寝ていたわね。6時間は寝ていたわよ」
「え?そんなに?あー……ごめん。終わりの片付け手伝うよ」
「そう?ありがとう」
霊夢の話によるとなんと僕は6時間も寝ていたみたいだ。お詫びに終わりの片付けを手伝うことにした
「じゃあ宴会を始めるわよー!」
「「「「おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」」」
霊夢が皆んなに宴会の始まりを告げると、皆んなが歓声をあげる
絢斗「おい、準備してないじゃないか」
正確には描写していないが正しいですがね。いや〜でも一応夢華が寝ている6時間の間にやっていたということで1つ
絢斗「俺は別にいいが……な?」
次回は(逸らしたな)宴会です!まだ出ていないキャラを次回で出します!もしかしたら前後半で分かるかもしれません
ではまた次回!