夢華「ここに来たのは年末と年明けの時以来かな?まあ今回出番無かったからいいか」
そんなこと言ったら早苗さんは出番が最近ないんですけど?
夢華「妖怪の山に居るのにね〜」
気にしたら負けですよ
夢華「あははは!じゃあ一緒に……」
夢華&カミユ「本編へどうぞ!」
Side 魔理沙
「速攻で決める!恋符 マスタースパーク!」
「そんなもの、簡単には当たりませんよ」
私の放ったスペカの極太レーザーを難なく躱す女
「そういやお前の名前聞いてなかったな」
「そう言えばそうですね。私とした事が失念していました。私は竜宮の使いの永江 衣玖と申します」
「私は霧雨 魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」
お互いが自己紹介をすると衣玖がスペカを取り出す
腰に手を当て、反対の腕を上に挙げて宣言する
「雷符 神鳴り様の住処」
「…!足元から」
私の足元から青い弾幕が襲いかかる。咄嗟に後ろに回避し、被弾は避けた
「ほう。今のを避けますか。人間にしてはやりますね」
「お褒めにあずかり光栄だぜ!ならこっちはどうだ!儀符 オーレリーズサン!」
私の周りに青い弾幕を四つ出し、衣玖に向かってレーザーを放つ。それに対して衣玖は必要最低限の動きで躱していく
「クソっ!当たんねー!どうなってんだ!?」
「それは私が空気を読んでいるからですよ」
「?何言ってんだこいつ」
空気を読む?能力か?
と、衣玖の発言の意味を考えていると後ろから七色の、私のよく知っている親友の弾幕
「魔理沙大丈夫!?」
「霊夢!ナイスタイミングだぜ!さっさとコイツ倒して異変を解決するぞ!」
霊夢が来てくれたおかげでこっちに余裕ができている
「魔理沙、夢華は何処にいるの?此処に向かう時に見かけなかったんだけど」
「それだったら妖怪の山を襲撃していた奴と戦っていたはずなんだが……別の場所に移動したのか?」
「お二人して会話なんて余裕なんですね。これでどうで……」
衣玖がスペカを使おうとした時に3人が同時にある方向に向いた
「何なんですか……今のこの圧倒的な魔力量は……」
「魔理沙…」
「あぁこれは夢華の魔力だ。こんなの私のファイナルスパークを超えているぜ。あの時(6話)は手加減してたのかよ」
「夢華とはあまり弾幕ごっこやりたくないわね」
「そうか?私はやりたいけどな。どっちの方が強いのかをはっきりできるからな!」
本気の夢華と弾幕ごっこでどっちのパワーが強いのかを確かめないといけないのぜ。それにしても前の弾幕ごっこでは手加減していたとは…恐ろしい奴だぜ
「今の魔力を持つ方の種族はなんですか?神?それとも妖怪?」
「夢華は人間だぜ?確かにあの魔力量は人間が持てるものとは思えないがな」
「………そうですか。そういえば貴女達はこの上に行くんですよね?」
何言ってんだアイツ。異変の首謀者はお前なんだから倒せば良いんじゃないのか?
「あの……私はただ、幻想郷の未来を伝えるだけです。なので私を倒したところで幻想郷の壊滅的な悲劇は変わりません」
「アンタの言う幻想郷の壊滅的な悲劇ってどんなのよ」
「地震です」
「地震?それって確か今朝博麗神社で起こってなかったか?」
今朝の博麗神社を思い浮かべる。昨日まではなんてことのないいつも通りの神社だったが今は見るも悲惨な状態になっている
「あの…私は地震の有無とは一切無関係です。もしかしたらその地震は試し打ちか、前兆なのかもしれません」
「ちょっと待ちなさい!後者の方はどうでも良いけど、前者はどう言うこと!?私の神社を破壊した奴がいるの!?」
「私の推測が正しければあの方が自身を引き起こした張本人。でも、これから起こる本当の悲劇を止めるのもあのそのお方」
「よく分からないけど…そいつが私の神社の責任を取ってくれるってことね!そいつは何処!?」
「では、この雲の上を進んでくださいまし、きっと大変ですがね」
話から衣玖が言うその『あのお方』って奴が神社を破壊したみたいだな。それに雲の上に居ると…
「そいつは私が最初にぶっ倒してやるぜ!」
「あ、待ちなさい魔理沙!まずはそいつと話をつけてからぶっ倒すのよ!」
私が先に行くような感じで雲の上に行く
〜同時刻 妖怪の山の一箇所〜
Side 狼
「狼」
「はいはい、なんですか?」
「まだか?」
「まだですね。少なくとも今やったら妖怪の賢者が来て俺達の存在が………新羅が暴れているからあまり意味ないのか。まああまり隠密に動きたいでしょう?」
「……お前に任せる」
「はいはい。そうですね。やるタイミングは博麗の巫女が天界に居る奴を倒す時ですね。その時だったら気付くとしても異変を解決した後になるでしょうね」
「来たとしても俺たちなら余裕で撃退できるがな」
「目立ちたくないんですけどね。烈っさんとは一緒に戦ったことがあまりないからコンビネーションに自信がないんですよね〜」
博麗の結界が張られている前に立って2人で話して居る。俺の能力で博麗の巫女と普通の魔法使いが雲を抜けたところを見る
「そういえば新羅どこに行ったんだろう?まさか負けてないよね?」
近くから戦闘音が全くしなくなったことに疑問を持ち、新羅が居るであろう場所を観てみるが新羅の姿が見えない
「あれ?新羅どこ行ったんだろ?」
さらに広く観るとボロボロ姿の新羅が妖怪の山の上に行こうとしている。アイツの性格からして絶対に天界まで行こうとするよな。でも、新羅があそこまでボロボロになるなんて………誰だ?
「……ハハハハ…君か……あ〜やっぱり君は面白い」
紫髪の女の子に見える男の子。彼なら新羅を倒すことはできるだろうね
「烈っさん。この後新羅が性格的に天界に行くと思うのでその時に合図出しますね」
「わかった。新羅の回収はしろよ」
「やりますよ、もちろん。新羅が暴れてくれるとこっちが動きやすいですし、何より俺が動きやすいので」
あの戦闘狂は戦闘において俺と相性が良い。日常では最悪だが……
「さ〜て、この異変はどうなるかな?新羅が全滅させる……は無理かな。でも、幻想郷に被害は出せるかな?」
楽しみで楽しみで仕方がない
「何か忘れているような?」
この時、俺は『博麗の巫女とは戦ってはいけない』と言うことを忘れていた
次回は異変の首謀者が出て来ますね。どうなるでしょうか
夢華「僕の出番はあるかな〜?」
次回のお楽しみに
夢華「そうだね〜」
ではまた次回!