蓮舞「久しぶりだな。しばらく来ないうちに話が進んだか?」
まあ進みましたが未だに異変の黒幕側が出て来てないんですよね
蓮舞「遅すぎないか?」
僕もそう思いますがねぇ?
蓮舞「……これ以上は訊くなと…まあいいか」
(良かった)
蓮舞&カミユ「本編へどうぞ!」
Side 夢華
今、僕は霊夢が小町さんの気を潰すとか言ってやる場所を移すために移動中…
「何処でやるの〜?」
「とりあえず三途の川にする?彼処なら問題ないと思うけど」
「じゃあそこにしましょう。夢華は魔理沙と情報交換しなくていいの?」
「そうだね。僕は緋色の雲の事を魔理沙と話すよ。その後は三途の川の場所が分からないしそのまま異変の場所まで行こうかな」
「分かったわ。私もすぐに行くから待ってなさいよ」
「僕は戦闘狂じゃないから大丈夫だよ。じゃあね〜小町さん。また今度会いに行くよ」
「分かった。異変解決頑張れよ。アタイも楽しみに待っていることにするよ」
「その時は映姫さんに説教をされているところだったり」
「うぐ……あり得そう」
「じゃ、お仕事頑張って下さいね〜」
小町さんと雑談しながら別れる。その時の霊夢の顔が少し怖かった………なんで?
二人と別れた後、人里上空を飛んでいたら遠くに放棄に乗った魔法使いの格好をしている少女が見えた。しかし、相手はコッチには気付いていないみたい……………よし、驚かそう
まずは魔法陣から…………
Side 魔理沙
「う〜む……夢華はどこに行ったのぜ…まだ魔法の森に居るのか?」
緋色の雲の事を知ったから夢華に教えようと思って、10分くらい探して居るのに全く、姿形見当たらない
まだ魔法の森でアリスと話していると思い、魔法の森方面に向かおうと方向転換した時に後ろから夢華の声が聞こえた
「おーい魔理沙〜」
「夢華か?見つからないから今から魔法のも………え?」
あ……ありのまま今起こっている事を話すのぜ
夢華の声の方に向いたら顔の部分がみかんみたいな模様をしている二メートル程あるみかんの模様のある剣を振り上げながら鎧?を着込んでいながら微動だにせずに迫ってきている奴がいる
な…何を言っているのか判らないと思うが私にも判らないのぜ。魔法とか程度の能力なんてチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているのぜ
「な…な…何なんだぜ!?そこのお前!見ない奴だが、夢華は何処にやった!」
「え、魔理沙?僕はここだよ?」
また夢華の声がすると目の前にいる鎧を着込んでいる奴が横に現れた魔法陣の中に入っていく。この魔力は夢華の物だと思ったが鎧を着込んでいた奴の後ろに居たのは頭が異様に大きくて全身青い肌の巨人が居た
「え?は?え………」
突然の事で頭の中が真っ白になっていると自覚したのぜ。何が何やら判らなくなり、とっさに取った行動が…
「あはは!びっくりした?………待って魔理沙!その八卦炉をしま……」
「恋符 マスタースパーク!!!!!」
「…ちょっ待っ…ああああ!」
気が付いたら右手に八卦炉があり、マスパを撃っていたのぜ
目の前にいた巨人はマスパに飲み込まれて悲鳴をあげながら魔法陣の上に寝転がっていたのぜ
「えっと……」
だんだん冷静になり、今の状況と起こった出来事をゆっくりと理解していく
「とにかくこいつは何なのぜ?」
魔法陣の上で寝転がっている奴に警戒しながら近付くと板に巨人の絵が描かれているだけだということがわかった
板と魔法陣に挟まれている紫髪を見つける
「夢華!おい大丈夫か?」
「う…うん。まさかいきなりマスパを撃つとは思わなかったよ」
「わ…悪かったのぜ。ってお前が私を驚かさなければよかった事じゃないか!」
「うんそうだね。今度レミリアにやってみようかな」
「やめとけやめとけ。怒られるだけじゃ済まないぜのぜ」
私のマスパをくらっても怪我がない事に驚いたが、咄嗟に魔力で防いだのだと思うのぜ
「で、そっちは何か掴んだ?」
「こっちは緋色の雲の事をだぜ。この雲は妖怪の山の上に集まっているとか」
「僕もそんな感じだね。その人はどんな人なの?」
「確か白髪のロングだったかな」
「……その人の名前って月城 朱鳥って名前の人だった?」
「悪いが名前を訊いていなかったのぜ」
「そっか。もしかしたら会うかもね」
夢華が誰か知っていそうな事を言った。私達の情報交換が終わると一緒に異変の犯人のところまで行こうと提案されたので了承しようとすると夢華が私を見て固まった
「どうしたのぜ、私を見て固まって。何か顔についているのかぜ?」
「後ろ」
「後ろ?」
夢華に言われて後ろを振り返ると、頭に赤いハンカチを付けている文を抱えている、切迫した顔の椛が飛んでいた
よく見ると、文が頭につけているハンカチから赤いものが滴り落ちて椛の服に付いている。更に脚にも血が落ちている
「何があった!」
「ま…魔理沙さん!文さんが、文さんが!」
「落ち着け!急いで永遠亭に行くぞ!」
「はい!」
「乗って。すぐに行くよ。瞬間移動」
文の負傷に完全に取り乱している椛。此処で落ち着かせるわけにはいかないから永遠亭に行こうと促すと、急に魔法陣が現れて、今まで聴いたことのない夢華の温度の無い様な声で乗るように促された。何がどうなのか判らないが言われた通りにすると一瞬で永遠亭に着いた
「永琳先生ー!急患です!居ますかー!?」
夢華が玄関の方で大声で叫んでいると中から鈴仙が出て来てすぐに椛を中に入る様に促す
「魔理沙はどうするの?此処で文さんの回復を待つか、文さんをあんなにした奴が居るかもしれないところに行くか」
「………文の事は心配だけど椛が居るし、永琳なら問題無い。私は異変解決の方に行くぜ」
「………分かったよ。今から其奴がいるところまで移動するけど、魔理沙は真っ直ぐに山の上に行って」
「夢華はどうするのぜ?」
「僕は其奴を足止めするよ。出来るだけそっちに行かせないようにするから」
「分かった。じゃあ行くか!」
「うん!」
夢華の目の前に魔法陣が現れた。魔法陣の中から戦闘音がする。私たちは魔法陣の中に入る
Side 狼
今、俺は困っている。それもかなりの方で
いきなり何言ってんだ?と思う事だろう。まあ判るが………さっき新羅の奴がアジトから居なくなっているからボスの烈っさんに「何か代わりになるものを持って来い」と言われた。その時は適当なものがあるか〜と軽い気持ちで探していたのだが…
「見つからないんだけど………あれ?ロケランは?か○は○破製造機は?仮面ライダーナイトのベルトは?」
「ん〜あ、狼君。どうしたの?」
「栞さん。それが前まで此処にあったロケラン等が何処にあるのか知ってますか?」
「ん〜〜確かベルトは新羅君が破壊しちゃって、ロケランは新羅君が持って行って、か○は○破製造機は修理中だったかな」
「そうですか………ついてない…」
赤髪のサイドテール、青紫色の瞳で、美人な栞さんによれば、さっきまで机の上に置いていた物が使えないのは、3分の2が新羅のせいらしい……いや、俺が今こんなことになっているのも新羅のせいだから4分の1か…
「そういえばボスの様子はどうなの?元気?」
「元気そうですよ。機嫌が悪そうですがね。何か能力の試運転がしたいとかで何か使えないものがないか探すように言われましてね。それで今探していたんですけど………」
「あ…(察し)うん、ドンマイ!元気出して!アジトに無ければ
「そんなもんなんですかね。まあ本当に無ければ探しに行きますけど……」
アジトには多種多様な物が沢山ある。日用品から武器まで、品揃えは豊富だ。それでも烈っさんには通用する物があまり無いから見つからなければ探しに行かなければならない
「じゃあ少し行って来ますね。留守番と烈っさんのことお願いします。あの人、何やるか判らないので」
「分かったわ。幻想郷住人には気付かれないようにね〜」
「わかっていますよ。 はあ面倒くさい。適当な所に行くか」
アジトから妖怪の山半ばまでの道を歩いていると遠くから戦闘音と聞いたことのある声と、聞いたことのない声が聞こえた
「この声は新羅?やっぱり外に出させないようにすれば良いのに……でも、一応博麗の巫女と戦ってないだけマシかな」
山を登って行くと強力な結界が施されているところを見つけた
「おー結界。洞窟に…いや、洞窟全体に強力な結界が張られているね。いつの物かは判らないけど多分博麗の巫女の結界かな」
近くに行ってみると博麗の巫女の力が使われていることに気付く。俺は結界の知識はあまり無いから栞さんに訊けば良いのかな?
「そうだ。
そうと決めれば急いでアジトまで戻る。その足で烈っさんの部屋まで行くとドアをノックする
「烈っさん。博麗の巫女の結界なんて試運転にはいいんじゃない?やってみれば?」
ガチャ…とドアが開き烈っさんが出て来る
「そうだな、じゃあ行くか。タイミングはお前に任せる」
「了解!じゃあこっちですよ」
ボスを連れて結界の前まで行く。さ〜て、この中には何があるのかな?
蓮舞「次に夢華が戦うのか?」
まあ一応そうですけど、主人公が黒幕と戦うどころか会わないというのも何か変だと思いますがね
蓮舞「じゃあどうするんだ?」
どうでしょうかね。それは次回でわかりますよ
蓮舞「そうか」
ではまた次回!