絢斗「俺!(久々に)参上!」
今回は絢斗君ですか
絢斗「ああ!昏御や蓮舞は寝込んでる!」
(風邪か)ご愁傷様です。さて、今回はまだ出ていない原作キャラが出てきます
絢斗「誰だろうな?」
すぐに分かりますよ
絢斗「じゃあ、始めるか」
絢斗&カミユ「本編へどうぞ!」
Side 夢華
「霊夢…早すぎやしませんかねぇ。追いつかないんだけど…」
霊夢が飛び立ってから暫く魔法の森に向かって速いスピードで飛んでいるはずなんだけど…
「アリス!この雹はアンタの周りで起こっているんだけど何か心当たりはあるかしら!?」
「え?霊夢?どうしたの?取り敢えず入って」
二階建てでとんがっている屋根の玄関のドアをドンドンドン!と強めに叩いる。何やってるの?ドア壊れるんじゃないの?と思うほどだ
アリスが中から玄関を開け、霊夢を招き入れる
「あ!アリス待って!僕も入れて!」
「夢華?貴方も異変解決やるの?中に霊夢も居るから入って。紅茶淹れるわ」
「ありがとう」
玄関を閉める前に何とかアリスを止めることが出来た。良かった。このまま次あくまで待つのはキツイ
「夢華遅いわよ」
「霊夢が速すぎるんだよ。それに魔理沙と合流のことを話していたからね」
「へ〜しっかりしてるわね。で、何処で集合するの?」
「出会い次第情報交換することになってるよ」
「……決めてないの?」
「…………」
こちらを見る霊夢の視線が痛いです。だって仕方がないじゃないか…忘れていたんだから…苦し紛れに顔をそらす
「忘れていたみたいね。まあ魔理沙のことだしすぐ見つかるわよ。バカは目立つというし」
「アリスって毒舌なの?」
「まあ時々かしらね。そんな事はどうでも良いわ。重要な事じゃない」
霊夢が話を一旦区切り僕達がアリスの家に来た理由を話す
「最近幻想郷中の天候がおかしいことに気づいている?」
「如何かしら。私は最近は家に引きこもっていたから分からないわ。でも、最近は季節外れの雹が降っているのは知っているわ」
「おかしいと思わないの?」
「最初はそう思ってたけど…慣れちゃったのかしら。何とも思っていないわ」
「慣れってすごいね」
最近の魔法の森での異常天候現象は、魔理沙中心の雨、アリス中心の雹。この二つか…何か共通点は何かな?
「そう言えば霊夢、さっさとこの異変を解決しないと神社破壊されるかもよ」
「今朝破壊されたよ」
「え?本当、霊夢?」
「本当よ。今日中に異変解決してから首謀者に立て直してもらうわよ。絶対にね!」
「う…うん。が…頑張ってね」
霊夢の迫力にアリスがドン引きする。分からないわけじゃないけど
「あ、ほら雹が降ってきたわよ」
「本当に降ってくるなんてね」
屋根からコツコツと音が聞こえる。雹が降ってきているみたいだ
「ねえ霊夢」
「如何したの夢華」
「空見て。緋色の雲がかかってる」
「本当だわ。あの雲が異常天候現象の原因かもしれないわ。あの雲が集まっているところに行くわよ夢華!」
「了解。アリスは如何するの?」
「私はここに残るわ」
「うん。じゃあまた今度来るね」
「待っているわよ夢華」
僕が見つけた緋色の雲を霊夢が見るとアレが原因かもしれないと言って外に出る
アリスはここに残るみたいだから霊夢の後を追う
玄関を出たら見知った顔の人物がいた
「あれ、小町さん?」
霊夢と話をしている赤髪のツインテールの死神、
「おや、夢華じゃないか。久しぶりだね。元気にしていたかい?」
「僕は元気だよ。小町さんも元気そうだね。ちゃんと仕事やってる?」
「やっているさ。今は仕事の合間に散歩していたら面白そうなことをしているから見に来たのさ」
「へ〜」
「夢華ってこのサボマイスタと知り合いなの?」
「うん。10歳の時に会ったことがあるんだよ。大体映姫さんに説教されているところを見ていた感じがしたかな」
僕達が話しているとあることに気づいた
「小町さんの周りがジメジメしてない?」
「そうそう。最近ジメジメしてて嫌なんだよ」
「アンタも天気を変えるのね」
「ああん?何言っているのか判らんな」
「小町さんの周りだけ川霧が出ているよ。気付かなかったの?」
「そう言えばそうかな。それがどうにかしたのかい?」
「体から漏れている気も天気の気も同じ………異変を起こした敵に利用されているかもしれない。その気を潰させてもらうわ」
「まあ。良いけど」
「じゃあ別のところでやれば?ここだとアリスに迷惑かけるし」
そんなこんなで場所を変えることにした。気を潰すとか言ってたけど如何やるんだろ。出来れば霊夢が気を潰している間に魔理沙と情報交換しておきたいな
夢華と霊夢が小町と場所を移している時、男は魔法の森から妖怪の山まで歩いて来た
「あの緋色の雲は山の上だけ晴れてねェな。つう事はあの上に犯人でもいるのかァ?」
男は緋色の雲の上まで歩いて行こうとすると、横から強風が吹いて来た
「ちょいと、そこの人間。見ない顔ですけど、こんな強い風の日に山に来るなんて死ぬ気ですか?というか人間が来てはいけませんよ」
「あ?テメェの周りだけ風が強いのに気付いてねェのかよ。て事はお前もそうなのかァ」
男はそういうと、強風を気にせず右手に何処から出したのか小太刀を両手に出し文の目の前まで移動する。そのまま文の首を捉えて振るう
「おらあ!」
文は小太刀を躱し、男から距離を取る
「いきなり何するんですか!」
「最近の天候がおかしいのは異変のせいみたいでなァ。その現象がテメェの周りにも出てンだよ。だからテメェをぶっ倒せば犯人のとこが判ると思ったからだ」
「最近の幻想郷の天候がおかしいのは異変の所為だと思っていましたが私にも出ていたのですね。ですが、貴方を危険人物とし、ここで排除します!」
「ハハッ!ハハハハハハ!!そうかよ。良いぜ!異変の犯人の前の準備運動になるぜ!」
「(相手は恐らく接近戦に長けている。なら距離を取りながら弾幕を撃ち続ければ勝てる!)幻想風靡!」
文がスペカを宣言すると男の周りに赤く細長い弾幕が男に向かう
「あ?こんなもんか?」
男は細長い弾幕を小太刀で真っ二つにする
弾幕を真っ二つにしたら、小太刀を捨てる。小太刀は跡形もなく消えた
左手にトンプソンを出し文の目の前で乱射する
「クッ速い!」
「捉えたぜ!」
文はすんでのところで左に躱すと、その動きを予知していたのか受け流すことができずに、男の回し蹴りが文の背中にめり込む
「が…は…」
「まだまだ!」
文は肺の空気がなくなる感覚を覚える
男は右手を文の首に狙いを定めいつ出したのか小刀を振り下ろす
「ま…だ…です!旋符 飄妖扇!」
文のスペカの旋風が男の胴体に当たったがキンッ!という音が鳴る。男にダメージは無いようだがノックバックにより小刀はギリギリ当たらなかった
「やるじゃねェかよ!良いねェ!やっぱ
(強い!どうする?ここは椛達が来るのを待っているしか…)
「さァて準備運動はこんなもんで良いかァ。じゃあまあ」
男が呟くと、男の周りに小刀、手裏剣、クナイ、小太刀等の凶器が出現する
「終わりにすっかァ」
大量の凶器が文に向かって殺到する
「(何ですかこの量は!こんな強風なのにブレることなく一直線に向かって来るなんて!かわすことができない!)旋風 鳥居つむじ風!」
二つ並ぶつむじで凶器の嵐を防いでいる
「ハハハハハハ!こんな風じゃあ俺を止めることなんてできねェぞ!」
男は右手に鈍器を持ちながら桃白白のように薙刀に乗りながら文の旋風を突破する
「躱せないわけではないですよ!」
文が振るわれる鈍器の軌道上から外れようと体を動かすが脚に激痛が走る
「っ!脚に小刀が!いつの間に…」
「テメェが俺に気を取られていた時だ!あばよ!」
激痛により反応が遅れた文は側頭部に鈍器を直撃して、近くの木まで飛び、木にぶつかると同時に気絶した
「さァてと準備運動も終わったし目的地まで行くかア」
男は気絶している親を尻目に緋色の雲が晴れていない場所まで歩いて行く
男が立ち去ってから暫くすると息を切らせた椛が文の近くで着地した
「文さん!大丈夫ですか!」
気絶している文を見てまず息があるかどうか口元のところに手をかざして息をしていることを確認する。次に損傷箇所を確認する。脚と側頭部と箇所は少ないが、脚は貫通しており側頭部からはまだ血が流れている
「まずは止血しないと!」
椛はハンカチで側頭部の流血を止血しながら遅れてきた天狗達に指示を出す
「A〜C班までさっきの男を追って下さい!D班の一人は大天狗様に報告!残った人は男の包囲をして下さい!私は文さんを永遠亭まで運んでから急いで向かいます!決して無茶はせずに入れ替わりながら戦って下さい!」
椛の指示を聞くと言われた通り行動する
「文さん。死なないで下さい!」
文を背負いながら椛はできる限りの速さで永遠亭に向かう
今回は敵さんが文さんとぶつかりましたね
絢斗「何だ彼奴。危ない奴じゃないか」
まあ敵組織の中で最も危ない人なので…
絢斗「彼奴と戦ったら俺勝てるか?」
それはやって見ないと分かりません
前から言っていた別のシリーズは水曜日に第1話を投稿します。活動報告にて知らせます
ではまた次回!