と言う事なんで、今日はやる気があれば連投します。
昼「俺の周りに手を出したら・・・一族郎党、宗教仲間含めて皆殺しになると思え」
?「昼夜は止まることはない・・・
自分の周りを守るために必要ならきっと@¥*+Φ∀も思い出す。
今の私に類似する存在が現れて、昼夜の周りを傷つけたのなら・・・」
さて、他家へのあいさつも終わり今日からまた学校だ。
水波も近くのお嬢様学校の入学式だ。
まぁそう言う事で今日からは家はひっそりと隠れている護衛の方々任せだ。
一応差し入れも渡しておいて学校に向かった。
暫く放課後は新入部員勧誘期間で風紀委員だが、
終わったら最新のCAD技術を調べてみるか。
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翌日、俺もある程度学校に慣れて(ちょっかいを出されるのにも慣れた)、
達也は相変わらずのトラブル体質だ。
そんな感じで昼休みを過ごしていると・・・。
「ねぇ昼夜」
「どうしたエイミィ?」
何やらエイミィが俺の席にやってきた。
「あのさ、各クラブのプロフィールを見る方法ってないかな?」
「? あるけどもう乗馬部に入ったろ?」
「え! あー・・・それは・・・」
「・・・あまり面倒ごとには首つっこうむなよ。そう言うのは俺みたいな奴の仕事だ」
俺はディスプレイから広報委員の学内紹介ページを開く。
「授業中はロックされて気づかないかもしれないが、
部活のことや九校戦の結果くらいなら調べれれる」
一応開き方も教えておく。「困ったときには昼夜に聞くから」と本人は言っていたが。
「昼夜にエイミィ、どうしたんだい?」
「おう鋼、エイミィが部活の紹介を見たいと言ってな・・・
この前の俺と鋼の試合も載ってるぞ」
「どれどれ・・・ホントに載ってるんだね」
鋼は少し苦い顔を浮かべる。自分が負けた試合を見ていい気はしないよな。
「んで・・・エイミィが見てるのは・・・」
エイミィの視線の先を見ると剣道部のページだった。
「・・・剣道部か」
一人の部員だけが問題を起こしているのかと思ったが、
部活と言うグループで行われているなら注意するべきだ。
「まぁ、多少面倒でも面白そうな相手だといいんだがな・・・」
俺が呼んだのか達也が呼んだのか・・・どちらにしろ面倒ごとなのは確定だ。
ならせめて、楽しい事ならいいのだが・・・。
さらに日は過ぎて・・・部活勧誘習慣も終わり今日からは少しは平和だろう。
そんな日の昼休み、俺たちは生徒会室で休んでいたのだが・・・。
「ねえ摩利、交易通報窓口に届いたのだけど見てもらえる?」
それを見た委員長は、達也に端末を渡す。
「どうやら達也君に関係あることようだ」
その端末を俺と深雪も横から見る。
『匿名より
風紀委員の司波達也さんが不当な魔法攻撃を受けています。
こちらは証拠写真になります。どうか厳正な処分をお願いします。』
との文章と、ジャージ姿の男の写真が張り付けてあった。
(これだな(ですね)(か)・・・)
わざわざ部活の事を調べていたのは犯人の目星がついていたのだろう。
「でも、こりゃどうしようもないですね・・・」
「ああ、逃げの体勢に入ってる状態だけでは攻撃しているかもわからない」
「それもそうね、そもそも実際に魔法使ってるかもわからないしね・・・」
分かってて送ったわけじゃない・・・よな?
「しかし、君も色々人気者だな達也君」
「盗撮程度ならともかく、暴力的なファンは欲しくありませんね」
それから教室に戻ると、エイミィが何やら聞きたそうにしていた。
「・・・エイミィ」
「な・・・何かな?」
「忠告しておくが、人気のない道や暗い夜道には気をつけろよ。なるべく近づくな」
「え、あ・・・うん、分かった」
後々思った、これ脅迫に聞こえてしまうのでは・・・と。
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さらに翌日の昼休み、今日も生徒会室に訪れていた。
「ところで達也君、昨日の放課後、
カフェで二年の壬生を言葉攻めにしたというのは本当か?」
ほう、達也が言葉攻め・・・ね。
「先輩も年頃の淑女なんですから『言葉攻め』などと言う、
はしたない言葉は使わない方がいいと思いますが」
「ハハハ、ありがとう。私を淑女として見てくれるのは達也君くらいだよ」
「自分の恋人をレディとして扱わないとは・・・
先輩の彼氏はあまり紳士的な方ではないようですね」
「そんなことはない! シュウは・・・」
・・・失礼だが、委員長彼氏いたんですね。
皆も何も言わず、ただ沈黙だけが場を支配する。
「・・・何故何も言わない?」
「・・・何かコメントした方がいいですか?」
市原さんはいつも通り・・・と言うには少し驚きが混じった顔を。
中条さんは顔を赤くしてうつむいている。
真由美さんは背中を向けて肩を震わせている。
「一応答えますが、濡れ衣です。
後、先ほどの表現は深雪の教育にもよくありませんし」
「お兄様、私の年齢を勘違いされてはいませんか?」
さて、どうにも達也の話だと壬生さんは風紀委員に反感を持っているようだ。
風紀委員は名誉職でしかないが、点数稼ぎ扱いされたりなど。
まぁ裏に陰謀でもあれば不満を持つ生徒には楽だろう。たとえそれが偽りでも。
その後達也は、理念を伝えた後どうするかと言う宿題を与えたそうだ。
「あの・・・まるで思い込みが激しいというより誘導されているといった感じですが」
「その誘導している何者かは・・・『ブランシュ』のような組織ですか?」
「え!」「どうしてそれを!」「ブランシュって何ですか?」
どうやら中条さんだけご存じなかったようだ。
「俺が調べたところ、侵食しているのは下部組織の『エガリテ』では?」
俺だってこっちに来てから何もしてなかったわけではない。
元の予定では入学までの期間に学校などの状況を捜査するつもりだった。
一応言うと、ブランシュは反魔法国際政治団体だ。
政治団体と名乗ってはいるが実際はテロ集団で、
魔法師の所得水準が非魔法師より高いことを非難している。
その実、魔法師は一部の高所得者が水準を引き上げているだけで、
魔法特性から収入に結びつかなかったり、実験体にされている魔法師も少なくない。
魔法自体も才能だけでは扱えない。俺も新しい才能を加えた後は練習している。
だが非魔法師には、魔法も一つの才能と言う事から目を背けさせ嫉妬を理念に纏わせ、
才能の劣る魔法師には、劣っている事実から目を背けさせ平等と言う理念を与える。
それが奴らの正体と手口だ。
さて、テロリストと言うものには必ずと言っていいほど裏がある。
活動するためには資金は必須であり、その支援者がいるのが当然である。
では、彼らの裏にいるのは一体何者か?
魔法とは良くも悪くも力だ。魔法を批判するということは力を削ぐのが目的だろう。
つまり、この国の力を削ぐことを目的としている。
なら話は簡単だ。いくつか中継しているだろうが、沖縄で交えた敵。
大亜連合の可能性が高いと俺は推測している。
・・・とまあここまでの内容を伏せながら中条先輩に説明した。
「・・・その通りよ、この学校はエガリテの侵食を受けているわ。
青と赤で縁取られたリストバンド、あれはエガリテ信奉者の印です」
どうでもいいが、ナルやホロが持ってきた情報にもそれを付けた人物の映像があった。
「要するに、不審者には気をつけろってことですね・・・」
この場の全員が深刻そうな顔をする。その気になれば潰せる。
だが、奴等が俺の周りに手を出さない限り潰す気はない。ある程度なら忠告もやる。
学校の有象無象が信仰するのは魔法の努力しないで言ってることで、
まともに取り合うつもりさえもない。
そう、俺はあいつらが手を出さなければどうだっていいのだ。
次の日は特に何もなく過ごした。
放課後は委員会も非番なので図書館に行こうと思ったのだが・・・
「お・・・っと」
少し外に出ていたら、頭に何かしらの重みを感じた。
「ナルか?」
鳴き声で返事が返ってくる。周りの生徒からはおかしな目で見られているのだが・・・
「それはどうでもいい。ナル、何かあったのか?」
ナルは再び鳴き、そして俺を導くかのように飛んでいく。
「どうやら研究はまた次の機会だな・・・」
俺はナルの後をつけていった。すると、嫌な想子波を感じる。
ここからは少し遠いが、キャストジャミングだ。
同時に、それに晒される見覚えのある想子パターンが三つ。
「チッ、そう言う事か!」
俺は一度裏道に入り、光学迷彩と加速魔法を発動する。
そうしてその場にたどり着き、先ずは術式解体を放つ。
想子の爆風は想子の波を吹き飛ばした。
「「「え!」」」
「ふー、ギリギリセーフ。そしてお前ら、全員アウト」
そこにいたのはエイミィ、雫、ほのかの三人だった。
「エイミィ言ったろ? 人気のない道には気をつけろって」
「あう・・・ごめん」
「全く、まぁそれはあとでいい。
んで、お前ら、俺の仲間に手を出してただで帰れると思うなよ」
相手はヘルメットを被った男四人。武器はナイフとアンティナイトの指輪。
「・・・一人増えたところで変わらん! キャストジャミングだ!」
再びジャミング波が発生して、三人が顔をゆがめる。
「全く、俺の正体も知らないでジャミングが対抗手段と思いやがって・・・」
俺は、キャストアクティベートを発動する。
三人の顔が戻り、相手はジャミングが防がれたことを悟る。
「馬鹿な! 魔法師はジャミング下では何もできないはず⁉」
「そうだな、俺みたいに処理能力や干渉力が異常な奴じゃなければ」
処理能力が高ければアクティベートで防ぐ事ができ、
干渉力が強ければジャミング下でも無理矢理魔法を使える。
「さて、名乗るのもおこがましいから先に忠告しておいてやる。
今からお前らの中から一人選べ。そのうちの一人を帰してやる。
残りの奴も消しはしない。ただ暫く俺の尋問を受けるだけだ。
帰った奴は主人に一高に手を出すなと伝えればいい。簡単な取引だ」
「くッ! ガキの魔法師風情が調子に乗り寄って!」
一人がナイフを持って突撃してくるが、途中で止まる。
相変わらず便利な魔法だ、減速領域は。
「折角だ、一つ訂正しといてやる。『戦略級』をつけ忘れてるぞ」
「「「「!」」」」
「まさか・・・こいつが!」「四葉の戦略級魔法師!」
「おお、流石にそれくらいは知っていたか。えらいぞ、よしよししてやろうか?」
「くそ! なめやがって!」
男の一人が銃を取り出す。だが、それが発砲されても領域に捕まり地に落ちる。
「残念だ、交渉決裂」
逃げ出そうとするが、その先には対物障壁を用意しているので逃げれない。
「どうしたものか・・・滅多刺し、八つ裂き、絞殺、撲殺・・・」
つぶやくたびに、俺の前に用意した氷が、針、剣、縄、槌・・・と姿を変える。
「あ、そうだ。この前古式を調べた時の呪殺を試してみるのいいかもな」
氷は藁人形の形になる。四人の男は、もはや恐怖で何も言えなかった。
「決めた、ゴー‼」
俺が指を向けると、人形も同じポーズを取り突撃していった。
その後、人形と言う名の氷塊で三人を沈めた。
「さあ、後はあなた一人だ。君は主にただ伝えればいい。
恐怖と四葉は同義である・・・と」
俺は対物障壁を解除した。男は一目散に逃げていった。
さて、エガリテへの忠告も終わり次手を出したら壊滅のお約束をしました。
後半部分は優等生は要素です。
え? ナルは一体何者かって? 幹比古君が出れば出ればわかるかもです。
因みにナルもホロもいわく付きです。ただのカラスとミミズクではありません。
さて、今日は頑張るぞ!