四葉のもう一人の後継者   作:fallere

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今回の文章、実は前回を書き終わった直後に書き始めています。
そして、昨日寝ておりません。徹夜です。
この文章は大体徹夜のテンションで作ってます。
文章が早く投稿されるのは私が徹夜してるんだなって思ってください。
心配は無用です。一徹位余裕な体になってきましたから。
漸く入学編、ここまで長かった・・・(ひとえに投稿速度のせい)。

※すいません、致命的なミスがありましたので投稿しなおしました。


入学編
入学編 一節


昼夜side

 

 

皆、どうも。四葉昼夜だ。今年で魔法第一高校に首席入学、

 

そして新入生総代として答辞を読む・・・予定だったのだが。

 

「・・・お母様、叔母様、これはどういうことですか?」

 

「「・・・・・・」」

 

一応今日の日にちを言っておこう、2095,3,31、先負だ。

 

先負は陰陽道の考え方で急用に悪いと言われている。

 

俺の後ろでは、俺のガーディアンになった桜井水波が無言で立っている。

 

「はぁ、お二人に聞いても仕方ありませんね」

 

そこで俺はこの部屋のクローゼットを開ける。

 

そこには、テープで固定された桜井さんと葉山さんがいた。

 

「「・・・・・・(汗)」」

 

因みに水波は (; ・`д・´)←まさにこんな感じだ。

 

とりあえず桜井さんたちのテープを魔法でほどく。

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ありがとうございます昼夜様・・・」

 

「ほん・・・とに・・・助かったわ・・・」

 

俺が来る直前に縛られたようで、空腹で死にそうとかではない。

 

「もう一度聞きますよ?

何故四葉の今年度の目標録、四月五日提出なのを一切できてないんですか⁉」

 

お母様たちはビクビクしている。『極東の魔王』に『忘却の川の支配者(レテ・ミストレス)』が、だ。

 

「それは・・・」「その・・・」

 

「桜井さん、葉山さん、説明お願いします」

 

「「承知しました」」

 

「「⁉」」

 

 

 

・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・  

 

 

 

「要するに、俺と達也、深雪の誕生日プレゼントを迷ってたら忘れてたと」

 

「「・・・はい」」

 

うん、とりあえず言う事は・・・

 

「バッカじゃねぇの!!!!?!!?!?」

 

 

 

「バカとは失礼ね!」「そうよ! 自分の子供の高校入学年の誕生日プレゼントよ!」

 

うん、一つ言っておこう。叔母様もお母様のモンペ菌に感染した。

 

四葉家をこのモンペ菌は着実に侵していっている。

 

この前亜夜子ちゃんと文弥君が『最近お父様が怖いんです』と言っていた。

 

「はぁ、これじゃ心配して東京にも行けない」

 

「「え?」」

 

「桜井さん、葉山さん、この書類片づけるから手伝って。

水波も俺たちのアシスト、まずはコーヒーを全員分入れてきて」

 

「「「承知しました」」」

 

「え・・・えと・・・昼夜・・・?」

 

「なんですか、御当主様」

 

「ヒャッ⁉」

 

「真夜⁉」

 

「ちゅ・・・昼夜・・・私たちの事は心配せず東京に・・・」

 

「ほかにも近々期限の書類が山ほどありましたよね」

 

「う・・・」

 

「あ、それから一校と深雪に連絡入れないと」

 

「昼夜、なんでかしら・・・?」

 

「深雪に新入生総代代理をやってもらうんです」

 

「ヒョエエェェェェェ‼」

 

「ま、真夜あああぁぁぁぁぁぁ!」

 

そこから俺たちは缶詰で書類の処理に追われた。

 

気を失ったお母様には(葉山さんさえも)手を差し伸べず、

 

翌日目覚めてから猛ダッシュで仕事をこなしていた。

 

そしてそれらが終わったのは4月3日の日の出る前だった。そう、入学式の日である。

 

 

 

「ちゅ・・・昼夜・・・今すぐ車で・・・」

 

「執事もメイドも酷使過ぎて車は使えませんね」

 

「ならバイクがあるから乗ると・・・」

 

「正直二徹してるから移動中は寝たいので、

駅までバイク使わせてもらって電車で行きます」

 

「ええ・・・行ってらっしゃい・・・」

 

俺はバイクの後ろに水波を乗せて駅まで向かった。

 

水波にはあらかじめ昨日寝させておいたから駅になれば起こしてくれる。

 

「はぁ~~~~~・・・」

 

「昼夜様も意外と大変なんですね・・・」

 

「全くだよ・・・」

 

 

 

真「は! 用意していた誕生日プレゼント渡しそびれたわ!」

深「無理・・・もう寝かせて・・・zzz」

桜・葉(もう昼夜君(様)が当主になった方がいいんじゃ(のでは)?)

 

 

 

深雪side

 

 

3月31日、明日は昼夜の誕生日だ。

 

予定では今日は本家で月越しして叔母様から誕生日プレゼントをもらい、

その後、車で東京までやってくるとのことだったので、

こっちに来たらプレゼント渡すのだ。

 

すると、スマホが鳴った。差出人は昼夜だ。早めに来るとかだろうか?

 

『用事が出来て明日そっち行けなくなった。

 入学式に間に合うかも怪しい。新入生総代代理として頑張ってくれ。

 学校には伝えたし答辞の文章は考えて下にファイルしておいたから。

 原因も同じく下にファイルしている。大変な仕事を任せて悪い』

 

私の心は意気消沈だった。折角昼夜の答辞が聞けると思っていたのに・・・。

 

一応当時の原稿を見たが、これなら問題なさそうだ。

 

そして原因は・・・・・・

 

「バッカじゃないの!!!!?!!?!?」

 

 

 

その後、部屋が凍り付いてお兄様が降りてきた後のことは覚えていない。

 

 

 

昼夜side

 

 

「さま・・・やさま・・・ちゅうやさま・・・昼夜様!」

 

「ファッ!」

 

水波のおかげで目が覚めた。

 

「うぅ・・・水波・・・ふぁ~・・・」

 

とりあえずあくびをして眠気を飛ばす。

 

「ふぅ・・・水波、次の駅?」

 

「はい、指示通りに」

 

「さて、行きますか」

 

本家で制服に着替えておいた荷物も大してないし、住む家には水波に行ってもらう。

 

さて、高校生活の始まりだ。

 

 

 

 

 

 

高校に着くと、門は閉鎖されていたので飛び越えた。

 

体育館では深雪の答辞の最後の部分を聞く事が出来た。

 

取り合えず、俺はこの絶妙に死角なところで水波のおにぎりでも食べよう。

 

わざわざ出る前に作ってくれたそうだ。魔法瓶にはカフェラテが入っていた。

 

さっきから感じる視線、達也は俺の存在に気づいたようだ。

 

さて、朝食もとったしさらっと戻っていった百山先生を追いかけますか。

 

校長室の前に来て、一応ノックする。

 

「入ってきなさい」

 

ノックだけだれかわかるかと思ったが、

 

いたるところに監視カメラがあるのを思い出した。それはどうでもいいことで、

 

「失礼します。今年入学しました、四葉昼夜です」

 

「うむ、君が四葉君か」

 

「はい、僕があの四葉昼夜です」

 

「ふむ、事情は聴いている。

ここでの三年間が有意義なものになるよう、頑張り給え」

 

「ありがとうございました」

 

それだけで会話は終わってしまい、クラスだけ聞いて廊下に出た。

 

クラスは・・・B組か・・・。

 

今日は入学式だけでおしまいだったし、小悪魔にも捕まらずに済んだ。

 

そのまま家に帰るとしよう。

 

 




前書きでも言いましたが、ミス犯していたのでそこを修正しました。
反省として今日、少なくとも26:00までには三本目投稿します。
させてください!

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