会合から帰って来た俺達はシトリー眷属とゲームする事になった事をアザゼルさんに伝えた。
「シトリーとになったか。」
「知らなかったんですか?」
「ああ、細かい制限とかルールとかは話し合ったが組み合わせに関しては俺はタッチしてない。とりあえずこっちにはゲームで制限が付く
・イッセー・朱乃・イリナ・黒歌の中から出せるのは2人まで。
・ギャスパーの
・イッセーの『
だな。今が7月28日だから残り大体20日間か。」
制限は前言っていたのと同じか。ていうか
「『
「ああ、それは分かっているが、悪魔サイドからストップがかかったんだよ。一瞬とはいえあれは魔王を越えるほどの力が出てたからな、危険だと判断されたんだろうよ。あの状態で一撃でも技を撃たれたら戦況が変わるからな。あの状態で
まあ、『
「そうだイッセー、朱乃、イリナ、黒歌、今日の会合で負けそうな相手はいたか?」
「サイラオーグくらいかにゃ?」
「一対一ならそうね。」
「私もそうかしら?」
ん~・・・。
「イッセーはどうだ?サイラオーグはお前から見てどうだった?」
「強いですね。ただ、手足に枷つけてるみたいだったし、勝ち負けとなるとどうでしょう?全力だったら勝てるとは思いますけど。」
「やはりな。だが、それはサイラオーグも今日で感じただろうからお前等と当たるまでに相当な修行するだろうな。あそこは珍しく修行して強くなっている眷属だからな。」
悪魔だと珍しい?のか。
「まあ、今の質問は俺の興味で聞いただけだ。今はシトリー戦だな。明日から修行開始だから明日の朝に庭に集合だ。修行プランは考えているから楽しみにしとけ。」
あ~、あの目は何か企んでるっぽい・・・修行どうなるんだろ?
翌日の朝、朝食を食べた後全員ジャージに着替えて庭に集合していた。
「全員揃ったな。修行は個人の能力アップだ。これはゲームの為だけじゃなく先々のことを考えて行うものでもある。まずはリアス、ここに書かれた内容をこなせ。」
アザゼルさんがリアスに用紙を渡す。それを見たリアスが
「これは、基礎的なトレーニングが中心?」
「そうだ、リアスはすでにかなり強くなっている。基礎トレーニングだけで充分力が上がると思ってる。それとお前は王だからな、肉体的よりゲームや戦闘で使われる戦術の勉強をしろ。王も強いに越した事は無いがゲームでは特に眷族の使い方が重要になるからな。その辺は資料を読みつつ朱璃にアドバイスをもらうといい。それと滅びの魔力の運用も朱璃にアドバイスをもらえ。」
朱璃さんならいいアドバイス出しそうだな。
「次に朱乃だが、バラキエル!」
アザゼルさんがそう呼ぶと庭に一人の男の堕天使が現れた。
「朱乃はバラキエルに雷光をもっと有効に使える様に教えてもらえ。それから朱音と朱璃に朱雀のレクチャーをしてもらえ。朱雀は未だに使いきれていないみたいだからな、今回の合宿でそれを使いこなせるようになれ。」
「あははは。」
朱乃が苦笑している。朱雀は制御が難しいとか言ってたからな。
「それから祐斗とイリナ。お前らは
「はい、基礎から鍛えなおしてもらいます。」
「ええ、縮地ももう一度教えてもらいます。」
「それとイリナ、
「そうですね、最近の事件とイッセーのアスカロンを参考にしてるので大分安定してるわ。」
「そうか、お前の
イリナの
「次にギャスパーなんだが・・・お前スペック高いのに苦手な物が多すぎる。よって苦手克服プロジェクトだ。朱音に頼んである。」
「うふふ~、よろしくね、ギャスパーちゃん。」
「お、お、お手柔らかにお願いします~。」
母さんがコーチとか・・・死ぬなよギャスパー。
「それから小猫と黒歌、お前らはお互いに教えあえ。小猫は仙術、黒歌は体術だな。あと黒歌は体力少ないから特別にメニューを出す。」
「にゃ!!」
「姉様、私も一緒にやりますから頑張りましょう!」
「し、仕方ないにゃ。」
確かに足りない所を教え合うのはいい案だな。黒歌は体力少ないからな~、アザゼルさん良く見てらっしゃる。
「次にアーシア。お前も基礎トレーニングだ。それから
応用?今でも充分な回復力があるのに?
「応用ですか?」
「ああ、そうだ。まずは回復範囲の拡大だな。手元だけでしか回復できないといちいち近づかないといけないからな。だからまずは自分の周りにいるだけで回復出来るようにする事。それからお前の性格だと敵味方関係なく回復させてしまうだろうから回復の力を飛ばせるように工夫しろ。そうすれば個々に回復できる上に遠距離からの回復が出来るようになる。」
「そんなことが出来るんですか?」
「俺達が研究した理論では出来るはずだ。
今の話が出来るようになればアーシアは眷属の要として更に重要になるな。
「最後にイッセーなんだが・・・相手探すのに苦労したぜ~。ゲームだけ見ればお前も教える側でもいいんだが先のことを考えるとお前も強くなっておいて損はない。それでだ、お前の強化する所はまずプロモーションをきちんと使えるようにする事。今迄必要を感じなかったんだろうが使った方が効率的に力を使える様になるからな。それからエアリィとの同調に慣れる事だな。なので修行してる時はドライグではなく同調と身体強化で戦え。」
「戦え?」
「ああ、そろそろ来る頃なんだが──」
アザゼルさんがそう言って上を見上げる。上?
俺も一緒になって見上げると高速で飛来する物体が見えたそれは見る見る近づいて
ドオオオオオオオオオオン!
俺達のいる庭に着地した。でけぇ!ドラゴンか!
「アザゼル、よくも悪魔の土地に入れたな。」
「はっ、魔王様の許可はとってるよ。文句あるか?タンニーン。」
このドラゴンタンニーンてい う・・・・てか元龍王じゃん!
「まあいい、サーゼクスの頼みだから来てやったんだ。それからティアマット、いい加減降りろ。」
ティアマット!?タンニーンさん?の言葉で背中からティアマットが降りてきた。
「よう、久しぶりだなイッセー。」
「ティアマット!なんで?」
「ああ、私とタンニーンでイッセーに修行をつけて欲しいと頼まれてな。ドラゴンの修行といえば実戦だろ?なあ、ドライグ。」
『ああ、そうだな。』
篭手が出てきて答える。
「というわけだイッセー、ついでにドラゴンのオーラの使い方も二人に教われ。」
「ちょ!龍王に元龍王相手に修行とか俺死ぬんじゃね?しかも制限付きでやれって!」
「ふはは、まさかドライグを身に宿す者に修行つけるとはな。なあ、ドライグ。」
『ああ、手間を掛けるなタンニーン。』
「知り合い?」
『ああ、教えたと思うが元六大龍王の一角で
「懐かしいな。あの頃はお互い若かったからな、ははははは。」
「そういうわけだからイッセー、死なない程度に頑張れ。それから同調に慣れてきたら篭手の倍加つかって慣らしていけ、最終的に『
「なるほど、そういうことか。その上でプロモーションの使い方を覚えてなおかつドラゴンのオーラも使える様にするのか・・・厳しい!」
『オーラの使い方はタンニーンとティアマットと戦っていれば身につくだろう。こういうのは使ってる相手を見て覚えるのが手っ取り早い。』
ワシッ!
ドライグが話し終わった後いきなりタンニーンに掴まれる。
「へ?」
「リアス嬢、あそこの山を使ってもいいか?」
遠くの山を指差しリアスに聞く。
「ええ、いいわよ。イッセー、頑張りなさい!」
「では、行くぞ!」
羽ばたいたタンニーンの背中にティアマットが飛び乗り、一気に飛び上がる。
「ああああああああああああああああぁぁぁぁ・・・。」
俺はそのまま連れ去られた。こうなったらやってやろうじゃねぇか!
イリナの
今迄出さなかったのは安定してないのと機会がなかったからです。