転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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2話連続いきます。


再会、レミーアさん

 

 

話を聞いた後。暫く考えていた朱璃さんが

 

「ふむ、よくできた話だ。作家志望か?」

 

「「え!?」」

 

「なんてな、ハハハッじょうだんだよ、タイチ、ミューラ、久しぶりだな

                   私の前世の名はレミーア=サンタクルだ。」

 

「脅かさないでよレミーアさん!!」」

 

ん?朱乃ちゃんが複雑そうな表情してる・・・・気のせいかな?

 

とりあえず

 

「「レミーアさんお久しぶりです!!」」

 

「ああ、再会できて嬉しいぞ。こんな形で再会とは思わなっかたがな。」

 

「確かに」

 

「そうね」

 

確かにそうだよな~転生した年齢差がね。あと親戚だったんかい!

 

「で、となると」

 

「あとは」

 

「そうね」

 

「そうなると凛もこの世界に転生している可能性が高いな。」

 

「「ですね」」

 

俺達も最初は二人だけだと思った。転生してても見つかる可能性が低かったし。でもレミーアさんと再会できたってことは凜もどこかに転生していて再会できるはずだ!と、思いたい。

 

「だだな、実際探すのは難しい。私も転生してから何度か探す方法を考えて実行したんだが今迄全部失敗しててな、昨日姉さんから連絡がくるまで手がかりすら分からなかったからな。」

 

レミーアさんでもそうなのか。

 

「そーなると偶然でもなんでも見つかるのを待つしかないのか?・・・いや、でも」

 

「諦められない。そーなるよな、まぁ堕天使のグリゴリ連中も気にして探してくれてるからな、何かあれば情報は入るだろうが・・・。」

 

「「堕天使!!」」

 

「ん?」

 

「なんでレミーアさんがグリゴリの堕天使と知り合いなんですか!!」

 

イリナ激昂・・・・今にも掴みかかりそうだ!

 

そーいえばイリナって教会関係で手伝いとかで結構トウジさんと動いてたっけ・・・

 

両親教会関係の仕事してるし。

 

堕天使と聞いたら平静じゃいられないか。

 

「イリナ、とりあえず落ち着け!俺も気になるけどまずは落ち着け!」

 

声を掛けてイリナをなんとか抑える

 

「そいえば言ってなかったな、わたしの旦那は堕天使総督のアザゼルだ。」

 

「「・・・・ぇぇぇぇぇええええええええええ!!マジで(すか)!!」」

 

総督と結婚!どうやってそうなった!?

 

俺とイリナは混乱している!

 

「なので朱乃は堕天使と人間のハーフだ。」

 

レミーアさん、俺達の反応見て楽しんでるんじゃないだろうな?

 

「と、とりあえず人間のレミーアさんがどうやってアザゼルと知り合ったんですか?」

 

「まずは私の実家姫島家から話すか。知ってるかもしれんが姫島家というのは五大宗家のうちのひとつで

 

 火之迦具土神とその系統に属する神々を信仰する神道の一族だ。最も才あるものが神獣「朱雀」

の力を受け継ぎ、その名を襲名する。宗家の者の多くが「火」にまつわる異能を発現する。

 

という昔から続く異能力集団でな、退魔師も多く排出している。」

 

「それでだ、私はその中でも力が強くて優秀だったのだが・・・まぁ、前世からの性格故か肌に合わなくてな、15歳の時に出奔したんだが、当然姫島家が許すはずも無く逃げ回ってる時にアザゼルに保護されたのさ。」

 

「なんというか自らしたとはいえ人生ハードモードですね。」

 

「あ、もしかしてさっき朱乃ちゃんを襲ってたのって・・・・」

 

「おそらく姫島家の者か五大宗家の者達だろうな。」

 

「じゃあ、今こんなのんきに話してていいんですか?」

 

「ああ問題ない、今アザゼルが姫島家に交渉に行っててな、今日襲ってきたやつらはそれを知らない奴等だろう。あと結界を強化して張ってるから入ってこれんさ。話がまとまればもうこんなことはなくなるだろう。」

 

「大丈夫なんですか?母さんの時も大変だったって聞いてますし。」

 

「まぁ、大丈夫だろ。交渉材料もあるし他にも手は打ってあるからな。朱音姉さんの時は力技だったからな。しかし、よくあんなんで押し切れたな。」

 

なんとなく想像できてしまった。母さんだしなぁ。

 

「それにしてもレミーアさんが結婚してて子持ちなんて。なんというか似合わないですね・・・。」

 

「まぁ、私も以前の事を考えると似合わないと思うよ。だがまぁそれが人生の面白いところでな、今では納得もしてるし満足もしてる。アザゼルと朱乃との生活も楽しいし、愛してもいる。それにこの世界は調べることには事欠かないからな、まだまだ面白くて飽きるなんてことはないさ。神器(セイクリッド・ギア)なんて特にな。」

 

「レミーアさん神器持ってるんですか?」

 

「ああ、あるぞ 凍結なる霊鳥(フリージング・アーキオプテリクス) だ。」

 

そう言って手のひらの上に氷でできた鳥を出した。

 

「おお!すげぇ!それで能力はなんですか?」

 

レミーアは氷でできた鳥を一旦消し説明する

 

「まぁ、簡単に言うとさっきの氷鳥を飛ばして相手に当てて凍結させる。といったところだな。」

 

神滅具(ロンギヌス)ではないんですね。」

 

「そうなるな、お前たちは神器はないのか?」

 

「イリナが聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)で俺が・・・・えーと」

 

「イッセーは神滅具で赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)よねー。」

 

「赤龍帝の籠手だと!タイチはこっちでもチートなのか!」

 

レミーアさんの表情が生き生きしている!

 

「おいいいぃぃ!こう言われそうだから言うか躊躇してたのに!」

 

「あら?私のだけ言っておいて自分は言わないつもりだったの?」

 

目が笑ってない!こええ!謝ろう!

 

「・・・・ごめんなさい。」

 

「よろしい。」

 

「あははははは、相変わらずだな二人とも。」

 

「あの」

 

と、ここで会話に入ってなかった朱乃ちゃんが気まずそうにしながら聞いてきた

 

「お母さんてレミーアさん・・・だったんですね・・・・。」

 

「「「は?」」」

 

朱乃ちゃんの一言に三人は間抜けな声を発した・・・




全員の神器が出ました。太一はまじでチートですね。

それではもう一個。

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