転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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続き物なんで2話。


共同生活開始

 

 

説明が終わった後仕事があるらしくサーゼクス様達は帰って行った。

 

わざわざ説明の為だけに来てくれたらしい。ご苦労様でした。

 

 

それからしばらくしてから部長達がやってきて軽く部屋の整理とかしたあとリビングに全員集まっていた。

 

「これからよろしくおねがいします。」

 

部長が挨拶する。

 

「しかし、すごい人数になったよな。」

 

「そうね、元々3家族でも普通より多いのに。」

 

「全部でパパとママを入れたら17人?」

 

「だな。」

 

朱乃とイリナも落ち着かないようだ。

 

「お兄ちゃん達、お久しぶりです!これからよろしくね!」

 

トスカちゃんが挨拶してきた。

 

「ああ、よろしくな!元気そうで安心したよ。」

 

「えへへ~。これからみんなで生活なんて楽しみです!」

 

本当に楽しそうにニコニコしている。

 

そこに黒歌がやってきた。

 

「昨日はありがとにゃん、これからお世話になるにゃん。」

 

「ああ、ところでこれから黒歌はどうするんだ?」

 

「どうするか?にゃん?」

 

「ヴァーリ達のチームに混ざるのか?ってことなんだけど。」

 

「まだ決めてないにゃん。ヴァーリは好きにしろって言ってたけど。」

 

そこに朱璃さんがやってきて

 

「黒歌もリアスの眷属になったんだから学園に通ってもいいんじゃないか?」

 

「いいのかにゃ?自分で言うのもにゃんだけど犯罪者だよ?」

 

「ああ、それはサーゼクスが手続きしてリアスの元で保護観察扱いになってるから気にしなくていい。むしろ学園に入学した方が自然か。」

 

サーゼクスさん対応早くね?昨日の今日だぜ?

 

「眷属にする方の対応は今アジュカがやっているから明日にでも終わるだろうしな。」

 

そこへ部長がやってきて

 

「そういえば黒歌は歳は何歳なの?」

 

「16にゃ。」

 

「それならイッセー達と同じクラスに編入してもらおうかしら?」

 

「私が学園通ってもいいのかにゃ?」

 

ちょっと黒歌が不安そうに聞く。

 

「そうね。そのほうが眷属全員学園に揃うから私はそのほうが嬉しいわ。」

 

「それじゃぁ、お願いするにゃん。白音とも学園生活送りたいしにゃ。」

 

黒歌も学園に来るなら楽しくなりそうだな。

 

「みんなちょっといいかしら~?」

 

母さんがやってきた。

 

「ここで料理できる人っている?。人数増えて私と怜奈ちゃんだと回らないから手伝って欲しいのよ~。」

 

言われてみれば大きくなりすぎて母さんと怜奈さんだけだと厳しいよな。

 

俺も簡単な料理は出来るけどみんなの分となると厳しいかな?

 

そうして家事の分担が決められていった。

 

料理は俺とギャスパー以外は問題なく出来るらしい。祐斗はかなりの腕前らしい。

 

「じゃあ、料理と掃除のローテーション決めて、あとはその時々で入れ替えしながらやりましょうか。」

 

全員母さんの言葉に頷いている。俺も協力しないとな。

 

「話し終わったか?」

 

そこでアザゼルさんがやってきた。

 

「今サーゼクスと連絡してたんだが、黒歌は来学期から編入だ。それと怜奈も学園に通え。俺も学園の教師として赴任することになってな、俺の補佐だ。それから家事手伝いは悪魔と堕天使からスタッフ派遣するから気にしなくていいぞ。」

 

「わ、私も学園に通っていいんですか!?」

 

怜奈さんがアザゼルさんの言葉に驚いている。

 

「ああ、お前も年齢的にはイッセーと同じだろ?怜奈だけ家事手伝いも可愛そうだからな。クラスはイッセー達と同じだ。俺は社会科の教師兼オカルト研究部副顧問になる。これからは学園ではアザゼル先生と呼べよ?」

 

「アザゼルさんも教師になるんですか?」

 

「ああ、表向きはそうなるな。実際はお前達の指導係だな。特に神器(セイクリッドギア)持ちの指導だな。魔力運用に関しては朱璃でいいんだが神器(セイクリッドギア)だと俺の方が詳しいし実際見て指導したほうがいいからな。これはサーゼクスからの頼みでもある。」

 

「俺達だけいいんですか?贔屓っぽいんだけど。」

 

「ん?ああ、生徒会の方も見てやるつもりだ。だが、お前達の方が事件に巻き込まれる可能性が高い。イッセーは赤龍帝、朱乃は俺の娘、イリナはトウジの娘、リアスはサーゼクスの妹、祐斗の聖魔剣、黒歌もいるし他のメンバーだって多かれ少なかれ力や立場を持っているからな。」

 

そう言われるととんでもないメンバーだよな。

 

「なので今必須なのはお前らの強化になるんだよ。フェニックス、コカビエル、ヴァーリを倒したお前ら眷属は今冥界で注目されてるしな。」

 

「注目とか初耳なんですけど!?」

 

「言ってなかったか?冥界のニュースでコカビエルの件と会談で活躍したって今話題になっててな、リアスの眷属は子供達の間ではヒーロー扱いされてるぜ?」

 

「それ、私も知らないんだけど?」

 

部長も知らないのか。

 

「最近忙しかったから冥界のニュースまでは見てないか。」

 

「そうね。イッセー達が眷属になってから色々起きたから。」

 

「そういうこともあって、俺が学園に行くことになったんだよ。それから夏休みはどうするんだ?リアス。」

 

あ、そろそろ夏休みか。

 

「毎年実家に帰ってるわ。今年もそのつもりよ。眷属も増えたし両親にみんなの事紹介しないといけないわね。」

 

「俺達も行くんですか?」

 

「当然よ、眷属は家族と同じだもの。今迄もそうしてきたわ。」

 

なるほど~。冥界で夏休みか。

 

「去年の夏休みは修行とか言って海の真ん中に飛ばされたわね・・・。」

 

「その前は雪山だったわ・・・。」

 

朱乃とイリナが暗い顔をして去年までを振り返っている・・・・確かに碌な事なかったな。

 

「え~と・・・今迄どういう休みを送ってきたのかしら?」

 

「聞かないで!」

 

「思い出したくないわ・・・。」

 

「それは俺も同意で。」

 

長期休みに入ると俺達は必ず休みのうち半分は修行させられてきたのだが、内容は・・・思い出したくない。

 

「た、大変だったのね・・・。」

 

俺達の表情を見て察したのか部長はそれ以上聞いてこなかった。

 

「とりあえず全員冥界だな。それに合わせて予定立てておくか。」

 

「アザゼルさんも行くんですか?」

 

「ああ、俺だけじゃなく朱璃と朱音、怜奈もだな。」

 

「ほぼ全員じゃないですか。」

 

「私と一正さんだけ残るなんて、それはそれで寂しいわよ~。」

 

「父さんは行かないんだよな?」

 

「そうね。でもその期間は出張だって言ってたから私も行く事にしたのよ~。リアスちゃんの両親にも挨拶したかったし。」

 

「父さんまた出張かよ。働きすぎじゃね?」

 

「そうね~。まぁ、今回は海とか近いから休みとってゆっくりバカンスするとか言ってたわよ?」

 

「さすが父さん抜け目無い。」

 

「トスカちゃんは?」

 

「私も着いていきたいんですけど、部活の合宿があるので。」

 

トスカちゃんは部活やってるのか。

 

「ところでそろそろイッセーちゃん病院に戻らないといけないんじゃない?」

 

「あ!そうだった。またあの退屈な時間がくるのか・・・。」

 

「そんなこと言ってないできっちり直しなさいよ?」

 

「わかってるよ。確かにまだ本調子じゃないからな。」

 

夏休みにみんなで冥界か。そのためにも体調きちんと直さないとな!




次回は番外編です。やっとイッセーの使い魔が出来ます。

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