転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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更新再開します。


会談終了

 

 

「うぐ!うが!ああああぁぁぁぁ。」

 

体中が痛い!目覚めたらそんな状態だった・・・。

 

「イッセー!」

 

「い・・・・いたい・・・・。」

 

「まぁ、あれだけ無茶やればそうなるわね。」

 

目を開けると朱乃とイリナが心配そうにしながら言ってきた。

 

「お兄ちゃん!大丈夫ですか?」

 

アーシアも涙目で聞いてきた。回復かけてくれてるのか、ぽかぽかする。

 

「ああ、アーシア、ありがとうな。」

 

『今回は相棒が悪いな。まぁ、ある意味仕方なかったかもしれんが。』

 

『そうだよー。結構限界ギリギリだったんだよ?』

 

ああ、ドライグとエアリィには感謝してるよ。俺だけだったら制御しきれなくて魔力ゼロになってただろうし。暴発もありえたかも。

 

「おお、イッセー意識戻ったか。すまなかったな、それとヴァーリを止めてくれてありがとうな。」

 

「あははは、いてて、あそこまでされたらどうしようも無いですよ。止める方法はあれしかなかったんで。」

 

「しかしまた新技か?力の跳ね上がり方が普通じゃなかったぞ?」

 

「ん~、新技というか元の力の使い方に+ドライグなんですけどね。」

 

「それにしたって、この力の使い方は無謀すぎる。」

 

「あはははは、こっち来てから完全な顕現じゃないせいか体に負担かかるようになっちゃいましたからねぇ。」

 

「元々は負担かからなかったのか?初耳だぞ。」

 

「かからなかったですね。まぁ、こっちきてからずっとそうだったんでこんなもんかと思ってた所もあるんで。」

 

「わかった、イッセーはしばらく絶対安静だな、いいか?」

 

「わかりました。ていうかしばらくまともに動けそうにないですね。」

 

こりゃしばらく学校も無理かな。ははははは・・・はぁ~。

 

「兵藤一誠君、お疲れ様でした。」

 

ミカエルさんが声をかけてくれる。

 

「いえいえ、みんなを守るためにしたことですから。」

 

「それでも感謝を。君の今回の功績は非常に大きいです。これからもよい関係でいたいものですね。」

 

「ああ、じゃあ、一個だけいいですか?」

 

「ええ、いいですよ。」

 

「それじゃあ、アーシアを祈りや教会から受ける負担を無くしてくれませんか?」

 

「お兄ちゃん!?」

 

アーシアも自分から悪魔になったとはいえ信仰は捨てきれないみたいで、たまに無意識なんだろうけど祈りを捧げて頭痛になるとか、実際見ていて不憫だと思っていた。祈るくらいは自由にさせてあげたいよな。

 

「アーシアさん、神はいませんがあなたは祈りを捧げてくれますか?」

 

「はい!悪魔になって今私は幸せですが、信仰はなかなか捨て切れなくて・・・。」

 

「そうですか。1人くらいなら問題無いでしょう。祈りを捧げてくれる悪魔というのもいいかもしれませんね。これはいい和平の象徴ですね。」

 

「ありがとうございます!」

 

「いえいえ、では天界に戻ったら調整しておきましょう。それと一誠君も体は大事にして下さいね。」

 

そう言ってミカエルさんは去って行った。

 

「お兄ちゃん、ありがとうございます!」

 

アーシアが抱きついて───

 

「いたたたたたた!・・・これからは気にしないで祈れるようになるな!」

 

「あうぅ、お兄ちゃんごめんなさい。でもありがとう!」

 

うん、良い笑顔だ!これだけで癒されるな。

 

「やあ、イッセー君。体は大丈夫かい?」

 

サーゼクス様もやってきた。おいおい、トップ全員来たよ。

 

「ああ、はい。大丈夫とは言えないですがまぁ、数日大人しくしていれば元に戻りますから。」

 

「そうか、それならよかった。これからの悪魔社会を背負ってもらうのにこんなとこで倒れられたら申し訳ないからね。」

 

「背負うとか、大げさですよ。俺はみんなを守る為にやっただけなんですから。」

 

「ははは、それを言って実行できる者は少ないよ。今日の事は誇っていいよ、和平の立役者だからね。」

 

「ちょ!それこそ大げさですって。俺はみんなと平和に楽しく生きていければそれでいいんですから。」

 

「確かにそうだね。でもこれからは周りが放っておかないと思うよ?良くも悪くも。」

 

どういうこと!?不安になるんですけど!

 

「まぁ、直に分かると思うよ。今はゆっくり休んで体を直してくれればいいよ。」

 

そう言って去って行った。意味深だ。

 

「よう、イッセー、相当無茶したみたいだな。」

 

朱璃さんとみんながやってきた。

 

「あははは、ちょっとやりすぎたかも?」

 

「まったく!・・・と言いたい所だが今回は良くやったと思うぞ。」

 

おお、珍しく褒められた。

 

「イッセー、体大丈夫なの?」

 

「ああ、部長。数日学校には行けないと思いますが大丈夫ですよ。」

 

「あんまり無茶しないでちょうだいね?」

 

「そうだねイッセー君。部長の言う通りだと僕も思うよ。」

 

「でも先輩はきっと同じ状況になったらまた無茶すると思います。」

 

あはははは、子猫ちゃんの言葉は耳に痛いね。

 

「そうねぇ。とりあえずイッセーは体直すことに専念してちょうだい。それからみんなに元気な顔を見せる事!いいわね?」

 

「はい!部長。」

 

こうしてハードな一日は終わった。・・・あ、帰ったら母さんやばそうだなぁ~・・・。




次話からしばらく本編から外れます。その辺の絡みもあってヘルキャットは章の題名変える予定です。夏合宿とゲームはしますが・・・。


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