さっそくギャスパーに特訓をすることになった。とりあえず体力からということでグラウンドを走らせている。
小猫ちゃんも付き合って一緒に走っているんだが・・・
「ギャー君これ食べればスタミナ付くよ。」
「ニンニクは嫌~!苦手です~。」
・・・あれ?小猫ちゃん楽しんでない?
「おっす、兵藤。」
「おお、匙か。どうした?」
「ああ、新しい眷族見に来たんだけど、お、金髪美少女か!」
そうなるよな~、普通は。
「匙、残念だがあいつは男の娘だぞ。」
「なんだとおおお!ガクッ。」
四つんばいになって落ち込んでいる。まぁ、気持ちはわかるけど。
それからしばらくランニングした後、森の開けたところで
「ギャー君いきますよ。えい」
「この!」
お、小猫ちゃんの投げたボールだけちゃんと止められたな。成功率は5割ってところか。
止められなかったり周りごと止めたりとまだばらつきがあるな。
「よう!イッセー。」
「ア、アザゼルさん!どうしたんですか?」
「アザゼル!?兵藤、この人ひょっとして・・・。」
「ああ、堕天使のアザゼルさんだ。ちなみに朱乃の父さんでもあるぜ。」
「マジか!えと、てか大丈夫なのか!?」
構えながらデフォルメしたトカゲのような
「問題無いって。んでアザゼルさんは何しに?」
「ああ、会談の場所の下見と聖魔剣を見に来たんだが・・・あれは
「それで今特訓してるんですよ。祐斗は部長と朱乃と一緒に冥界で会談の打ち合わせですよ。」
「なるほどな。腕輪は今持ち合わせないから・・・お、そこの
「は、はい!そうです。」
匙、緊張しすぎだろうよ。
「そいつのラインをあそこの邪眼使いにくっつけて
「そんなことできるんですか?」
「逆にそんな事も知らなかったのか?自分の能力の研究位ちゃんとしろよ?そいつは五大龍王の一体
「そんなにすごい
なるほど、それで駒4個必要だったんだな。
「まぁ、今日はこれで帰るわ。腕輪は後で渡すから。それじゃあな。」
そう言ってアザゼルさんは帰っていった。
「匙、早速頼めるか?」
「おお、新しい使い方教えてもらったからな、俺も試してみるわ。」
そう言ってラインをギャスパーの頭につける。
「力が吸い取られます~。」
「おお、本当だ。ちょっと弱めるか。」
そして匙協力の下特訓再会。
おお、成功率が上がってる。さすがアザゼルさんだな~。
しばらく特訓をしているとソーナ会長がやってきた。
「サジ!そろそろ戻りなさい!」
「はい!会長。すまん兵藤、俺そろそろ戻るわ!」
「ああ、助かったぜ!今度お礼するわ!」
「兵藤君ごめんなさいね、仕事があるので私達はこれで失礼しますね。」
そう言って匙と会長は帰っていった。
「今日はここまでにするか、時間も時間だし。」
「はあ、はあ、疲れました~。」
「ギャー君頑張ったからご褒美。これ食べて元気つけて。」
「ニンニクは駄目です~!」
小猫ちゃんのおもちゃになってないか?いいコンビっぽいけど。
ゼノヴィアいないんでイリナに変えようと思いましたがイリナのキャラじゃないので小猫ちゃんに追っかけてもらいました。