転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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そろそろクライマックス。


作戦と決意

 

俺達が着いた頃には戦闘は終わっていてゼノヴィアが倒れていた。

 

「傷はひどいが気絶してるだけみたいだな。・・・聖剣は奪われたか。」

 

その時魔法陣が展開し部長達がやってきた。

 

「みんな無事?」

 

「ゼノヴィアが負傷して気絶してる。アーシア、治療頼む。」

 

「はい!お兄ちゃん。」

 

「祐斗はどうしたの?」

 

「俺達が来た時には居なかったですね。まぁ、簡単にやられるとは思わないのでうまく逃げたと思いますよ。」

 

「そうね、それならいいのだけど。」

 

その時俺の携帯に連絡がきた。フリードだ。

 

「おお、どうなったんだ?」

 

『魔剣の兄ちゃんはうまく逃がしました。』

 

「ああ、悪いな。それで目的わかったか?できれば潜伏場所も。」

 

『それがですね、聖剣4本を術式で統合してその時にでたエネルギーで別の術式を起動して町全体を破壊する魔法にする気らしいですわ。潜伏場所はわかるんですがいくつかあるみたいで。旦那達が近づいたら転移して移動するでしょうね。』

 

「そうか。それだと術式発動するまで待つしかないのか。それで、場所と時間は?」

 

『駒王学園のグラウンドで明日の夜に決行みたいです。』

 

「で、お前はどうするんだ?」

 

『統合された剣もらったら適当に合わせてとんずらします。コカビエルの相手は荷が重過ぎですわ。』

 

「ああ、それはこっちでなんとかする。剣は?」

 

『アザゼル様に渡しておしまいですかね~』

 

「ああ、じゃあ、明日はそれで頼む。」

 

『それじゃぁ、明日も適当に合わせてくださいね~』

 

俺は電話を切った。

 

「部長、コカビエルの目的がわかりました。」

 

そう言ってみんなに事情を話した。

 

「そんな・・・。でもどうしてわかったの?」

 

「え~と、信頼できる仲間から、とだけ。潜り込んで情報を探ってもらってたんです。」

 

「イッセーがそう言うなら信じるけど・・・。」

 

「祐斗もそいつがうまくやって逃がしたみたいです。」

 

「よかった。祐斗は無事なのね。」

 

「はい、連絡はつかないですが、大丈夫みたいです。」

 

「それで私達はどう動きましょうか?」

 

みんなが思案してるなか朱乃が小声で聞いてきた。

 

「エアリィに探してもらえないの?」

 

「この世界だと他の精霊に頼んで探すとか出来ないから難しいと思う。」

 

「そっか~。」

 

それが出来れば一番いいんだけどね。まぁ仕方ない。

 

考えていたイリナがみんなに提案した。

 

「いっそ相手が動くまで待つのも手じゃない?」

 

「それだと後手に回るから何か起きたときの対応が難しくない?」

 

「そうなんだけど、今から闇雲に探して見つけても転移されるんじゃこっちが無駄に消耗するだけでしょ?」

 

「確かにそうだけど・・・。」

 

「逆にこっちが気づいたと分かったらまた探るのも大変になると思うわよ。」

 

「なるほどな。確かに条件がきついが確実に叩ける可能性は高くなるか。」

 

「そうね・・・術が発動しきるまでに止めないといけないからリスクもあるけど確実に叩くならそれがいいかもしれないわね。」

 

「あとは戦闘が外に気づかれないように学園全体に結界張らないといけませんね。」

 

「そうね・・・ソーナ達に頼んでみましょうか。」

 

「そうですね。あと、もしもの時に為にサーゼクス様に事情を話して応援とか呼べないですかね?」

 

「そうね、連絡はしておくわ。それじゃあ私はソーナ達とお兄様に連絡するからみんなは明日に備えて準備と休息をとってちょうだい。みんな、明日絶対にコカビエルの計画を止めましょう!」

 

部長の言葉でその場は解散となった。ゼノヴィアはうちで一旦保護ということになった。

 

 

コカビエルの計画は俺達が絶対止めてみせる!




フリードは結構気に入ってます。

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