転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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本編だとここで死んでから転生なんですけどね。

意外な人が味方になってて参戦します。


堕天使の企み 潰すよ?

 

 

悪魔になって数日後、帰り道で俺は俺と同じ位の歳の可愛い女の子に声をかけられていた。

 

「あの、兵藤一誠君ですか?」

 

「そうだけど。」

 

「私、天野夕麻っていいます。それで、あの、突然なんですけど私とお付き合いして下さい!」

 

この気配は人じゃないな。その前に俺に告白してる場合じゃないんだけどね。

 

「あ〜、とりあえず後ろ向いてもらっていいかな?」

 

言って俺は女の子の後ろを指差す。

 

「後ろですか?・・・ひっ!」

 

女の子が振り向いた先には絶望が待っていた。

 

「あら〜、レイナーレだったっけ?前に会ったことあるわよね?イッセーを誘惑しようとしてたのかしら〜?」

 

彼女の後ろには危険なオーラを放っている朱乃が立っていた。

 

「あ、あ、あ、朱乃さまっ!?」

 

「朱乃の知り合い?・・・どういうことかしら?」

 

イリナもオーラを出しながら朱乃の隣に立っていた。

 

「レイナーレ〜、私達の彼氏にちょっかい出すなんていい度胸してるわね?」

 

「これには事情があるんです!話します!朱乃様に逆らうなんてもってのほかですから!上司の命令なんです〜。」

 

涙目になってる。ちょっと可愛そう、気持ちはわかるけど。

 

レイナーレが受けた命令とは上司のドーナシークから神器を持ってる俺が邪魔だから殺してこいということらしい。何かの計画の邪魔になるとかなんとか。

 

「それにしてもイッセーを見て分からない堕天使なんていたのね。」

 

「顔知らない奴は多いんじゃね?名前は、というか愛称知ってても。実際俺のこと見たことある奴なんてそういないと思うぜ?嬉しくない方で有名だけど。」

 

曰くヴァーリを倒した鬼神、朱乃の旦那、模擬戦場の破壊神・・・あれ?そんなに間違ってない。

 

「兵藤一誠・・・いっせい・・・あ!イッセー様!ヴァーリ様をボコボコにしたとかって!」

 

「まぁ、うん、それ。それはともかくドーナシークってのを捕まえて計画ってのを聞き出すか。」

 

「場所は廃教会でいいのね。」

 

「はい!今なら全員いると思います。」

 

「アザゼルさんに報告してとっ捕まえますか。」

 

連絡して了解を得た後、俺達は廃教会に向かった。

 

「ガサ入れだ!全員大人しくしろ!」

 

「どこの刑事ドラマよ。」

 

「ほんとにね。」

 

「緊張感無いですね。」

 

「いつものことだから気にしないで。」

 

まぁ、置いといて、堕天使3人に、はぐれ神父が30人程度だろうか?

 

「あらあらあら、なんかふざけたのが来ましたね~!しかも悪魔じゃ・・・あれ?イッセーの旦那じゃあ~りませんか。」

 

「フリードじゃん。何してるんだ?こんなところで。」

 

「いやいや~旦那こそどうしてここに?俺は不穏な動きしてる連中がいるって聞いたんでちょいと探りを入れてたんですが。旦那達が来たなら俺いりませんねぇ~。」

 

このふざけたしゃべりをしてるのはフリード・セルゼン。以前、教会の戦士教育機関を潰した時に助けた奴だ。グリゴリで密偵やってたからそれで侵入してたっぽいな。

 

「フリード!裏切る気か!」

 

「いやいや、あんたらの方でしょ、悪いことしてるの。」

 

「俺はアザゼル様の為になる事をしようとしてるんだぞ!」

 

「何しようとしてるんだ?あいつ。」

 

「なんでも堕ちたシスターから神器抜き取るとか。」

 

「それ、逆にアザゼルさん怒るんじゃね?」

 

「そうね~お父さん保護と研究はしてるけど、抜き取りなんかしてないわよ?これ聞いたら激怒するんじゃないかしら?」

 

「そうね。まあ、やることは変わらないわね。フリード手伝いなさいよ?」

 

「もちろんですよ、姉さん(あねさん)。旦那達がいれば充分でしょうけど、やれるだけやりましょうかね!っと。」

 

そう言ってフリードは光剣と銃を構える。

 

「それじゃあ、覚悟しろよ?ドーナシーク。」

 

俺達は魔力を解放する。

 

「な、何だその力は!ええい、全員でかかればなんとかなる!いくぞ!」

 

ならねーよ。

 

「リベレイト・トリプルスペル、フリーズランス、フレイムランス、サンダー!」

 

ドドドドドドドドド!

 

朱乃の声と共に数十の矢と雷がはぐれ神父に降りかかる。鬼か!あいつ。

 

「な!」

 

動揺するドーナシークに俺は言う。

 

「降参したほうがいいぜ~、お前らじゃ束になっても俺らには勝てねぇよ。」

 

かろうじて残った神父達もフリードとイリナによって鎮圧されていた。

 

「ミッテルト!カラワーナ!同時に仕掛けるぞ!」

 

まだわかんねーのか・・・めんどくさいな。

 

堕天使3人が光の矢を俺に向けて複数放つ。頭悪いなー。

 

「はあっ!」

 

俺は強化40を掛け光の矢を気合で消し飛ばし、ドーナシーク以外の堕天使を高速で移動して殴り飛ばし気絶させる。

 

「いい加減にしろよ?投降しろ!」

 

「こいつでどうだあああ!」

 

ドーナシークは自分と同じくらいの大きさ光の矢を作る。

 

プチッ!

 

「しつけえええええええ!」

 

ドガシャアアアアア!

 

俺は矢を投げる前に思い切り殴り飛ばしドーナシークは壁を突き破って飛んでいった。・・・あ。

 

「イッセーやりすぎ。」

 

「しつこかったんで思わず・・・。」

 

「死んでないわよね?」

 

「一応手加減したから大丈夫じゃね?」

 

「手加減で壁突き破るとかヴァーリさん倒すだけありますね。あとはあっしに任せてください。仲間呼んだんで拘束してグリゴリに転送しておきますわ。」

 

「ああ、ありがとな。今度礼するわ。」

 

「これも仕事なんで気にせんでください。」

 

「おう!頼むぜ!俺達はそろそろ帰るわ。」

 

この場をフリードに任せ俺達は帰ることにした。




フリードが味方になってます。この後もちょいちょい出る予定です。

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