「なんで学園に森なんかあるんだろう?」
「イッセー一人で来たら迷うんじゃない?」
「そうね、ギルドの仕事してた時も最初街でしばらく迷ってたわね。」
「くそう、事実なだけになにも言い返せない!」
俺達は入学式を終えたあと学園を散策していた。ちなみに入学式にはまたしても両親達が来ていて例のごとく写真を撮りまくっていたが。
「それにしても広いわね、私達でも迷いそう。」
「ん、イッセー、あそこに誰かいる。」
「こんな所で何してるのかしら?」
「ん?あれ?二人いるけど片方って・・・・」
「あ、もしかしてイザイヤじゃない?」
「お、ほんとだな。イザイヤー!」
俺の声に気付いてこっちに走ってきた。
「イッセー君じゃないか!それに、朱乃さんとイリナさんも!久し振りだね。みんなもこの学園に?」
「そうよ」
「イッセーは危なかったけどね。」
「ちょ、ひどくね?頑張ったのに。」
「どれだけ勉強教えさせられたことか。」
「私達いなかったら受からなかったんじゃない?」
「くっ、事実なだけになにも言い返せない。」
「ははははは、相変わらずだね3人とも。ああ、それから今は
「そうか、じゃあ、祐斗でいいか?」
「もちろんだよ、イッセー君。」
「なら祐斗、今日からよろしくね。」
「祐斗、よろしくね!」
「ああ、こちらこそよろしく頼むよ。」
「あら祐斗、この方たちは?」
後から声を掛けてきたのは紅髪の長い髪をしたものすごい美人さんだ。スタイルもすごい。
「ああ、リアス部長、この3人は僕の友人で命の恩人なんだ。」
「じゃあ、祐斗がいつも言っていたのはこの人達なの?」
「そうです部長。僕やトスカやほかの同胞達の命を救ってくれた人達です。」
「そうなのね、皆さんが祐斗を救ってくれたのね。わたしからも改めてお礼を言わせてもらうわね。祐斗たちを助けてくれてありがとう。あなた達がいなければ私は祐斗と出会えなかったんですから。」
「えと」
「ああ、自己紹介がまだだったわね。私は駒王学園2年オカルト研究部部長リアス・グレモリーよ。部長と言ってもまだ祐斗と2人だけなのだけれどね。それであなた達は?」
「えっと、新入生の兵藤一誠です。祐斗の友達です。」
「えと、リアス先輩ですね。私は姫島朱乃です。」
「私は紫藤イリナです。」
ん?あれ?え~と、リアス・グレモリー・・・・・・げ!これはまずいんじゃね??
「兵藤君に姫島さんに紫藤さんね。・・・あなたたちひょっとして魔力持ってる?」
ば、ばれたあああああ。腕輪無いからって自分で抑えてたが完全じゃなかったのか!
祐斗に聞いてみよう?
「なぁ、祐斗、俺達の魔力わかるか?(こそこそ)」
「そうだね少し感じる程度だけど(こそこそ)」
「イリナ、朱乃、ちょっとアザゼルさんに事情話してくるからお願いしていいか?(こそこそ)。」
イリナと朱乃は頷いた。
「先輩ちょっと連絡しないといけない用事があるんでちょっと席外します。」
と言ってみんなに声が聞こえない所まで離れアザゼルさんに連絡した。
「おう、どうした?こんな時間に。学校見学でデートじゃなかったか?」
「えーと今その最中なんですけど祐斗・・・イザイヤと再会したんですがそれだけじゃなくてですね、リアス・グレモリーとエンカウントしました。俺達が魔力持ちってのもバレてます。」
「なに?それはちょっとまずいな。少し待ってろ、今確認とってくる。」
俺の返事を待たずに切ってしまった。アザゼルさんも予想外だったみたいだ。
数分後アザゼルさんから連絡が来た。
「待たせてすまんな。どうやらイザイヤ・・木場祐斗はリアスの眷属になってるらしくてな、それで一緒にいたんだと思うんだが運悪くおまえらが居合わせたって状況だろう。」
うわ、それは一緒にいるよな。しかしいつの間にそんなことになったんだろう?
「どうやらお前達が祐斗を預けた総司がサーゼクスの眷属でな、その繋がりらしい。」
「サーゼクス・・・・魔王ですか!それとリアス先輩とどう繋がりが?」
「サーゼクス・ルシファー、魔王の前の名前はサーゼクス・グレモリー。ようはリアスの兄だ。」
「ちょ、マジですか!それでどうしますか?」
「今サーゼクスと話してな、本人がそっちに行くらしいから戻って待ってろ。」
「え、ちょ、それって俺達のことリアス先輩にバラすってことですか?」
「まぁ、こうなっては仕方あるまい。下手に誤魔化して疑われたらどうしようもないからな。」
「はぁ、わかりました。サーゼクスさんに任せればいいってことですね。」
「ああ、すまんな。後はサーゼクスがなんとかしてくれる。帰ったら話し聞かせてくれ。」
「わかりました。それじゃあ、戻りますんでまた後で。」
そう言って通信を切っておれはみんなの元に戻ることにした。
さて、リアス登場です。次回はサーゼクスが出ます。
リアスはヒロインにするか迷ってます。そうなると流れ的にハーレムルートに・・・。
イッセー的にはいいんですが、太一で考えると・・・う~ん。