付き合うことを決めた日に両親達に報告した。
驚くのもわかる、色々聞かれるのもわかる、反対は・・・なかったな、むしろ当然のような安心したような反応をされた。が、ものすごいひやかされた!それはもう全員で!そういうのは勘弁してくれ!俺達3人はこういうことにみんな耐性がないことに改めて気づいた。
「ああああああ!お前らいい加減にしろおおおお!!」
ア 「イッセーが切れたぞ!どうする?」
音 「あ、私いい事思いついちゃった~。」
璃 「あ、姉さんなんとなく分かったぞ。くくく。」
ト 「ああ~そういうことですね。」
セ 「ちょっと早くないかしら・・・色々と。」
正 「問題ないんじゃないですか?遅かれ早かれ・・・ねぇ。」
「ちょ、お前ら何企んでやがる!」
音 「この後は3人でゆっくりしてね~・・・・色々と。」
ア 「俺達はトウジの家でお前らの卒業と付き合った記念で宴会するわ!」
璃 「おお、この間いい酒手に入れたからそれ飲もうか。」
ト 「朱璃さんの選ぶお酒はほんとにおいしいですからな~」
セ 「それじゃぁ、いきましょうか。」
正 「そうですね~、じゃぁ3人とも戸締りよろしく!」
『じゃぁ、ごゆっくり~』
と言ってバカ親共はニヤニヤしながら去っていった・・・・・この状況どうしろと!?
「え、え~と」
「ど、どうしよっか?」
「あはははは・・・」
「とりあえず後片付けしてお風呂でも入ろっか・・・・・・・・・ぁ」
「そ、そうだな・・・・」
「でも、イッセーとなら・・・いいよ。」
「わたしもイッセーとなら・・・いいえ、イッセー以外考えられないわ。」
「そ、そうか・・・・。」
その後片付けして風呂入って・・・・・・そして雰囲気のまま・・・・あ。
詳細なんか恥ずかしくて言えるかああ!
それから数日はもう開き直って春休みはイチャイチャしながら過ごした。
デート行って映画見たりウィンドウショッピングしたり遊園地行ったりと。
うん、今迄で一番充実した春休みだったな。
そして春休みの最終日。アザゼルさんが言った。
「お前らちょっと話があるんだがいいか?」
「「「なに?」」」
ソファーでまったりしていた俺達は同時に返事をしていた。
「このバカップルが!はぁ~。まぁ、真面目な話しだ、お前ら将来どうするか決めてるか?」
「大学までいって就職?」
「落ち着いたら結婚?でもこのままだと重婚よね。」
「子供は2人くらい欲しいわね!」
「おまえらなぁ・・・・・。そういうことじゃねぇよ!」
まずい、やりすぎた。
「話し戻すぞ。俺が言ってるのは寿命のことだよ。イッセー、イリナは人間。朱乃は堕天使のハーフだ。ハーフと言っても人間よりは寿命が遥かに長い。考えてなかった訳ではないよな?」
「あ~、それは考えてますけどもうちょい後でもいいかな~と。」
「なるほどな。朱乃を残してとか考えてる訳ではないってことだな。」
「そりゃそうですよ!実際そのうちアザゼルさんに相談しようとか考えてましたから。」
「それなら話しは早いな。俺にひとつ考えがある。悪魔になってみる気はないか?」
「「「え!?」」」
「え~と、悪魔ですか?堕天使ではなく?」
「そうだ、悪魔だ。
「なんですか?それ。」
「悪魔に転生できるアイテムみたいな物だな」
そんなものがあるのか~。でもどうして悪魔なんだろ?
次回に続きます。